習志野市でキッチンの換気扇修理/モーター故障の原因を特定
回らないのはモーターに不具合がある?
モーター内部のベアリング点検
千葉県習志野市津田沼にお住まいのK様
千葉県習志野市津田沼にお住まいのK様から、「キッチンレンジフードの換気扇が回らない」とご連絡をいただきました。詳しく状況をお聞きしたところ、「スイッチを押してもまったく動かない状況」とおっしゃられています。キッチンにある換気扇は油汚れで動かなくなるケースも多く見られますが、K様のお話では年末の大掃除でお手入れをされたそうです。そのときに換気扇を取り外したそうですが、1つ1つきちんと元に戻しているため取付けの不備ではありません。お話だけでは故障原因もわからないので、K様宅へ伺い換気扇を確認させていただきました。スイッチ故障の可能性もありますが、換気扇本体から点検します。お話しのとおり汚れが原因の故障ではありません。ブレーカーを落とし、パネルとフィルターを外します。ドラムも取り外し、シロッコファン本体を調べます。さらに分解してモーターを確認。どうやらベアリングの不具合だったようです。ドラム側は硬くなっており回すことができません。
このベアリングが原因でモーターを回転させることができず、結果ファンの回らない状態となっていたのでしょう。そのためベアリングを交換することで修理可能です。手持ちのベアリングから同じ型番を探し、新しいモノと交換させていただきました。モーターを元に戻し、パネルとフィルターを取付けで作業完了です。その後、原因と修理内容をご説明しました。K様から、「そう言えば、ときどき変な音がしてたかも。気にはなってたけどモーターだったとは」という感想をお聞きしましたが、ベアリングの存在を知っているお客様はあまりいらっしゃいません。ベアリングは「軸受」と呼ばれる部品で、機械をなめらかに回転させるために用いられます。ベアリングを挟むことによって、摩擦で起きる熱の予防ができるわけです。例えば時計台内部にはいくつも回転軸がありますが、そのイメージに近いかもしれません。ベアリングはモーターの土台のようなモノなので、ここが動かなければ機動させられないのです。
ベアリングは簡単に故障するモノではありませんが、一般的には100万回転の耐用性があると言われています。そのため使用頻度によって寿命は変わり、仮に1日100回転させたとしても1年で36、500回、約28年は使える計算になります。ただ、料理をしていたら「30分回しっぱなし」という状況も想定できるため、毎日3食を自炊していたら、1日で回転させている回数も100回転では収まらないかもしれません。K様宅の換気扇は10年以上経過していますが、使用頻度や使用時間を考えれば、劣化していたところに負荷が加えられていた可能性もあるでしょう。いずれにしてもベアリング不良の根本的な原因は不明ですが、モーターが調子を悪くする多くはベアリングの問題が大きい場合がほとんどです。水洗トイレや浴室の換気扇モーターにもベアリングは付いているので、「聞いたことのない音がする」「回ったり回らなかったりする」という状態にあれば、ベアリング故障も疑ってみてください。
台所と風呂の換気扇は種類も違いますが、モーター内部の構造はほとんど同じです。最近はプロペラファンではなくシロッコファンを採用している場合が多く見られますが、モーターの基板としてはあまり変わりません。そのためプロペラでもベアリングは故障します。ベアリングには大きく分けて3つの種類があり、樹脂・金属・複層が挙げられます。樹脂や複層は車やOA機器に使われており、金属は産業機械や油圧に用いられています。ステンレスやウレタンなど素材もさまざまあり、ホームセンターや通販で購入することもできます。ただ、どこのお店でも置いているわけではありません。K様宅のベアリングは既に廃盤になっているモノだったのですが、代替え品として使うことのできる規格製品を持っていたので交換することができました。マンションにお住まいのケースでは管理会社の仲介する業者が入るため、「故障してるかも」と思ったらすぐに管理会社へ連絡してください。
今回はベアリングの交換だけで済みましたが、モーター基板が故障していれば修理することもできなくなってしまいます。その場合はモーターを丸ごと交換しなければならなくなり、その分の費用負担もあります。レンジフード本体を交換することになればもっと費用が高くなり、3~5万程度必要になることもあるでしょう。部品交換だけで修理できるかどうかは点検してみなければ判断できませんが、どうにもならない状況になってのご連絡は丸ごと交換するケースも多いため、気になる症状があれば早めに問い合わせてください。
モーターが故障した場合の交換方法
DIYでモーターを修理できる?
モーター内部のベアリング交換は、お客様がご自分で対応しても構いません。モーターの電源を抜き、ファンを取り外せばモーターを確認することができます。シロッコファンの場合はネジで固定してあるモーターを取り外し、モーター内部のベアリングを確認しましょう。交換手順としてはとても簡単で、DIYが得意なら対応できる範囲かもしれません。ただ、ベアリングはモーター内部にあるため、モーターを分解することになります。そのため元に戻せるかどうかご心配があるようなら、業者へ任せてください。また、モーターの分解にはニッパーやボックスドライバー、短めのマイナスドライバーやハンマーなどの工具が必要になります。種類によってすぐに分解できるモノもありますが、ほとんどのモーターは単純に開けられる仕組みではありません。安全上の理由からピンが差し込まれていたり、爪のようなステッパーで圧着しています。ご自宅にある工具で対応できないときはこじ開けようとしないでください。
特に圧着されたステッパーをこじ開けると、簡単には元に戻せません。ニッパーに挟んで引っ掛けることで開けることも可能ですが、慣れていない場合はステッパーを折ってしまうこともあります。ギヤプーラーがあればモーターからベアリングを抜くことも比較的楽にできますが、工具が揃っていなければ引き抜く作業にも時間と労力が費やされます。ほとんどのお客様はモーターを分解して修理された経験をお持ちでないと思うので、ここまでの説明を聞いて「難しいかも」と感じられたらDIYで修理するのは控えたほうが良いでしょう。分解に成功したとしてベアリングを交換できたとしても、モーターを元の状態へ戻さなければ換気扇を使えません。配線や部品の位置、コネクターや回路の関係もあるため、「みんなできてるみたいだから」とネットの情報を鵜呑みにしないでください。ファンだけなら軸を緩めることで取り外せますが、モーター取り外して戻せないお客様も多くいらっしゃいます。
モーターやベアリングの交換も、ご自分で行えば部品代だけで済ませられます。モーターだけの交換なら7、000~9、000円くらい。ベアリングだけの交換なら2、000~3、000円程度あればできます。確かに修理費用を安く抑えられますが、使用しても問題のない状態に修理できるかどうか定かではありません。「試運転してやっぱり直ってなかった」「途中までしか対応できなかった」という声も寄せられているため、「できない」と感じたら業者に相談してください。
ストレスなくキッチンを使うアイデア
キッチンにコンセントはいくつ必要?
みなさんはキッチンにいくつコンセントを設置していますか?マンションなどの集合住宅で増やすことは難しいですが、戸建ての場合は設計の段階でリクエストすることも可能です。「あとからでも増設できる」という考えも間違いではありませんが、できればあらかじめ設けておくほうが便利です。普段はあまり意識しないかもしれませんが、キッチンで使われる電化製品は年々増えています。もちろん各家庭によって料理をする時間は違いますが、忙しい主婦の味方として家電を利用しない手はありません。
キッチンで使われる家電としては、炊飯ジャー・オーブンレンジ・ミキサー・トースター・コーヒーメーカー・電気ケトルなどがあります。他にもシステムキッチンに外付けした食器洗い乾燥機や、ピザプレートなどを使う人もいるでしょう。どれだけ使うかは個人によりますが、コンセントが少なければせっかくの家電を有効活用できません。
「そんなに使うことないでしょ?」と思われるかもしれませんが、食事を作るとき炊飯ジャーとオーブレンジを同時に使うこともあります。最近はスチームの付いたオーブンもあり、野菜を茹でるためにオーブンを使ったりします。そうなるとこの時点で2つのコンセントを使っていることになり、もう1箇所になければ他の家電は使えません。「順番を待つ」という方法もありますが、それでは時間がかかるだけになります。ガスコンロと分けて料理すれば問題ありませんが、手順によってはどうしても家電の力が必要になることもあります。冷蔵庫のコンセントを抜くわけにはいかないので、それ以外に2箇所(4口)あればストレスなく家事を行えるでしょう。キッチンの広さにもよりますが、冷蔵庫以外に1箇所しかコンセントがない場合は、ダイニングにコンセントを設けることでカバーできます。
コンセントもそうですが、キッチンは電圧も意識しておきましょう。分岐ブレーカーでどのくらいの電流に対応しているか確認してください。炊飯ジャーとオーブンレンジを使いながら、ミキサーやトースターを使ってしまうとキッチンのブレーカーが落ちてしまうこともあります。炊飯ジャーは、ご飯を炊くときに最も電力エネルギーを消費します。オーブンで唐揚げやハンバーグを作るときは出力も高めです。そのためこの2つを同時に使っているとき、キッチンではたくさんの電気を使っていることになります。冷蔵庫の電気は使いっぱなしなので、ここに別の家電を使うと許容している電気の範囲を越えてしまう場合もあるのです。最近の家電は省エネタイプですが、新しい機能を備えた製品が次から次へと発売されるため、分岐ブレーカーを2つ設けておけば電気の流れを分岐できるため、ブレーカーが落ちる心配もありません。
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