鎌ヶ谷市で運転を停止する室外機の調査!制御基盤に問題あり

15分運転して止まるのは室外機の故障?

ヒューズ交換で制御基盤を修理

千葉県鎌ヶ谷市中沢新町にお住いのE様

停止した室外機のイメージ
停止した室外機のイメージ

千葉県鎌ヶ谷市中沢新町にお住いのE様から、「15分使ったら室外機が止まった」とご連絡をいただきました。エアコンを運転させて15分くらいは稼働したそうですが、途中で止まってしまったそうです。そこで室外機を確認したら、「動いてなかった」とおっしゃられています。通常は運転ボタンを押すと室外機のファンが回り始めます。そのあとコンプレッサーの稼働する音が聞こえてきて、エアコン本体の冷房運転が機能します。ただ、E様はファンが回っているかどうか確認されていなそうなので、モーターや基盤故障も疑われます。点検してみなければ判断できませんが、ひとまずE様宅へ伺いました。
運転ボタンを押し室外機のファンを確かめたところ、コンプレッサーは稼働しているようですが、ファンはまったく回っていません。おそらくこの状態のまま運転させていたため、室外機が高温になり保護機能が働いて停止したと推測されます。この場合は室外機の温度が下がるまでファンは動きません。

例えばオーブンでお肉を焼くと高温の設定になります。焼き終わったらオーブンの温度が下がるまでは、他の機能を使うことができません。そのためボタンを押してもエラー警告が表示され、一定の温度まで下がったときにようやく別の機能を使えるようになります。これは種類によっても違いますが、安全装置が働いているために起こる現象です。つまりE様宅の室外機もこれと同じような状況となり、室外機が停止したわけです。ファンが回らなければ、高温になった冷媒ガスを冷やして放熱できません。放熱されなければ室外機の温度を下げることは不可能で、冷房を使っても部屋が冷えない原因になります。
モーターや基盤が故障していなければ、室外機の周囲にある障害物を取り除き、数時間空けて室外機の温度が下がるまで待てばファンが回る場合もあります。E様宅の場合は制御基盤が故障しているようなので、修理もしくは交換しなければファンを回転させることはできません。

室外機のファン
室外機のファン

具体的に言えば、故障原因は制御基盤のヒューズ切れによるモノです。そのため基盤を取り外して再度確認。E様によれば「5年前も同じようなことが起こった」とお聞きしました。この場合はヒューズ交換をすることで制御基盤の修理も可能ですが、それはあくまでも状況を改善しただけに過ぎません。エアコンは既に11年使用されているそうなので、基盤自体も劣化しています。そのためヒューズを交換しても、また同じような状態になる恐れがあります。基盤交換とヒューズ交換では修理費用の負担が違うため、E様にご相談をさせていただきました。
E様はしばらく考えられ、「今回はヒューズ交換でお願いします」というお返事でした。ヒューズホルダーも少し錆びていたのでこちらを磨き、ヒューズを交換して対応しました。(ヒューズホルダー=ヒューズを保護するパーツ)。

では、なぜヒューズは切れると思いますか?ヒューズはあらかじめ規定以上の電気が流れると、切れるようになっています。規定以上の電流によって電化製品自体が故障することを防ぐため、大きな電流を防ぐ目的で取付けられています。そのためヒューズを交換すれば使用可能なモノが多く、電化製品自体の寿命ではないこともあります。
また、ヒューズにはいくつか種類があり、同じ容量のモノを採用しなければなりません。E様宅のケースでは、250Vで25Aのヒューズを交換しています。そのあと室外機の内部も点検させていただきました。コンデンサ付近の液漏れもなく、他に目立つ不具合も見当たらなかったためカバーをはめて元にへ戻します。エアコンを試運転させてファンの回転を確認してみました。問題なく正常に回ったところで、E様に状況をご説明します。これで室外機の修理は完了。E様には最初ご相談をいただいた15分様子を見ていただき、冷房を使用してもらいました。

それでエアコンの調子が改善されないようなら、再度ご連絡いただくようにお願いしています。ただ、修理終了後ご連絡がなかったことを考えると、制御基盤のヒューズ交換で正常運転に戻ったのだと思います。このままトラブルが起こらなければ良いのですが、古いエアコンになると同じことを繰り返しがちなので注意も必要です。メーカーや機種によって電子回路の部品も違うため、何十年使ってもヒューズ切れが起こらない製品も存在しています。「ヒューズは1度も切れたことがない」「ファンが止まったこともない」などさまざまな事例はありますが、基本的にヒューズ切れは起こるものだと捉えていただければと思います。
メーカーによっては、内部の部品に韓国製や中国製を採用している場合もあります。もちろん詳細を細かく記載しているところもありますが、実際の問題としてお客様がそれを確認することは少なく、そのため突然ヒューズが切れて驚かれることもあるもしれません。

DIYでヒューズ交換をして制御基盤を修理できる?

基盤故障は業者へお願いしよう

DIYでのヒューズ交換はお勧めできません。「絶対にできない」とまでは言いませんが、お客様が作業することは控えたほうが良いでしょう。制御基盤内のヒューズを交換することは、室外機の分解を意味します。当然、カバーや基盤を外さなければヒューズを交換する作業はできません。その際に配線を取り外したり、接続の不備がないように繋ぎ直したりすることもあります。そこで配線を間違えてしまうと故障にも繋がり、場合によっては丸ごと基盤交換をしなければ修理できない状態に陥ってしまう可能性も否定できないでしょう。
そのため業者へ修理を依頼してください。ここではヒューズ交換の手順のみをご説明しておきます。

カバーを取り外した状態
カバーを取り外した状態

まずはブレーカーを落とし、室外機のカバーを取り外しましょう。基盤を取り外したらヒューズを交換するだけですが、ハンダを使って付けられているヒューズの場合は、そこで作業を中断させて業者へ任せたほうが正解です。ハンダ付のヒューズを交換するには、手元にハンダがなければできません。例えあったとしても、付ける場所がズレたりすれば正常に機能しません。ガラス管ヒューズの場合は外して交換します。ガラス管ヒューズはホームセンターや通販サイトでも販売されていて、1個100円から購入することができます。
お客様の中にはヒューズの価格を知っていて、「DIYなら安く済ませられる」と考えて実行されるケースもあります。DIYでヒューズ交換すれば、材料費だけなので低価格で済むことは間違いありません。ただ、それは安全に交換を済ませ、エアコンの正常な運転を確認できたときだけで、室外機を分解して元に戻せなければ修理できている状態とは言えないのです。

お客様に知識があり、作業経験があれば実行していただいて差し支えありません。慣れない作業に挑戦するのは難しく、作業の途中で「できない」と判断されてご連絡をいただくこともあります。もちろん交換作業自体には対応できますが、室外機を1度分解すると業者が到着するまで放置することになります。カバーをはめたりブルーシートで被うことも可能ですが、室外機は屋外へ設置されているモノなので、分解したままの状態で置いておけば埃や汚れが内部へ入ります。別の不具合が起こることも想定できるため、できるならDIYの前にご相談いただければと思います。

冷えない室外機への対応方法

故障させない冷やし方

室外機の設置場所
室外機の設置場所

ファンが回っている場合でも、室外機の温度が下がりにくいこともあります。通常はファンが回転して放熱されますが、室外機の周囲に障害物があれば放熱されにくい状態になるでしょう。この場合は、その障害物を取り除くだけで解決します。ただ、障害物を取り除いてもまだ温度に下がりにくさを感じたら、いくつかの方法を試してみてください。最近は猛暑によってエアコンを使うお客様も多いと思いますが、室外機はどこに設置していますか?太陽の日差しが降り注ぐ南西や日陰のない場所にあると、ファンの回転だけでは間に合わっていないかもしれません。
直射日光の当たる場所に室外機を設置しているお客様は、室外機の上に濡れたタオルを乗せてみましょう。軽くしぼった状態が望ましいです。水が滴るような状態は故障に繋がる可能性もあるので、必ず水が滴らない状態にしてください。単刀直入に言えば、こでれ直接室外機を冷やします。

「そんなことして大丈夫?」と思われるお客様も多いかもしれませんが、乗せたタオルは熱を吸ってすぐに乾きます。人は熱が出たとき額にタオルを乗せます。高熱であれば乗せたタオルはすぐ暖まります。室外機の温度と外気温でタオルが乾くため、軽くしぼっていれば大きく影響することはありません。冷凍庫で凍らせたタオルを使っても良いでしょう。室外機周囲の地面に水を撒いておくこともお勧めです。夏は地面からの熱もあるので、湿らせておくことで表面温度を下げることになり、室外機へも良い影響を与えるでしょう。
特にアスファルトの上に室外機を置いている場合、太陽からの直射日光によって表面温度は60°以上になることもあります。土の場合はもう少し低い温度になりますが、地面からの照り返しは少なくないのです。

室外機の台座
室外機の台座

レンガやタイルの上でも40°くらいはあります。地面の素材によって温度も変わりますが、水を撒いて冷やしておけば少しは違います。室外機は台座の上に乗せているためあまり影響を受けない気もしますが、直射日光の当たる場所にあるなら気をつけておきたいポイントです。室外機に濡れたタオルを乗せる方法も地面に水を撒く方法も、太陽が昇りきらない7~9時くらいまでの間に行ってください。それを越えると太陽の日差しが一気にきつくなるため、それまでの間が効果的です。度々行うのは難しいと思いますが、室外機を冷やすことは冷房の効率を上げることにもなります。

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