【省エネ】ダイキンが教える「エアコン省エネ＆節電」テクに納得！
エアコン
風が暖まらない？横浜市で暖房効かないトラブルが発生した場合の対処方法
風は出るが暖まらないエアコンの故障
暖房効かない原因にはいろいろ考えられる
神奈川県横浜市のY様
エアコンが故障してしまったというご連絡
神奈川県横浜市にお住まいのY様より、自室で使用している家庭用の壁掛けエアコンが故障してしまったため点検と修理を行って欲しいと言うご連絡をいただきました。使用されているエアコンに付いてお伺いすると、日立製のエアコンであるということで、使用期間はそれほど長くはない、まだ比較的新しいエアコンであるということでした。
加えて、具体的にどのような症状が発生してしまっているのかについてお伺いしました。エアコンの故障にはかなり多くの種類が有るため、それに応じて適切な対処法を取る必要があるためです。まず発生している問題についてお伺いすると、エアコンの電源は入り、運転自体もさせることができるものの、暖房運転にしているにもかかわらず風が温まっていないように感じられるということでした。風が暖まらない症状以外に付いては特別問題が発生している様子は見受けられないということでした。
このご連絡を頂いたのは1月と暖房運転以外をする必要のない時期でしたので、併せて冷房についてはどうであるかを確認していただけるようにお願いしました。
すると、冷房についてもどうやら効いていないようであるということでした。このように、冷暖房の機能が使えない状態となっている時、原因となっている可能性がある場所は3つ考えられます。温度の移動を行なうために必要となる冷媒ガスの圧力が低下してしまっている可能性、冷媒ガスに圧力をかけるためのコンプレッサーが故障してしまっている可能性、そして最後に熱を交換するための熱交換器が故障してしまっている可能性が挙げられます。このいずれに問題が発生しているのかについては現地での調査を行なう必要がありますので、後は現地調査として日程の調整を行って頂きました。
調査日にそのまま修理を行なうことができる可能性もあるため、そのための時間も考えてある程度余裕を持って作業できる日程で調整をいただきました。
早めに修理をしなければ困る状態であったため、近い日程でお伺いするスケジュールとなりました。
お決めいただいた日程に現地にお伺いし、まずは現地で具体的に問題がどこに発生しているのかを調査しました。まず室内機についての点検を行い、熱交換器に問題が発生しているかどうかのチェックを行います。こちらについては特別問題が発生している様子はなく、ここが問題ではないと考えられました。次に室外機側に回り、今度はコンプレッサーの問題があるかどうかと、冷媒ガスの問題があるかどうかのチェックを行なう運びとなりました。これらの調査の結果、問題が発生している箇所は冷媒ガスであることが分かりました。
冷媒ガスは通常、漏れることがないようになっているのですが、これが何かしらの理由によって漏れてしまうと圧力が低下し、コンプレッサーによる圧力上昇に伴う気化熱の処理がうまくできなくなってしまうために、冷暖房の機能が使えない状態となってしまいます。
ガスチャージ前に問題箇所の特定を
このような問題が発生している場合には、まずどこからガス漏れが発生しているのかを調査する必要があります。封入を行っているフレア加工部か、あるいはパイプ自体に問題が発生している可能性が高いため、これらについて調査を行った所、フレア加工部にガス漏れ箇所を発見することができました。そのため、まずはこの場所に対する保護を行い、ガスチャージ作業を行った後にそのまま漏れてしまうことがないように修理を行いました。
その後行なうことになるのはガスチャージです。このガスチャージはエアコンによって使用されているものが違う冷媒ガスをご用意し、その冷媒ガスを注入する作業となります。チャージホースというチャージ用の道具を用意する必要がありますが、事前に使用されているエアコンの種類をお伺いしておりましたのでガスについても用意があり、そのままガスチャージ作業を開始することができました。
ガスチャージの完了と動作の確認
それからエアコンのガスチャージ作業を行いました。この作業は基本的に室外機側で行うことになります。ガス圧を測定しながら、適切な圧力となるようにガスをチャージしていきます。間違ったガスを注入したり、圧力を誤ったりするとコンプレッサーの故障にづながる為、慎重に作業を行わなければならない部分です。
この作業の完了後、実際に状態が回復しているかどうかを室内機側の運転をさせることで確認しました。確認の結果、冷房暖房ともに問題なく機能するようになっていたため、今回の修理作業に付いてはこれで完了となりました。
風が冷えない原因は？DIY修理は可能？
風が冷えない原因によって違う対処
DIY修理が可能な場合の故障
エアコンの故障には様々なパターンがありますが、中でもよく発生するものの一つであるのが風が冷えないというものです。エアコンの風が冷えないと言うトラブルに付いてはいくつかの原因を考えることができるため、この原因に合わせて適切な対処法を取る必要があります。その原因によってはDIYでの修理も可能なケースもあるため、ここを見極めることがまず重要になるでしょう。それでは、実際にDIY修理が可能なパターンとしてはどのような故障を考えることができるのでしょうか。
冷えない状態になっている時にDIY修理が可能であるパターンとしては、冷媒ガスのガス漏れを考えることができます。冷媒ガスがどこかから漏出してしまっていることによって発生するトラブルで、これはまだ対応がしやすい部類に入ると言えるでしょう。この故障の場合には、漏出箇所を特定してもれないように保護し、その上で適切な冷媒ガスを用意してガスチャージを行なうと言う形で対応することになります。
ガスの種類を間違うと故障を引き起こす可能性が有るため、その点に付いては十分注意をする必要があるでしょう。
また、自分での修理が難しいケースというのも当然あります。例えばコンプレッサーや熱交換器のようなパーツ部分が故障してしまっているケースです。このような場合には当該のパーツを発注し交換を行なう必要が有るため、まずはメーカーに問い合わせて当該のパーツがまだ生産されているものであるかどうかを確認する必要があります。これで生産が終了しているという場合には本体交換での対応となってしまうことが多いでしょう。
また、パーツが有る場合でもこれらの場所の交換というのは専門的な知識や技術を必要とするものである為難しく、DIYでの対応を行なうと結果としてより重い故障を引き起こしてしまう可能性があります。その点も合わせて検討する必要があるでしょう。
故障しにくいのは最新エアコン？最新のエアコン事情
故障しにくい最新のエアコンは？
故障に強いダイキン製のエアコン
ここまで、エアコンが故障してしまった場合についての様々なポイントに付いて紹介をしてきました。可能であれば修理で対応を取ることになりますが、場合によっては故障状態がひどく、修理では対応できずに本体交換取ってしまうというケースもあります。本体交換を行なう際には、できるだけ故障しにくいものを選びたいと考える方もおおいでしょう。そういう方に向けて、ここでは最新のエアコンについて、ダイキン製のものから紹介します。
ダイキンの最新のエアコンの1つとしては、うるさら7というシリーズがあります。こちらのシリーズはダイキンの大風量エアコンの1つで、特別な気流調整を行なうことによってより効果的に冷暖房を使用できるようになっているのが特徴です。
冷房運転を行なう際には冷風を天井を伝うようにして部屋中に届けるような気流、サーキュレーション気流を発生させます。暖房時には垂直気流によって、部屋の奥まで暖めます。
このような最新のエアコンを導入することによるメリットは、より効果的な冷暖房機能を使用できるようになることだけではありません。もう1つ重要な要素となるのが、やはり故障のしにくさについても改良が行われているため、長く使用することに適しているという点が挙げられます。特にメンテナンスをより簡単にできるようなシステムが搭載されているものが最新機種には多く見られる為、こういった物を使用することによってメンテナンス不良による故障を予防できるようになるでしょう。
まだ、昨今のエアコンについてはAIを使用することによって人や物の場所を認識して送風する機能が搭載されているものも多くあります。こういったものが使用できることによって電気代の節約も行うことができるなど、最新鋭のエアコンには様々な機能が追加されるようになっており、新しいエアコンの購入を検討している時には大きな選択肢の1つとして考えられるでしょう。
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