BSアンテナを徹底解説!設置場所や費用についても教えます

アンテナ

地上デジタル放送(地デジ)では観られない番組が楽しめることから、BS・110℃S放送(衛星放送)に興味がある方も多いと思います。
しかし、BSやCS放送を視聴するには、テレビの他にBSアンテナや専用のアンテナケーブルが必要です。「どうしても衛星放送が観たい!」というのであれば、BSアンテナの設置を検討しましょう。

この記事では、BS・110℃S放送の視聴にあたり必要なBSアンテナについて以下の内容を解説します。

  • BSアンテナの概要と種類
  • BSアンテナと地デジアンテナの違い
  • BSアンテナの設置場所や費用
  • BSアンテナは室内設置できるのか
  • BSアンテナの寿命と長持ちさせる方法

衛星放送では、地デジの2K画質よりも綺麗な4K放送や8K放送も開始されています。BSアンテナを設置して、快適にテレビを楽しみましょう!

目次

BSアンテナの概要と種類

BSアンテナの概要と種類

BS・110℃S放送の受信に必要なBSアンテナですが、どのような構造、仕組みなのかよく分からないという方もいることでしょう。ここでは、BSアンテナの基礎情報として、概要や種類をご紹介します。

BSアンテナの構造や仕組み

BSアンテナは、衛星放送を受信するためのアンテナであり、地上の受信機器と連携して様々な番組やコンテンツを視聴できるようにするためのものです。BS(Broadcasting Satellite)は、地球上の特定の地域に放送信号を送り、視聴者がアンテナを通じてそれを受信する仕組みになっています。

BSアンテナは、別名「パラボラアンテナ」と呼ばれており、円盤状が特徴的です。CS放送の受信にも必要なため、BS/CSアンテナと呼ばれることもあります。
衛星からの電波を受ける反射鏡(ディッシュ)、反射鏡に集まった電波の周波数を変えるコンバーター、反射鏡とコンバーターを繋ぐコンバーターアームで構成されています。

BSアンテナの種類

BSアンテナの種類
BSアンテナで有名なDXアンテナのアンテナセット(画像引用:Amazon公式サイト)

BS/CSアンテナはメーカーや機種ごとに大きな違いはありませんが、①反射鏡の大きさ②カラー③新4K8K放送への対応④設置場所や用途⑤耐久性の向上、主にこの5つで商品ごとの違いが生じます。それぞれの要素を比較しながら、一般的なBSアンテナの種類をみていきましょう。

①反射鏡の大きさ

BS/CSアンテナの分かりやすい違いといえば、反射鏡の大きさ(アンテナ有効径)でしょう。反射鏡の大きさは受信性能に比例します。一般家庭用のものは45㎝、アパート用は50㎝、マンションなどの共同受信用は60㎝、75㎝、90㎝…というように、建物の規模に合わせたサイズを選びます。

②カラー

BS/CSアンテナのカラーバリエーションはホワイトとブラックの2色です。外壁に合わせてコーディネートすることができます。

新4K8K放送への対応

2018年以前の2K放送だけでなく、以降の新4K8K放送に対応している機種もあります。現在販売されているアンテナは、ほとんどが4K8K対応になっています。

④設置場所や用途

従来は屋外設置タイプが主流でしたが、最近では屋内設置タイプや持ち運びできるポーダブルアンテナ、車載可能な製品などが販売されています。

耐久性の向上

降水量や積雪の多い地域では、大雨や大雪に影響を受けにくい耐久性の高い種類のアンテナが用いられます。

BSアンテナと地デジアンテナとの違い

左:uhfアンテナ(地デジアンテナ) 右:パラボラアンテナ(BSアンテナ)
左:uhfアンテナ(地デジアンテナ) 右:パラボラアンテナ(BSアンテナ)

BS/CS放送と地デジ放送、どちらも同じテレビで観られるものですから、「なぜわざわざBSアンテナが必要なの?」と疑問を抱くかもしれませんね。ここでは、BSアンテナと地デジアンテナとの違いを解説します。

受信対象の放送方式

どの放送信号を受信するかの違いです。

地デジアンテナ

地デジアンテナは主に地上デジタル放送(地デジ)を受信するためのアンテナです。地デジの放送信号は地上にあるテレビ塔から送られています。地上波デジタルテレビ(ISDB-T方式など)に対応しています。

BSアンテナ

BSアンテナは、東経110℃の通信衛星を使用したBS(Broadcasting Satellite)放送、東経110℃・124℃・128℃の通信衛星を使用したCS(Communication Satellite)放送を受信するためのアンテナです。
地デジアンテナがテレビ塔からの信号を受信するのに対し、BSアンテナは主に人工衛星からの放送信号を受信します。

アンテナ設置場所

どこにアンテナを設置するかの違いです。

地デジアンテナ

地デジアンテナは一般的に家庭の屋外に設置されますが、地域や建物の条件により、室内に設置されることもあります。

BSアンテナ

BSアンテナは一般的に屋外に設置され、なるべく開けた場所に向けられます。建物や障害物があると、信号の受信に影響を及ぼす可能性があるためです。

対応するチャンネルや放送内容

どんな番組を視聴できるかの違いです。

地デジアンテナ

地デジアンテナは主に地上波デジタルテレビ局からの放送を受信します。地域によりますが、一般的には主要なテレビ局のチャンネルを受信できます。

BSアンテナ

BSアンテナは、衛星からの多様なチャンネルや放送内容を受信できます。映画、スポーツ、音楽、国際放送など、多岐にわたるコンテンツが提供されています。地デジ放送では観られない番組が楽しめるのが魅力の一つです。

BSアンテナの設置方法(場所)や費用

BSアンテナの設置方法と費用
DENKI110が実際にアンテナ設置をおこなう現場

実際にBSアンテナを購入し設置するまでの手順や取付けの具体的な方法を解説します。BSアンテナの設置費用の相場など、疑問点をまとめて解決していきましょう。

1.アンテナの種類の選定

BSアンテナにはいくつかの種類があります。可動式、固定式、平板アンテナなどがありますので、設置したい環境や用途に応じて適切なアンテナを選ぶことが重要です。取り付け金具や同軸ケーブルなども用意しましょう。

2.取り付け場所の選定

アンテナ設置の場所を決定します。選定の際のポイントをチェックしましょう。

2.1.開けた場所

BSアンテナは衛星からの信号を直接受信する必要があります。衛星放送の電波はちょっとした障害物があるだけでも通信が遮断される場合があるのです。周囲に高い建物や樹木がない、開けた場所が望ましいです。開けた場所であれば、高階層でなく1階部分でも設置できます。

2.2.障害物の回避

アンテナの取り付け場所では、周囲に電線や樹木などの障害物がないことを確認してください。これらの障害物が信号の受信に影響を与える可能性があります。また、一見関係がなさそうな干した洗濯物やすだれ、観葉植物などが衛星放送の受信を妨げることがあるため、取り付けの際は移動させてください。

3.屋外への設置

BSアンテナを屋外設置していきます。BSアンテナを設置する際は、以下の道具を準備してください。

  • ドライバー
  • ハンマー
  • レンチ
  • パイプカッター
  • ケーブルカッター
  • 水平器
  • 絶縁テープ
  • マルチメーター

以下は一般的な設置の手順です。正しい方法と手順を確認してください。

3.1.屋根や高台の設置

屋根や高台でBSアンテナの設置
DENKI110が実際にアンテナ設置をおこなう現場

BSアンテナは通常、ベランダや屋根の上に設置されます。障害物が少なくなることで受信性能が向上するため、アンテナはできるだけ高い場所に設置するのがおすすめです。屋根や高い場所がない場合は、アンテナの高台を設けるか、特別な支柱を用いて高い位置に取り付けることを検討します。

3.2.アンテナブラケットの取り付け

アンテナブラケット(ポール)をレンチを使用して屋根や壁に取り付けます。ブラケットの設置位置はアンテナの方向を向くように決めます。取り付ける前にベランダや壁面など取り付け箇所にガタつきなどはないか、強度を確認してください。

3.3.アンテナの取り付け

アンテナを組み立てる際は、まず反射鏡とコンバーターアームを接続し、コンバーターアームをアンテナ本体に取り付けます。(製品によってはスパナが付属しているので、そちらを使用してください。)

つづいて、コンバーターに同軸ケーブルの接栓を接続し、防水キャップを差し込みます。

アンテナをブラケット(ポール)に取り付けます。アンテナの向きは衛星の位置に合わせて、慎重に調整します。

3.4.配線の接続

BSアンテナの配線の接続
DENKI110が実際にアンテナ設置をおこなう現場

感電やショートなどの危険を避けるため、作業が完了するまではテレビの電源プラグを抜いておいて下さい。

アンテナから伸びる同軸ケーブルを専用の受信機に接続します。
同軸ケーブルを屋内に引き込む際は、エアコンの配管穴を利用したり新たに壁に穴を開けたりして通り道を確保します。賃貸住宅などで穴開け工事ができない場合、サッシ窓などの隙間に通せるフラットケーブルを利用する方法がおすすめです。

配線が損傷していないか確認し、引き込んだケーブルをテレビのBS端子に接続します。確実に接続されているか、軽く引っ張って確認擦するのも良いでしょう。

4.衛星の方向の確認

衛星の方向の確認
DENKI110が実際にアンテナ設置をおこなう現場

テレビの電源を入れたら、取扱説明書を参考にしてアンテナ設定画面に移ります。アンテナレベルを画面に表示して、衛星の方向の確認を行ってください。

4.1.方位磁針を使用

衛星の方向を正確に確認するために、方位磁針を使用すると役立ちます。アンテナの角度を正確に合わせることで最適な受信が可能です。

4.2.アンテナの方向調整

アンテナの角度はBS衛星の方向を向くように設置される必要があります。衛星の位置や方向は地域によって異なるため、正確な情報を入手し、アンテナの角度を正確に調整してください。一般的には、南西方向の14~15時に太陽が見える角度が望ましいとされています。

参考:スカパー!アンテナ方向チェック

スマホアプリ「BSコンパス」でもアンテナの方向が確認できます。

テレビ画面でアンテナレベルを確認しながら角度調整を行い、レベル40以上になるまで作業をつづけます。ただし、良好なテレビ視聴にはレベル50以上が望ましいとされています。

5.テレビ動作の確認

テレビ動作の確認
DENKI110が実際にアンテナ設置をおこなう現場

BS放送が視聴できるようになったら、しばらく画面をチェックして問題がないか確認します。映像に乱れが生じた場合、アンテナレベルが安定していない可能性があるため、再度アンテナの調整をおこなってください。

【Q】BSアンテナの設置費用は?
【A】BSアンテナの取付けを業者に依頼した場合、かかる費用はアンテナ本体に12000円前後。本体と取付を合わせると35000~60000円前後です。

BSアンテナは室内に設置できる?

BSアンテナは室内に設置できるか

衛星放送の視聴に必須のBSアンテナですが、一般家庭用のものでも45㎝と大きめです。屋根の上やベランダの手すりなどに設置すると目立ってしまい、建物の美観を損ねるのではないかと心配されている方もいるでしょう。そんな時、BSアンテナは室内設置できるのでしょうか。

室内設置にはリスクがある

室内には障害物が多く、これがBSアンテナの感度を低下させる可能性があります。例えば、家具や家電製品、観葉植物、雨戸など金属製の建具が挙げられます。BSアンテナの感度が低下すると、BSやCSが映らないことがあるのです。

また、受信の安定性を考慮すると、室内に小型のBSアンテナを設置することはおすすめできません。そうなると、屋外用の大きなアンテナを室内設置することになり、その分のスペースが必要となります。

室内設置の条件をクリアすれば可能

BSアンテナを室内に置くためには、特定の条件をクリアする必要があります。

  • 14時に太陽光が当たる方向(南西)に窓があること
  • 網入りガラスや二重窓ではないこと
  • 雨戸がない、あるいは閉める機会が少ないこと
  • 窓付近に屋外用アンテナを設置するスペースがあること
  • 隣接する建物や樹木、背の高い家具などの障害物がないこと
  • 人の出入りが少なく、ペットや子供の遊び場ではないこと

上記の条件をクリアすれば、室内でもBSアンテナを設置することができます。これにより、キレイな衛星放送を楽しむことが可能となります。

適切なBSアンテナを選ぼう

BSアンテナを室内設置する際には、以下のポイントに注意してアンテナを選ぶことが重要です。

  • アンテナのサイズは最小でも直径45㎝が必要
  • 室内に置く場合は金具同梱品は避ける
  • 2K・4K・8K・CSに対応している製品を選ぶ
  • スカパー!プレミアムを見る場合は専用アンテナを選ぶ

アンテナがどの放送に対応しているかですが、現在流通しているBSアンテナのほとんどが2K・4K・8K・CSに対応しているため、さほど気にする必要はないでしょう。BSやCSを観たいだけであれば、4K8K非対応のアンテナでも衛星放送自体は視聴できます。ただし、スカパー!プレミアムを観たい場合は、専用アンテナが必要です。

◆関連情報と注意点
室内にBSアンテナを設置する場合、その条件をクリアできない場合は設置を避け、代わりにインターネットテレビやCATVなどの手段を検討することが勧められます。

BSアンテナの寿命と長持ちさせる方法

BSアンテナの寿命と長持ちさせる方法

既存のBSアンテナが古くなってきたのを機に交換を考えるケースも少なくありません。BSアンテナの寿命は交換するタイミングの目安にもなるため、知っておいて損はないでしょう。ここでは、BSアンテナの寿命と長持ちさせる方法をご紹介します。

BSアンテナの寿命は約10年

BSアンテナの寿命には法定耐用年数と耐久年数(一般的な寿命)があり、法定耐用年数が過ぎても故障がなければ使用できます。テレビアンテナの法定耐用年数は10年。耐久年数はメーカーのテスト結果に基づものですが、あくまでも推定です。

BSアンテナの寿命は通常約10年で、地域や環境によって異なる可能性があります。というのも、アンテナの寿命は自然環境に左右されやすく、特に屋外設置では雨や風、雪が原因で劣化が進みやすいです。海岸地域や豪雪地域では塩害や積雪により寿命が短くなることがあります。

寿命を延ばすためには定期的なメンテナンスが必要で、特に耐久年数を超えたらメンテナンスを検討することが推奨されています。

BSアンテナを長持ちさせるコツ

BSアンテナが故障する原因はさまざまですが、コンバーター・反射鏡の破損や錆びが原因となる事例が多いです。経年劣化によるものもありますが、強風などで倒壊するケースもあります。

BSアンテナを長持ちさせるには、次の3つのポイントが挙げられます。

  • 雨風など天候の影響を受けにくい場所に設置する。
  • 防水や防錆などをおこなう。
  • 定期的にメンテナンスをおこなう。

これらの対策を講じることで、アンテナの劣化や故障を避け、長寿命化が期待できます。また、業者による専門的なメンテナンスも有益であり、アンテナの向きがずれた場合などにも早急な対処が重要である。

BSアンテナの設置や交換が必要になったら電気工事店にご依頼ください

BSアンテナの設置や交換が必要な場合

この記事では、BS・110℃S放送の視聴にあたり必要なBSアンテナについて解説しました。

地デジを視聴するためのuhfアンテナとは構造や仕組み、特徴が異なるBSアンテナですが、さまざまな種類があるため選ぶのも一苦労です。また、実際に設置作業をするとなると、屋根の上やベランダなど高所での作業が必要になることもあります。
テレビの視聴環境によっては、電波を分ける分配器や電波を増幅させるブースターなどを設置する場合があります。BSアンテナの設置は、配線などが複雑になる場合があるため、不安な方は電気工事店に依頼するようにしてください。

DENKI110では、BSアンテナの設置や交換に対応しております。お急ぎの場合も対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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