室内を快適な温度に調整するエアコンは、今や欠かせないものになっています。「夏は暑く、冬は寒い」という四季がある日本で快適な暮らしができるのは、エアコンがあるからといっても過言ではないでしょう。
そんなエアコンが動かない状態になってしまったら、季節によってはとても困った状態になりますよね。しかし、実際にはさまざまなことが原因となり、「エアコンが動かなくなってしまった・・」ということは起こり得ます。
この記事では、弊社で対応したエアコンが動かないトラブル事例を紹介します。動かなくなる原因や改善方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
エアコンの調子が悪いトラブル
お客様より、「エアコンの調子が悪い」というご相談をいただきました。どこが悪いのか知るための調査のご依頼でしたが、修理に費用がかかるのであれば、エアコン自体の交換も検討されているとのことです。
どのような状況かを確認するため、早速ご自宅へお伺いして直接拝見させていただくことにしました。
エアコンの調子が全体的に悪い
お客様のご自宅へ到着後、エアコンを確認していきます。既存のエアコンは、シャープの【AY-Z40SD-W】。2009年に販売された、プラズマクラスター搭載機種です。
今回のお客様のエアコンは2010年製なので、長期間使われてきたものと考えられます。
室外機も同様に確認していきます。
さらに、室内機と室外機をつないでいる配管も確認します。
お客様の「エアコンの調子が全体的に悪い」というお声のとおり、現場にて修理が必要な箇所を複数確認しました。このように、エアコンが動かないとき、原因となるのは1ヶ所だけとは限りません。
エアコンは複数のパーツが組み合わさって出来ているものなので、各パーツが不具合を起こしたり劣化したりすることは十分考えられます。その場合、あっちこっち修理して使うよりも、エアコン自体を新しくする方が結果的に安くなることもあります。
また、新しいエアコンは古い機種に比べて性能がよくなっていることも多く、省エネの能力が高いものであれば、月々の電気代が安くなるケースも珍しくありません。
シャープのエアコン【SRK2822T2-W】から三菱重工【SRK2822T2-W】に交換取り付け
今回のお客様のエアコンも修理が必要な部分が多かったため、エアコンの交換を提案させていただきました。お客様自身、交換も視野に入れていたとのことだったので、タイミング的にもちょうど良かったのかもしれません。
お客様からの承諾をいただき、後日、三菱重工の【SRK2822T2-W】へ交換取り付けにて対応させていただきました。
室外機も周辺にモノがない場所へ、平行が出るようにしっかり設置して交換作業の完了です。
三菱重工【SRK2822T2-W】の特徴
今回新しく設置したのは、三菱重工から販売されているビーバーエアコン【SRK2822T2-W】です。こちらは2022年発売の新しいモデルで、おもに10畳の部屋サイズに対応しています。
ここで、ビーバーエアコン【SRK2822T2-W】の特徴について簡単に紹介します。
- ジェットエンジン技術を応用し、少ない電力で隅々まで風を送る『JET気流』
- 外気温と室内温度に合わせて自動調整する『節電サポート』
- 3種類のドライ機能が選択できる『快適除湿』
さらに、室内機のサイズがコンパクトなため、狭い場所への設置が可能なのも嬉しいポイントです。
エアコンが動かない原因と対処法を解説
エアコンが動かない原因はさまざまです。ここからは、エアコンが動かない原因について紹介します。
リモコンに不具合が起きている
エアコンが動かないとき、つい本体の故障を疑ってしまいますが、「リモコンの電池が切れていた」というケースも少なくありません。電池切れ以外にも液漏れや赤外線信号が出ていないなどの不具合が起きている可能性もあります。
まずはリモコンが電池切れを起こしていないかや、正常に動作するかをチェックしてみましょう。
室外機の周辺環境が悪い
屋外に設置している室外機は、空気を吸ったり吐いたりできるスペースがなければなりません。室外機にカバーをしたまま運転したり、周辺にモノを置いたりすると、放出すべき熱が放出できなくなり、エアコンの効きが悪くなります。
室外機周辺には何も置かず、空気が出入りできて、なおかつ熱が放出できるスペースを確保しましょう。
水漏れしている
何らかの理由でエアコンが水漏れしている場合、正常な動作ができなくなります。エアコンの水漏れの多くは、ドレンホースの不具合によるものです。
ドレンホースは室内機で発生した水分を屋外に排出するものですが、ホースの内部が汚れで詰まっていたり、先端がふさがっていると逆流してしまいます。冷房使用時に、屋外への排水が正常にできているかどうかを確認してみましょう。
冷媒ガスが不足している
室内機と室外機の両方に繋がっている配管内には、『冷媒ガス』と呼ばれるガスが充填されています。冷媒ガスは、取り込んだ空気を冷やすために欠かせませんが、配管の破損や変形、取り付けミスなどによって漏れることがあります。
配管などに問題なければガスの補充だけで良いですが、破損がある場合などは、その部分の修理も同時におこなわなければなりません。
エアコンの寿命は何年?
一般的なエアコンの寿命は9〜10年とされており、それ以上使っていると、いつ故障してもおかしくありません。また、メーカーが定めた設定期間を超えると、修理の受付や保証がなくなってしまうため注意が必要です。
エアコンの寿命や壊れる前の確認方法は、
こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
エアコンを使う上で気をつけること
少しでも長持ちさせるために、エアコンを使う上で気をつけたいことがあります。それは、
ということです。エアコンは、1年のうちの「使わない期間」が必ず発生します。そのため、梅雨前などの本格的に使い始める前には、試運転をおこないましょう。
試運転は、急に大きな負荷をかけないようにするための準備運動のようなものです。また、長期間掃除せずにエアコンを使うと、内部に溜まったホコリが負担となり故障につながります。
フィルター掃除など自分でできる範囲の掃除をこまめにおこない、内部のクリーニングは業者を利用しましょう。ホコリや汚れがない状態をキープすることでエアコンへの負担を軽くし、寿命を伸ばすことにつながります。
エアコン関連で困ったことがあればDENKI110へご依頼を!
今回はエアコンが動かないトラブル事例から、原因と対処法を紹介しました。昨日まで正常に動いていたエアコンが、突然動かなくなることもあります。
エアコンが日常生活になくてはならない存在となっている今、早めに原因を見つけて対処しましょう。弊社『DENKI110』では、エアコントラブルに迅速に対応しています。
エアコンの交換や新規設置など、電気工事士の資格を持ったスタッフが適切に作業いたします。出張・相談費用は無料。年中無休ですのでエアコン関連でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
DENKI110
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