三郷市で暖房効かないエアコンを点検!ガス補充して解決

ファンが回らなければ暖房効かない?

ガスチャージをして熱交換器を温める

埼玉県三郷市三郷にお住いのJ様

埼玉県三郷市三郷にお住いのJ様から、「暖房効かない」とご相談をいただきました。設定を30度くらいに上げてもぬるい風しか送風されないそうで、「掃除をしてもまったくダメだ」とおっしゃられています。冷房が効いても暖房の効果を感じられない場合、エラーコードの表示である程度はトラブルの種類を判別できます。もちろんメーカーにもよりますが、エラーコードが表示されていれば修理したほうが良い本体故障、表示がなければ本体以外の原因が考えられます。例えばリモコンの不具合では、エラーコードが表示されない機種がほとんどでしょう。J様宅のエアコンはダイキンで「E7」と表示されているそうなので、室外機の基盤またはファンモーター付近に原因があるようです。さっそくJ様のご自宅へ伺い、室外機を確認させていただきます。室外機の基盤が故障していれば、当然冷房も暖房も効きません。ただ、冷房や除湿などは問題ないそうで、基盤ではなくファンモーターのほうかもしれません。

室外機
室外機

まずは暖房を運転させ確認してみました。すると室外機のファンが回っていません。エアコンは7~8年前の機種だとお聞きしました。熱交換機はある程度の温度まで上がらなければファンが回らないケースもあり、その可能性は充分にあります。熱交換器が温まらないのは、ガス不足からの機能低下も考えられます。そこでガス漏れの調査することにしました。冷房の冷えない原因としてガス漏れを挙げられますが、暖房でもガスが不足することで空調の効き目が弱くなります。どこからガスが漏れているのかを特定し、ガスチャージを行えば熱交換器も温まりファンを回すことができます。ガス漏れ検知剤を配管の接続部分へかけて調べます。「そんなの吹きかけて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、ガス漏れ検知剤の原料にほとんど水は含まれていません。主な成分は非イオン系界面活性剤なので、配管や金属部分に吹きかけても問題ないのです。

ガスチャージのイメージ
ガスチャージのイメージ

非イオン系界面活性剤は乳化剤にも含まれる成分で、エーテル型やエステル型などいくつかの種類があります。室外機と配管の接続部分に泡の発生を確認したので、おそらくこの場所がガス漏れ箇所と思われます。ネジやナットの緩みからガス漏れが起こるのはよくある話しで、念のために冷媒ガス検知器でも調べさせていただきました。すると思っていたとおりランプが点灯し、ガス漏れを知らせる音が鳴ります。冷媒ガスは目に見えないため、少しずつ漏れていたとしてもエアコンを運転させるまでわかりません。ひとまず配管内部に残っているガスを回収し、ガス漏れが起こっている接続箇所の金属を締め直します。ポンプで真空引きを行い、配管内を真空状態にしました。室外機の戻り配管温度を確認、13度になっていたので750gガス補充させていただきました。チャージホース内のガスがなくなったので取付けているホースを外し、室外機のカバーを戻して作業終了です。

ファンは問題なく回っています。J様に暖房の状態を体感していただいたところ、「温かくなってきた」との感想をいただきました。J様宅のエアコンはR410aの冷媒ガスです。冷媒ガスには3種類あり、他にもR22とR32があります。R410aはR32とR125をそれぞれ50%ずつ配分したもので、現在販売されているエアコンの多くに使われています。古いエアコンではR22も使用されていますが、「いずれ廃止になる」という情報もあるため、今後R22でガスチャージを行わなければならない場合は入手困難になるかもしれません。はっきりと打ち出されているわけではありませんが、冷媒ガスがR22であれば新しいエアコンを購入したほうが良いケースもあるでしょう。R32は温室効果ガスを抑制できる新しいガスで、リサイクルすることも可能です。エネルギー効率も良く、将来的にはガスの多くはR32になるかもしれません。

ガス漏れを疑うポイントとして、室外機の配管が白くなっていることがあります。また、熱交換器に霜や氷が付着している場合もガス漏れの可能性が高いでしょう。もちろんこれらの症状が確実にガス漏れと直結しているとは限りませんが、漏れている確率が高いことは確かです。ガス補充の目安としては、室内機の吸込み温度や吹出し温度も測定する必要があります。この測定温度によって補填するガスの量を決めます。ガスが足りなければ消費電力も低下しますが、多すぎれば増してしまいます。消費電力が増えて圧力が高くなり、故障の原因に繋がることもあります。そのため多く補填すれば良いというわけでもなく、エアコンの種類や状態によっても違います。1度ガスチャージを行えば6~8年くらい使えるケースもあるあめ、業者に点検を依頼しておくのも良いかもしれません。

ガスチャージはDIYでも対応できる?

ガス補填に必要な道具と手順

ゲージマニホールドとチャージホース
ゲージマニホールドとチャージホース

一般家庭のエアコンガスは冷凍保安規則の適用範囲外となります。そのためお客様がご自分でガスチャージをされても問題ありません。適用対象となるのは、3トン以上の冷凍能力を持つ業務用のガスのみとなります。ただ、ガスの回収作業はできません。ここではガス補填のみを説明させていただきます。ガスチャージには、冷媒ガス・ゲージマニホールド・チャージホース・温度計・プラスドライバーを用意してください。ガスは通販でも購入できますが、10kg単位での販売となります。チャージホースでエアコンとガスボンベを繋ぎます。温度計は室内機の吸込み温度と吹出し温度の確認、プラスドライバーは室外機のカバーを取り外す際に使用します。できればサービスポートのキャップを外すレンチもあればベストです。ここまでの説明で道具を揃えることが難しいなら、業者に頼んでガスチャージをしてもらいましょう。工具は代用できる可能性もありますが、ゲージマニホールドとチャージホースは絶対に必要です。

吸込み吹き出し口の温度測定
吸込み吹き出し口の温度測定

これらの道具を準備することができたら、室外機の横側にあるカバーを取り外し、サービスポートのナットカバーも外してください。接続しているポートキャップを外せたらそれで構いません。エアコンの吹き出し口付近に温度計を置き、吸込み温度を測定しましょう。そのあと室外機の温度も測ります。エアコンを「強」にして運転。圧縮機が全速で回転するようにしてください。ゲージマニホールドとチャージホースを室外機へ接続し、少しずつバルブを開きます。エアコンの運転状況を確認しながら、ガス補填を行います。吸い込み吹き出しの温度差と戻り配管の温度によって、補充するべきガスの量は変わってきます。ガス補填が終わったらチャージホースを取り外しましょう。このときチャージホースにはガスが残っているため、凍傷を防ぐためにも手袋を着用してください。ゲージマニホールドのバルブを開いて、チャージホース内のガスを抜きます。これでガスチャージは可能ですが、取り扱いには充分な注意が必要です。

ガスチャージはそれほど複雑な作業ではありませんが、ガスの取り扱いを間違えると事故に繋がってしまいます。ガス缶の廃棄は自治体の処理方法によって違うので、処分する前に確かめておきましょう。また、「ガスを追加補填しても大丈夫なの?」という見解については、業者やメーカーによって意見が異なります。機種によって対応できないこともあるため、「故障しない」と100%保証されているわけではありません。補填する必要があるかどうか、業者に調べてもらうのが最も確実かもしれません。

ダイキン修理と対応方法について

エラー表示別の故障内容と修理

ダイキンエアコンのエラー表示を説明します(機種によって違う場合もあり)。00:運転ランプの点滅(検知できない不具合)電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落として再度電源を入れる。A5:熱交換器エラー(フィルターの掃除)。A6/C7/C9:ファンの不具合・パネル開閉の不具合・サーミスタの不具合(電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落として再度電源を入れる)。E6/F3/L3/L4/L5:圧縮機の停止(室外機の前の障害物を撤去/フィルターの掃除)。E7:ファンの不具合(室外機のファンを点検、そのご再度運転)。UO:ガス不足(ガス補填/電源プラグを抜く、もしくはブレーカーを落として再度電源を入れる)。U4:室内機と室外機の通信エラー(電源の入れ直し)。UA:システムの不具合(電源の入れ直し)。簡単に説明しているため、説明書を読んでも判断できない場合はメーカーへ問い合わせてみましょう。

エラーが表示されないときは、室外機に雪や霜が降りて作動しない状況になっていることもあります。お住いの環境や天候によって影響を受けている場合もあり、必ずしもエアコン本体の故障とは限らないので、1つ1つ確認して判断してください。「自分ではわからない」「対応することが難しい」そう感じている場合は、できるだけ早い段階で業者へ連絡しましょう。メーカーと相談する際は出張修理などを申し込むことになります。修理費用は機種によっても違いますが、エラーコードが表示されている場合、故障の内容によって13、000~34、000円の範囲で対応となるでしょう。圧縮機交換や溶接を行う作業は10万円を越えるケースもあり、新しいエアコンを購入したほうが良い場合もあります。

エアコンの室内機
エアコンの室内機

室外機基盤やファンモーター、サーミスタやドレンポンプに原因が含まれていることも多く、修理や交換をすることで改善される事例がほとんどです。水漏れや異音などトラブルの症状によっても工事内容は違いますが、放置していると修理をしても直せないほど劣化してしまう可能性があるため、できるだけ早く業者またはメーカーへ相談してください。基盤交換やコンプレッサー修理などであれば、メーカーよりも業者のほうが早く対応してもらえることもあります。

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