呉市で室外機から異音?原因はガス漏れ?異音の種類もご紹介!
エアコンの異音についてご紹介!修理は必要?
異音がする場合の原因や対策方法
広島県呉市焼山三ツ石町のH様
室外機から異音がするとのご相談
広島県呉市焼山三ツ石町にお住まいのH様から、「家庭用エアコンですが、室外機からシューという音がしています。エアコンは使っていないので症状は分かりません」とのご相談がありました。エアコンを使っていないというのは、室内機は運転させていないということのようでした。
エアコンの室内機や室外機から異音がすることはありますが、大抵の場合、問題がないことが多いです。ブォーやゴォー、ヒュォーという唸るような音が、室内機から聞こえる場合、節電機構が働いている可能性があります。高級なエアコンに多いのですが、エアコンを作動させ、室内が設定温度になると節電運転に切り替わります。そうすると室外機のコンプレッサーを止め、冷媒ガスを流さないようにします。そして、再び室内温度を調整しなくてはならなくなった時に、コンプレッサーを再始動させ、冷媒を回し始めます。この時の音がゴォーなどの音になります。この節電機構、冷媒制御は個体差が大きいので、機種によって音の大きさが変わります。
様々な異音についてご紹介
ウォンウォンという響くような音がすることもあります。これはモーターの振動音なので、問題がないことがほとんどです。ウィーンやブーンという音の場合もあります。ホコリが原因のこともあるので、気になる場合はフィルター掃除をすると改善する場合があります。
シュッシュッシュッという音は、室内機の中にあるクロスフローファンというものが回っている音です。故障ではありませんが、モーターやファンは通常無音なはずなので、気になるようであれば一度専門の業者に見ていただくことをお勧めします。
室外機からも異音がすることはありますが、一番多いのは室外機が振動していることによる音です。ツインロータリーなどの振動を打ち消す機構があると揺れは少ないですが、メーカーや機種によって室外機の振動の程度は変わってきます。また、直接地面に設置している場合よりも、ベランダなどに設置されている場合の方が、振動が建物全体に伝わり、より気になってしまうこともあります。
室外機から異音がする原因は?
室外機の振動が気になる場合は、防振ゴムなどで対策ができます。ただ、室外機を無理に動かすと故障の原因になることがありますので、専門業者に依頼することをお勧めします。また、ギュイーンやウィーン、グゴガガガ、ブイーンというような音が室外機からすることもあります。これはコンプレッサーの音で、特に故障している音ではありません。
さて、問題の室外機のシューという音はいったい何が原因かと考えた時に、室外機が霜取り運転をしている可能性があります。シューという音だけではなく、シャーやブシューという音のこともあります。しかし、この音は基本的に小さい音で、かつ故障というわけではありません。また、冷媒ガスが移動する際の音として、シューという音が鳴ることがあります。しかし、この音は室内機側で聞こえることがほとんどですし、この音も故障していて鳴っているわけではありません。
室外機側でシューという音が聞こえる場合は、冷媒ガスが漏れていることもあります。これは明らかな故障です。
ガス漏れしていないかを確認する
H様宅にお伺いし、症状を確認することにしました。室外機を確認しに行くと、シューという音が確かにしています。室内機は動かしていないので、冷媒ガスが漏れている可能性が高いです。冷媒ガスが流れる配管周囲をチェックしていると、破損個所が見つかりました。そこから冷媒ガスが漏れ、シューという音を発していたようです。
配管自体が破損している場合は交換するしかありません。そして、漏れた分の冷媒ガスを補充する必要があります。まずは、配管を新しいものへと交換し、冷媒ガスが漏れる原因を解消しました。
次に、冷媒ガスがを補充していくのですが、まず残っているガスを抜く必要があります。その理由は、冷媒ガスが漏れると、空気や水分がエアコン内部に入り込んでいる可能性があるからです。冷媒ガスのみでエアコン内を満たさないと、正常に動かないのです。そのため、真空ポンプを使用して真空引きという作業を行います。エアコン内部を真空にすることで、乾燥させることができます。
ガスチャージを行い、作業完了!
真空引きが終了したら、冷媒ガスを充填させます。冷媒ガスを入れていく室外機にはチャージホースをつなぎます。冷媒ガスは、冷媒ガスボンベというものがあり、そこから充填させていくのですが、どれだけ補充できているかなどの状態を確認するために、ゲージマニホールドという道具を取り付ける必要があります。チャージホースと冷媒ガスボンベの間にゲージマニホールドがあることをイメージしていただければ良いです。しっかりと冷媒ガスが充填されたことを確認し、ガスチャージは完了しました。その後、室内機を操作し、冷風が出ることを確認し、工事完了となりました。
エアコンからの異音は問題がないことがほとんどですが、今回のケースのように、ガス漏れなどを起こしていることもあります。迅速・丁寧に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
エアコンから異音がする!原因と対策
エアコンから異音がしても慌てない
異音の種類から対策方法を考える
エアコンから普段聞きなれない音がすると、どうしても気になってしまったり、不安な気持ちになってしまったりすると思います。しかし、エアコンからの異音は問題のないことが多く、また、ご自身で解決していただけるケースも多いです。まずは、どのような音が自分で対応できる音なのかを知っていきましょう。
ポコポコやポンポンという音は、ドレンホースに空気が逆流することで起こっています。気密性の高い部屋で発生しやすいのが特徴です。改善するためには、換気扇を止めたり、窓を開けたりしてみてください。
同じように気密性の高い部屋で発生しやすい音に、コンコンという音があります。これは室内機の排水が逆流する際に発生します。換気窓を開けることで解消できます。
室内機に対する異音の改善方法
エアコンの室内機からカタカタやガタガタという音がする場合、お掃除機能付きの機種なら、ダストボックスやフィルターが正しく取り付けられていない時に発生する音です。フィルターが正しく取り付けられているかをチェックしてください。また、室内機内部のフィルターや熱交換器に汚れが溜まって、カタカタやガタガタという音が発生している可能性もあります。ホコリやゴミでフィルターや熱交換器が汚れてしまうと、うまく空気を循環させることができなくなり、過剰な振動が生じてしまいます。その結果、カタカタやガタガタという音が発生してしまいます。一度フィルターの掃除などをしてみてください。
室外機に対する異音の改善方法
室外機から異音がする場合、いくつかの原因が考えられます。例えば、コンプレッサーや送風用のモーターといった部品が故障していると異音が発生します。また、ファンやその付近にゴミなどが挟まったりしている場合も異音がします。ただ、室外機からする異音の原因の大半は、室外機本体の振動が原因となっています。
振動対策としては、室外機の足元にブロックと防振ゴムを設置することが挙げられます。どちらもホームセンターなどで購入できます。しかし、室外機を無理に動かすと故障の原因にもなりますので、確実に対策したい場合は、専門の業者に依頼することをお勧めします。
また、汚れの場合は、ブラシなどを使用して取り除きましょう。ファン周囲だけでなく、室外機の周辺もきれいにしておくことが重要です。可能であれば、業者にエアコンクリーニングを依頼すれば確実です。
冷媒ガスって知ってる?すべて同じじゃない!
冷媒ガスの種類や特徴をご紹介!
冷媒ガスの歴史を知る
冷媒ガスは、エアコンの冷房や暖房の機能に大きく関わる重要なガスです。この冷媒ガスは、1種類というわけではなく、いくつかの種類があります。
R22は、1990年代に使用されていました。次に登場したのが、R410Aでした。これは、2000年以降に使用されています。そして、2012年秋ごろから、R32が登場します。
R22の冷媒ガスは2020年に全廃されることが決まっています。これは、政府間国際協定(モントリオール議定書)およびオゾン層保護法に基づいて決定されています。
冷媒ガスにはフロンガスというものが使われており、これはオゾン層を破壊してしまいます。R22は、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)というものが使われています。これには塩素だけでなく、水素が使われています。R22以前に使用されていたフロンガスよりオゾン層を破壊する危険性は少なくなりましたが、ゼロというわけではないので、全廃が決まったのです。
冷媒ガスの種類と特徴
オゾン層を破壊する恐れがないものを開発しなければいけないということで生まれたのが、新冷媒と呼ばれるR410AやR32です。これらの冷媒ガスにはハイドロフルオロカーボンという化合物を使っており、塩素が含まれていません。それゆえ、オゾン層を破壊してしまうというリスクはなくなりました。
現在のルームエアコンではR32が主流になっています。これは、R32がR410Aに比べて、地球温暖化に対する影響が少ないと考えられているからです。地球温暖化計数という指標があり、R32はR410Aの約3分の1の数値です。また、R32は単一ガスで、ガス補充の際に、一度すべてガスを抜くという作業が必要ないこともメリットです。
使われている冷媒ガスの種類を確認!
もし、ご自宅のエアコンにどの冷媒ガスが使われているかを知りたい場合は、室外機を見てください。室外機の裏面や側面に、冷媒ガスの種類やガスの封入量が記載されたシールが貼られていることが多いです。もし見つからない場合は、説明書を確認してみてください。基本的には説明書にも同様の記載がされています。
ご自身でガスチャージをされる際などには、これらの情報が非常に重要になります。ただ、ガスチャージは危険を伴う作業でもありますので、無理をしてご自身で行うのではなく、専門業者にご依頼していただくことをお勧めします。
※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。
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