江東区で古い照明器具の取り外し工事とシーリングライトの取付け

直付け照明器具は外せない?

器具を取り外しシーリングライトへ交換

東京都江東区大島にお住いのL様

東京都江東区大島にお住いのL様から、「古い照明が外せないからどうにかして欲しい」とご相談をいただきました。取り外しをご希望されているのはリビング。昔大工をされていたお父様が取り付けられた直付けタイプで、天井にピッタリ設置されているそうです。これをシーリングライトへ交換することもご要望されており、照明工事として請け負うことになりました。L様のご自宅へ伺い、照明の状態を確認させていただきます。
まずは配線の状況を確かめるため、照明器具を取り外します。固定してあるネジを緩めていくと、天井から2本のケーブルが現れました。このケーブルはそれぞれコネクタを経由して電球に繋がっているので、すべての照明器具を取り外さなければシーリングライトへは交換できません(コネクタ:ケーブルと電球を接続させるための部品)。ケーブルを切断し、照明器具を慎重に取り外していきます。器具の土台となっていた天板が現れたため、この天板のネジも緩めて取り外します。

天板を外したイメージ
天板を外したイメージ

天板を取り外したあと、天井はケーブルだけの状態になっています。ただ、天板を取付けるときに固定したネジの跡が残っていて、このまま引掛けシーリングを設置すれば、ネジ跡が見えてしまうかもしれません(引掛けシーリング=シーリングライトに電気を流すための器具)。直径約35cmくらいの天板跡に、9箇所のネジ跡が着いています。天板跡も天井の色が退色しているため、シーリングライトの大きさによっては天板跡とネジ跡が隠しきれない可能性もあるでしょう。そこで引掛けシーリング設置の前に、L様が購入されたシーリングライトの本体を確認させていただきました。器具の直径は約45cm。このサイズなら、シーリングライトを取付ければ天板跡もネジ跡も隠すことができます。
引掛けシーリングを設置するため、ケーブルを被膜を剥きます。引掛けシーリング側面に長さを示す表示があるので、その表示に合わせて銅線を切断。余分な銅線を切っておきます。

そのあと引掛けシーリングの穴へ、奥まできっちり銅線を差し込みます。銅線の接地側が間違っていないことを確認し、ネジで固定して天井に引掛けシーリングを固定しました。ここまでを工事すれば、あとはシーリングライトを取付けるだけです。さきほど確認したシーリングライトを引掛けシーリングへ設置し、照明のスイッチを押して点灯具合を確認しました。明るさや採光にも問題なく、天板跡やネジ跡もまったくわかりません。工事が終了したのでL様に報告し、照明の状態を確かめていただきました。そこで、「やっぱりシーリングライトに交換してもらって良かった」とご満足いただけたようで、無事に工事完了です。
L様のように直付け照明から引掛けシーリングへ交換されるお客様も多く、3月の年度末や12月の年末に工事が集中することもあります。あまりにも重い照明器具は直付けをお勧めしますが、引掛けシーリングへ交換しておけば、好みの照明器具をお客様がご自分で取り換えられます。

余談になりますが、引掛けシーリングを使えばどんなシーリングライトでも取付け可能なわけではありません。古い形状の引掛けシーリングの場合、新しい照明器具を設置できないこともあります。その場合は「引掛シーリング増改アダプタ」と呼ばれる器具を使うことで、既存の古い引掛けシーリングを交換することなくシーリングライトを接続できます。では、古い引掛けシーリングとはどんな形状なのか。古い引掛けシーリングには「電源端子露出型」と呼ばれる形があります。これは部品の両側が少し凹んでいるような形状で、文字どおり端子が見えています。そのため最新のシーリングライトをはめ込むことはできません。
引掛シーリング増改アダプタを既存の引掛けシーリングへ接続すれば、あとは普通にシーリングライトを取付けることができます。きちんと取付ければ抜け落ちる心配もありません。引掛シーリング増改アダプタは市販されているため、ホームセンターや通販サイトでも販売されています。

L様宅の天井は石膏ボードが採用されていました。石膏ボードはネジの固定が強くありません。天井裏を確認したわけではないため詳しくはわかりかねますが、石膏ボードのネジが下地まで届いていなければ照明器具の落下もありえます。お父様の時代は直付け照明が主流だったこともあり、これまで引掛けシーリングの工事をされていなかったようですが、石膏ボードの天井でも最新のシーリングライトは軽量のため、引掛けシーリングを設置しても支障ありません。
新築やリフォーム工事では天井素材も選べますが、既存の天井で照明器具を交換する場合は天井の素材も確認しましょう。例えば石膏ボードを採用していれば、シャンデリアなどの重い照明器具は難しいです。最近の建築材で石膏ボードを選ぶことは少ないかもしれませんが、天井の素材によって工事も変わってくるので業者へ問い合わせてください。

照明器具の取り外しはDIYでも可能?

取り外し工事は専門業者へ

取り外し工事イメージ
取り外し工事イメージ

直付け照明器具の取り外しはDIYではできません。電極に触れることになるため電気工事士の資格が必要です。カバーを取り外すくらいは可能ですが、業者でなければ工事はできないため相談してください。ここでは取り外し工程の流れをご説明しますが、お客様が対応するのは控えていただければと思います。
まずブレーカーを落とします。蛍光灯の直付け照明であれば、直管形蛍光管を回して蛍光灯を取り外しましょう。カバーがあれば固定しているネジを緩めて外します。次にケーブルと器具を外します。器具と接続してあるケーブルを切断。天板もしくは器具を外すため、ネジの固定を緩めていきましょう。直付け照明の取り外しで重要なのは、端子台に接続されているケーブルや照明器具に繋がれているケーブルの切断です。ブレーカーを落とすとは言え、ケーブルや銅線を取り扱うからには100%安全ではありません。

カバーを取り外した状態
カバーを取り外した状態

取り外し作業は難しいモノではありませんが、照明器具を支えながら取り外さなければ落下の危険性もあります。多くのお客様は想定されていないかもしれませんが、電球や照明器具はみなさんが思っているよりも重いです。蛍光灯の本数や器具の素材によっても違いますが、高い位置での作業になるので人によっては重さも感じやすいでしょう。また、天井の高さで作業するとなると、脚立を使わなければ対応できません。電球交換の経験があれば何となくわかると思いますが、高い位置での作業は危険もあります。
引掛けシーリング自体は市販されており、誰でも手に入れることはできますが、直付け照明からシーリングライトへ交換する場合、既存の器具の取り外しを業者へ頼んでください。その際に引掛けシーリングの工事をお願いしておきましょう。

プラスドライバー:カバーやネジを取り外す。ペンチ:ケーブルの銅線切断。取り外すだけならこの2つがあれば可能ですが、感電防止のために手袋を着用して行います。また、場合によって照明器具から埃が落ちてくるため、帽子を着用しても構いません。取り外し工事のあと引掛けシーリングを設置する場合、ケーブルの被膜を剥く際にカッターナイフを使うこともあります。被膜が固くて剥きにくいときは、ニッパーを使います。工具自体はDIYでも揃えられるモノですが、工事は業者へ任せてください。

ダウンライトをうまく利用する方法

器具の種類から取付けアイデアまで

ダウンライト点灯時
ダウンライト点灯時

ダウンライトは天井に埋め込んで使う照明器具です。そのため廊下や玄関などに設置し、補助的な照明としてスペースに明るさを届けています。天井に埋め込むことで平面的な照明になり、空間の広さも確保することができます。お洒落な空間を演出することができる。間接照明としての役割を担えるなど、ダウンライトの効果を利用すればもっと照明を楽しめるため、ここではその利用方法をご紹介します。
絵画や写真・観葉植物など、飾っている対象を照らしたい場合は、角度調整することができるダウンライトを利用しましょう。壁や下向きに調整することで、少し離れた場所や部屋の隅にあるスペースも照らし出せます。

廊下や玄関に使われるタイプ
廊下や玄関に使われるタイプ

最も定番の一般的なダウンライトは、寝室やキッチンなどでも使うことができます。寝室であれば真っ暗にすることなく、落ち着いた空間を作れます。キッチンであれば料理の作業スペースに設置し、手元の明るさを補ってもらえます。キッチンカウンター付近に設置すれば、カフェやバーのような雰囲気にもなります。さらに調光タイプのダウンライトは明るさを調整できるため、1日の中で時間帯に応じで自分好みに変えられるでしょう。電球色・温白色・昼白色など調色タイプのダウンライトであれば、仕事・読書・音楽鑑賞といったそれぞれの活動に対応し、スイッチ1つで明るさを切り替えられます。
他にも軒下で使用できるタイプであれば、玄関アプローチやベランダの屋根に取付けられます。浴室に設置できるタイプでは、防水機能が備えられているモノもあります。

ダウンライトは丸いフレームの小さな照明として思い浮かべるお客様が多いと思いますが、最近ではフレームの種類もシルバーやブラックなどいくつも選択肢があります。木目調の四角いフレームや鏡面仕上げになっているフレーム、人感センサーが搭載されているタイプ、リモコン付きタイプなど幅広く開発されています。
ダウンライトも他の照明と同じような構造なので、故障すれば修理しなければなりません。ただ、頻繁に使われる照明ではないので、故障の原因は経年劣化であることが多いです。吹き抜け天井など手の届かない場所へ取り付けている場合は、業者へ連絡して点検してもらいましょう。手が届かないから面倒。あまり使わないから放置している。点かないなら使わない。お客様によって考え方はそれぞれあると思いますが、補助的な役割とは言えど電気設備には変わりないため、早めに確認してもらってください。

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