エアコンからパキパキという音の原因は?他の異音も徹底解説!

エアコン

エアコンから聞こえる異音にはパキパキ、ジー、カチカチなどさまざまなものがあります。これらはエアコンの不調を示していることがあり、早急に対処することが求められます。

エアコンの異音は様々な原因で引き起こされますが、多くは初期対応で改善できます。しかし、放置するとさらなる故障や修理費用の増大につながるため、異音を感じたら速やかに原因を特定し適切な対処をすることが重要です。エアコンからの異音にはそれぞれ原因があり、適切な対処が必要です。安全かつ快適な使用のためにも、異音には敏感に反応し適切に対処しましょう。

目次

エアコンからパキパキ?エアコンから聞こえる異音の原因とは

エアコンからパキパキ?エアコンから聞こえる異音の原因とは

エアコンから聞こえる「パキパキ」という音やその他のうるさい異音に悩まされていませんか?特に、暑い8月にエアコンが不調を起こすと、不便と不安が増します。こちらでは、エアコンから聞こえる「パキパキ」という音の原因と、その対処方法について具体的に解説します。

エアコンのパキパキ音の原因

この音は、温度変化によりエアコンの室内機部分のプラスチックが膨張や収縮によって発生します。特に、暑い日にエアコンが稼働し始めて冷却されたとき、プラスチック部品が収縮してパキパキと音を発することがあります。

また、エアコンの熱交換器のフィンが冷えて凍ったり解凍されたりする過程で同様の音が出ることがあります。ここで重要なのは、プラスチックが原因で発生する音は基本的に心配する必要がない点です。しかし、熱交換器のフィンが原因で音がする場合は、故障の可能性があるため注意が必要です。これは、熱交換器や配管から冷媒ガスが漏れ、部品が不正常な温度で凍結する場合があるからです。

パキパキ音は必ずしもエアコンの故障を意味するわけではないですが、予期せぬトラブルの兆候である可能性もあるため、注意しましょう。

エアコンのパキパキの対処法

この音はエアコン使用時によく遭遇する問題ですが、いくつかの原因とそれに合った対処法があります。

温度変化によるパキパキ音への対処法

  1. 1.窓を開けて換気する:エアコンが発するパキパキ音が温度変化によるものだと思われる場合は、窓を開けて室内の温度や気圧を調整します。これにより音が収まる場合があります。
  2. 2.ドレンホースの点検・清掃:ドレンホースの詰まりもパキパキ音の一因です。ドレンホースが詰まると水の流れが阻害され異音の原因になります。まずはホースを確認し、簡単な詰まりなら自身で掃除を試みましょう。しかし完全な解決を望む場合は専門業者に清掃を依頼することを推奨します。

エアコンからから出る正常な音

エアコンからから出る正常な音

エアコンを使用していると、様々な音が聞こえることに気付くかもしれません。しかし、すべての音が故障や不調を意味しているわけではありません。エアコンから発生する正常な音を知ることで、実際に注意が必要な異音を見分けるための参考にしてください。

プシューやシャー音

エアコンを使用していると、運転開始時や停止時に特有の音が発生することがあります。これは、エアコンが正常に機能している証拠の音です。この音の原因と、エアコンユーザーが安心できる理由を具体的に解説します。

この音は、エアコン内の冷媒ガスが管を通って流れる際に発生します。エアコンが霜取り運転など特定の動作をする時に、この音が鳴ることが多いです。冷媒ガスは、エアコンが空気を冷却または暖房するために必要な要素であり、このガスが適切に流れている証拠がこの音です。

シュルシュルやチョロチョロ音

エアコンのファンが回転し、冷暖房された空気を部屋中に送るプロセス中に音が生じます。この音は、エアコンが適切に機能している間に発生し、設定温度に達するまでの間や風量の変更時に特に聞こえます。

配管内のガスの流れ

エアコン内部の配管を通ってガスが流れる際にも音がしますが、これは正常運転の一環です。

ドレンホースの水の流れ

音は、主にエアコンのドレンホースに水が流れる音によるもので、これもエアコンからの余分な水分を外へ排出する正常なプロセスによる音です。

ウィーン音

この音はエアコンの正常な動作に伴うもので、2つの原因が主に考えられます。

  1. コンプレッサーが起動する音
    • エアコンのコンプレッサーは、冷暖房を行う際の心臓部分に当たります。この機械が作動することで、主なウィーンという音が発生します。動作開始時にこの音がするのは、エアコンが正常に作動している証拠です。
  2. ルーバーの動作音
    • エアコンからは、風の向きを調整するルーバーが動作する際にも、ウィーンという音が発せられることがあります。この音もまた、エアコンが適切に機能している際に発生する正常な機械音と理解できます。

以上の2点から、ウィーンという音について心配する必要はありません。これらはいずれもエアコンが冷暖房の準備をしている際に必要な音であり、エアコンが正常に稼働している状態です。

エアコンの不具合の可能性がある音

エアコンの不具合の可能性がある音

エアコンからの異音は、必ずしも大きなトラブルの前触れとは限りませんが、異音が聞こえたらそれを軽視せず、原因を突き止め対処することが重要です。下記の項目を参考にしてください。

キュルキュル音

この音は、エアコンが空気を送る際に通常無音であるべきモーターから発生する異音です。エアコンを起動した際や動作中にこのような音が聞こえた場合は、冷媒が循環している際やファンが回転する際に発生することがあります。しかし、この音が聞こえることは、エアコンのいずれかの部分に不具合がある証拠です。

不具合の原因と可能性

「キュルキュル」という音がする主な理由は、モーター関連部品の劣化または消耗によるものです。これは冷媒の循環不良やフィルターの目詰まりなど、エアコンの正常な機能を妨げる可能性がある問題です。エアコンのフィルターが詰まっている場合、冷媒の流れが阻害され「キュルキュル」という音が生じることがあります。

この問題に対処するには以下の手順に従ってください。

  • フィルターの掃除:エアコンのフィルターを定期的に掃除し、風の流れをスムーズに保ちます。フィルターが詰まっている場合はキュルキュル音の原因になります。
  • 冷媒のチェック:冷媒が不足していないかを確認し、必要であれば補充を行います。これにより冷媒の循環問題が解消される可能性があります。
  • プロフェッショナルに依頼:上記の対処法で問題が解決しない場合は、エアコンの専門家や修理業者に連絡し、モーターやその他の部品のチェックを依頼します。

ガラガラ音

エアコンを起動させた際に、ガラガラという異音に気づいたことはありませんか?このような音は、エアコン内のファンが何かに干渉して起こることが一般的です。通常、これはエアコンに何らかの異常が生じているサインです。

  • 異物の挟まり: エアコン内部に異物が挟まっている場合、ファンがその障害物に干渉しガラガラ音を発することがあります。
  • 部品のゆるみ: 使用により部品がゆるむこともあり、これが原因で異音が発生します。

これらの問題に対処するには、安全を最優先で作業を行います。エアコンの電源を切り、問題が簡単に見つかるか、直せそうな場合は自分で対処も可能です。しかし、問題がはっきりしない、または修理に自信がない場合は、専門の技術者に依頼することをお勧めします。

ギギギ音

この音が発生する原因の一つに、エアコンのフィルターに関連する問題が挙げられます。特に、フィルター掃除機能を使用している際によく聞かれるこの音は、フィルターが正しく取り付けられていないことによる異音の可能性が高いです。

異音の発生原因とその解決策

  • モーターの問題: エアコンからギギギという音がする場合、モーターの軸受が損傷しているか摩耗していることが考えられます。このような問題は、エアコンの性能に大きく影響を与えるため、専門家による早急な点検や交換が必要です。
  • フィルター掃除機能による異音: フィルター掃除運転の際に発生するギギギという音は、部屋の広さや状態に合わせた風量の設定によって、室内外の温度差を小さくし、結露を防ぐことで対処できます。
  • フィルターの取り付け問題: フィルターが正しく取り付けられていない場合、掃除ノズルがフィルターに触れたり、フィルターが他の部品に引っかかり異音の原因となります。この問題は、取扱説明書を確認し、ユーザー自身で解決できます。

対処法の要点

  • フィルターの確認と調整: エアコンの性能を最適に保つため、フィルターが正しく取り付けられているか確認し、必要に応じて調整しましょう。
  • 温度差と結露の管理: 適切な風量設定により、室内の温度差を最小限に抑えることで、異音の一因である結露の発生を防ぎます。

以上の対処法によって、エアコンからのギギギという異音を減少させることが可能です。

エアコンから虫の音のような音がする

エアコンから虫の音のような音がする

エアコンを使っていると、時々虫の音のような細かい異音に気づくことがあります。特に夏場、頻繁に使用する時期にはその音が気になることがあります。そんな時、エアコン内にゴキブリやカメムシなどが侵入している可能性があります。これらは主に「カタカタ」「カサカサ」という音を発し、特にドレンホースを通じて侵入することが多いです。

では、このような事態を未然に防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。一つの効果的な方法は、エアーカットバルブをドレンホースに取り付けることです。これにより虫の侵入を防ぐことができます。もしエアーカットバルブが手に入らない場合は、代わりにドレンホースの先に排水口ネットやストッキングを取り付けることで、同様の効果を期待できます。

エアコンがうるさい時の対策

エアコンがうるさい時の対策

異常ではないけど、エアコンのがうるさいといったケースは珍しくありません。特に、故障ではない室外機の騒音に悩む方も多いです。その騒音は効果的な対策で大幅に軽減できます。解決策をいくつか提案しますので、試してみてください。

  1. 防振ゴムの利用
  • 室外機の下に防振ゴムや緩衝材を敷くことで、振動による騒音を減らせます。防振ゴムは後付けが可能で、室外機と地面の間に挟むだけで良いため、簡単に試せます。人工芝を使用して効果を感じた方もいます。
  1. 重量のある支持物への変更
  • 防振ゴムでも騒音が改善されない場合、室外機の支持体をプラブロックからより重量のあるコンクリートブロックに変更する方法が効果的です。また、室外機の上に重りを置くことでさらに振動を抑えることができます。

注意点として室外機の上に物を置くことは基本的に推奨されていません。この方法を試す場合は、安全を考慮し、設置環境や状況に応じて慎重に行ってください。

まとめ

エアコンからの異音は不安と不快を引き起こしますが、これらは特定の原因によって起こるもので、正しい対処で解決可能です。フィルターの汚れ、冷媒ガスの漏れ、ファンの故障、異物の侵入などが代表的な原因です。これらを特定し、適切に対処することでエアコンは快適な状態に戻ります。

エアコンを良好に保つ鍵は定期的なメンテナンスです。フィルターの清掃や交換は簡単で、定期的に行うことで効率を高め、故障のリスクを低減できます。しかし、冷媒ガスの漏れやファンの故障など専門的な知識が必要な場合は、専門家に相談をお勧めします。

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


DENKI110では電気工事や修理だけでなく、生活をする上での電気に関するお役立ち情報を発信しています。

無料電話はこちら

0120-905-832