立川市でエアコンの水漏れ故障/1階から2階へ移設するための対応

水漏れ修理後のエアコンを2階へ移設

配管の延長工事をして解決

東京都立川市柴崎町にお住いのY様

東京都立川市柴崎町にお住いのY様から、「水漏れするエアコンを移動させて欲しい」とご連絡いただきました。まず水漏れが起こるのは、汚れやガス不足の可能性があります。そのため移設する前に原因を調査し、修理しておかなければなりません。どちらからどちらへ移設するのかお聞きしたところ、和室のエアコンを子供部屋へ移設することをご希望されておられるようでした。「ときどき水漏れするから使ってなかった。でも、子供に個室を与えたからそこで使いたい」とのことです。状況をは確認するためY様のご自宅へ伺います。
エアコンを運転させてみました。するとY様がおっしゃられたとおり水漏れが起こっています。ただし、「漏れている」というよりは、吹き出し口から少し飛び散っているような状態です。周辺の壁や畳に水滴が飛び散るため、電源を切って原因を特定することにしました。カバーを取り外し点検。フィルターやドレン受け皿は問題ありませんが、熱交換器が目詰りを起こしています。

移設する室外機のイメージ
移設する室外機のイメージ

熱交換器が正常に動かなければ結露ができやすくなります。その結露が付着することで水があふれ出し、ファンからの水漏れや吹き出し口きからの飛び散りに繋がってしまうのです。そこで熱交換器の洗浄をさせていただくことになりました。エアコンを養生し、洗剤をふきかけ高圧洗浄機で洗浄していきます。「使ってなかった」とY様がおっしゃられたとおり、熱交換器やその奥から黒い汚れがどんどん出てきました。しっかり洗浄して乾燥させ、再度運転させて水漏れしていないかどうかを確認します。熱交換器の汚れを落としたことで、吹き出し口から飛び散りもありません。これで移設させる前の準備は完了です。
次に冷媒ガスを回収、配管を丁寧に外してから室外機を撤去します。ひとまず空いている庭へ置いて、室内機の取り外しへ。室内機はコンセントを抜き、固定された裾付板から外していきます。壁に設置してある裾付板もドリルで外し、最後に開けられている配管の穴をキャップとパテで埋めます。

ゲージマニホールド
ゲージマニホールド

取り外した室内機を子供部屋へ移動させます。配管用の穴は最初から開けられていたため、穴開け工事の必要はありません。裾付板を取付け、室内機を設置します。配管を穴から屋外へ伸ばします。室外機を子供部屋の位置まで移動させ、室内機から繋がっている配管と接続させます。実は子供部屋は2階にあるため、配管を延長させなければ長さが足りません。足りない長さは1m。すべてを新しく交換する方法もありますが、Y様のご希望は「追加できるなら継ぎ足して欲しい」とのことだったので、断熱材をきっちり巻いて配管の継ぎ足しを行いました。
ガス回収で真空ポンプを使っているため、配管内は確実に真空状態になっています。配管が真空になっていなければ水や空気が入り、故障する可能性もあるので注意しなければなりません。配管の延長接続が終わり、室内機からの配管と室外機を繋げます。そしてゲージマニホールドで低圧圧力を測定、確認しながらガス充填させていただきました。

問題なく移設工事は完了です。エアコンを試運転させ、正常に稼働していることをY様にも確認していただきました。とてもご満足いただけようで、本来ならここで作業は終わります。ただ、室外機の配管をご覧になって、「化粧カバーを着けられる?」とご要望をいただいたので、後付けでカバーを取付けることになりました。これまで和室側にあった配管は太陽の光が当たらない日陰だったのですが、子供部屋側へ移設したことでご自宅の南西になりました。Y様宅の南西側は開けており隣家もなく、日陰になるような建物や樹木もありません。
和室側だったときは化粧カバーをしていなくても大丈夫だったようですが、子供部屋側へ移設したことで紫外線はカバーのない配管に直接当たることになります。また、見通しの良い南西側からはカバーのない配管がはっきり見えて、遠くから見ても見た目が気になる状態です。これは人によって違うため、紫外線からの劣化を心配しないお客様はカバーをされません。

今回は水漏れ修理とエアコンの移設作業を行い、約36、000円のご負担をいただきました。Y様は子供部屋のエアコン購入を迷っておられたそうです。新しく購入すればお子様は喜ぶかもしれません。ただ、お子様の年齢は13歳。これから成長して大学へ進学すれば、他県へ引っ越しする可能性もあります。そうなればまた、使わないエアコンが増えるかもしれない。既に使っていないエアコンが和室にあったので、「水漏れ修理ができるならそれをる利用できないか…」ということでご依頼をいただいた次第です。
Y様と同じように新しいエアコンを購入するのではなく、修理して移設されるお客様も増えています。新しくエアコンを購入することはそれほど難しくありませんが、古いエアコンを維持管理することは対応力も必要になります。修理費用と購入費用を比較し、どちらがご家庭に合っているかを考えてご相談ください。

DIYでエアコンの移設工事をしても良い?

室内機取付け工事の難しさ

配管の接続
配管の接続

エアコンの移設はお客様でも可能です。ただ、室外機を移設する際はガス回収を行わなければなりません。そのため室外機の移設は必ず業者にお願いしましょう。室内機の移設は取り外すだけになるため、配管の工事などに慣れていれば大丈夫かもしれません。DIYで対応できる部分もありますが、室内機・室外機に関わらずエアコン移設は業者へ依頼したほうが良いでしょう。本体を取り外すことが難しくなくても、配管の接続や延長となると簡単な話しではありません。さまざまな方法がネットなどに公開されていますが、接続に誤りがあれば故障することも考えられます。
配管を通す穴が開いているか。コンセントは準備されているかなど、周辺設備が整えられているかどうかも課題になります。穴がなければ外壁を工事しなければなりません。コンセントの工事には電気工事士の資格が必要です。これらの問題がなくても、室外機を屋根の上に移設する際は業者でなければできません。

移設する室内機のイメージ
移設する室内機のイメージ

移設先の壁が弱い場合、室内機を設置するときにたて桟金具が必要になります。たて桟金具とは室内機の落下を防ぐため、桟と室内機の間に設置する金具のことです。最近の住宅ではあまり見られませんが、部屋の壁が土壁の場合はたて桟金具を使わなければ、壁そのものが崩れることもあります。Y様宅はエアコンを和室へ取付けていましたが、土壁ではありませんでした。そのため一般的な方法で設置されていましたが、壁の種類によっては追加工事をしなければならないケースもあります。
窓枠の上部へ移設をご希望されるお客様も多く、設置する位置によっては裾付板を付けられないこともあります。スペースがあれば構いませんが、窓の上に設置すれば室内機へ湿気が入りやすい状態にもなります。少し入っただけで故障するわけではありませんが、内部にカビが増える環境が生まれやすいでしょう。

古い壁では劣化して軟化していることもあり、室内機を取付けたあと地震で本体が落下した事例も報告されています。壁への取付けが甘くなれば防災対策とも言えないので、業者に任せたほうが安全です。移設できるかどうかは、部屋を確認してみなければ判断できません。確認した結果、設置することが難しい部屋もありますが、無理やり取り付けて事故に繋がることを考慮すれば、設置可能かどうかも確認してもらいましょう。

室内機に氷が着くのはエアコンの故障?

ガス充填やお手入れをしよう

それほど大きなものではありませんが、室内機から氷が落ちてくることがあります。初めて経験するお客様は驚かれるかもしれませんが、この症状を故障と考えるのは少し待ってください。氷ができる原因はガス不足、熱交換器の目詰まりなども想定されます。冷媒ガスが詰まることでも起こるでしょう。フィルターが詰まれば送風機能が低下し、熱交換器が正常に働かなくなり氷ができます。
また、冷蔵庫の冷凍室で目にしたことがあるかもしれません。2層になっている古い冷蔵庫では、冷凍室が上にありました。氷だけを製造するではなく、冷凍食品やアイスなどを保存するスペースとして、現在販売されている冷蔵庫の冷凍室よりも大きなモノです。この熱交換器の冷媒が詰まってしまうと、冷凍室や冷蔵スペースの天井に氷が付着します。これと同じような現象で、エアコンの冷媒ガスが詰まって氷ができてしまいます。

目詰まりを起こしているフィルター
目詰まりを起こしているフィルター

冷媒ガスが不足すると冷房が効かない状態となります。その影響で熱交換器に霜が付着し、氷ができやすくなってしまうのです。さらに暖房を使っている場合でも、空気中の水蒸気が熱交換器に結露を起こさせ氷が発生します。氷ができた場合は、柔らかいブラシなどでこすって取り除いてください。フィルターや熱交換器の目詰まりが原因であれば、氷の除去と合わせてお手入れをする必要もあります。霜取り運転機能のある機種はそれを使いましょう。霜取り運転機能を使えば、霜や氷は溶けてなくなります。
「毎回氷ができるわけではない」「そんなにたくさんできるわけではない」というケースでは、氷を取り除かずそのままにしているかもしれません。放置していると機能の低下や故障に繋がるため、早めに取り除いてください。

メーカーや機種によっては3~5cm程度の氷が落ちてくることもあります。内部でファンと接触し、「ガラガラ」「カラカラ」という異音を発生させることもあるでしょう。何度も氷ができてしまう。吹き出し口から遠くまで飛ばされている。このような症状の場合は、できる限り早く業者へ対応してもらいましょう。氷のできた原因がガス不足であれ目詰まりであれ、その根源を見つけなければ自然に収まることはありません。ベッドや床が氷で濡れて後始末に手間もかかるため、点検してもらいましょう。

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