「石油給湯器」とは、石油もしくは灯油を熱源としたバーナーを利用し、お湯を沸かす給湯器のことです。寒い地域では、ランニングコストを考慮して利用されることが多かったものの、最近ではオール電化の普及に伴ってあまり見られなくなってきました。石油給湯器を大きく分けると、大型のタンクを内蔵している「貯湯式」と必要な分だけその場でお湯を作る「直圧式」があります。最近では、排気熱などを利用した省エネ性の高い「エコジョーズ」と同様に、熱効率の高い石油給湯器も登場。それは「エコフィール」と呼ばれます。
石油給湯器の取り付け工事、修理、交換に対応。トラブル内容や原因も紹介
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石油給湯器とは
石油給湯器のトラブル
設定温度よりぬるい
設定温度のお湯が出てこないというトラブルが発生することがあります。給湯器本体に故障がない場合は、「サーモスタット」に不具合があることが多いです。サーモスタットとは、冷却水温を適温に保つように調整するバルブ装置のことです。故障すると、温度調整ができなくなります。
エラー表示を確認する
何らかの不具合が生じた場合、リモコンにエラーコードが表示されます。コード番号の種類はたくさんありますが、その一部は取扱説明書で確認できます。ただ、明らかな不具合が生じているのに、エラーコードが表示されていない場合は、メーカーにお問い合わせる必要があります。
お湯(水)が出ない
お湯だけでなく、水側の蛇口を開けても何もでないということがあります。冷たい水も出ない場合は、給湯器の入水口に付いている「入水フィルター」の詰まりが原因であることが考えられます。地下水使用のお客様に、比較的多く見受けられます。
配管の凍結
冬場に配管が凍ってしまうと、お湯が出なくなることがあります。給湯器が外に設置されていたり、築年数が古いお家に多いトラブルです。給湯器の周辺が凍っている場合は容易に改善させることができますが、床下や凍っている場所が特定できない場合は、修理は困難です。
石油給湯器のトラブル解決
石油給湯器の寿命は8~10年と言われています。製造が終了してから10年経過した製品は、修理部品を用意できないことが多いためです。ただし、設置場所や使用環境によっては10年以上使用することも可能です。 給湯器は、寿命が近づくと正常に温度設定が出来なくなったり、エラーが頻繁に表示されたりするようになります。また、寒冷地で屋外に設置していた場合、配管が凍結しやすくなり、様々な不具合を引き起こします。設置場所を考慮したり、フィルターを定期的に清掃したりすることで、比較的長い期間使用できるようになります。それでも故障してしまったときは、専門業者に依頼して新品に交換してもらいましょう。
石油給湯器は寿命もそこまで長いものではないので、定期的なメンテナンスや点検によって寿命を延ばすことが必要です。長く使いたいという方は、定期的に見直すことによって寿命を延ばすこともできます。ただ、この手の製品に関しては部材が生産終了していることもあるので、注意が必要となります。また、長く使うとは言ってもやはり限界があるので、状況によっては修理や交換が必要となるかもしれません。専門業者であれば新しい石油給湯器にすることはもちろん、常にトラブルや問題にも対応してくれています。不具合が出たという場合は放置せず、早急に業者に相談するようにしてください。そうすることで、より安心した生活インフラを保てるはずです。
症状(状態) | 作業内容 | 修理料金 |
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基本調査費用 | 測定器を使わない調査 | 6,600円 |
※料金例に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なります。