小田原市のエアコンの取付け工事 取付け時の冷えない・効かない・水漏れの原因とは

小田原市のエアコン取付け工事

中古エアコンの取付け方法

神奈川県小田原市のN様

中古エアコンの取付け

200Vコンセントのイメージ
200Vコンセントのイメージ

小田原市にお住まいのN様より「中古のエアコンを譲り受けたのだが、取付けできなく困っているので、エアコンの取付けをお願いしたい」というご相談をいただきました。
エアコンの取付け方法というのは、家庭用の壁掛けタイプであれば、原則メーカー共通の取付け方法を行いますが、実は取付け環境に応じて臨機応変な対応が必要となる難しい作業です。
そのため取付け環境のヒアリングは必要不可欠で、取付け環境によっては別途調査見積りも必要になってきます。
早速取付け環境を電話で伺ってみましょう。
事前に確認する最低限の項目としては
・取付けるエアコンの型番
・室外機の設置場所
・配管を通すための壁の穴あけの有無
・200Vの場合コンセントはあるかどうか
・その他の工事(エアコン取外しなど)
この内容をお客様とのヒアリングを通して知る必要があります。

今回の取付け環境

今回取付けを行うエアコンは富士通ゼネラルのAS-Z22Aという、6畳用タイプのエアコンであることがわかりました。
次に室外機の設置場所は室内機設置場所横にあるベランダを希望されており、ベランダには十分なスペースがあるため、配管の延長工事は不要の可能性が高いことがわかります。
配管を通すための穴は開いており、以前エアコン使用時の穴をパテで埋めてある状態なので、この穴を再利用します。
また型番AS-Z22Aは100V電源を使用するため、200V電源は不要です。
現状で同じ場所にエアコンは取付けられていないため、取外し工事は不要です。
一通り情報を確認したところ、どうやら複雑な工事や追加料金は発生する可能性は低いようですが、念のため現地で取付けを行う際に、追加料金が発生する可能性があることをお伝えし、すぐにでも取付けて欲しいとのことでしたので、早速エアコンの取付け工事に伺うことにします。

中古エアコンのトラブル

今回取付けるエアコンは2011年モデルと比較的新しい機種ですが、中古のエアコンを取付ける場合予期せぬトラブルが発生することがあります。
その中で最も多いトラブルはエアコンの冷媒ガス不足です。
例えばエアコンを取外す際にポンプダウンという作業を行い、エアコンの冷媒ガスを室外機に送りますが、このポンプダウンの手順が適切に行われなかった場合、配管内部のガスは漏れてしまうため、ガスが不足する原因となります。
またエアコンを取外す際に配管を誤って破損させてしまった場合も、破損箇所からガス漏れが起こり、ガス不足の原因となってきます。
トラブルの多くは取外しの際に発生していて、機器の破損や配管の破損もよくあるトラブルです。
このようなトラブルの共通点として、個人で取外しを行った結果である場合が殆どです。
後のトラブルを避ける意味でも、エアコンを再度使用する場合は専門の業者に取外しを依頼しましょう。

現地調査とエアコン取付け

現場に到着し取付け部屋に案内されたところで、今一度取付け環境を調査します。
どうやらベランダには設置できるスペースも確保できており、部屋からベランダまでもすぐ近い距離にあるため、配管延長の必要は無さそうです。
エアコンを取付ける壁はクロス張りの石膏ボードを使用しているため、専用のアンカーを打ち据付板を取付ける必要があります。
まず穴のパテ埋めを外し、室内機を乗せる据付板を壁に取付けます。
次に配管を穴に通しておきフレア加工を施してから、エアコンの補助配管へと配管を取付けます。
配管を取付けてから室内機を据付板へと取付け室内機の取付けは完了です。
今度は室外機をベランダへと設置し、フレア加工を施してある配管を室外機へと接続します。
室外機へと配管を接続したら真空引きと呼ばれる作業を行います。
真空引きとはエアコン内部の水分をポンプで除去する作業です。

トラブル無く取付けが完了しました

この真空引きを行う際に、ゲージマニホールドと呼ばれる圧力計を目安に、配管内を真空状態にしますが、この時配管の破損や接続部分に不具合があると、圧力計の目盛で察知することが可能です。
無事に真空引きが終わりました。
どうやら配管や接続部分に破損はないようです。
真空引きが終わったらガスを配管に充填していきます。
ガス充填後壁の穴のパテ埋めを行いエアコンの取付けは無事完了です。
最後にエアコンの試運転を行い、冷たい空気が出ているかを確認します。
この時に低圧側の圧力を圧力計で測定し、エアコン室内機の吸込み・吹出し口の温度差を測定し、数値に異常が無いことを確認できました。
今回は中古エアコンということで、取外し時方法が原因の予期せぬトラブルが心配でしたが、正しい手順でしっかりと取外しを行っていたため、取付けも追加料金が発生することなくスムーズに取付け工事は完了となりました。

フレア加工・真空引きのやり方を紹介

フレア加工・真空引きを行う理由

目的を知り正しい手順で作業を

圧力計のイメージ
圧力計のイメージ

エアコン取付けを行う際に、ガス配管を室内機の補助配管と室外機のバルブへと取付ける時には、フレア加工と呼ばれる特殊な加工を施してから、接続部分と合わせてフレアナットで締付け接続します。
またガス配管接続後は真空ポンプと圧力計を使用し、ガス配管内部の空気や水分を完全に除去する必要があり、この作業は真空引きと呼ばれます。
フレア加工と真空引きはエアコン取付の際に必要な作業です。
作業を行う目的を知り正しい手順と作業方法でフレア加工と真空引きを行いましょう。
ここではフレア加工と真空引きの簡単なやり方を紹介します。

フレア加工の目的とやり方

このフレア加工を行う目的は、配管接続部分をラッパ状のフレア加工部分に密着させ、フレアナットで締付けることで、配管接続部分からのガス漏れを防ぐのがフレア加工を行う目的です。
フレア加工は配管に施す特殊な加工方法で、フレアツールと呼ばれる専用の器具を使用して行います。
新品のエアコン取付は勿論ですが、中古エアコンで取外したフレア加工部分も再度フレア加工を施すのが一般的です。

やり方はガス配管を銅管カッターを使用しカットしてから、カット面に付いているバリをリーマーと呼ばれる工具を使用し綺麗に取り除きます。
バリを取り除いた配管先端部分をフレアツールの配管指定のサイズの溝に奥まで入れ、加工サイズを設定しフレアツールのハンドルを回すことで、配管にフレア加工を施します。
フレア加工がしっかりとできていないと、ガス漏れが発生するため、必ず取付後には漏れがないかチェックを行いましょう。

真空引きの目的とやり方

真空引きのイメージ
真空引きのイメージ

真空引きは接続が終わったガス配管内部の空気や水分を、真空ポンプを使用し除去する作業です。
真空引きを行う目的は2つあります。
1つは配管内部に溜まっている空気や水分を除去し真空状態にすることで、冷媒ガスの機能を最大限に発揮させること、もう1つがガス配管の破損や接続部分の加工ミスによるガス漏れをチェックすること、この2つが真空引きを行う目的です。

真空引きには真空ポンプとゲージマニホールドと呼ばれる圧力計を使用します。
まず圧力計の低圧側バルブと室外機をホースで接続し、圧力計中央部分のバルブと真空ポンプをホースで接続します。
接続後真空ポンプを運転させ、圧力計のバルブを開き15分程度ポンプを運転させます。
圧力計の目盛で真空状態が確認できたら、ポンプ側のバルブを締め真空ポンプを停止させます。
10分程度様子を見て圧力計の目盛に動きがなければ、真空引きと配管漏れのチェックは完了です。

エアコンの「冷えない・効かない・水漏れ」の原因とは?

エアコンのトラブルと人為的なミス

「冷えない・効かない・水漏れ」の原因

ガスチャージのイメージ
ガスチャージのイメージ

家庭用の壁掛けエアコンでよくあるトラブルがこの「冷えない・効かない・水漏れ」の3つのトラブルです。
この3つのトラブルの特徴としては、冷えない・効かない場合、冷媒ガスが不足しているケースが多く、ガスを充填させる作業=ガスチャージを行うことで改善されます。
また水漏れの多くはエアコン内部の汚れが原因で、排水を行うドレンホースに水が流れないことで発生します。
これらの3つのトラブルが長期間の使用による経年劣化であれば良いのですが、人為的なミスでトラブルが発生する場合もあります。
人為的なミスの大部分は施工段階での作業ミスです。

人為的なミスによるガス漏れ

よくある人為的なミスによるガス漏れとしては、エアコンの配管接続部分にはフレア加工と呼ばれる特殊な加工を施してから、配管を接続しますが、このフレア加工が不十分だった場合、接続部分から微量ながらもガスが漏れて、エアコンが冷えなくなってしまうケースです。
この場合施工後に配管の漏れがないかのチェックを業者が怠った可能性が高いですが、掃除などで室外機周辺の配管を動かした時なども、破損する可能性があるため注意しましょう。
エアコンが冷えなくなった場合は、ガスを補充するだけでなく、ガスが漏れている箇所を特定しガスチャージを行わなければ、またガスが同じ箇所から漏れてしまいます。
ガスチャージをする前にガス漏れ箇所の特定を行い、ガス漏れ箇所を修理することが重要だということを、念のため知識として知っておきましょう。

人為的なミスによる水漏れ

据付板のイメージ
据付板のイメージ

人為的なミスによる水漏れは、施工段階でのミスで起こります。
ドレンホースは中は空洞で、高い場所から低い場所へと水の流れる性質(勾配)を利用し排水を行います。
施工段階で勾配が取れていない場合、水がドレンホース内部へと溜まり逆流し、その結果逆流した水が室内機から流れ水漏れが発生します。
この場合勾配が取れていない箇所を探し、正しい取付け方法でドレンホースを取付け直しましょう。
またエアコンの室内機を取付ける据付板を、指定のアンカーを使用せずに固定すると、室内機の傾きの原因ともなり、室内機の傾きから勾配が取れなくなることで、水が排水できずに水漏れが発生するケースも報告されています。
この場合一度室内機を取外し、正しい取付け方法で再度据付板を取付け直す必要があります。
エアコンのトラブルには様々な種類がありますが、冷えない・効かない・水漏れが取付け後早期に発生したら、人為的なミスの可能性も疑ってみましょう。

エアコンの取り付けなどの工事でお困りなら弊社『DENKI110』にお任せ下さい。エアコンの取付工事の内容はこちら からご確認ください。エアコンの取り付けは『電気工事士』の資格を持った作業員が対応するので安心です。エアコンのトラブルでお困りでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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