エアコンのコンセントは100Vか200Vか?その選び方や特徴を解説!

エアコン

最近では200Vの電化製品の販売も増えてきています。200Vだと何が違うのか?答えはシンプルで、圧倒的にパワーが違います。

パワーが必要な電化製品の代表格はエアコンです。現在使っているエアコンがよりパワフルになったら部屋の冷暖房も効率的になります。電力がアップすると電気料金もアップするんじゃないの?と思われる方もいらっしゃいますが、そんなこともありません。

この記事では、エアコン専用コンセントや100Vと200Vのエアコンの性能の違いから、200Vに変更した際のメリット・デメリットなど詳しく解説していきます。

目次

エアコン専用のコンセントについて解説

エアコン専用のコンセントについて解説

エアコンを設置する際に専用のコンセントを使用しないと漏電や火災につながる可能性もあります。普段使っているコンセントと何が違うの?と思うかもしれませんが、エアコンを使用する際には専用のコンセントが必要です。ここではエアコン専用のコンセントが必要な理由を説明します。

エアコンには専用のコンセントがないと困る!

エアコンには専用のコンセントがないと困る!

なぜエアコンには専用のコンセントが必要なのか?その理由は大きく2つあります。

理由①エアコンは他の家電よりも消費電力が大きい

エアコンは家庭用であっても他の家電と比較すると消費する電力は大きいもの。その為エアコン専用のコンセントは、エアコンのみに電力を送る設計がされています。通常のコンセントでは複数の家電を使用できますが、エアコンは消費電力が大きいため、通常のコンセントで使用すると電力不足を招きブレーカーが落ちてしまいます。

理由②他の家電の故障の原因になる

エアコンを通常のコンセントで使用した時の不具合として、他の家電の故障や最悪火災につながるリスクが挙げられます。

通常のコンセントでは単体で複数の家電が使える様になっていますが、エアコンは商品電力が大きいため他の家電に対しても過剰に電気が流れてしまい故障の原因にもなってしまいます。また、過剰な電流はケーブルやコンセントを高温状態にしてしまいます。発熱を放置しておくと発火の原因にもなり最悪の場合には火災をも招きかねません。

もしエアコンの設置を検討しているのであれば、室内にエアコン専用のコンセントがあるかの確認が必要です。

エアコン専用コンセントの見分け方

エアコンを設置するのであれば、エアコン専用のコンセントが必要なのは前述した通りです。しかしエアコン専用コンセントが用意できているなら、どんなエアコンも動かせるかというと違います。

エアコンのコンセントの種類は複数あり、形状や電圧が異なってきます。メーカーによって対応しているコンセントを選ばないと、購入してからコンセントが合わない!などといった事態をまねいてしまいます。

ここではエアコン専用コンセントの見分けかとと種類を説明します。

まずは位置を確認

エアコン専用かどうかを見分けるのに一番分かりやすいのは、コンセントが設置されている場所です。アパートやマンションなどの賃貸住宅であれば既にエアコン用に窓の上あたりに専用のコンセントが設置されています。反対に、足もとや下部に設置されているのは通常のコンセントと思って間違いないでしょう。

稀に、上部であっても通常のコンセントが設置されていたり、単一の回路になっていない場合もあるのでしっかりとした確認が必要です。

エアコン専用コンセントは4種類

エアコン専用のコンセントと通常のコンセントでは使用用途が違うことを説明しましたが、形状も異なります。

通常のコンセントは100V、エアコン専用のコンセントは200Vと、使用できる電力に違いがあるので誤って使わないように微妙にコンセントの形状が違ってデザインされています。

コンセントの種類

名称

形状

電圧

面積目安

パラレル型

単相

100V15A

6~8畳用(単身者向け1LDK)

アイエル型

単相

100V20A

10~12畳用(リビングダイニング)

ダンデム型

単相

200V15A

14畳以上

エルバー型

単相

200V20A

16畳以上

※「単相」・・・・・家電に電気を送る方法の種類

 

メーカーの販売しているエアコンのプラグと、この4種類の内のエアコン専用コンセントの形状が対応している同士でないと接続ができません。購入時はプラグとコンセントの確認ンを行いましょう。また購入後にプラグとコンセントが合わなかったり、電圧が違っている場合にはコンセントを交換して対応する必要があります。

100Vのコンセントと200Vのコンセントの違いについて

100Vのコンセントと200Vのコンセントの違いについて

エアコン専用コンセントの説明をしましたが、100Vと200Vの2種類があることに気づきましたか?100Vと200Vでは何が違うのか説明していきます。

100Vのエアコンと200Vのエアコンでは何が違うのか?

100V、200Vと表記されているこの「V」はボルトの略です。ボルトとは電圧を表し、電圧は電気を押し出す力のことです。電圧が高いほど多くの電気を流していることになります。

家電において100Vと200Vの違いは消費する電力の違いを表しています。200Vの方が消費する電力が多いので、パワーも能力も高いといえます。

一般には電圧が100Vで電流が15Aのコンセントに対応しているエアコンは、比較的狭い部屋向けの冷暖房能力が低く、200V20Aは大型で能力の高いエアコン向けとされています。

単純に考えると、100Vのエアコンであれば消費電力が少なく冷暖房を効かせるのに時間がかかるでしょう。しかし200Vのエアコンであれば100Vのエアコンよりも多く電力を使い、短時間で部屋の温度を調整することが可能です。

200Vのエアコンを利用すると電気代は上がるのか?メリットとデメリットを解説

200Vのエアコンは100Vのエアコンよりも多くの電力を消費しています。200Vのエアコンを使用する時の具体的なメリットとデメリットは何でしょうか。

200Vのエアコンを利用するメリット
200Vのエアコンには以下のようなメリットがあります。

メリット①高性能で機能をフルに使える

200Vのエアコンの良さはその性能を100%使えるところにあります。100Vのエアコンや家電の場合には電圧を複数の家電で分け合っており、フルで性能を使っているとは言い難い部分があります。

メリット②電気代は安くなる

100Vのエアコンと200Vのエアコンを比較した時に、一番気になるのは電気代がどれだけ違うか?ではないでしょうか。

200Vのエアコンが高性能であるなら、電気代も倍近くかかるのか気になります。

消費電力を500Wとした時に、100Vのエアコンの場合は500W÷100V=5A、200Vのエアコンは500W÷200V=2.5Aと電流自体は2倍です。

分かりやすく例えるなら、100Vのエアコンが1時間で室内を設定温度にするのに対し、倍の電力を使う200Vのエアコンなら30分で温度の上げ下げができるのです。

それなら電気代も2倍なのかというと、そうではありません。電気代は消費電力で決まるので実際のところ100Vでも200Vでも電気代はほぼほぼ変わりません。

実際のエアコンによる冷暖房は外気温によって左右されます。外が寒ければ暖かくなるのに時間がかかりますし、真夏日で気温が高ければ高いほど室内を冷やすのには時間がかかります。

6畳~8畳の様な単身者向けの部屋なら100Vのエアコンでも対応は可能ですが、それよりも広い面積のお部屋の室内温度の調整には200Vのエアコンでないと対応は難しいでしょう。

むしろ高性能な200Vのエアコンを活用すれば、短時間で効率よく部屋の温度を調整できるのでコストパフォーマンスに優れているといえます。

200Vのエアコンを利用するデメリット

一方、200Vのエアコンを利用するデメリットは何でしょうか。

デメリット①初期費用がかかる

100Vのエアコンと200Vのエアコンを比較すると、200Vのエアコンの方が価格は高めに設定されています。100Vでも200Vでも消費電力が同じであれば電気料金自体は変わらないとしつつも、初期費用は高くなってしまいます。

デメリット②新規に設置や交換時に費用が掛かる

200Vのエアコンは、200Vのコンセントにしか対応していないため専用のコンセントがない場合は設置できません。その為新たに200Vエアコンを設置するにはコンセントを新しく設置するか、コンセントを交換するしかありません。

一般的な住居には電柱から電線が引かれており、そこから電気を利用できる仕組みになっています。引き込まれている電線は「黒」「白」「赤」の3色3本で構成されていて、これを「単相3線式」と呼びます。この配線であれば200Vのコンセントが利用できますが、稀に古い住居の場合には電線から2本しか引かれていないケースがあります。この場合には200Vのコンセントが設置できないので注意が必要です。

100Vのコンセントから200Vのコンセントに交換する時は配電工事が必須です。工事自体は専門家に任せるのが一番ですが、それでも配電工事は取り付けるエアコンの種類や配置する状況などによって発生する金額が変わってきてしまいます。

エアコンの取り付けやトラブルはDNKI110にお問い合わせを!

200Vのエアコンなら電気料金もコスパが良く、性能が良いことが分かりました。

200Vのエアコンに買い替えを検討している方は、まずは家のコンセントがエアコン専用かを確認してみましょう。エアコン専用であっても100Vのコンセントであれば200V用への交換が必要ですし、100Vのエアコンを200Vのコンセントで利用するにも配電工事が必要です。

コンセントの増設には電線の増設や配電盤の改造が発生するので、電気工事士の資格を持っている人間が取り組まないといけません。手間もかかり複雑な作業なのでどうしても費用は発生してしまいます。

安心・安全にエアコンを利用するためにはプロに依頼するのが確実です。適切な料金で作業を請け負ってくれる専門家を調べてみましょう!

DENKI110ではエアコン取付や交換などエアコントラブルにも迅速に対応しております。ぜひ一度お気軽にご相談下さい!

 

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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