エアコンを稼働させるとブレーカーが落ちる!国分寺市からの修理依頼
エアコンをつけるとブレーカーに影響がある
エアコン不具合を点検と訪問修理
東京都国分寺市のN様
エアコン漏電?トラブル確認と検査
このたび、エアコンを使用するとブレーカーが落ちてしまうとの少々心配になる案件の相談をお受けしました。ブレーカーが落ちることは安全性のためなので基本的に即座に危険性があるとは言えませんが、エアコンを使用したときだけにブレーカーが落ちるということでしたので、エアコンに電気的な異常が生じており、それを感知したブレーカーが落ちているという状況です。
ブレーカーは電気消費が増えたときだけに落ちると誤解されている人もいますが、それ以外に漏電などを感知して危険を回避するために落ちることもあります。そのため、今回のご相談を受けて心配になったのは、どちらかといえばこの漏電の件です。
無理をして使用を継続するようなことがあるとさらに危険性を伴う火災などに至るケースもありますので、まずは早期に原因を突き止め、復旧をおこなうことが重要と考えました。
また、漏電についてはこちらも併せてご参照ください。漏電とは何か、症状、解決法等詳しく解説しています。
エアコン機器の配線や内部を確認
お客様のご自宅にお邪魔させていただいたあと、即座に点検を開始しました。お客様は当初、電気の使い過ぎによってブレーカーが落ちたと考えたそうで、いくつかの家電製品の使用を中止したようです。
しかし、エアコンの使用をやめない限りどんなに消費電力を抑えてもブレーカーが落ちることに気付き、ようやく不具合があることを認知されたとのことでした。しかも、たしかに見ると漏電ブレーカーが落ちる状況でした。電気の使用のしすぎであればほかの各部屋ごとに設定された小ブレーカーが落ちますが、この漏電ブレーカーが落ちるということは文字通り漏電が発生している証です。
そのため、エアコンのある個所を管理する小ブレーカーは落としたままで漏電している場所を突き止める作業に入りました。その結果、エアコンの電源回りからの漏電を確認し、こちらの修理をおこなう承諾をお客様から得ました。
ブレーカーが落ちる現象についてはこちらのページでも紹介していますので併せてご参照ください。
漏電している状況を確認して修理
当初、お客さまが予期していたようにエアコンからの漏電がありました。お客さまもエアコンが濃厚と考えていた模様ですが、そうは言っても本当にエアコンからの漏電が起こるとは思っていなかったようです。しかし、意外とエアコンの漏電は多いトラブルでもあります。
一般的な家電製品は室内に置かれていますが、エアコンの場合には室外機もあるために壁の穴を経由して屋外と繋がっています。そのため、屋外から虫などが入り込んでケーブル類を傷つけるなどして、それがもととなって漏電に至ってしまうこともあるのです。
無論、虫以外にも様々な原因がありますが、屋外と繋がっている家電製品だからこそこのような外的影響を受けやすい製品でもあるのです。今回もエアコンの配線に異常があり、エアコンからの漏電を起こしていたことがわかりました。
そのため、これらの配線を交換する作業をお客様に提案し、承諾いただいたために交換作業をおこない、作業は終了となりました。
ブレーカーに影響なく稼働が再開
漏電を修理するために配線交換作業をおこなった結果、エアコンを稼働させてもブレーカーは反応しなくなりました。つまり、漏電が完全に解消されたという証です。
ただし、何度もブレーカーによって強制停止となっていたエアコンですし、漏電を引き起こしていたわけですから、こちらにそのほかの問題が起こっていないかどうかの確認をおこないました。エアコンを稼働させたあとに冷房そして暖房機能を確認し、リモコン操作などにも問題がないことを確認しました。
さらに室外機側の異常がないかどうかもチェックしましたが、こちらにも特に不具合と呼べるようなものは何もありませんでした。そのため、エアコンにはこれ以上の不具合はないということを確認して、すべての点検を終えることとしました。
漏電の放置は危険なために要注意
お客様はブレーカーが何度も落ちてしまうことがストレスだったと話してくださったのですが、逆にブレーカーが正常に稼働していたからこそ異常を遮断することができたわけです。そのため、ブレーカーが正常稼働していてよかったということをお伝えしました。
もしもここでブレーカーがエアコンの漏電をスルーするようなことがあれば大惨事に至っているケースもあります。火災の原因の中には漏電も多くありますので、そのような事態に至るリスクを回避できたことは大きいはずです。
さらに放置せずに即座にご連絡をいただけたことにも安堵しました。このまま長く放置しておくとストレスになるばかりではなく、漏電による危険性、さらにはエアコン本体を壊してしまうような可能性も考えられました。
そのような重大な事態を迎える前に早期に修理できたことは何よりです。今後も何かあれば即座に連絡してくださると約束してくださいましたので、こちらとしても安心です。
家庭用エアコンのDIYお手入れマニュアル
エアコンを正しくお掃除する方法
スプレー洗浄液の使用頻度とは?
家庭のエアコンは定期的に手を加え、メンテナンスをしてあげることが大切です。そして、各種メンテナンス作業の中でも使用者ができる簡単なメンテナンスがエアコンの掃除です。
着脱可能なフィルターのゴミを掃除機で吸い取るなどの掃除は基本ですが、それ以外にもアルミフィンなどにこびりついた汚れをスプレータイプの洗浄液で落とすことも今は可能です。以前はこうした掃除にはプロの手が欠かせませんでしたが、スプレーを噴射するだけで洗浄液が細かい部分にも入り込んで汚れを落としてくれるので、とても利便性の高いアイテムとして認知されています。
このスプレータイプの洗浄液の使用は半年に1度程度がベースと言われていますが、それより高い頻度で実施しても問題ありません。カビ汚れなどを落としてくれると言われるため、快適にエアコンを使用する上で重要な行為です。
洗浄液を使用する際の注意点は?
吹き掃除や掃除機のお手入れだけでは手が届かない細かい箇所も洗浄できるのが液状スプレータイプの洗剤ですが、このスプレーを使用した場合、少々であればホースを通じて屋外へ汚れと一緒に排出されますが、大量に使用した場合にはエアコンの下部などから部屋に汚れた洗剤が落ちてくることとなります。
そのため、スプレーを使用する際にはエアコンの真下をビニールで覆うなど、汚れが部屋に落ちないように対処しましょう。何もしないで使用すれば真下の床や壁を汚してしまい、かえってそちらの掃除のほうが大変になることもあります。
フィルターの正しいお手入れ方法
エアコン掃除の初歩とも言えるのがフィルターの掃除です。掃除機でゴミを吸えば基本的には問題ないのですが長く使用しているエアコンの場合にはフィルターの枠そのものも汚れてしまったり、掃除機で吸い取っても排除できないしつこい汚れが付くこともあります。
こうした汚れに対しては手洗いすることを考えたいものですが、水洗いは良いものの熱湯を使用した洗浄はフィルターを傷めてしまい、フィルターの寿命を縮めてしまうことも考えられますので使用は避けましょう。
また、漂白成分の含まれた強力な洗剤を使用すると色落ちなどの原因に繋がる場合もありますので、同様に避けたいものです。さらにタワシなどで強く擦る行為もフィルターを傷めますので避けておき、可能な限りは優しく洗浄してあげたいものです。
エアコンの電気代節約マニュアルと設定温度
設定温度がエアコン電気代を左右
設定温度を1度上げ下げするだけ
エアコンの電気代を考える上で設定温度は重要です。あくまでもひとつの目安ですが、大方の場合、設定温度を1度変えると電気代が10%変わると言われているのです。
たとえば夏場のエアコンの電気代が25度に設定していて6000円程度かかっていた場合、26度に上げることで5400円程度になると言われています。目安であり、エアコンの機種や使用方法などによって前後するものですが、1割変わるとなれば大きいため、設定温度を見つめ直すことも大切です。さらに、今は電力自由化によって電力会社が自由に選べます。
自分が夜間しかエアコンを使用しないなどということであれば最適な電力会社の最適なプランに変えることで今より安くできる可能性もあるため、こちらも検討してみましょう。
エアコンのオンオフを減らす運転
自宅で冷房にしても暖房にしてもエアコンを使用する中で電気代を気にすると小まめにスイッチオフにすることが大切と考えている人もいますが、逆効果の場合もあります。つまり、エアコンを稼働させたまま放置したほうが安くなることもあるのです。
オンオフを繰り返すとそのたびに大きな電力を消費しますが、常に稼働させておくと最低限の稼働で設定温度を保つことができます。たとえば夏に2時間ほど外出するような場合、電源を切ってしまうとその後しばらくして室内の温度は上昇し、2時間後にはまた暑い部屋になっています。
ここからまた下げるためにはたくさんの電気を使用しますが、2時間の間ずっと稼働させておくとそうはならないため、場合によってはこちらのほうが電気代が若干安くなることもあるのです。ただし、機種や環境によっては逆に高くなることもあるため、結果はケースバイケースではあります。
扇風機などとの併用も検討したい
エアコンの冷房機能を使用する際の電気代を安く納めたいのであれば、エアコンと一緒に扇風機を使用することを考えていきましょう。単体でエアコンのみを使用しても悪くはありませんが、扇風機をエアコンから吹き出す風の行き先に置いておくと、冷たい風を扇風機に受け取ってもらい、尚且つ部屋の左右に拡散してもらうことができます。
これによってエアコンのみで部屋全体を冷やすよりも効率的に冷やすことができると言われています。無論、部屋の造りや扇風機の機種、エアコンの機種などによっても電気代は左右されますが、併用を考えてみるのもひとつの選択肢と言えます。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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