墨田区で浴室換気扇のモーターを交換!異音の元はベアリングの摩耗

モーターから異音が聞こえる?

ベアリング交換とモーター交換の境界線

東京都墨田区亀沢にお住いのO様

浴室換気扇
浴室換気扇

東京都墨田区亀沢にお住いのO様から、「お風呂場の換気扇がうるさいから見て欲しい」とお問い合わせをいただきました。1週間くらいずっと気にされていたそうで、「我慢できなくなって連絡した」とおっしゃられていました。浴室換気扇からうるさい音がするのは、いくつかの原因が考えられます。1劣化。2ゴミや汚れの堆積。3錆。4モーターのオイル不足。5モーター軸の破損。いずれかの理由で異音が発生しているものと思われますが、実際に換気扇を点検してみなければ判断できません。そこでさっそくO様のご自宅へ伺い、浴室換気扇を確認させていただきます。
まずは電源を入れて異音を確かめます。すると「ガラガラ」という音が聞こえてきました。乾いた大きな音で耳障りです。1度電源を停止させ、ブレーカーを落として点検作業へ入ります。カバーとフィルターを取り外し、内部を確認させていただきます。一見したところ目立つところはありませんが、本体をダクトやコンセントから外します。

カバーやフィルターを外したところ
カバーやフィルターを外したところ

よく見てみると、モーターの軸受けベアリングが摩耗しています。ベアリングは消耗品でモーターを回転させる軸受けとなっており、回転することで生まれる摩擦熱を減少させる働きがあります。そのため長年使用されていれば劣化し、摩耗して傷が付けば変形するため、それが原因で異音が発生していたとしても不思議ではありません。このようなケースではモーターを丸ごと交換することになりますが、一時的な対応としてグリスをベアリングへ塗る方法があります。グリスとは機械の金属部品などに使う潤滑油のことで、ベアリングの動きを滑らかにしてくれます。
ただ、1つ気を注意しておかなければならないことは、グリスを塗ったからと言って、「摩擦熱が除去されるわけではない」ということです。また、グリスを加熱すると酸化し、塗った部品の劣化を加速させてしまう恐れもあります。

換気扇本体を外した状態
換気扇本体を外した状態

浴室換気扇は常に使うものではありませんが、運転させている時間はモーターが回転している状態なので、グリスに影響を与えてしまう可能性もあります。そうなれば摩耗したベアリングは劣化し、モーターが完全に動かなくなることもあるかもしれません。もちろんモーター交換よりグリスを塗るほうが費用もかかりませんが、グリスはあくまでも応急処置のような位置づけなので、モーターの状態をO様にご説明させていただきました。
グリスを塗るメリットとデメリット。いずれグリスの効果が低下すれば、再度同じようにモーターの異音が発生すること。もしくは焼き付いてモーターが停止してしまう可能性を解説し、モーター交換を提案させていただきました。O様もモーター交換を選択されたため、配線やファンの接続を取り除き古いモーターを外します。ベアリングを手動で回転させてみましたが、固くて回りません。これだけ固いベアリングを動かしていたとしたら、モーターからうるさい音がしたのも納得です。

ベアリングは2つあり、そのうちの1つが少し飛び出している状態でした。そのため圧力によって回転に負荷が加わり、摩擦も大きかったと思われます。新しいモーターへ交換させていただきます。モーターをしっかり固定し、換気扇本体を元に戻します。本体を天井の定位置に配置。電源を差し込み、ビスで固定します。最後にフィルターとカバーをはめれば作業終了です。フィルターは少し目詰まりしていたので、埃を取り除いておきました。
換気扇のスイッチを押して動作確認。訪れたときに聞いた異音はなく、通常の換気扇から聞こえる吸い込み音だけです。O様にも音を確認していただきました。「これ、いつもの音」と感想をいただき、無事に浴室換気扇の修理は終わりです。換気扇やモーターの種類によって対応も変わってきますが、モーターに不具合が見られる場合は、ほとんど丸ごと交換することが多いです。

ベアリングのみを交換する方法もありますが、O様宅はモーターそのものが劣化していたこと、ベアリングのサイズや種類の問題があり、その方法は採用することができませんでした。汎用品で問題ないならそれで構いません。これはO様にもご了承いただいての判断ですが、業者の中には説明しないで進めてしまう人もいるため、状況を確認してから修理してもらってください。モーターは換気扇の心臓のようなものなので、熱や音など気になる症状があれば早めにご相談ください。
最近は壁付けにする浴室換気扇も登場しています。換気機能だけでなく浴室暖房も搭載されていますが、モーターが故障すれば天井付けタイプと同じような対応になる場合もあります。天井付けタイプと比較すれば手が届きやすい高さですが、多機能なので内部もより複雑になっています。簡単に取付け工事をすることはできますが、メンテナンスが必要なのは従来の浴室換気扇と同様です。

モーターやベアリングはDIYで交換できる?

浴室換気扇を点検できる範囲

浴室換気扇のモーターは、お客様が交換することができません。そのため業者へ依頼しましょう。作業できる範囲としたら、お手入れをする部分です。例えば換気扇のカバーやフィルターを外す。これは電極に触れることがないので支障ありません。そもそも掃除するために必要な作業なので、できないほうが問題になります。カバーは2~4箇所ビスで固定されているだけのため、プラスドライバーを使って緩めればすぐに取り外せます。ファンをお手入れする際は、ファンを手前に押して外してからそこから作業へ入ります。種類によって形状や構造は違うため、取り扱い説明書を読んでください。
そこから先はモーターになります。ベアリングに大きさや型番があるように、モーターにも種類があります。通販サイトで似たような製品が販売されていますが、選び間違えるとまったく合いません。モーターを交換する際は丸ごと取り換えるだけですが、ベアリングを交換するとなれば少し手間もかかります。

ベアリングはモーター部品の中にピッタリハマっているため、その中から取り出すのは難しいこともあります。ベアリングと部品の隙間にマイナスドライバーの先端を差し込み、じっくり力を入れて押していきます。古いベアリングを取り出せたらあとは交換するだけ。ベアリングが摩耗したときにグリスを塗るのは、内側と外側の隙間です。この2箇所の隙間にグリスを塗るわけですが、塗る量を間違えると部品の劣化を後押ししてしまうこともあるので注意です。
一般のご家庭には置かれていないと思いますが、ベアリングを外す専用の工具もあります。「ベアリングプーラー」と呼ばれるモノで、固定されているベアリングを抜くことが可能です。ただし、いくつか種類があり、内輪が軸に接続されているベアリングでは使えない場合もあります。

換気扇の事故
換気扇の事故

浴室換気扇におけるモーターは最も熱が発生する場所です。ベアリングやモーターそのものを交換するとき、余熱で火傷をしないとも限りません。また、配線の不備や漏電によって発火することもあるため、知識と技術が求められる作業となります。どのような状況下にもよりますが、ネットの情報などを見てDIYで挑戦するのは控えてください。モーター修理に関わる作業では分解しなければならないこともあります。取り外せたとしても組み立てることは難しいため、業者へ任せましょう。

浴室換気扇を交換したいのであれば、専門の知識が豊富な業者に依頼しましょう。 浴室・風呂の換気扇交換の内容はこちらをご参照ください。『DENKI110』では換気扇トラブルに迅速に対応しておりますのでお気軽にご相談下さい。
また、換気扇交換の費用が気になる方はこちらもご参照ください。

換気扇故障の症状といくつかの原因

換気扇の症状を確認して判断しよう

キッチンの換気扇
キッチンの換気扇

キッチンでもトイレでも、換気扇故障の症状としては「動かない」「回らない」というケースが多いです。スイッチを押しているのに運転しない。ただ、スイッチが壊れているわけではない。そのため換気扇が故障していることがすぐにわかります。換気扇が回らない原因の多くは汚れに付着で、次に可能性があるとしたら配線の不良です。配線のどこかが切断されていたり、接触不良によっても不具合が起こります。その場合は感電する恐れもあるので、絶対に触れてはいけません。
O様のように換気扇からの音が気になることでも、故障が疑われます。その多くはモーター故障ですが、ベアリングへ潤滑油を足すだけで大丈夫な種類もあります。また、ファンに異物が浸入するケースもあるでしょう。虫や鳥などが羽に衝突してしまうことで、羽が歪んでしまいます。あまり経験はないと思いますが、トラブル事例として報告されています。

気づきにくいケースでは、換気されていない状況も故障の症状です。とりあえず換気扇は回っている。回る速度は少し遅い。ニオイや湿気が薄れていない。さまざまな状況も想定されますが、換気扇が動いていることで修理の必要性に迫られません。回らなければすぐに故障にも気づけますが、動いていると時間が経たなければ換気扇の不具合にも気づけません。換気扇だけを回しておいて外出していれば、帰宅してニオイが消えていないことでしかわからなかったりします。
換気扇の吸い込みが低下していると、排気される空気の量も減ります。そのため「ニオイが残ってる」という感覚にたどり着くわけですが、給気機能が衰えるのはモーター劣化による寿命や汚れに要因しています。掃除で済むなら構いませんが、モーター劣化によるものなら交換しなければならないため、業者へ連絡して修理をお願いしてください。

換気扇の振動でも故障の可能性があります。音は種類によって違いますが、運転してガタガタ揺れるようなら点検を受けたほうが良いでしょう。振動があるということは、ネジが緩んでいるかもしれません。羽の破損や本体が曲がっていることも考えられます。このようなケースでは換気扇を分解して修理する作業もあります。
徹底的に掃除しても症状が改善されない場合は、換気扇故障の確率が高いので業者へ問い合わせる必要があります。換気扇はファンの羽が回って換気されるだけですが、実はモーター部分や配線の仕組みは単純ではありません。お客様目線ではDIYで修理できそうな気もするかもしれませんが、火災や感電の事故に繋がったこともあるので業者へ依頼してください。

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