ご自身で取付けしたBSアンテナが視聴できないと平塚市からのご相談

DIY取付けしたアンテナが視聴できず

自分取付けのBSアンテナを修理

神奈川県平塚市のI様

自身で取付けたアンテナの不具合

今回ご相談があったお客様のアンテナ
今回ご相談があったお客様のアンテナ

テレビ受信用のパラボラアンテナはご自身で取付ける方も増えています。たしかにアンテナはどこでも販売されていますし、固定器具や必要な道具も簡単にネットで揃います。
しかし、手順や何かしらのミスがあるとテレビ視聴ができない場合もあります。今回もご自身でBS放送受信用アンテナを取付けたお客さまから取付け作業をおこなったあとにご連絡をいただきました。手順通りに取付け作業をおこなったとのことですが、何かしらの理由でBS放送が視聴できないとのことでした。その原因も不明であったため、ご相談を頂いた次第です。
せっかくご自身で作業されたため、少しでも早く視聴したいはずです。そのため、まずはどこに原因があるのかを突き止め、尚且つ修復や改善が必要な箇所があればその作業を即座におこなうこととし、お客様のお待ちになっているご自宅へと急ぎました。

設置した場所に問題があった模様

受信状況を確認する作業中の一場面
受信状況を確認する作業中の一場面

お客様のご自宅にお邪魔して、早速テレビの状態など室内の状態を見させて頂いたあと、アンテナの状態も確認させていただきました。各種点検をおこなったところ、お客様がおこなったアンテナの取付け作業の手順や手法に間違いはありませんでした。
ご自身で作業するにあたりかなりお勉強をされていたようで感服いたしました。しかしながら、唯一アンテナの取付け位置に問題があったようで、それを原因としてテレビの視聴が困難になっていたようです。アンテナ自体は正しい方角を向いていましたが、その角度に問題があり、うまく電波を受信できない状態にありました。
パラボラアンテナはその設置場所や方向、角度などによって電波の受信可否が決まります。今回はその位置が少し違っていたようです。お客様にそのことをお伝えすると正しい位置に直してほしいとの意向でしたので、即座に修正作業を開始しました。

ケーブル関連の問題は特にナシ

アンテナの取付け位置の修正作業をおこないました。レベルチェッカーを用いて角度の微調整をおこない、このお客様の自宅においてベストな方向へと修正しました。さらに、念のためにそのほかの箇所も再度確認をおこないました。
先ほど見た状態で特に問題はなかったのですが、テレビの電波が通るようになった上でもう1度異常がないかどうかを確認しました。しかしながら、こちらの杞憂に終わり、アンテナケーブルなどにも問題はありませんでした。
さらにアンテナを固定する器具に関してもお客様がしっかり取付けていたため、こちらにも問題はありませんでした。
稀に器具の固定が甘い場合もあるのですが、今回のお客様はさすがの一言でした。そのため、作業としてはあくまでもアンテナ本体の微調整作業のみというシンプルな結果になりました。

全ての作業を終えてテレビで確認

すべての作業を終えたあとで、お客様が室内で視聴に使用されているテレビ本体での視聴状況を確認させていただきました。レベルチェッカーを用いて各所で電波の受信状態は確認済みですが、それでも最後のケーブルに問題が生じているようであれば、テレビ本体で視聴ができなかったり、視聴が安定しないケースもあります。
そのため、最後の確認はやはりお客様が視聴されるテレビ本体でおこなわないと意味がないのです。しかしながら、テレビやテレビに接続されているアンテナケーブルにも問題がなく、テレビ本体でも地上波とBS放送がしっかり視聴できる状態でした。
お客様自身もその状態を一緒に確認していただきましたが、お客様はやっとテレビ放送が自宅で無事に視聴できるようになり、安堵なさっていたようでした。すべての確認をおこない、問題がないことがわかったため、これにて作業は終了となりました。

今後は相談いただくとのお言葉も

お客様は無事にテレビ視聴が再開したことに大きな喜びを得てくださり、感謝のお言葉も頂くことができました。また、今後は設置が必要な場合にはお任せしたいとの言葉も頂くことができました。
もちろん、お客様自身は今回の作業にあたり、相当なお勉強をなさっていたようですし、その情報に間違いがなかったからこそ取付け状況のほとんどは問題ありませんでした。
さらに、今回の修理依頼によってお客様自身も様々なノウハウを受け取ったはずです。そのため、今後もご自身で作業できるレベルのスキルは十分おありだと思いますが、それでもお客様としては確実なテレビ視聴のためにこれからはプロに任せたいとのご意向でした。
たしかに任せて頂ければテレビが映らないまま作業を終了させるようなことはないため、お客様がこのような意向なのであれば誠心誠意作業させていただくだけです。いずれにしましても、お客様が楽しみにしていたテレビ視聴が早期に再開できたことは本当に大きな喜びとなりました。

テレビアンテナを自分で屋根に設置する手順

屋根上アンテナの設置方法と手順

アンテナを屋根の上に仮固定する

アンテナを設置する屋根のイメージ
アンテナを設置する屋根のイメージ

自分自身で屋根の上にアンテナを取付ける場合、最初におこなう作業は当然ながらアンテナ機器を購入することです。その入手方法は様々なものがありますが、アンテナ本体はもちろん、アンテナを取付ける場所に応じて取付け器具も購入しましょう。
屋根の上に取付ける場合にはアンテナ本体以外にマストや屋根馬なども必要になります。そして、これらの道具も用意した上でいざ屋根の上での作業を開始することとなりますが、まずはアンテナの取付け位置を決定し、レベルチェッカーで電波の受信状況を確認した上でベストポジションを探し当てます。
その上でマストや屋根馬を設置し、さらにアンテナ本体も設置します。この時点でそれぞれの機器は全く固定されていませんが、仮置きをしないと場所を決められないため、誰かに倒れないようにもっておいてもらい、次の段階に進みましょう。

針金やステイで完全に固定する

針金で固定されたアンテナのイメージ
針金で固定されたアンテナのイメージ

仮置きしたアンテナ機器を完全に固定するため、ワイヤーなどの部品を使って屋根の上に固定します。テントをキャンプ場で建てる際と同じ要領で、屋根から空に向かって伸びているマストを三方や四方に張ったワイヤーで支えるのです。
このワイヤーはステイなどとも呼ばれますが、ピンと張った状態で固定しなければなりません。緩みがあると本体の転倒などにつながりますので、それぞれのステイは真っ直ぐに伸びた状態で屋根の上に完全に固定させましょう。
マストから伸ばしたステイの先を固定できる場所がない場合、屋根の上に別途固定器具を装着し、ネジ止めなどをした上でステイの受け手側を作っておきましょう。

アンテナケーブルは最後に接続

各種機器の固定作業が終わったあとで配線作業をおこなってください。人によってはアンテナ本体からのアンテナケーブルを最初から取り付けてしまう人もいます。たしかにその方法のほうがスムーズに作業が進むケースもありますが、やはりアンテナ本体が固定されていない状態でケーブルを伸ばすと仮置きしている最中に倒れるリスクもあります。
そのため、ケーブルは最後にしましょう。また、これらの作業手順を考えると、最低でも2人での作業が必要となります。ひとりの場合、仮置きしたアンテナ機器を固定させる前に倒してしまい、機器や屋根を壊してしまうこともあるため、DIYで作業する際には最低もうひとりのサポートを求めましょう。

アンテナの工事と同時並行で検討したい物事

アンテナ工事と同時にするべき?

室内の壁に設ける端子の増設工事

アンテナ工事と同時におこなっておきたい作業のひとつがアンテナ端子の増設や移設です。アンテナ機器を新規に取り付ける場合、今までのテレビ視聴環境がベストだったかを考えて、その答えによってはアンテナ端子を増やす、もしくは別の部屋にアンテナ端子を設ける作業もおこなっておきたいものです。
今まで存在していたアンテナ端子をそのまま利用した場合、テレビを置く部屋もおのずと限られてきますが、これまでの方法に何かの不満があったのであれば自分が本当にテレビを置きたい場所を改めて考えた上で必要ならばアンテナ端子の移動や増設を考えてみましょう。
アンテナ取付けの作業と同時に依頼することによって工事作業もスムーズになることが予想されますので、できることなら1度にまとめておこなっておきたいものです。

ブースターを導入してクリア視聴

アンテナ工事の際にはブースターを使ってこれまでの視聴環境のストレスを軽減することもひとつの方法と言えます。アンテナを屋根の上など電波状況が比較的良いとされている場所に設置していても周辺環境などの影響によって電波をうまく受け取ることができず、稀に一部チャンネルが視聴できなくなったり、時間帯によっては地上波テレビが視聴できなくなるなどということもあるのです。
このような場合、電波状態が弱い家庭に当てはまる可能性があり、ブースターを導入して電波を強めることによって解決できる可能性も高いのです。そのため、アンテナ工事をおこなう上でこれまでテレビ視聴に何かのストレスがあるのであれば、ブースターの導入工事も同時におこなうことを考えてみましょう。
業者と相談した上での話になりますが、こうした方法で難題解決できるケースもありますので検討してみましょう。

アンテナケーブル類の種類を改善

屋根上アンテナから伸びるケーブル例
屋根上アンテナから伸びるケーブル例

屋根の上のアンテナを新規に取り付ける際などにはケーブルも含めて新しいものを備え付けることが多いですが、アンテナをこれまでも使用しており、そのアンテナ機器のみを交換するような場合には、ケーブル類は昔から使用しているものをそのまま継続利用するというケースも多いです。
しかし、アンテナの歴史の分だけケーブルも老朽化している可能性が高いため、こちらに今度トラブルを生まないようにするために、この機会にケーブルも交換することを検討してみましょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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