LED交換を自分でするには?交換方法を徹底解説!

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外観のおしゃれさや省エネ性、長寿命などのメリットが多いことから、最近の照明器具はそのほとんどがLED照明になっています。中でも、天井に直接取り付けるタイプのLEDシーリングライトの人気が高く、蛍光灯から交換したいと考える方は非常に多いです。

この記事をご覧になっている方の中にも、LED交換を自分でおこなうことを検討されている人はいらっしゃることでしょう。LED交換を自分でおこなう可否や難易度は、既存の照明器具や配線器具によって異なります。

この記事では、LED交換を自分でする際に重要な以下のポイントを解説します。

  • 自分でLEDに交換するための条件
  • 自分でLEDに交換する一般的な方法
  • LEDのメリットデメリット
  • LED照明のおすすめ商品

既存のLED照明を交換するケースや、蛍光灯からLED照明に交換するケース、2つの視点からLED交換をご説明します。

目次

LED交換を自分でするための条件

当然ですが、LED交換を専門業者に依頼した場合、工事費用や出張費などがかかります。その費用を節約するために、LED交換を自分ですることを検討される方もいるでしょう。

しかし実際には、LED交換を自分でするには一定の条件をクリアする必要があります。

天井に配線器具があること

LED交換を自分でする条件

照明器具本体を天井に固定し、電線を接続して電気を供給するための電気部品が配線器具です。
天井に角形や丸形の配線器具が付いている場合、照明器具のアダプターを差し込むことで簡単に取り付けできます。例外を除き、配線に触れるなど特別な工事は必要なく、すぐに電気供給や点灯が可能となります。

LED交換にあたり工事不要ですから、資格も必要なく、ご自分で作業を完了していただけます。

自分でLED交換できる配線器具
・角型引掛シーリング
・丸型引掛シーリング
・丸型フル引掛シーリング
・天井埋込ローゼット
・フル引掛ローゼット

しかし、古い照明器具ですと、配線器具が天井についていない「直付け」方式で設置されていることがあります。直付けタイプの照明は、天井から延びる配線が直接照明器具に接続されており、配線工事が必要です。

配線工事には感電や漏電、火災などのリスクを伴うため、電気工事士の資格を持った人でないと作業できません。

電球のみの交換であること

電球の交換

直付けタイプの照明器具であっても、電球のみを交換する場合は自分で交換可能です。従来の白熱電球からLED電球への交換などがこれに該当します。

ただし、電球を交換する際は以下の点に注意が必要です。

  • 口金(電球の根元の金属部品)の大きさを合わせる
  • 電球本体の大きさを確認する

一般的な口金サイズは「E17」「E26」というもので、数字は口金の直径(mm)を表しています。既存の電球と交換する電球の口金サイズが合っていることが重要です。また、白熱電球よりLED電球の方がやや大きめですので、照明器具に取り付け可能かを確認してください。

自分でLED交換をする一般的な方法

ここからは、自分でLEDライトに交換する方法と手順を解説していきます。電気工事の資格がある人は直付けタイプの照明を交換することが可能ですが、資格のない人はLEDシーリングライトや電球交換のみに留めておいてください。

直付けタイプからLED照明への交換

直付けタイプからLED照明への交換

まずは、直付けタイプの照明をLED交換する手順をご紹介します。

1.電源の切断

照明器具を交換する前に、対象となる電源を切断するためにブレーカーをオフにします。ブレーカーボックスで関連するサーキットを下げ、電気が流れていないことを確認してください。

2.古い照明器具の取り外し

古い照明器具のカバーや電球を取り外します。照明器具はネジで天井に固定されていることが多いため、ネジを取り外して本体も取り外してください。取り外す際は、器具が安全に支持されていることを確認しましょう。

3.電線の取り外し

照明器具と電線が繋がった状態ですので、電線を取り外します。通常、電線は配線ネジで固定されていますので、ドライバーを用いてネジを外すか引き抜きます。配線の接続がわからない場合は、写真を撮っておくと後で役立ちます。(この工程は配線工事ですので電気工事の資格が必要です。)

4.引掛けシーリングの取り付け

引掛けシーリングに配線を正しく接続し、電動ドライバーでビス止めしていきます。通常は同色の電線同士を結んでいきますが、詳しくは取り扱い説明書を参照してください。

5.新しい照明器具の取り付け

ネジやクランプを使用し、天井に新しいシーリングライトを取り付けます。器具がしっかりと取り付けられていることを確認し、新しいライトが安全に設置されていることを確認します。

6.照明器具の点灯確認

すべてが適切に取り付けられたら、ブレーカーボックスで関連するサーキットをオンにして電源を復旧します。壁スイッチもしくはリモコンの電源をオンにし、LEDライトが問題なく点灯することを確認してください。

蛍光灯からLED蛍光灯への交換

蛍光灯からLED蛍光灯への交換

蛍光灯をLED蛍光灯に交換することは可能です。ただし、資格のない人が蛍光灯をLED交換できるのは、形状が「シーリングライト」と「電球型」の場合に限られます。

ここでは、シーリングライトの蛍光灯をLED蛍光灯に交換する手順をご紹介します。

1.電源の切断

蛍光灯を交換する前に、対象となる電源を切断するためにブレーカーをオフにします。ブレーカーボックスで関連するサーキットを下げ、電気が流れていないことを確認してください。

2.古い蛍光灯の取り外し

古い蛍光灯のカバーや蛍光灯本体を取り外します。蛍光灯には電源に繋がるコネクターが接続されているので、ツメを押しながら引っ張るようにして外してください。コネクターは通常3ヶ所程度あります。

3.照明器具本体の取り外し

配線器具に接続されているアダプターのロックを解除し、照明器具本体を取り外します。この時、照明器具が落下しないよう手で支えることを忘れないようにしてください。

4.新しい照明器具の取り付け

アダプターを配線器具に差し込み、時計回りに回して固定させます。ネジやクランプを使用し、天井に新しいシーリングライトやカバーを取り付けます。器具がしっかりと取り付けられていることを確認し、新しいライトが安全に設置されていることを確認します。

5.照明器具の点灯確認

すべてが適切に取り付けられたら、ブレーカーボックスで関連するサーキットをオンにして電源を復旧します。壁スイッチもしくはリモコンの電源をオンにし、LEDライトが問題なく点灯することを確認してください。

細長い形状の直管型蛍光灯をLED交換するには、安定器を外すバイパス工事を伴うため資格が必要です。

LED照明のメリットデメリット

LED照明のメリットデメリット

現在、一般家庭やオフィス、商業施設などあらゆる場所で普及しているLED照明ですが、実際にはどんな利点や弱点があるのでしょうか。ここでは、LED照明のメリットデメリットをあげていきます。

LED照明のメリット

LED照明を使うことのメリットを3つ挙げていきます。

①エネルギー効率が高い

LED照明はエネルギー効率が非常に高いため、同等の明るさを発揮する際に消費する電力が少ないです。また、白熱電球に比べ、LED電球は省エネ性に優れており、電気代の節約に効果的です。

電気エネルギーを光に変換する変換効率は高ければ高いほど(100%に近いほど)省エネです。各照明の変換効率を比較してみると、白熱電球は約10%、蛍光灯は約20%、LEDは30~50%となります。

②寿命が長い

白熱電球や蛍光灯に比べ、LEDは寿命の長さにおいても優れており、数万時間から数十万時間の寿命を持っています。白熱電球の寿命は1,000~2,000時間、蛍光灯の寿命は6,000~12,000時間です。LEDに交換することでの長寿命化により、交換の頻度が減ってメンテナンスコストが低減します。

③小型・軽量

LEDは小型で軽量なため、様々なデザインのシーリングライトが製造されやすく、設計の柔軟性が高まります。

LED照明のデメリット

つづいて、LED照明を使うことのデメリットを2つ挙げていきます。

①初期コストが高い

LEDシーリングライトの初期投資は他の照明ソースに比べて高いことがあります。ただし、長期的なランニングコストを考慮すると、エネルギー効率や寿命の面で優れているため、必ずしもデメリットになるとは限りません。一般的には、LEDシーリングライトの初期コストは、使用から3~4年程度経過した頃に元が取れるといわれています。

②光の一様性に注意が必要

一部の低価格なLED照明は、光の一様性に欠けることがあります。光の見え方がまばらになったりチカチカしたりすると、視認性が低いだけでなく目の疲労を誘発する恐れがあります。品質の高い製品を選ぶことで、均一で快適な照明が得られます。

おしゃれで機能的なLED照明のおすすめ商品をご紹介!

LED照明にはさまざまな種類があり、選び方が難しいな…と思う方もいるかもしれません。製品選びで迷ったら、インターネット通販サイトの人気ランキングを参考にするのがおすすめです。

ここでは、Amazonや楽天、ニトリなどの大手家電通販サイトで人気のLED照明をご紹介します!

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) LED電球 口金直径26mm 広配光 60W形相当 電球色 2個パック 密閉器具対応 LDA7L-G-6T62P

白熱電球40球分の寿命をもつE26口金のLED電球です。

オレンジ色に近い柔らかな電球色で温かみのある空間を演出できるため、玄関やトイレ、寝室などに最適です。口金サイズが適用すれば、既存の照明器具の電球と交換することができます。密閉型器具にも使用可能です。光の拡散方法が約180℃の広配光タイプですので、オフィスや個室などの天井照明に向いています。2017年度省エネ法目標基準値をクリアし、省エネ性に優れた電球です。

メーカーアイリスオーヤマ
サイズ直径約5.5×高さ10.1㎝
口金サイズE26
定格消費電力6.9W
エネルギー消費効率117.3lm/W

アイリスオーヤマ ライトダウンライト LED 100φ 450lm・照明 電球色 温白色 昼白色 高気密 LEDダウンライト住宅用 工事必要 高気密 SB形

軒下や浴室など湿気の多い場所にも安心して取り付けできます。

防雨・防湿仕様の高気密SB形LEDダウンライトで、電球の色は3種類から選択が可能です。仕事部屋やオフィスに向いている昼白色、リビングや子ども部屋に向いている温白色、トイレやキッチン、ダイニングに向いている電球色の2色があります。高さが約7㎝とスリムなため、天井裏などにも設置可能です。

メーカーアイリスオーヤマ
サイズ直径約111×高さ72㎜
本体重量150g
定格消費電力5.0W
エネルギー消費効率90.0lm/W

6畳用LEDシーリングライト(調光 NS001)

天井に配線器具がついていれば自分で簡単に交換できるLEDシーリングライトです。

光源色は太陽の自然な明るさに近い昼光色なので、オフィスや書斎など活動的に過ごしたい場所に最適です。リモコンで電源のオンオフができ、調光機能は11段階(常夜灯2段階)と快適な機能が備わっています。

メーカーニトリ
サイズ直径47×高さ10cm(スポンジ含まず)
本体重量0.95kg
定格消費電力23W
エネルギー消費効率143.4 lm/W
定格光束3300 lm

LED交換が自分でできない時は電気工事店にお願いしましょう

LED交換が自分でできない時は電気工事店にお願いしましょう

LED交換を自分でする際の条件や交換方法、LEDのメリットデメリット、おすすめのLED商品をご紹介しました。

最近では、賃貸物件やオフィスなどでも、配線器具を用いた照明器具やLEDシーリングライトが主流になってきています。これらの照明は自分でLED交換するのが容易で、メンテナンスが楽なので非常におすすめです。

直付けタイプの照明器具や直管型蛍光灯などは、配線工事を伴うため電気工事士の資格が必要です。もし、資格がなくてLED交換が自分で出来ない時は、電気工事店に依頼するようにしましょう。

DENKI110では、LED交換はもちろん、照明器具の取り付けや修理に対応しています。照明関連でお困りのお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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