コロナエアコンから水漏れ?原因や対策や応急処置を徹底解説!

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コロナエアコンから水漏れ?原因や対策や応急処置を徹底解説!

エアコンを使用中に突然の水漏れが発生すると非常に困りますよね。この記事を読むことで、コロナエアコンからの水漏れに関する原因や対策、応急処置の方法を具体的に理解することができます。

エアコンをつけたら突然水が漏れてくることはよくあります。水漏れは汚水で部屋を汚すだけでなく、暑い日の冷房利用を妨げるため非常に不快です。実は水漏れの約8割は掃除機を使えば自分で対応可能です。

この記事では、エアコンの水漏れの原因、最適な対処方法、そして水漏れを予防するための策について詳しく説明します。特にドレンホースの汚れや詰まりが主要な原因となることが多いため、ホースの掃除方法や内部のメンテナンスに注目してお伝えします。さらに応急処置としてどのような手順を踏むべきかも具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。

エアコン(クーラー)水漏れの応急処置のやり方

エアコン(クーラー)水漏れの応急処置のやり方

エアコンの水漏れは突然発生することがあり、家庭での使用中にこうした問題が発生すると、早急に対処することが求められます。ここでは、エアコンの水漏れが発生した際の応急処置について具体的な方法を説明します。

まず、水漏れが発生したら運転をオフにして垂れた水を拭き取ります。用意するものは雑巾です。手順は以下の通りです。

  1. エアコンの運転をオフにします。これにより、水がこれ以上出てくることを防げます。
  2. エアコンの電源を抜きます。感電の危険があるため、この時点で電源を抜いておきます。ただし、既にコンセントやコードが濡れている場合は触らず、自然に乾くまで待ちます。
  3. 最後に、垂れた水を拭き取って応急処置は完了です。

これでエアコンの水漏れの応急処置は完了ですが、次は根本原因を特定し、適切な対策を講じましょう。

水漏れの主な原因は2つ

水漏れの主な原因は2つ

エアコンの水漏れは多くの家庭で発生しやすいトラブルです。主な原因の一つが排水ホースの詰まりです。通常、ホース内に溜まった埃やゴミが水の流れを妨げ、水漏れを引き起こします。また、室内機のドレンパンからの水が正しく排水されない場合もあります。

これが原因であれば、ドレンパンの清掃が必要です。自力で解決できない場合は、専門業者に点検と修理を依頼するのがおすすめです。予防策として、定期的にエアコンのメンテナンスを行い、排水ホースやドレンパンの清掃を怠らないことが重要です。これにより、エアコンの水漏れを未然に防ぐことができます。

エアコンの水はどこから?

エアコンの内部冷却過程で空気中の湿気が結露し水滴となります。この水滴はドレンパンを通じて排水管へ流れます。しかし、水漏れの原因を特定することが重要です。ドレンパンや排水管が詰まっていたり、ドレンホースが曲がっていたりすると水が正しく排出されず、室内機から水が漏れることがあります。

この問題に対処するには、まずドレンパンと排水管の状態を確認し、詰まりや曲がりがないかをチェックすることが必要です。また、定期的なメンテナンスも重要です。エアコンの水漏れの原因を正確に把握し、適切な応急処置や修理を行うことで快適な生活環境を維持できます。

水漏れをもたらす異常とは?

エアコンの水漏れの主な原因は以下の異常に分類されます

  1. 内的要因:エアコンの室内機が作った水が原因です。この場合、ドレンパンやドレンホース内にホコリやカビが溜まり、排水がうまくいかないことがあります。また、急激な温度変化で結露が異常に発生し、排水能力を超える場合もあります。
  2. 外的要因:エアコンの室内機が作った水以外が原因です。例えば、エアコンの設置不良が挙げられます。水平に設置されていないと、水が正常に排水されずに漏れることがあります。

これらの原因を特定し、早めに対処することで水漏れを効果的に解消することが重要です。具体的な解決方法は問題の特定と共に案内いたします。

さらに、内的要因でも外的要因でもない第3の要因がエアコンの水漏れに影響することがあります。これについても番外編として取り上げ、対応策を案内しています。

エアコンと水の関係性

エアコンと水の関係性

エアコンの水漏れ問題は家庭でよく見られる現象ですが、その原因や対処法について理解することは重要です。エアコンが水を扱う仕組みを知っておくことで、問題が発生した際に迅速かつ適切な対応が可能です。エアコンの運転中、室内の湿気を取り除く過程で結露水が発生します。

正常な状態ではこの結露水は排水ホースを通じて外部に排出されますが、異常が発生すると水漏れが生じます。このため、エアコンと水との関係を理解し、適切な対処方法や予防策を知ることが重要です。

全体としてエアコンの水漏れに対応するためには、基本的な仕組みを理解し、適切な対処方法を講じることが大切です。

エアコンは水があるのが大前提

エアコンは空気中の湿気を取り除くために、水を生成します。特に夏の冷房運転時には、水の生成が顕著です。この水の生成は、エアコンが正常に動作している証拠でもあります。

冷房時、エアコンは温かい空気を吸い込み、冷気に変換し、冷たい風を吹き出します。この過程で温かい空気中の湿気が結露し、水が発生します。したがって、エアコンと水は切り離せない関係であり、水が生成されるのはエアコンが冷却機能を果たしている証拠です。

また、エアコンは暖房運転時にも水を使用しますが、冷房運転時ほど目に見える形で水が生成されることは少ないです。それでも水の存在は、エアコンが効率的に機能するために不可欠な要素です。

イメージは冷えたグラスの結露

エアコンの水の生成を理解するために、冷えたグラスの結露をイメージしてください。夏の日差しの下、冷えたグラスがテーブルに置かれている様子を思い浮かべてみましょう。

グラス内部には氷水が入っており、周囲の温かい空気がグラス表面で冷えることで結露が生じます。この現象がエアコン内部でも起こっているのです。具体的には、グラスがエアコンの熱交換器、氷水が冷媒ガス、テーブルがドレンパンに相当します。

エアコンは温かい空気を内部で冷やし、冷たい空気を作り出す過程で結露が発生します。この結露の水はドレンパンに集められ排出されますが、故障や詰まりがあるとエアコン内部に水が漏れ出すことがあります。エアコンの水漏れを防ぐためには定期的なメンテナンスと点検が重要です。また、冷媒ガスの不足やドレンパンの汚れが原因で水漏れが発生することもあるため、専門業者による点検を受けることをお勧めします。

冷房だけでなく、暖房でもエアコンから水が出ることもある

多くの人は冷房時にだけ水が出ると思いがちですが、実は暖房時にもエアコンから水が出ることがあります。特に暖房と冷房を切り替える過程で室外機に結露が発生し、水が排出されることがよくあります。

エアコンは冷房運転時に室内機内で水を発生させますが、暖房運転時には室外機が同様の働きを行います。冬場には室外機の配管から水が出ることもあります。これがエアコンが正常に機能するための自然な現象で、エアコンと水は切り離せない関係です。したがって、冬でもエアコンの水漏れに注意し、適切な対処法を知っておくことが重要です。

エアコンの水の流れは?

エアコンの内部には冷却コイルがあり、冷房時に空気中の水分を結露させて水滴を生成します。これらの水滴はドレンパンに集まり、ドレン配管を通じて屋外に排出されます。壁掛形エアコンの場合、水は表側の熱交換器とドレンパンを通り、背面側の熱交換器とドレンパンを経て再度表側のドレンパンへ流れ、最終的にドレン配管を通じて排出されます。

この流れは天井カセット形や天井吊下形、床置形など全てのエアコンに共通するシステムです。エアコンの水が正常に排出されるためには、内部の水の流れがスムーズであることが重要です。ドレンホースの詰まりや傾斜不良が原因で水漏れが発生することがあるので、定期的なメンテナンスが必要です。

ドレンホースの水漏れの対策

ドレンホースの水漏れの対策

エアコンのドレンホースの水漏れは、家庭内でよく見られる問題です。実際、エアコンの水漏れの約8割はドレンホースのエラーに起因しています。エアコンから水漏れが発生した場合、まずドレンホースに不具合がないか確認し、その後掃除を行います。

ドレンホースはエアコン内部に発生した水を外に排出するためのホースですが、細くて詰まりやすいです。ホコリがホースの途中に引っかかったり、外からゴミが入ったりといった理由で詰まります。寒い季節では、ドレンホースにたまった水が凍って詰まることもあります。

こうしたドレンホースの詰まりによって排水が不良となり、内部を逆流してエアコン本体から水漏れが発生します。この原因として考えられるのは、ドレンホースの排水不良と詰まりの2つです。具体的な対策を視野に入れ、原因を特定し問題解決に取り組むことが重要です。

排水不良

ドレンホースの排水不良は、エアコンの内部で生成された結露水が正常に排出されず、室内に水漏れを引き起こす原因となります。まず、ドレンホースの状態を確認し、適切な対策を講じることが重要です。排水不良の主な原因には、ドレンホースの曲がりやねじれ、ホース自体の老朽化や劣化、エアコンの設置不良による傾きなどがあります。

また、ドレンホースの出口がふさがっていたり、たるんだり折れたりすることで水の通りが悪くなると、逆流が発生することもあります。特に、雨の日に水たまりにドレンホースの出口が突っ込んでいると、水漏れが発生します。

これらの原因が確認できた場合、ホースの交換や適切な設置調整が必要です。解決方法として、まず割り箸を用意し、室外機の近くにあるドレンホースを探します。次に、排出口のふさがりや水の通りやすさを確認し、位置を変えたりゴミを取り除くことで、水漏れの問題を解決します。定期的な点検も重要です。

詰まり

ドレンホースの詰まりは、埃やカビ、苔などが溜まることで起こり、これにより正常な排水が妨げられ、水漏れが多発します。ドレンホースの詰まりを解消するためには、まず内部の掃除が必要です。具体的には、以下の方法があります。

まず、掃除機を使って詰まりを吸い取る方法です。掃除機の吸引力でホース内のゴミやカビを吸い出し、水漏れの問題を解消できます。

次に、専用のポンプを使う方法です。このポンプを使用して、ホース内部の詰まりを取り除きます。ポンプは強力な水流を発生させるため、効果的に詰まりを解消できます。

これらの方法を試して、ドレンホースの詰まりを解消し、エアコンの水漏れを防ぎましょう。

掃除機で吸い取る

最も手軽な方法として、掃除機を使用してドレンホースの詰まりを吸い取る方法があります。まず、掃除の前にエアコンの電源をオフにしましょう。対応するために、次のものを用意してください

必要な物
・掃除機
・布やいらなくなったタオルやTシャツなど

手順としては、ドレンホースの排出口に布を当て、掃除機をしっかりと接続し、ゴミや汚れを吸い取ります。注意点としては、ドレンホース内の水を吸わないようにすることです。水が掃除機に吸収されてしまうと故障の原因になります。これを防ぐためには、冷房を数日間使用せずに掃除することや、排出口に布を当ててから吸引することが有効です。

実際の吸引では、薄い布を使うと効果的です。フェイスタオルやヘアゴムを使うよりも、てぬぐいなどの薄い布を使用すると良い結果が得られるかもしれません。この方法は簡単かつ迅速で、ドレンホースの詰まりを効果的に取り除くことができますが、万が一充分に取り除けない場合は、専用ポンプの使用を検討してください。

専用のポンプを使う

ドレンホースの詰まりがひどい場合には、専用のポンプを利用する方法が効果的です。これによりエアコンの水漏れを解消できます。以下に具体的な手順を説明します

最初に、タオルと専用ポンプ(ドレンホースクリーナー)を用意します。エアコンの電源をオフにし、ドレンホースを外します。次に、ポンプの口をドレンホースの排出口にぴったり合わせ、隙間がないように調整します。ポンプのハンドルを引いてホース内のゴミを吸い取り、詰まりを解消します。

このとき、ハンドルを押すと逆流が発生するので、絶対に押さないように注意してください。作業後はポンプを外し、ホースを元に戻してからエアコンを再度使用し、水漏れが解消されているか確認します。

掃除機よりも専用のポンプを使用した方が効率的で、詰まりを確実に取り除くことができます。作業中はエアコン本体の吹き出し口にタオルを当てておくと良いでしょう。これにより、室内に汚水が飛び散るのを防ぐことができます。

また、作業中にハンドルを押し間違えて逆流しないよう注意してください。専用のポンプを使った方法はおすすめで、実際にやってみた感じが非常に効果的でした。サクション商品や画像なども参考にすると良いでしょう。

内部の汚れの水漏れの対策

内部の汚れの水漏れの対策

エアコンが外のホースから正常に排水されているにも関わらず水漏れが発生する場合、その原因はエアコンの本体内部にある可能性があります。エアコン内部で考えられる水漏れの原因は以下の三つです。

まず、フィンの結露です。温湿度差によりフィンに水が結露し、これが原因で水漏れが発生します。次に、ドレンパンの汚れです。ドレンパンが汚れていると排水がスムーズに流れず水が溢れます。最後に、部品の故障です。エアコン内部の部品に故障があると正常な排水が行われず水漏れが生じます。

これらの原因を見極め、適切な掃除や修理を行うことが重要です。エアコンの水漏れ対策として、定期的な内部の掃除と必要に応じた部品交換を行うことで、快適な室内環境を維持しましょう。

フィンの結露

エアコンの水漏れは多くの家庭で一般的な問題ですが、その原因は複数考えられます。まず、エアコン内部のフィンの結露を疑いましょう。フィンはエアコン本体内にあり、空気を暖めたり冷やしたりする部分で、温度調節を行うと水滴が発生します。通常はドレンパンとドレンホースを通って室外に排水されますが、大量に結露が発生すると水滴が室内に垂れてくることがあります。

自分でフィンの結露を解決する方法としては、まずフィルターを掃除することが挙げられます。また、エアコンの使いすぎを避けることも重要です。ただし、フィンは内部のデリケートな部品であるため、自分で掃除することはおすすめしません。残念ながら、フィンの掃除は業者に依頼するのが最良の方法です。

これらの対策を順に実行することで、エアコンの水漏れの原因を特定し、水滴の室内への流出を防ぐことができます。

定期的にフィルターを掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンの効きが悪くなり、設定温度を下げがちです。これによりフィンが急に冷やされ、大量の結露が発生し、水漏れの原因となります。フィルター掃除は2週間に1度程度、エアコンクリーニングは1年に1回が理想です。業者に依頼する際は、ドレンホースの洗浄をオプションで頼むことができる場合があるので、一緒に依頼するのがおすすめです。

定期的な掃除の間、エアコンの使用状況によってはフィルターの汚れをチェックし、掃除機で吸い取るなどして清潔な状態を保つことが重要です。これにより、水漏れの原因である結露の発生を防ぎ、水のトラブルを回避できます。

エアコンの使いすぎない

エアコンのフィルターを定期的に掃除することは重要ですが、それだけでは水漏れが解決しない場合があります。その場合、エアコンの使い方を見直しましょう。特にエアコンを長時間使い、設定温度を20度未満にするとフィンが冷えすぎて結露が大量に発生し、水漏れの原因となります。エアコンの使用間隔を見直し、寒すぎない温度設定を心がけましょう。

さらに、部屋の構造によっては冷えにくい場合もあるため、エアコンの設置位置を再考することが解決方法の一つです。扇風機を併用することで風を効果的に循環させ、エアコンの効率を上げることができます。これにより電気代も考慮しながら快適に部屋を冷やせます。適切なエアコンの使い方とフィルターの掃除で、水漏れを予防しましょう。

ドレンパンの汚れ

エアコンを長時間連続で使用すると、フィンに結露が発生しやすくなります。フィルターを掃除したにもかかわらず水漏れが続く場合、エアコン内部のドレンパンが汚れていることが原因の可能性があります。ドレンパンは、フィンで発生した結露の水分を集める場所です。雨どいに落ち葉が詰まって雨水が流れないのと同様に、汚れが詰まったドレンパンでも流れが妨げられるのです。

この問題を解決するには、ドレンパンの掃除が必要ですが、エアコン内部の繊細な部品に自分で手を加えるのはおすすめしません。プロのエアコンクリーニング業者に依頼することで、ドレンパンの汚れをきれいにしてもらえます。

適度に使用を制限し、冷房運転の合間に送風運転をすることでフィンを乾燥させ、特に湿度の高い日に注意することも重要です。これらの対策を講じることで、水漏れを予防し、エアコンの健全な稼働を保つことができます。

部品の故障

エアコンのドレンパンは、冷房運転中に発生する水滴を集めて排水する役割がありますが、ここが汚れているとうまく排水できず、水漏れの原因となります。ドレンパンの定期的な清掃も重要です。清掃を行う際には、エアコンの電源を切り、ドレンパンを取り外して汚れを取り除きましょう。特にカビやゴミが詰まると排水が妨げられますので、念入りに掃除してください。

また、エアコンの内部部品、特にフィンなどが故障している場合も水漏れの可能性があります。このような故障は素人では判断が難しく、自分で解決するのは困難です。何が壊れているか内部を確認するのも難しいため、メーカーに相談するのが一番手っ取り早いでしょう。専門知識を持つ技術者が問題を的確に判断し、適切な修理を行ってくれます。

その他の水漏れの対策

その他の水漏れの対策

エアコンの水漏れの原因は多岐にわたります。一般的な原因としてはドレンホースの詰まりやエアコン内部の汚れがありますが、特殊なケースも存在します。その一つがエアコン本体が傾いている場合です。

また、配管の劣化や設置不良による雨水の侵入も考えられます。特にマンション住まいの場合、外部と部屋の気圧差が原因で水漏れが発生することもあります。これらの原因による水漏れ対策は、エアコンメーカーや業者にお願いし、適切に対処してもらうことが必要です。

エアコンの室内機が傾いている

エアコンの室内機が水平に設置されていない場合、水漏れが発生することがあります。特に本体が傾いていると、ドレンパンも傾き、ドレンホースへ正常に水が流れずに溢れてしまいます。こうした場合、エアコンの傾きを自分で修正するのは困難ですので、専門の取り付け業者に連絡して修理してもらうことが重要です。

また、エアコンの寿命は一般的に10年程度であり、劣化による設置不備が水漏れの原因となることもあります。設置不備が見つかった場合は、修理だけでなく状況によっては買い替えも検討する価値があります。適切に設置し、定期的な点検を行うことで、水漏れを防ぎましょう。専門家に依頼することで、安心して快適な空間を維持できます。

配管の劣化や設置不良の雨水の侵入の影響

エアコンの配管が劣化していたり、設置不良によって雨水が配管内に侵入することがあります。この場合、排水ホースから逆流した水が室内機から水漏れを引き起こします。この問題を防ぐためには、まず配管の状態を定期的に確認することが重要です。

特に古いエアコンや長期間使用している場合は、配管素材の劣化が考えられますので、必要に応じて交換を検討してください。また、設置時には配管がしっかり結合されているか、外部からの雨水の侵入を防ぐ工夫がされているかを確認することが大切です。

雨の日やその後にのみ水漏れが発生する場合、雨水が侵入している可能性があります。このケースは自分で解決するのは難しいため、修理業者や取り付け業者に連絡しましょう。定期的な点検と適切な対処が水漏れの予防に役立ちます。

マンションの気密性で部屋の内外に気圧差が発生している

特に高気密のマンションでは、エアコン使用中に室内外で気圧差が生じることがあります。これはエアコンの排水機能に影響し、水の逆流や水漏れが発生する原因となります。この問題は窓を締め切り換気扇を稼働させることで、屋外の気圧が高いまま室内の気圧が低くなるため起こるのです。その結果、外の空気と一緒に水も室内に流れ込むことになります。

解決策としては、気圧差を均等に保つことが重要です。具体的には、換気扇を適切に使用し、窓を少し開けて空気の流れを確保することが有効です。また、エアコンの排水ホースに逆止弁を取り付けることで水の逆流を防止できます。これにより水漏れの発生を未然に防ぐことができるでしょう。

エアコンの水漏れの発生箇所と原因

エアコンの水漏れの発生箇所と原因

エアコンの水漏れは家庭内で困る問題です。正確な原因を特定することで、適切な対処方法や予防策を講じることができます。以下では、エアコンの水漏れが発生する主な箇所とその原因について説明します。

どこで発生し、何が原因で起こるのか、以下の表を見ていきましょう。

エアコン内部(フィンやドレンパン)が原因のケースドレンホースが原因のケース
水漏れの場所風の吹き出し口
エアコン本体下面
エアコンと壁との間
エアコン本体下面
自分で対処可能か△(フィルターのみ)
備考エアコン掃除をしていない場合に多い(1年以上)水漏れするほとんどの原因(8割程)

原因としては、ドレンホースの詰まりが大部分を占めており、水漏れの約8割はこれが原因です。フィルターの掃除を行うことが推奨されますが、1年以上掃除をしていない場合にはプロに依頼することをおすすめします。

エアコン内部の汚れが原因の場合、クリーニングで改善できることが多いですが、本体の設置が悪く傾いている場合や、パーツの故障である場合もあります。これらの場合は、パーツの交換や取り付け業者に依頼する必要があります。

冷房使用時には風で流れた水がゴミを乗り越えられず、下に落ちることがあります。基本的には、ドレンパンを外しての高圧洗浄がおすすめです。ドレンパンの内部をプロに依頼してクリーンにすることで、問題を解決できます。

このように、エアコンの水漏れは掃除やクリーニングで解決できる部分が大きいですが、全ての問題がこれで改善するわけではありません。適切な対処法を用いることで、快適な環境を維持することが可能です。

水漏れの予防方法

水漏れの予防方法

エアコンの水漏れは特に夏場の高温多湿の時期に発生しやすく、家庭での困りごとの一つです。防止するためには、設定温度を20度未満にしないようにしましょう。内部の水分を減らすことが重要です。

冷房の効きが悪い場合は、設定温度を下げずに、エアコンクリーニングを行い空気の流れを改善しましょう。フィルターの掃除は自分でできますが、フィンやドレンパンなどは業者に依頼することをおすすめします。

また、扇風機を使うことでエアコンの効きを補助できます。内部の汚れを取り除き空気の流れをスムーズにすることで、水漏れを効果的に予防できます。

料金相場と作業時間

実際にエアコンの水漏れが発生した場合、その修理費用や作業時間が気になるところです。エアコンクリーニングの料金は通常、タイプによって若干変動しますが、平均的には1万円前後です。作業時間も重要な要素で、通常のクリーニング作業であれば数時間以内で完了することがほとんどです。この料金相場と作業時間の間で安心してエアコンのクリーニングを依頼できるでしょう。

料金相場

エアコンの水漏れ修理の料金相場は、以下の料金です。

タイプ料金(税込)
通常タイプ8,000〜12,000円
お掃除機能付き13,000〜17,000円
天井埋め込み型1方向23,000〜27,000円
天井埋め込み型2方向25,000〜29,000円
天井埋め込み型4方向24,000〜28,000円
天井吊り型23,000〜27,000円

具体的な料金は、修理内容や場所、機種によって異なります。掃除機能の有無や天井タイプなどの違いが料金に影響します。料金の目安を参考にし、具体的な作業内容や修理範囲によって費用の変動を考慮してください。

おおよその作業時間

修理作業にかかる時間は、エアコンの種類と状態によって異なります。通常の壁掛型エアコンであれば、作業時間は約1~2時間です。掃除機能付きの壁掛型エアコンの場合は、約2~3時間かかります。

天井型エアコンの場合は、約3~3.5時間が目安です。これらの時間は掃除やドレンホースの交換にもかかり、内部部品の交換や大規模な修理が必要な場合はさらに時間がかかることがあります。修理業者のスケジュールやエアコンの状態によっても時間は変動するため、予め余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

プロとDIYでの違い

エアコンの水漏れ修理について、自分で修理するDIYとプロの業者に依頼する違いをご説明します。家庭で行うエアコンの掃除はフィルターの清掃や室内機の外観の拭き取り程度でしょう。自分で行う場合、内部の汚れや熱交換器の洗浄は難しく、徹底的に清掃するのは困難です。

一方、プロのエアコンクリーニングでは、エアコンの外装パーツを取り外し、熱交換器や送風ファンを専用洗剤と高圧洗浄機で洗浄します。業者は室内を汚さないために養生作業を行い、専用機材で内部を清掃します。

これにより、一般の方では手が届かない部分まできれいに掃除できます。特に子供やペットがいる家庭では、清潔さを保つためにプロのクリーニングを利用するのが安心です。

口コミや評判を参考に、信頼できる業者にお願いすることをお勧めします。プロの従業員は経験豊富で、エアコンの使用状況に応じたメンテナンス説明も行ってくれるので、定期的に利用すると良いでしょう。

よくある質問

室内機から水漏れした際に自分で点検できる個所は?

まず、エアコン室内機から水漏れが発生した場合、以下の箇所を点検することが重要です。

エアコン室内機からの水漏れは、様々な原因が考えられます。以下の項目をご確認ください。

  1. フィルターの汚れ:フィルターが汚れている場合、性能が悪くなり水漏れの原因となる可能性がありますので掃除を行ってください。
  2. ドレンホースの先端:ドレンホースの先端がつぶれたり、詰まりが発生している場合、水が排出されずに室内機から漏れることがあります。特にホースの状態を確認しましょう。
  3. 施工の問題:取付直後に水漏れが発生した場合、施工が原因である可能性があります。この場合は、販売店や施工店へご相談ください。
  4. 気密性の問題:気密性の高い家で吸気口を閉じたまま排気のみしている場合、室内に湿気がこもり水漏れが発生することがあります。吸気口が開いているか確認してください。

以上の点を確認することで、エアコンの水漏れの原因を特定し、適切に対処することができます。

室内機からポコポコという音がしたら?

エアコンの内部には結露を集めるためのドレンパンがありますが、このドレンホースが詰まると水漏れが発生します。以下の手順を参考にしてください:

まずエアコンの電源を切り、壁から取り外します。
次に、ドレンホースを外し、詰まりがないか確認します。詰まりがある場合は、細いブラシや押し出し用の道具を使用して清掃します。
さらに、ドレンパンに溜まっている水をタオルや雑巾で拭き取ります。

高気密住宅で換気扇を使用中に外気がエアコンのドレンホースから流れ込むことがあります。特に屋外が強風の場合や高層住宅でこの問題が発生しやすいです。改善策として、窓を開けるか換気扇を止めることを試してみてください。

また、エアーカットバルブをドレン配管に取り付けることも効果的です。その場合、設置業者にお問い合わせください。

エアコンの右側から水漏れする原因は?

エアコンの右側から水漏れが発生する主な原因の一つは、ドレンホースの詰まりです。ドレンホースが詰まると、冷却時に発生する結露水が正常に排出されず、水漏れが発生します。ドレンホースの詰まりは、ゴミやほこり、水垢などが溜まることによって引き起こされます。

まず、エアコンの電源を切り、ドレンホースを確認します。ホースが外れていたり、曲がったりしていないか確認し、異物を取り除きます。次に、ホース内部に溜まった汚れを掃除機で吸い取ります。

定期的なフィルター清掃も重要です。フィルターにほこりや汚れが溜まると空気の流れが悪くなり、結露が正常に排出されなくなります。フィルターを取り外し、水で洗浄し、乾かしてから再装着します。

これらのチェックと作業を行っても水漏れが続く場合は、プロの修理業者に依頼することをお勧めします。定期的なメンテナンスを行うことで、水漏れの予防に繋がります。

まとめ

エアコンの水漏れは多くの家庭で発生する一般的な問題です。特に夏場の高温多湿な環境ではエアコンの稼働頻度が高まり、水漏れが発生しやすくなります。この記事ではエアコンの水漏れの原因としてドレンホースの詰まりや内部の汚れなどが考えられることを詳しく解説しました。

原因特定のためには自分自身での調査やプロの汚れ除去サービスを利用するのがおすすめです。また、応急処置としてドレンホースの掃除やエアコン内部のフィンの清掃を行い、状態を見極めましょう。

修理や予防策としてはエアコン購入時やメンテナンスについての内容をよく理解し、責任を持って管理することが重要です。特に重大な場合には、会社や店舗にお願いしプロの対応をお願いするのが安全です。具体的な画像やイメージ、掃除商品なども活用しながら迅速に水漏れ問題を解消しましょう。

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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