大和市で故障している室外機の点検!事故が起こる前に対応しよう

室外機から煙が出ている故障の原因は?

コンデンサを交換して修理

神奈川県大和市下鶴間にお住いのT様

室外機
室外機

神奈川県大和市下鶴間にお住いのT様から、「10年くらい前のエアコン室外機から煙が出ている」とご連絡をいただきました。「とにかく早く来て欲しい」とのご依頼だったので、詳しいお話しはご自宅へ伺ってからになりました。T様は「恐いから電源を切った」とおっしゃられており、エアコンの運転を停止しています。室外機から煙の出る理由は2つあり、1.暖房使用時に浮遊した空気中の水分が蒸発する。2.室外機の故障です。暖房使用時に霜取り運転が行われた場合、ファンから排気された空気が外気温に触れて煙のように見えることがあります。冬の朝に「はあ~」っと息を吐いたら煙に見えませんか?これと同じ原理です。
室外機が故障している場合は、コンデンサの不具合化もしれません。コンデンサの劣化により絶縁機能が低下し、発火事故が起こった事例もあります。コンデンサ=冷媒ガスを液化させて冷やす部品。どちらも白い煙ですが、コンデンサ故障は煙以外にも焦げ臭いニオイがあります。

内部にある金属部分
内部にある金属部分

T様にお聞きしたところ、「何となく焦げ臭かったかも」とのお話しだったのでブレーカーを落とし、室外機のカバーを取り外し点検をさせていただきます。すると内部の金属部分が腐食していました。10年以上使用されていることを考えると、室外機内部に雨水が入ったことによって、コンデンサの接続端子に接触不良が起きたと推測できます。煙が出たのはそれが原因で、発火する前触れだったのかもしれません。幸いT様はすぐにエアコンを停止させたので、事故には繋がりませんでした。このような事例の多くは経年劣化が元になっており、メーカーの公式サイトにも紹介されています。
コンデンサは基盤に取付けられています。そのためコネクターとの接続を取り外し、基盤ごと取り除きます。繋がれている配線を取り外し、新しいコンデンサと交換させていただきました。その際に基盤に付着している埃やゴミも掃除しています。基盤をコネクターと接続し元の位置へ戻します。

そのあとブレーカーを上げ、エアコンを試運転させてみました。ファンも回転し、室外機からの煙も出ません。もちろん焦げ臭いニオイもありません。コンデンサを新しく交換したことで絶縁機能も回復し、正常な状態になっていると判断できます。室外機のカバーをはめて修理終了です。T様にも確認をお願いしました。煙の出ない状態をご覧になって納得されたようで、「修理してもらえて良かった」とおっしゃっていただきました。今回はコンデンサのみの交換で済みましたが、場合によっては基盤交換をしなければならないこともあります。
機種によっても違いますが、コンデンサはそれぞれ耐電圧や容量が決められています。それに合わない場合や生産終了しているケースでは、基盤交換で対応しなければなりません。また、コンデンサを含む事故事例では接続端子に繋がれた配線の不具合により、エアコンを運転したときの振動で接触不良が進み発火したこともありました。

簡単に説明すると、コンデンサは蓄電器のようなモノです。電子回路には必ず使用される部品で、電気の蓄電や放熱を調整する働きを持っています。電圧変化を吸収して直流を流さないことから絶縁機能も担っていますが、コンデンサの接続端子に接触不良が起こると発火に繋がりやすいのでしょう。コンデンサには、他にノイズの除去や信号分別などの役割もあります。基本は絶縁体を挟み込む仕組みになっており、5種類ほど存在しています。
1.高周波の回路で使うセラミックコンデンサ
2.容量の大きい電解質コンデンサ
3.プラスティックフィルムを使ったフィルムコンデンサ
4.容量を変えることのできる可変コンデンサ
5.回路の調整を行うトリマコンデンサです。パソコンやスマホにはチップタイプのセラミックコンデンサが使われており、エアコンはほとんどの場合で電解質コンデンサが組み込まれています。電解質コンデンサは、アルミニウムなどの酸化被膜を誘導体にした部品です。

酸化被膜を誘導体にすることで電極間の距離が狭くなり、大きな容量に対応できることからエアコンに使われています。電解質コンデンサを間違って取付けると、電解液の漏れや容量値の減少が起こる可能性もあります。そのため交換するにはしっかりした知識と技術が必要になるため、量販店で修理を依頼した場合は、コンデンサだけを交換するのではなく基盤を丸ごと交換する場合も多いです。もちろんすべてがそうなるわけではありませんが、基盤交換を行うほうが簡単に済む側面があるのかもしれません。
電解液が漏れると基盤を腐食させてしまったり、断線させてしまう可能性も想定できます。T様のケースでは室外機内部に雨水が入った形跡も見られましたが、コンデンサからの電解液漏れは確認されていません。

コンデンサ故障はDIYで修理できる?

コンデンサの取り扱いとトラブル事例

業者が点検しているイメージ
業者が点検しているイメージ

コンデンサは通販サイトでも販売されており、お客様が手に入れることもできます。ただ、交換作業はDIYで行わないでください。T様の事例でご説明していますが、配線や基盤に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。「業者でなければできない」という法的な問題があるわけではありませんが、交換するにはハンダなどの工具も必要になります。同じ容量でも電流の違うモノがあり、どのコンデンサが機種に合っているのかを見定めなければなりません。
コンデンサは基盤にハンダ付けされているので、その部分にハンダを当て溶かして取り外します。1~2秒くらいの間隔で当て、少しずつ引き抜いていくようなイメージです。エアコンを長期間使っていればコンデンサに電圧が加わります。そのためガスが発生し内部の圧力上昇に伴って、電解液が漏れたり膨張してしまうこともあります。コンデンサが膨らむと破裂してしまう恐れもあり、2001年には台湾製のコンデンサが事故を起こしています。

不具合のあるコンデンサには特徴があり、不良品かどうか見分けることも重要になってきます。防爆弁が盛り上がっている。防爆弁が開いている。防爆弁から電解液が漏れている。これらの症状が見られる場合は、そのコンデンサを使うことができません。防爆弁というのはコンデンサの頭部にあるフタのようなモノで、十字やY字の切れ目が入っています(種類によって最初から膨らんで見えるモノもある)。コンデンサの電解液漏れ、破裂に伴う症状としては、刺激臭や爆発音が聞こえることも報告されています。
防爆弁が開いて電解液が漏れた状態になると、異音と同時に煙のような蒸気があふれてくるケースもあります。T様宅の故障原因とは違いますが、いずれにしても室外機から煙が出ること自体が正常ではないため、業者に確認してもらいましょう(暖房使用時の空気循環を除く)。

コンデンサの取り扱いや不具合事例をご覧になってもわかるように、お客様が交換作業を行うことはお勧めできません。ハンダを使える。電気の知識を持っている。このような場合、コンデンサを取り寄せて交換されるお客様もいらっしゃいますが、1つ間違えば事故に繋がらないとも言えないので業者へ任せてください。コンデンサが正常に機能しなければ、エアコンの運転も不安定な状況になります。ハンダを使ってヤケドされることも考えられるため、無理せず業者へ頼みましょう。

量販店のエアコン修理について

修理依頼と注意事項

修理対象の室内機
修理対象の室内機

量販店のエアコン修理は、公式サイトや電話、メールや店頭で受け付けてもらえます(店によって違う)。公式サイトからの申し込みは対象地域の範囲もありますが、他店で購入したモノでも対応してもらえる場合があります。修理費用は訪問担当者が見積もるケースも多く、訪問日時などの相談も可能です。有料の長期保証を付けていれば、作業内容によって無料で対応してもらえるでしょう。作業後にアフターサービスを受けられることもあります。ただ、量販店は家電を売ることが本業なので、業者と同じ技術を持っているとは限りません。
修理をしても直る見込みがない。経年劣化の寿命かもしれない。こういった場合は、エアコンの買い換えを検討するお客様も多いと思いますが、新しいエアコンを購入するにしても古いエアコンを処分しなければなりません。エアコンは家電リサイクルの対象品なので、量販店でも業者であっても、処分を任せられるところへリサイクル料金を支払う必要があります。

カバーを取り外した状態
カバーを取り外した状態

どこまでの修理を頼むことができるのか。どんな故障に対応してるのか。量販店によってさまざまですが、「修理したはずなのにまた故障した」という話しも聞こえています。例えば基盤交換したけど冷えない。水漏れ修理したのに別の場所から漏れてくるなど、担当者が修理をして確認したはずなのに、エアコンを運転させて時間が経過すると以前の不具合が再発するケースもあります。新人の担当者が作業した際に起こりますが、場合によっては追加費用を負担しなければならない事態もあるでしょう。
有名なお店だから安心感がある。修理代金にポイントを付けてもらえる。そういうメリットを感じるお客様もいらっしゃいます。事実それは間違いではなく、個人の考えや価値観にも関係してくるので、量販店の修理サービスに満足感を得ていたとしても不思議ではありません。

ただ、確率的な問題として量販店の担当者は技術が不足している可能性もあるため、修理を依頼しているなら、作業工程をスマホに収めておくと良いでしょう。作業の妨げにならないよう、少し離れた位置から記録してください。量販店と業者のどちらかにお願いするかは人それぞれですが、量販店の場合は店舗の運営状況によっても変わってきます。修理担当者不足で別の担当者が訪れる。店舗自体が閉店してしまうこともあるので、直接業者へ相談したほうが早く解決することもあります。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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