
エアコンから異音!?水戸市でエアコンから変な音がする原因と対策


エアコンのパイプ内から異音がする
エアコンの異音にはいろいろな原因がある
茨城県水戸市のM様
エアコンの中から異音がするというご連絡
茨城県水戸市にお住まいのM様より、自宅で使用している家庭用エアコンから異音がするため、原因を調査して欲しいというご連絡をいただきました。エアコンから発生する可能性がある異音というのは実はかなり幅が広く、その異音の種類によって何処に問題が発生しているのか、どのような対処法を取る事ができるのかに違いがあります。まず大きな違いとなるのが、室内機から異音がするのか、室外機から異音がするのか、という違いです。
室外機からの異音である場合の方が原因を特定しやすく、こちらの場合には多くのケースでファンの故障が原因となっている可能性が高いです。また、そうでない場合でも外に置かれている関係から異物が入ってしまっている可能性が高いなど、推測がしやすい状況となります。
そのため、具体的に異音のする箇所と、音の質がどのようなものであるのかをお伺いしました。
お客様のご説明によると、異音がしているのはエアコンのパイプ内であるということでした。エアコンには二つの種類のパイプがあり、1つはガスが封入されているもので、もう1つは排水を行なうためのものです。どちらであるのかについてお伺いすると、外に水を出しているホースのような形のパイプの方であるということでしたので、排水パイプ側に発生している問題であると考えられました。
音の種類についても分かる範囲でお伺いすると、虫や小動物が這いずっているような音であるということでした。このパイプは外につながっているものであるということもあり、意外とこういった害虫害獣の類が侵入し異音を立てることがあります。音がするだけであれば良いのですが実際にはそうではなく、糞や卵などを残していくことによって衛生上の問題を発生させてしまうこともあります。
ゴキブリのように害虫が問題であれば対処ができますが、ネズミのような小動物が問題の場合には対処が難しいことをお伝えしました。エアコンを外して内部を確認する形となるため、設置業者に依頼をしたほうが確実であるためです。そのため、現地調査の結果として対応ができない可能性がある形となることにご理解を頂いた上での予定調整となりました。このままでは不気味でエアコンが使用できないため早めに原因を特定して欲しいということでしたので、近い日程で調整を行いました。
調整を行った日程に現地にお伺いし、早速音がしているというパイプの確認をさせていただきました。内部にファイバースコープ式のカメラを通すようにして、中の状態を確認するという方法です。
結果として、パイプの内部には虫の死骸が確認できました。動いている個体は直接は確認することができませんでしたが、おそらくは害虫が原因となっていると考えて間違いないと思われました。

お客様に問題について説明し、害虫であったために対応が可能であることをお伝えしました。作業中にはあまり見たくない物が見えてしまう可能性があるため、作業風景は直接ご覧にならないようにお勧めしたところ、そうするということでしたので、こちらで単独での対応を行なう形となりました。
今回問題が発生している排水のためのホースは、ドレンホースというパーツです。このドレンホースの詰まりを解消するときには、詰まり抜き用の専用の道具を使用することになります。通常は埃などの汚れによる詰まりを排除するものであるため、ネズミのような小動物であれば対応ができませんが、ゴキブリのような害虫であれば重量の関係でこれでも問題なく対応を取ることができます。
詰まり抜きを使用して数分程度で、ドレンホース内部の汚れは取り除くことができました。吸引されたのはかなり多くの害虫の死骸で、生体も1体だけ確認できました。
それから暫くの間ホースの音に集中して確認を行いましたが、同様の異音は聞こえなくなっていることを確認できました。
ドレンホース内部は、今回の様に害虫の巣窟となっていることが少なくありません。湿潤で温度も比較的安定している場所であるため、虫が繁殖するのに適切な環境を整えてしまっているケースもおおいためです。このような問題を防ぐために、ドレンホースへの害虫・害獣の侵入を防ぐためのフィルターなども販売されています。これらも完全と言えるものではなく、隙間を通れる時期に入り込み中で成長をしてしまうというケースもあるため絶対的なものではありませんが、使用していない場合に比べればかなり問題の発生を抑えることができるでしょう。
害虫や害獣の対応となると、専門業者の範囲外になってしまうケースもあります。その点にも注意をして対応をする必要があるでしょう。
エアコンの異音、DIY修理はできる?
異音の原因によって対応は様々
異音が生物由来の場合はどうする?

エアコンに発生することが多いトラブルの1つとして、今回のご依頼でも対応をした異音の問題があります。エアコンには様々な機構があり、もともと駆動音が発生する機械ではありますが、通常の駆動の場合には聴かれないような音が聞こえてしまう場合があります。このような異音は故障が原因となっていることもあれば、その他のことが原因となっていることもあり、修理や対応がそれぞれの原因によってかなり違った内容となります。
まず異音の原因の1つであり、その他の異音とは大きく性質が異なっているものとして、生物に由来しているものがあります。特にこのトラブルが発生しやすいのは、ドレンホースと、室外に設置されている室外機です。これらの場所に生物が入り込むと、発生源の変わる音がすることになります。
これらの問題については、内部を吸引するなどして取り除く必要があります。そのための道具は市販もされているためDIYも可能ですが、見たくないものを見る可能性は高いです。
駆動部に発生する異音

上記のように生物が由来となっている異音もあるのですが、やはり全体としてみると異音の中ではレアケースと言えます。それでは、エアコンに発生する異音の原因となっていることが多いのはどのような場所なのでしょうか。これは、普段から駆動している場所であることが多いです。
エアコンにはいくつか駆動する場所があります。例えば室内機側であればコンプレッサーやファンなどが代表例です。また、これら以外にも、風向きを変えるためのブレードもまた駆動部の1つとなります。これらの場所の動きがスムーズでなくなっている場合には異音となって現れるケースがあります。
また、室外機側である場合にはファンに問題が発生して異音がするケースが多いでしょう。ファンのプレートが割れてしまっている場合などには、異常な風切り音が聞こえることがあります。また、異物が入ってしまっていることで音がするというケースもあります。これらについては、パーツ交換が必要となるためDIYは難しいです。
エアコンに発生する故障のパターン
エアコンの故障はどんな物が多い?
エアコンによくある水漏れ故障

エアコンは数ある家電の中でも複雑なしくみを持っているものであり、その分だけどうしても故障が発生しやすい機器でもあります。ポイントとなっているのはエアコンには故障しやすい箇所が複数あるということで、それに応じて対応の内容が変化することが重要になります。
それでは、エアコンの故障にはどのようなものがよく見られるのでしょうか。良くある故障のパターンとして、最初に紹介するのは水漏れについてです。この水漏れは、パターンによって故障か、あるいは故障未満のものであるのかが違っています。
故障と言えるようなケースとなるのは、熱交換器の異常などによって結露が発生するようになっている場合です。この場合はパーツ交換による修理になる場合が多いでしょう。
対して故障未満となるのが、傾きによって発生するものや、汚れによって発生するものです。これらは整備不良等によって発生することも多く、頻出するトラブルの1つとなります。
エアコンが冷えないトラブルも
もう1つエアコンに発生することが多いトラブルであるのが、エアコンの風が冷えない、あるいは暖まらない状態になってしまうというものです。一括りにすれば「効かない」状態になってしまうことを指しています。このエアコンが効かなくなってしまうという症状についても発生しやすいものの1つであり、かつ気づきやすいためにご相談を頂く事が多いものの1つでもあります。
このエアコンが効かない症状については、多くの場合で冷媒ガスに問題があります。エアコンはその温度を運ぶために冷媒ガスというものが使用されており、これは通常密閉されているために圧力が一定に保たれています。しかし、密閉加工であるフレア加工部や、老朽化した配管などからガスが漏れ出して圧力が下がってしまい、問題が発生するというケースが見られます。
このような場合にはガスを再装填するガスチャージによる対応が取られます。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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