高崎市のエアコン修理工事!冷えない原因や水漏れ原因の調査方法とは?
高崎市で水漏れするエアコンのドレンホース洗浄
水漏れするようになった家庭用エアコン
群馬県高崎市上中井町のF様
あれ?エアコンから水漏れしている……
9月のまだまだ暑い時期のことです。群馬県高崎市上中井町のF様から「最近、エアコンから水漏れするようになった」とのことでご連絡いただきました。
エアコントラブルのお問い合わせは使い始めである7月から急激に増えるのですが、暑さが続く限りはこういったご相談は多くいただきます。
F様の場合、使い始めは問題なかったものの、つい数日前から水漏れしていることに気が付かれたとのこと。原因が分からずに困っていらっしゃいました。
確かに、エアコンの水漏れ原因にはさまざまあります。実際に調査をしてみないと特定できないことが多々です。そのため、今回もお電話のあとすぐにF様のご自宅にお伺いし、エアコンを拝見させていただくことになりました。
エアコンの水漏れはその80%程度がドレンホースの詰まりにあると考えられています。実際、スタッフが対応した同様のトラブルでも、多くのケースでドレンに原因がみられました。また、水漏れ箇所で原因を特定することも可能です。
水漏れ原因の8割はドレンの詰まり
室内機本体や後ろから水漏れが発生しているのであれば、ドレンホースの詰まりである可能性が非常に高いです。この場合、ドレンホースに詰まったゴミや汚れを取り除くことで問題が解決することがほとんどです。というのも、ドレンホースというのはエアコン室内機から発生した水を屋外に排出するためのものだからです。
排水のため、ホースには穴が空いていますが、ここからゴミや虫、枯葉などが入り込んでしまうことがあります。それらが蓄積されれば、当然排水の邪魔になるでしょう。また、水と一緒に排出されたゴミが、ホースの途中で詰まってしまうこともあります。
空気を冷やすために水が発生するのはどんなエアコンでも同じです。しかし、ドレンが詰まっていると、その水が外に排出されなくなり、逆流して室内機から水漏れしてしまいます。
一方、室外機からの水漏れは故障や不具合ではない可能性が高いです。が、もしも、配管や接合部分から水漏れが生じている場合は修理が必要なケースも考えられます。
エアコンの水漏れを特定するには?
今回もやはりドレンホースの詰まりが原因でした。他に考えられる要因がなかったためすぐに特定できたのですが、複数の要因が重なっている場合は少し厄介かもしれません。
例えば、室内機にも汚れがある場合です。冷房運転で発生した水滴は、一旦室内機のドレンパンに溜まります。従って、ドレンパンが汚れていることで水がきちんと排水されない可能性があるのです。
また、室外機の設置場所やドレンホースの引き方によっては水漏れの原因になることがあるでしょう。室外機が室内機よりも上に設置されている場合、例えば2階以上で壁付にしているケースなどでは、配管を通して雨水が下に流れ、室内機から水漏れすることがあります。これは配管テープの劣化が原因と考えられるため、修復するか化粧カバーを取り付けるかで対処します。
ドレンホースを横引きにしている場合も同じ原理です。きちんと固定されていないと、中だるみが発生した箇所に水が溜まり、溜まりきったところで逆流し室内機から水漏れします。
ドレン用サクションポンプで解決
ドレンホースの詰まりを解決するにはいくつか方法がありますが、プロの業者が行う場合はドレン専用のサクションポンプ(ドレンポンプ)を使用します。ドレンホースのゴミや汚れを吸い上げるためのポンプなので、確実に詰まりを除去することができるでしょう。ドレンポンプは市販されていますが、正しく使用するにはコツがいります。
ドレンホースの先端に差し込み、ハンドルを引くことで詰まり(ゴミや汚れ)をポンプ内に吸い込みます。ハンドルを押すと、ゴミと一緒に排水が押し出されるため、この動作を2~3回繰り返します。ただし、ポンプがドレンに接続された状態でハンドルを押してしまうと、吸い込んだものが逆流してしまうため注意が必要です。室内を汚してしまうだけでなく、水濡れによる基盤の故障に繋がります。基盤交換となると高くつきます。必ずドレンから外した状態でポンプを押すようにしましょう。
万が一のことを想定し、エアコンの吹き出し口をタオルなどで塞いでおくと良いです。
詰まりを解消しても水漏れするケース
稀に、ドレンホースの詰まりを除去しても水漏れが治まらないケースもみられます。特に、排水の通り道となるエアコン内部の部品に破損がある場合などは素人では判断が難しいです。実際、専門業者でも調査や作業を続けていく中で原因を特定することがほとんどです。
エアコンの一般的な寿命は10年程度ですから、部品の寿命もそれくらいと考えられます。エアコンが頻繁に水漏れする、エアコンが効かない、エアコンから異音がするなどの症状が見られ始めたら、エアコンの買い替えを視野に入れる必要があるかもしれませんね。
ドレンホースの詰まり、エアコンの水漏れをDIYで解決!
掃除機でドレンの詰まりを除去する方法
エアコンの水漏れの原因として、ドレンホースの詰まりに心当たりがあるという方はいませんか?
購入してから一度もドレンの掃除をしていない、室内機にゴミや落ち葉、虫などが侵入しやすい環境にあるという場合、一度ドレンの汚れを除去した方がよいかもしれません。
自分でドレンホースの詰まりを解消する方法の一つに、掃除機を使うという者が挙げられます。ホース内の汚れを吸い上げるというドレンポンプの仕組みを掃除機で応用するのです。
注意事項としては、ドレンホース内にはゴミや埃などだけでなく、排水が溜まっている可能性があること。水が掃除機に入り込んでしまうと、掃除機の故障に繋がるため、薄手の布をドレンと掃除機の吸い込み口の間に挟んでおくと良いです。
とはいえ、買ったばかりの掃除機を使用するにはリスクが高いかもしれません。
ドレンの詰まりを除去する手順1
まず、掃除の数日前からエアコンの使用を中止します。これは、エアコン内部やドレンホースに水を溜めないようにするためです。排水がなければ掃除機で吸ってしまう心配も少なくなります。
作業当日、掃除機をいきなり使用するのではなく、目立ったゴミや汚れを先に除去しておくようにします。大きなゴミが掃除機に詰まると、掃除機の方が故障してしまいかねません。割り箸や歯ブラシなど細いものを用いて、できる限り取り除きます。
その後、念のためタオルなどでドレンホースの口を覆っておきましょう。輪ゴムで巻き付けておくと良いです。ドレンホースの先端を手でしっかり持ち、排水口に掃除機の吸い込み口を隙間のないようにつけ、吸引をはじめます。
ドレンの詰まりを除去する手順2
このとき、長時間吸い続けるのではなく、2秒程度吸ったら止めるようにします。あまり長く吸い続けると、排水が掃除機に吸い込まれてしまう恐れがあるので気を付けてください。
掃除機の吸い込み口を離し、ドレンホースを下に向けます。すると、細かいゴミや排水が流れ出てきます。大半のゴミや水分はタオルに吸着されているでしょう。この作業を数回繰り返せば、エアコンを運転したときに水漏れが起こらないはずです。
それでも水漏れが発生するのであれば、ドレンホースの詰まりが残っている、もしくはドレンホースが劣化しているなどの可能性も考えられます。専門業者に相談しましょう。
エアコンの修理はこちらも併せてご参照ください。トラブル別解決方法、内容別料金表、事例等を紹介しています。
夏前の試運転でエアコンのトラブルに備えよう
エアコンで多いトラブルの種類
内閣府の消費動向調査により、二人以上の世帯においてのエアコンの普及率は90%以上であることが分かりました。
温暖化などの影響から毎年猛暑日が多く、エアコンがないと命にかかわるといっても過言ではありません。そのため、夏前にエアコンの試運転を行い、エアコンに不具合が生じていないか確認しておくことが推奨されています。
その方法は、冷房を最低温度に設定して30分間運転を行い、冷風がきちんと出ているか、本体ランプが点滅していないか、異常はないかなどを調べる簡単なものです。
エアコンで多いトラブルの種類は大きく分けて3つ。該当する症状があれば早めに直しておきましょう。
1:エアコンの水漏れ
室内機のフィルターや熱交換器、ドレンパン、もしくはドレンホース内に汚れやゴミなどが詰まっている可能性があります。この場合、エアコンの洗浄を行うことで解決できるでしょう。
水漏れと同時に「冷えない」「暖房効かない」などの症状があるときは、冷媒ガスが不足している可能性が高いです。ガス不足にはいくつかの原因が考えられますが、いずれの場合もガス補充をする必要があります。室外機のカバーを外し、2本のうち1本の配管に霜が付いていればガス漏れしていると判断できます。
2:エアコンから異音がする
エアコンから変な音がするときは、異音の種類によってある程度原因を予想することができます。
例えば、「ポコポコポコ」という音であればドレンホースの詰まりが考えられます。また、建物の気密性が高い場合、気圧の影響というケースも考えられるでしょう。
「キュルキュル」という音は、室内機のフィルターの汚れで発生するものです。もしくは、モーターが故障しているときに聞こえます。
「プシュー」「シュルシュル」という音は冷媒ガスのによるものなので、特に問題はありません。
3:エアコンが効かない
冷風や温風が出てこない場合、ガス漏れを疑いましょう。機能低下により排水の処理が上手くされず、水漏れを伴うこともあります。ガス充填によって解決可能です。
フィルターや冷却フィンにゴミや埃が蓄積することも原因の一つとなります。フィルターのみなら簡単に洗浄できますが、室内機内部は複雑になっているため、丸ごとクリーニングするなら専門業者に依頼した方が無難です。
また、室外機の周辺の風通しが悪いと熱が放出できず、エアコンの効きが悪くなります。室外機の周りに植木鉢や大きな石、生い茂った草木などがある場合、取り除くことで症状が改善するかもしれません。
エアコンが明らかに故障などが起きていた場合はエアコンを買い替えるのも一つの手です。エアコンの取り外しや取り付け工事などは専門業者にお願いしましょう。エアコン買い替えでの工事内容についてはこちら をご確認ください。エアコントラブルでお困りでしたら『DENKI110』にお気軽にご相談下さい。
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