シーリングファンとは、天井に取付けるタイプのファン(扇風機)です。ほとんどの製品がLED照明や電球などの照明器具と一体になっているため、照明器具としても認識されています。天井の配線器具であるシーリングを利用していることから、シーリング+ファンでシーリングファン(別名天井扇)と呼ばれています。 シーリングファンは、ファンを回し「室内の空気を循環させる」ことができます。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ溜まりますが、シーリングファンがあれば「空気が絶えず流れるので、空気の沈殿を防ぐ」ことができます。この効果で冷暖房の効率を良くすることから、省エネ・節電にも一定の機能があります。
シーリングファンの異音や動かない等の故障原因と修理方法解説・取り付け工事にも対応
電気の累計問い合わせ実績
70万件以上
シーリングファンが動かない等でお困りではありませんか?
原因としては、基盤の故障、モーターの故障、リモコンの不具合等が考えられます。
弊社はシーリングファンの修理・交換が得意です。
創業10年の実績のある弊社にお任せください。
作業時間・料金・その他不明な事があれば些細な事でもお気軽にお問い合わせください。
どこに頼むかわからない方でも、些細な事から電話での無料相談を承ります。
シーリングファンとは
シーリングファンはデザインも種類が多く、おしゃれなインテリアとしても大きな役割を果たします。シーリングファンを販売するインテリアメーカーも多種多様なため、部屋の雰囲気や好みに合わせた製品を購入することができます。 メーカーの中でも「ODELIC(オーデリック)」「KOIZUMI(コイズミ)」「YOUWA(ユーワ)」などがデザイン性が高く人気です。一方でこういったインテリアメーカーの製品は、5~10万円ほどと割高という特徴があります。デザインにこだわりがなければ、パナソニックや三菱電機などの大手家電メーカーの製品を選ぶと良いでしょう。デザイン性の面では及びませんが、3~5万円前後でシーリングファンを購入することが可能です。
シーリングファンを取り付ける前に
取り付ける天井の強度を確認
『ローゼット』と呼ばれる器具によって耐荷重量が決まっています。耐荷重量を超えないものを取り付けるようにしましょう。超えるものを取り付けているのなら、落下の恐れや二次被害の可能性がありますので、取り付ける際には一度家にあるローゼットを確認してからにしましょう。
耐荷重量が5kgまで
-
角型引掛シーリング
-
丸型フル引掛シーリング
-
引掛埋込ローゼット
耐荷重量が10kgまで
-
フル引掛ローゼット(ハンガー付き)
-
引掛埋込ローゼット(ハンガー付き)
天井の形や天井高を確認
ローゼットが付いていないもので、天井の形や状態が『竿縁天井』『舟底天井』などの場合は強度が足りない場合があります。また、天井の種類が関係なく、押すと凹んだりたわむ天井は、天井裏の強度がかなり低いものになります。この場合は経年劣化や腐食、木材が腐っていることも考えられます。天井自体の補修が必要になってきます。
一般的な天井高は2400mm程度で大き目のシーリングファンを取り付けると圧迫感が出てしまうので比較的薄型のシーリングファンがちょうどよい大きさになります。天井高が2500mm~2700mmのものは最近の新築に多い天井高で、吊り下げタイプ以外なら薄型以外なら合います。天井高が2800mm~3200mmのものは高さが出る天井なので、空気の循環を良くするためにも吊り下げタイプのものであれば良いでしょう。また、それ以上の天井高のものであれば、延長パイプを取り付けるタイプのシーリングファンが合います。
実際にシーリングファンを取り付けて使っていくにつれ、回らない不具合などがでてきます。その場合の原因はいくつか考えられます。
シーリングファンが回らない原因
シーリングファンの基板故障
シーリングファンが回らない・動かない原因はいくつかあります。欲に、基板故障はシーリングファンのトラブルの中でも数が多く、修理不能となることも多い厄介な問題です。 シーリングファンは、シーリングライトなどの照明器具と異なり様々な部品が使用されています。明かりをつけるための照明部分、ファンの羽やファンを回すためのモーター、リモコンの信号を受信するための赤外線受信部などです。これらの動きを制御する部品が基板です。この基板が壊れていると、「ファンを回すことができない」「リモコンの信号を受信することができない」などのトラブルが生じます。 基板故障の主な原因は、経年劣化です。シーリングファンも電化製品です。時間とともに、徐々に劣化していきます。繰り返し発する熱により基板が歪む、長年溜まった埃が湿気を含んでショートするなど、直接的な原因も複数あります。
モーターの故障
ファンを回す役割のあるモーターが壊れると、ファンが回らなくなります。モーターが壊れる主な原因も、基板と同じく経年劣化です。長年使用するうちに中の軸が劣化し、噛み合わなくなったり焦げたりします。それによりファンの動きが鈍くなり、回らなくなります。 モーターに異常があるときは、異音がすることもあります。普段より音がうるさくなったり、カタカタ、カチカチと音がするときは劣化のサインです。ファン自体がガタガタと揺れるといった場合も、モーターの劣化が考えられます。
リモコンの不具合
リモコンに不具合があると、ファンを回せなくなります。リモコンの不具合では電池切れが最も多く、次にリモコンの基板の不具合があげられます。電池切れが原因であれば、電池交換により問題は解決します。リモコンのほかにスイッチがある場合、そちらのスイッチを使用しましょう。別スイッチで動く場合、リモコン故障が原因です。 リモコンの基板の不具合は、基板の歪み・割れや接触不良が原因です。ボタンを強く押した際に基板を歪めてしまったり、長く使用する間に電極の位置がずれてしまうことなどが原因です。
その他の不具合と原因
電気・照明がつかない
「ファンが回らない」という内容の次に多いトラブルが、「電気がつかない」という内容です。「ファンは回るのに電気がつかない」「いくつかある電球のうち1つだけ明るくならない」などの症状があります。電気がつかない原因はいくつかあり、「電球の寿命」「シーリングファンの故障」「通電していない」などが考えられます。
異音がする・音がうるさい
シーリングファンの音に関するトラブルもあります。以前より音が大きくなった、音がしないはずの低速モードなのに音がするなどです。その原因は上記でも説明しましたが、モーターの不具合であることがほとんどです。モーター自体の劣化や、モーターを支える軸受のグリス切れなどが、主な原因です。
ファンが止まらない
「シーリングファンの回転が止まらない」というトラブルもあります。この症状の原因は、シーリングファンの基板かリモコンにあると考えられます。基板の劣化によりリモコンの信号を受信できない、またはリモコンが故障していてシーリングファンに信号を送れないなどです。
掃除が大変
トラブルとは少々趣を異にしますが、掃除が大変・面倒だという一面があります。シーリングファンは機能上吹抜けなどの高い天井に取付けられることが多く、自分で掃除ができないとの相談があります。また羽や電球の傘に埃が溜まりやすく、掃除の際に手が届きづらいというデメリットがあります。
シーリングファンの寿命のせい?
シーリングファンの耐用年数は、約8年~10年です。また、シーリングファンのタイプや使用環境によっては、早めに寿命が来てしまうこともあります。
ここまでの年数を使っているとモーター修理が良いのか、シーリングファンの交換をするべきか交換や修理の必要性が分からないという方は、一度『DENKI110』にお気軽にご相談下さい。
シーリングファンが回らないときの解決方法
修理・交換でトラブル解決!
シーリングファンが回らない時の解決方法は、修理または交換です。モーターやリモコンなどの部品や付属品が故障した際は、付属品の交換修理で対応します。部品や付属品の代替品が入手困難な場合や、修理での対応が難しい場合は本体交換の対応となります。本体交換は、現状取付けてある天井のシーリングと互換性のあるシーリングファンを選んで取り付けます。万が一購入したシーリングファンが設置場所のシーリングに取付けられない場合や、希望のシーリングファンがある場合は、シーリングの交換作業も行います。 シーリングファンは、吹き抜けのある住宅や、天井が高い住宅に用いられることの多い照明器具です。ご自身で交換することも可能ですが、照明器具の落下などの危険が伴うため注意が必要です。新たに取り付けを希望する方は、「天井の強度」や「天井の傾斜角度」も重要になります。まずは電気屋さんなどプロの業者を呼び実際に確認してもらう必要があります。
シーリングファン修理の料金表
症状(状態) | 作業内容 | 修理料金(税込) |
---|---|---|
基本調査費用 | 測定器を使う調査、実作業を伴う調査 | 6,600円 |
測定器調査 | 測定器を用いて数値で異常箇所を特定する | 3,300円~ |
分解調査 | 設備、器具を分解する | 3,300円~ |
分電盤内調査(15回路未満) | 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する | 6,600円 |
分電盤内調査(15回路以上) | 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する | 9,900円 |
配線特定調査 | 問題の電気配線を隠蔽部から特定する作業 | 5,500円~ |
結線処理作業 | 電線の接続部をやり直す | 3,300円~ |
管球交換 | 電球を交換する | 3,300円~ |
接触改善 | ソケット内の接触不良を改善する作業 | 3,300円~ |
オーバーホール | 器具を分解して接触箇所などを改善する作業 | 5,500円~ |
シーリングライト取付け | シーリングライトを取り付ける作業 | 3,300円~ |
ダウンライト交換 | ダウンライトの交換作業 | 16,500円~ |
シーリング交換(ローゼット) | シーリングやローゼットの交換作業 | 8,800円~ |
バイパス工事(直結工事) | 安定器を切り離し、直結作業する作業 | 14,300円~ |
バイパス工事(二箇所目以降) | バイパス工事の複数箇所を工事する場合 | 半額 |
門灯交換 | 門灯を交換する作業 | 16,500円~ |
調光化 | 光の強さを調整出来るようにする | 要相談 |
調色化 | 光の色を調整出来るようにする | 要相談 |
コーキング作業 | コーキング作業 | 3,300円~ |
天井上作業 | 天井上の隠蔽箇所での作業 | 要相談 |
床下作業 | 床下の隠蔽箇所での作業 | 16,500円~ |
壁面作業 | 壁中での隠蔽箇所での作業 | 16,500円~ |
開口作業 | 隠蔽部の配線調査をする前作業 | 要相談 |
通線作業(露出) | 電線の引き直し | 1,650円~ |
通線作業(隠蔽) | 電線の引き直し | 3,300円~ |
モール作業 | 電線をカバーするモール設置する | 1,100円~ |
整線作業(ステップルインシュロックなど) | 垂れたり、外れたりしないように固定する | 3,300円~ |
整線作業(サドルなど) | 垂れたり、外れたりしないように固定する | 5,500円~ |
コンクリートビス穴開け | 下地がコンクリートの場合にビス穴を事前に開ける作業 | 3,300円~ |
コンクリート通線用穴開け | 新線など引き直す際に通線用の穴を貫通させる作業 | 11,000円~ |
※当サイト内の表示価格はすべて税込みの総額表示となっております。(消費税率10%)
シーリングファンの事例
シーリングファンの取り付け
埼玉県春日部市の戸建にお住まいのU様
本日は、埼玉県春日部市の戸建にお住まいのU様宅にお伺いしました。 U様よりお問い合わせいただいた内容は、「リビングにシーリングファンを設置してほしい」といったものでした。 シーリングファンとは、天井設置型のファン付き照明器具です。部屋の天井に設置されている、シーリングという器具に取り付ける形での設置を行います。シーリングとは、照明器具に電力を供給するための電源ソケットのことで、主に天井に設置されています。多くの照明器具と互換性があり、JIS規格化されています。 U様はインターネットのショッピングサイトでシーリングファンを購入したそうですが、ご自身では取り付けることができずに困っているそうです。
お電話にてU様宅のリビングの構造をお聞きしたところ、天井の高さは2.5メートルほどで、シーリングは設置してあるとのことでした。シーリングファンは、シーリングに直接取り付けることが出来ます。しかし、シーリングの種類によっては簡単な工事が必要な場合があります。「角形引掛けシーリング」や「丸形引掛けシーリング」などのタイプは、天井に穴を開けてビスで固定する必要があります。「引掛け埋込ローゼット」や「フル引掛けローゼット」などのタイプは工事が不要です。 U様はシーリングの種類まではわからないということでしたので、工具を一通り揃えてお伺いすることになりました。
U様宅に到着し、早速リビングまで案内していただきました。シーリングの種類を調べると「丸形引掛けシーリング」でしたので、天井に施工が必要だと判明しました。賃貸住宅の天井に穴を開ける場合は、事前に管理会社などへ確認が必要です。U様は持ち家でしたので、U様の承諾をいただいた上で工事に取り掛かりました。 まずは、シーリングファンに付属しているアタッチメントをシーリングに取り付けます。続いてアタッチメントに空いている穴の位置に合わせて、天井に穴を空けます。その穴にビスを入れて、アタッチメントが天井から外れないようにしっかり固定します。
アタッチメントが固定できたら、フックを引っ掛け、ファンをネジで固定します。電源スイッチを入れるとファンが正常に回ることを確認し、工事は終了です。所要時間は20分程でした。迅速に取り付けることができ、U様も満足しているご様子でした。 シーリングファンは部屋の空気を循環させて、室温を一定に保つ効果があります。また、冷暖房効率が良くなるため、電気代の節約にもなります。部屋の上部と下部の温度差が気になる方や、足元の冷えが気になる方におすすめです。
迅速にシーリングファンを取り付けることができました
今回は埼玉県春日部市の戸建にお住まいU様よりシーリングファンの設置のご依頼をいただきました。
シーリングファンを取り付けるには、
①天井にシーリングが設置されていること
②天井まで2.5メートルほどの高さがあること
の2点が必要です。また、シーリングの種類次第では、天井に穴を空けてビスで固定する必要があります。そのため、賃貸物件にお住まいの方は事前に管理会社へ連絡しましょう。
U様宅にお伺いして調査を行うと、天井に施工が必要であることがわかりました。U様の承諾をいただいた上で天井に穴を空け、シーリングファンを固定しました。作業は20分程で終了し、正常に動作することをU様にも確認していただきました。
現状のシーリングファンは、一部で厳しい評価となっています。理由は大きく分けて2つあります。
1つは、メンテナンスが難しいということです。吹き抜けなど高い位置に設置するシーリングファンは、故障の際に自分で対処ができません。弊社のような業者に頼る必要があります。
もう1つは、機能性です。シーリングファンの主な役割は、空気の循環です。しかし、同じ空気の循環を行う製品はほかにもあります。空気を循環させる機能の付いたエアコンもあります。シーリングファンの代替品となるアイテムは多く存在します。結果、設置の必要がないと判断されます。
弊社は、あらゆる電気工事に対応しております。年中無休で受け付けており、全国に出張可能です。最短で即日の対応も可能ですので、日常生活でお困りのことがありましたら、是非弊社にお任せください。
シーリングファンでの事例一覧
高い天井にシーリングファンを取付けたい
神奈川県横浜市の飲食店舗で勤務しているN様より、シーリングファンの取り付けのご依頼をいただきました。天井までの高さは4メートルほどあり、自力での設置は困難です。そのため、弊社へ工事のご依頼をいただきました。少し高い場所でしたが、問題なく工事は完了しました。
シーリングファン用のローゼットの取り付け
千葉県船橋市の戸建にお住まいのY様より、「丸形引掛けシーリングから耳付きの埋め込みローゼットに交換してほしい」というご依頼がありました。シーリングファンを取り付けるたいと考えているそうです。ローゼットの部材は弊社で発注し、Y様宅にお伺いして取り付け工事を行いました。
シーリングファンの取外しとローゼットの取付け
シーリングファンが動かなくなったので取り外し、別の種類のローゼットに交換したいとご連絡をいただきました。ご自宅にお伺いしてシーリングファンを外し、新しく「WG6005W」というローゼットを取り付けました。
シャンデリアをシーリングファンに交換したい
東京都小平市の戸建にお住まいのA様より、リビングに吊るされているシャンデリアをシーリングファンに交換してほしいというご依頼をいただきました。ライト付きのシーリングファンの部材を準備してご自宅にお伺いし、シャンデリアと交換しました。外したシャンデリアは、弊社が引き取り処分しました。