テレビの受信アンテナと周辺機器のトラブル

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アンテナのイメージ

はじめに

日本のテレビ放送は地上デジタル放送へ完全に移行しました。それから10年近く経過し、最近では双方向サービスによる視聴者参加型の番組も増えつつあり、より視聴者に近いコンテンツと変化してきました。以前のアナログ放送ではVHF帯の電波とUHF帯の電波の2種類の電波で送信されていましたが、地上デジタル放送ではUHF帯の電波のみが使用されています。しかしそれぞれの特性上、メリットとデメリットが存在します。
VHF帯の電波では、電波が微弱な場合でもノイズ混じりの状態でかろうじて視聴できるなんて事もありましたが、現在のUHF帯の電波を使った地上デジタル放送では、鮮明に映るか全く映らないかのどちらかになります。当然ですが新たにUHF用の受信アンテナを設置して、地デジ対応テレビかデジタルチューナーを購入すると言う負担も強いられました。しかしながら現在ではすっかり定着し、その恩恵を受けているのも事実です。
そんな地デジですが、以前のアナログ放送に比べてデリケートで繊細な一面を持っています。特に、周囲に山や高い建物などの障害物があると電波を正常に受信することができないのです。そんな状況をカバーする為に必ず必要となるアンテナやその周辺機器に関するトラブルをまとめてみます。

1 テレビ放送の種類とアンテナの関係

アナログ放送が地デジ放送に変わりましたが、それ以外の放送とアンテナの関係をまとめてみます。

1-1 地デジ放送

地デジ放送を見る為には、電波塔から送られる電波をUHFアンテナで受信してデジタルチューナーへと送り、そこからテレビへと信号を送ってテレビ画面に映しだされ地デジ放送を観ることができます。
光テレビで地デジを観る場合には、フレッツ光などの光テレビを提供しているNTT西日本やNTT東日本などの事業者と契約し、その事業者が地デジの電波を受信して、あらかじめ契約者へ提供しているモデムと言う機器を介してデジタルチューナーへ送り、そこからテレビへ信号を送ることで地デジ放送を観ることができます。この場合には自宅に地デジ専用のアンテナを設置する必要はありません。この場合には光テレビを提供している事業者へ毎月ごとに何らかの料金が発生しますので検討が必要となります。
ケーブルテレビで地デジを観ることもできます。この場合にも光テレビの場合と同じく、ケーブルテレビの会社が地デジの電波を受信して、あらかじめ契約者へ提供している専用のデジタルチューナーへ送信し、テレビへと信号を送ることで地デジ放送を視聴することができます。この場合にもアンテナの設置は必要ありません。この場合にも光テレビの場合と同様にケーブルテレビを提供している事業者に対して毎月ごとに使用料が発生しますので検討が必要となります。

1-2 BS/CS放送

BS/CS放送を観る場合には、専用のパラボラアンテナを設置して衛星から電波を受信して番組を視聴します。一般的には通常の地デジ放送の番組をリアルタイムで観ることは出来ません。

2 地デジ放送を観るために必要なもの

光テレビやケーブルテレビを個別で契約して地デジ放送を観る場合には、事業者から提供される機材と自分で購入した地デジ専用のテレビがあれば視聴が可能です。(光テレビの場合はデジタルチューナーも必要です)それ以外の一般的な方法で視聴をする場合には、必ず揃える必要のあるものが幾つか存在します。

2-1 地デジの電波を受信するためのUHFアンテナ

電波塔から送信される電波を受信するためにUHFアンテナを設置する必要があります。代表的な形状としては、八木アンテナ、平面タイプ、各種デザインアンテナなど様々な形状があります。劣化を考えて材質にも様々ありますので、購入する前にはそれぞれの特徴や、メリット、デメリットを確認してから選ぶ必要があります。

2-2 分配器

2台以上のテレビで視聴する場合には分配器という機器を設置して、受信した電波をそれぞれのテレビへ分配する必要があります。通常は屋内に設置しますが、分配器を使うことでテレビコンセント端子が設置されていない部屋でも地デジを視聴することが可能になります。受信した電波を何台のテレビに分配するかで形状と値段が変わりますので、事前によく計画して適切なものを選びます。テレビを1台しか設置しない場合には分配器は必要ありません。

2-3 ブースター

アンテナを設置する地域や場所によってはテレビ信号の受信レベルが低いところがあります。その場合に設置するのがブースター(増幅器)となります。送られてくる電波が元々弱い地域や、近くに大型のビルが建っているなどの場合が考えられます。マンションなどでは各部屋に分配器を使って電波を送りますので、その場合にも分配しただけ電波が弱まってしまうのでこうしたケースにも大型のブースターを取り付けることになります。

3 アンテナに関するトラブル

テレビが映らなかったり、ノイズが出て見にくかったり、テレビに関するトラブルの原因として考えられるのは、テレビ自体の故障かアンテナや配線部分のトラブルが考えられます。

3-1 アンテナに起こるトラブル

電波塔から送られる電波をしっかりと受信するために設置するアンテナですが、台風や地震などの影響で倒れてしまったり電波塔の向きからずれてしまったりする場合があります。この状態では地デジ放送をテレビに映し出すことが出来ません。それ以外にも、長年使っていて固定部分の劣化で同様の状態になることも考えられます。
通常、電波の受信レベルはリモコンで確認することができますので、一度試してみることをお勧めします。赤、黄、緑のバーで表示され、赤ですと受信状況に問題があり、黄の場合は受信状況は悪いが番組を視聴することが可能な状態で、緑でしたら受信状況が正常であることを示します。

3-2 配線に起こるトラブル

配線に起こる問題として、抜けている、緩んでいる、亀裂が入っているという3項目が代表的なトラブルとなります。特にアンテナプラグは抜けやすいので、単純に抜けていただけという事例も多くあります。
また、業者に頼まずご自分で設置された場合に多いのが配線の接続部が緩んでしまったというトラブルです。専門業者が使う専用の道具で取り付けをおこなっていない場合に、いつの間にか緩んでしまったという事例があります。この場合にはしっかりと接続しなおせば問題が解消されるケースがほとんどです。
最後の亀裂ですが、特に外部にの配線部に切れるが入り雨などの水分が入り込んで腐食を起こすケースです。ご自分で取り付けされたり、専門業者にお願いした場合でも施工不良が原因となる場合もあります。この場合には、亀裂部分を見つけてその配線を取り替えることが必要ですが、できるだけ専門業者に相談しお願いすることをお勧めします。

4 ブースターに起こるトラブル

ブースターはアンテナの直下に取り付ける場合が多いので、環境によって劣化の度合いが変わります。ブースターにも寿命がありますので、いずれは壊れてしまう物であるとも言えます。ブースター自体が故障してしまうと専門的な知識が必要となりますので、専門業者にお願いして修理か交換をする必要があります。
基本的にブースターは受信した電波を増幅させる機械ですので、その電波に雑音などが含まれていたりするとそのままで増幅してしまいます。分配器の近くやケーブルの近くはそう言った雑音が含まれる可能性が高いので、できるだけアンテナの近くに設置することをお勧めします。

5 ブースターは必ず必要なのか

誰しもが地デジアンテナを設置するだけで綺麗な画像を観られる状態を望みますが、お住いの地域や建物の周囲の環境によって変わります。しかし地デジは、電波が弱くても映らないだけでなく、強すぎても映らないという点にも注意しなくてなりません。元々必要ない状況なのにブースターをつけたが故に映らないなどとなれば本末転倒といった状況になってしまいます。

6 テレビに起こるトラブルから見た原因

自宅のテレビが突然に調子が悪くなるといった場合があります。そんな時にいったい何が原因なのかを少しでも知識として持っておくと適切な対処をすることができます。テレビに起こったトラブルから見た原因の目安についてあげておきます。

6-1 ブロックノイズ

テレビの画面に横線が現れたり、四角いブロックでモザイクがかかったようになる現象のことをブロックノイズと言います。その場合の原因として可能性が高いのは電波不足や接触不良です。電波不足はリモコンを使って受信状況を確認し、接触不良は配線を全て調べてみて下さい。原因が特定できれば、アンテナを調整したりブースターなどの部品を交換や、配線の不良部分を修繕することで問題は解消されるはずです。

6-2 バックライトの寿命で映らなくなる

画面が全く映らなくなってしまったり、電源が入らなくなってしまったりした場合の原因として、バックライトの寿命が原因であるケースがあります。テレビに使用されているバックライトの寿命は7年程度だと言われています。寿命を迎えてバックライトがつかなくなると画面には何も映し出されなくなってしまいます。専門業者に相談して修理をお願いすることになります。

7 B−CASが原因のトラブルもある

地デジ専用のテレビにはB−CASと言われるカードが必要となります。テレビを購入すると必ず本体と一緒に梱包されていますので、多くの場合は本体設置後に側面か背面に差し込む場所がありそこへ差し込んで使用します。購入したテレビの特性によって数種類のカードに分けられていますが、そのカードを差し込むことで有料放送などに加入した際、専用のデコーダーを使う必要がなくなります。

7-1 赤いB-CASカード

地デジ、BS、CSに対応するカード

7-2 青いB-CASカード

地デジ専用のカード

7-3 オレンジのB-CASカード

CATV専用のカード

8 専門業者に頼む際の注意点

大手量販店でテレビを購入した際にアンテナ工事を伴う場合には、量販店の責任の元で工事が行われますのでトラブルは起こりにくと言えます。しかし、突然に発生した台風による被害や、地震による被害を受けて自分でネットで検索するなどして工事の相談をしたりする場合には悪徳業者の存在を頭に入れて対応する必要があります。悪徳業者の特徴は、とにかく曖昧にしたがることです。曖昧にすることで利益が得られる可能性を高くしたいのです。必ず詳細な見積もり明細を作成してもらい、細かい部分まで納得してから契約することが重要です。家族や知人など、自分以外の人にも見てもらって第三者からのアドバイスを受ける事も大切です。

8-1 事前調査をおこなうかどうか

悪徳業者は早く契約してお金にしたいという場合が多いので、通常アンテナ工事を行う場合に行う周辺の電波状況のチェックをしないで、いきなり見積書を作成して契約し、すぐに工事を進めようとする業者があります。利益にならない現地調査を省き、調査結果による工事のキャンセルを防ぐためにそのような行為になるようです。アンテナ工事をする際に一番重要になるのが電波状況の確認になりますので、いきなり工事を進めたがる業者には注意が必要です。

8-2 窓口が携帯電話の場合にも注意

全ての業者がそうであるとは言えませんが、中には意図的に携帯電話を使い、何らかの問題が発生すると音信不通になってしまうと言うケースもあるようです。携帯電話を窓口にして業務をおこなっている業者の中にも、お客様の立場に立ってすぐに対応する目的でおこなっている場合もありますので、固定電話を含めた複数の連絡先を確認するか、業者の所在地をしっかりと確認することが重要です。

まとめ

近年、テレビは単なる娯楽を提供するだけでなく、デジタル放送化によってさらなる進化を遂げて画像の鮮明さだけでなくインターネットとも融合して、リアルタイムでの情報を取得する為のツールへと変わりました。生放送中に視聴者と双方向での情報の送受信も可能となり、これから益々その汎用的な使い方に広がりを感じ大きな期待が膨らんでいきます。
しかし、長年に渡り使って来たアナログ放送からデジタル放送に変わったことで、様々な利便性の反面よくわからないと言う年配の方も多くいらっしゃると思います。まさによくわからない所にこそ悪徳業者の付け入る隙が生まれるのです。多少なりとも学んでおくことは、そんなトラブルを防ぐ大切な要因とも言えます。
あまりにも当たり前になりすぎて、自分が見ている放送はどうやって自宅のテレビで観れているのかなどと考える人の方が少ないのではないでしょうか。家電製品である以上、必ずと言って良いほどトラブルは起こります。いざと言う時に慌てて失敗しないためにも、自分のテレビの受信設備から画面に映し出されるまでの環境に興味を持って欲しいと思います。

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