エアコンを購入する際、コンセントのことまで考えて購入しているでしょうか。実はエアコンのコンセントは一種類のみではなく、様々な種類があります。コンセントの形が合わなくてエアコンを購入後に取り付けようとしても、付けられないことがあります。また、配線工事なしでのエアコン取り付けは危険が伴うものです。
そこで今回は、エアコンを安全に使用するためにエアコン購入時の取り付け工事の流れと、コンセント工事の必要性について詳しく説明します。これからエアコン設置をする方はもちろん、引っ越しや家を立てる予定のある方も知っておくと役に立つでしょう。
お客様からの依頼:エアコン専用コンセント増設
静岡県三島市のお客様から「せっかく新しくエアコンを購入したのに、エアコン専用コンセントがなくて設置できません。コンセント増設工事をできませんか?」とのご連絡をいただきました。
せっかくエアコンを用意したのに、専用コンセントがなく使用できないとなれば非常にもったいないことになってしまいます。さらに暑い夏が迫っているのであれば、早く取り付けたいと思うでしょう。
エアコン専用コンセントを増設
ご相談をいただき、自宅に伺って作業スタッフがエアコン専用コンセント増設の工事を行いました。コンセント増設後にエアコン「MSZ-GV2222-W」エアコン本体と室外機にホースを接続し、作業は完了しました。
具体的にどのような作業を行ったのか、細かい内容の説明をしていきます。まず、エアコン設置のためコンセント増設をする手順についてです。まずブレーカーを落として停電させて電力の供給を止めます。電気が流れている状態での作業は危険なので、ブレーカーを落とすのは、安全に作業するために必ず必要な作業です。
次に、分電盤に専用の安全ブレーカーを増設します。
まずは回線を繋げなければいけません。繋げるのは、分電盤からコンセント設置を希望する場所までです。そして、コンセントとエアコンをどこに設置するかきちんと決めて、適切な場所にコンセントの増設を行います。最後にブレーカーを上げしっかり電圧が足りていて異常なくエアコンが作動しているかを確認。これで作業は完了です。
エアコン専用コンセントはエアコンの種類によって、形や電圧が違います。そのため、購入したエアコンに合わせて選ぶ必要があります。また、エアコンを買い換えると、前のものとコンセントの形が異なるケースがあります。その際もコンセント工事をしなければなりません。
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「MSZ-GV2222-W」の特徴とは
「MSZ-GV2222-W」は三菱の霧ヶ峰シリーズのエアコンです。(コンセントの形状は平行型、電圧は100V)
屋外に設置した室外機の温度が46℃まで上がってしまっても、運転が停止することがないため、温暖化の影響で連日猛暑日が続くようになった最近でも、安心して使用できる機種といえるでしょう。また、専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、外出先でもエアコンの操作ができるという機種でもあります。最大10台のエアコンを操作できるため、オフィスでの使用にも人気のある機種です。
エアコン専用コンセントが必要な理由は4つ
エアコン専用コンセントは必要です。その理由を4つ紹介をします。
コンセントによって形状が異なる
先ほど述べたように、エアコンのコンセントは、他のコンセントと形が違います。「並行型」「アイエル型」「タンデム型」「エルバー型」などの種類があります。一般的なコンセントは「A型」です。それに対し、エアコンのコンセントは、並行型・アイエル型は100V用、タンデム型・エルバー型は200V用となっています。エアコンのコンセントは、種類によって異なるので、買い替えの時も注意しましょう。
消費電力が大きい
コンセントまたは1部屋ごとに流せる電流の量は決まっていて、その量を超えるとブレーカーが落ちることがあります。エアコンは消費電力がとても大きな家電です。したがって、専用コンセントを設置しなければいけません。他の家電との回路を分けておかないと、故障やブレーカーが落ちる原因となり危険だからです。
許容最大電力を超える
エアコンの起動時には、1000W以上もの電力を消費するといわれています。そのため通常のコンセントでは、コンセントの許容最大電力を超えてしまう可能性があるのです。大きな電力がかかるのは起動時の一時的なものだとしても、起動するたびに通常のコンセントにそれだけの負担をかけるのは危険です。そのため、通常のコンセントを使用してはいけません。
事故につながる危険性
エアコン専用コンセントの使用は、法律で定められていることではありません。そのため、増設しなくてもエアコンを取り付けられます。
しかし、ここ最近はエアコン専用コンセントの増設をすすめる業者が増えています。場合によっては、増設しなければ工事を行わない事も考えられるものです。もちろん、工賃の上乗せのために増設工事を追加作業として行っているわけではなく、安全確保のために作業を行っています。
家電メーカーは販売している家電の安全性を確保するため、基準を設けていることがほとんどです。エアコン使用の際に、この基準を守るためには、専用コンセント増設を行うことをおすすめします。仮に、エアコン専用コンセントを使用せず、コンセントとエアコンの電圧が合わないままで使用を続けると、熱を持つだけでなく発火する危険性もあるのです。
前に述べた通りエアコンは消費電力が大きいため、他の家電と合わせて使用すれば、過剰な電流が流れることでの発火以外にも、ブレーカーが落ちたり、他の家電を壊したりということも起こることがあります。コンセント増設をしぶることで、様々なトラブルが引き起こされ、増設費用以上のコストがかかってしまうこともあるのです。
エアコン関連で困ったことがあればDENKI110へ
エアコン専用コンセントの増設工事は、専門知識と電気工事士の資格を持った業者へ依頼しましょう。エアコン専用コンセントの増設工事、交換工事はDENKI110へお任せください。知識や資格のない方が作業してしまうと、感電や漏電の可能性があり大変危険です。
DENKI110は年中無休で年末年始やGWにも対応しています。実績も豊富で多くの方にご依頼いただいています。お見積りやご相談は無料で受けていますので、まずは気軽にお電話かメールフォームからご相談ください。
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