スイッチをオン・オフできない?上尾市で照明が故障してしまった場合の修理

スイッチでオン・オフできない照明の修理

交換したら使えなくなった照明器具

埼玉県上尾市のA様

交換後に使えなくなってしまった照明

埼玉県上尾市にお住いのA様より、自宅の廊下で使用している照明が使えなくなってしまったため、修理をして欲しいというご連絡をいただきました。照明が使えないという状態についてより具体的にお伺いすると、照明の交換作業を自分で行ったところ、スイッチをオン・オフしても反応しない状態になってしまったため、何処か取付けの際にミスをしてしまったのではないか、ということでした。
照明の交換というのはそれほど難しいものではないのですが、交換する器具によっては配線を工事する必要があるため、自分ではできないというケースも多くあります。今回については電気工事士資格が必要となるものかもしれないものの、自分でできると考えてしてしまった、ということでした。設置時に事故がなかったということでしたので不幸中の幸いでしたが、設置状態がおかしいままにしておくと漏電などの危険を引き起こす可能性もあるため、早めに対応を行いたい部分がありました。

そのため、できるだけ近い日程での日程調整を行うこととしました。お客様にお立ち会い頂ける日程についてお伺いすると、土日であればありがたいものの、平日でも夕方以降であれば対応することができるということでしたので、こちら側の日程調整の都合から平日の夕方で対応をして頂く形を取ることとしました。幸いにして廊下の照明はリビングの光が届く範囲であるため照明が使えない事自体にはそこまで問題がないということでしたので、数日後とはなってしまいますがそのような形での対応となりました。
場合によっては現地調査の上で、そのまま対応を行なうこととなります。部材の発注などが必要な場合については別日を用意して交換を行なうケースも考えられますが、今回については設置ミスである可能性が高いということで、おそらく別部品を用意する必要はない可能性が高いと考えられました。

お決めした日時に現地にお伺いし、まずは照明の状態を確認させていただきました。スイッチをオン・オフして点検をしてみましたがお客様のご連絡にあったとおり全く反応している様子はなく、通電していない様子でした。そのため、おそらく設置時にミスがあると考えられました。そのため、まずは交換を行った照明を一度取り外し、設置状態に問題がないかどうかを確認することとしました。
取り外しの上で点検を行った所、問題となっている箇所については比較的簡単に判断することができました。配線からローゼット(照明器具の基盤になる接続部分のパーツ)への接続にミスがあり、ローゼットまで電力が流れていない状態になっていることを確認することができました。今回の様なケースについては、そこまで修理が難しいものではありません。ローゼット自体には問題がなかったため、配線を正しくローゼットに接続し、再設定を行なうことによって照明が使える状態になることを確認することができました。

ローゼットへの配線を工事する時の様子
ローゼットへの配線を工事する時の様子

今回については、比較的簡単に対処を行なうことができるケースでしたが、やはり配線に触らなければならないという場合については最初から自分で行おうとするのではなく、専門的な知識を持っている業者にご依頼を頂いた方が良いでしょう。そのような照明器具については、交換作業に関する注意事項としてその旨が記載されているため、そのような記載がある場合には自分で対応をしないようにすることが重要です。
今回は単純に使用できなくなってしまったというだけのトラブルで済みましたが、場合によってはより大きな問題となってしまう可能性もありました。例えば作業中の感電等がまず挙げられます。お客様に交換のときの様子についてお伺いした所、簡単な作業であると思ってブレーカーを落とすなどせずに作業をしていたということでした。これは非常に危険なことで、最悪の場合では命にかかわるケースです。

住宅内を流れている電気は身近なものであるものの、しかし命に関わるほどの電圧と電流のものである、ということは十分理解しておかなければなりません。
また、自分で交換を行なう場合に発生するトラブルは、言ってしまえば自分にだけ影響がある感電の可能性があるというだけではありません。もう1つ大きな問題になりうるのが、漏電の原因となる可能性があるということです。配線接続などにミスがあるとその場所から電気が漏れてしまい、本来であれば電気が触れることがない場所に流れてしまう可能性があります。特に日本の住宅は建材の多くが木材であるため、こういった場所に対して高圧電流が流れると火災を引き起こす可能性があります。
このように複数の問題があることから、照明器具の交換については自分で行えないこともあるということは知っておいたほうが良いでしょう。今回はまさに「不幸中の幸い」なケースでした。

照明器具が故障してしまったらDIY修理?

器具故障のDIY修理は可能?

修理可能な場合とそうでない場合

照明が故障してしまったという場合、できることなら自分で修理をしたいと考える方も多いことでしょう。それでは、そもそも照明器具の修理というのは自分でできるものなのでしょうか。これについては、何処に問題が発生しているのかによって対応方法が違い、それによってできる場合と出来ない場合とがあります。
まず、実は照明が点かないというトラブルの場合に意外と多いのが故障ではなく、「消耗品の寿命切れ」であるということについて紹介します。まず寿命切れを起こしてしまう可能性が高い消耗品としては電球や蛍光灯があります。これらについては、まず点かなくなったら最初に疑われることが多いでしょうこれらの交換は簡単に行うことができます。ただし、一応念の為に濡れた手で触らないようにすること、作業中はブレーカーを落とすこと、などに注意するようにしましょう。
また、昨今では使用されることが少なくなっているものの、点灯管の寿命切れの可能性もあります。

ローゼットを交換しないなら交換はできる
ローゼットを交換しないなら交換はできる

対して修理が難しいのは、照明器具自体に故障が発生してしまっているという場合です。このような場合、まず具体的にどこが問題となっているのかを確認するのは、専門的な知識がある人でなければ難しいでしょう。その上でそれがわかったとしても、全体の交換でなければ対応出来ないというケースが多くなります。
全体の交換となる場合については、配線に触ることなく修理ができるものなのかどうかによってDIYで対応できるかどうかが左右されます。配線に触る工事を行なう場合については電気工事士資格を持っている必要があるため、これは自分で行うことはできません。これは今回の案件でご紹介したいような内容が理由となります。
ただし、ローゼット自体は流用できるような場合については、比較的簡単に自分でも修理を行なうことができるでしょう。高い場所での作業となってしまうため、その点の安全確認は怠らないようにしてください。

照明器具にもいろいろな種類がある

照明器具の種類による違いは?

広くを照らせるシーリングライト

特殊なシーリングライトの例
特殊なシーリングライトの例

家庭用の照明器具として、まず多く使用されているものであるのがシーリングライトです。このシーリングライトの「シーリング」というのは「密閉されている」という意味があり、ようするに照明部分にカバー掛かっている様になっているもののことを指しています。リビング照明などのように広い範囲を照らすための照明器具として採用されていることが多く、円形の蛍光灯などが使用されているケースが多いのが特徴となります。
このようなシーリングライトのメリットであるのは、前述の通り広くをほぼ均一に照らすことができるという点です。その代わり光量についてはそれほど強いわけではなく、明るく照らすということを得意としているもの、というわけではありません。
一箇所で広くを照らすことができる性質を持っているためにメンテナンスが行いやすく、問題が発生した時の交換などについても比較的対応が行いやすいというメリットがあります。

増えてきているダウンライト

もう1つ、もともとは住宅では余り使われていなかったものの、昨今ではその数を多くしているライトの種類として、ダウンライトというものがあります。このダウンライトというのは1つで広い範囲を照らすことを目的としているのではなく、窪みのようになっている所に照明器具を付けて、真下の狭い範囲を照らすようにしているのが特徴的です。
密閉していないことからも分かるように照らすことができる範囲は狭いため、1つだけではなく複数個使用することが前提となっています。そういった性質があることから住宅使用ではなく、デザイン性を優先した店舗使用等が多かったのですが、それらの影響からか昨今では住宅でも使用されることが多くなってきました。
一つ一つに電球を使用している関係上交換の手間などが掛かることから、殆どの場合で寿命が長いled電球が使用されるようになっています。白熱電球では交換の時期が短すぎて何度も交換をする必要があるため、ダウンライトには適しません。

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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