青森市 エアコンの冷房・暖房が効かない原因は何?

青森市のエアコントラブル事例

冷えないエアコンのガスチャージ

青森市小柳のお客様

夏に冷房が効かないと大変なことに(イメージ)
夏に冷房が効かないと大変なことに(イメージ)

連日暑さが募り始める7月中旬、青森県青森市小柳にお住まいのお客様より、「リビングルームのエアコンの冷房が効かなくなってしまった」というご相談をいただきました。

詳細をお聞きしました。数日前から冷房を使い始め、2〜3日は問題なく使えていたけれど、昨日からエアコンのスイッチを入れても、風は出るものの、ぬるい風しか出なくなってしまったそうです。お客様は原因を探ろうと、インターネットでいろいろ調べられたそうで、その結果、「恐らく冷媒ガスのガス漏れだと思う」とのことです。なぜそのように思われたのかをお聞きすると、「冷房を運転させても、室外機の配管部分がまったく汗をかいていない」というお答えでした。確かに冷房運転中は配管が汗をかいたように湿ってくるのが正常で、霜のようなものが付着するとガス漏れの可能性が高いとされています。

室外機で冷媒ガスの種類と規定量を確認(イメージ)
室外機で冷媒ガスの種類と規定量を確認(イメージ)

そこで、ガス漏れが原因であることを第一に考えて、補充用のガスや専用工具をお持ちしながら、一度調査することになりました。お客様のご都合をお聞きして、2日後の夕方にお伺いすることになりました。ちなみにお客様宅のエアコンは、富士通ゼネラル製で10年くらい前に購入したもの。冷媒ガスはR410を使用しているとのことです。お使いのエアコンの冷媒ガスの種類と量は、室外機に貼られているステッカーで確認することができます。

訪問当日。充填用の冷媒ガスやゲージマニホールド等の工具をクルマに積んで出発します。お客様宅のある青森市小柳は、青森市の東部に位置し、青い森鉄道の小柳駅周辺にあります。
到着10分前に確認のお電話を入れ、17時頃にお客様宅に到着しました。

お客様にごあいさつしたあと、早速エアコンの調査に入ります。まずはエアコンの室内機の内部を確認します。多少のホコリはあるものの、フィルターはお手入れされており、問題はなさそうです。お客様にお聞きすると、「フィルターを掃除したら直るかなと思って、昨日できる範囲できれいにしてみた」とのことです。次に冷房のスイッチを入れて、室外機が動くかどうかを確認します。ひと通り確認しましたが、やはりお客様のおっしゃる通り、ガス漏れの可能性が高いです。
数日前までは通常通り冷房が使えていたということですので、まだガスは完全に抜け切っているわけではないと見て、温度計とガス漏れ検知器を使って、ガス漏れ箇所を探していきます。
すると、室外機の配管の繋ぎ目部分から、わずかながらガス漏れが確認できました。どうやら繋ぎ目部分が劣化して、ガスが漏れ出しているようです。

配管の繋ぎ目部分を修理(イメージ)
配管の繋ぎ目部分を修理(イメージ)

ガス漏れ箇所を修理しなければ、ガスを充填してもまたすぐに漏れてしまうため、修理が必要です。そこで、エアコンの配管内に残っている冷媒ガスを室外機に集めるポンプダウンという作業を行った上で配管を外します。
そして、腐食している繋ぎ目部分をカットして、フレアリングツールという工具を使ってフレア加工を行い、隙間なく配管が接続できるようにパイプの先端部分の形状を加工していきます。加工が完了したら、配管を繋ぎ直します。これで再度のガス漏れは防げるはずです。

続いて、不足している冷媒ガスを充填していきます。

ただいまガスチャージ中(イメージ)
ただいまガスチャージ中(イメージ)

エアコンの室外機にゲージマニホールドと真空ポンプを接続し、室内機、室外機、配管内を真空にする「真空引き」という作業を行います。
続いて、R410のガスボンベを計りの上に載せ、ゲージマニホールドに接続します。エアコンを冷房運転させた状態で、少しずつ冷媒ガスを注入していきます。冷媒ガスは入れすぎても少なすぎてもエアコンの効きに影響を与えるので、慎重に注入量を計りながら行います。今回は780gを補充しました。温度とガス圧を計り、正常値であることを確認してから、チャージホースを取り外してガスチャージは完了です。

しばらくエアコンの運転を続けていると、エアコンから冷たい風が出るようになりました。これですべての作業は完了になります。お客様からは「これからどんどん暑くなるので、早めに直すことができて良かった。ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。こちらこそありがとうございました。

エアコンのガス補充に欠かせないゲージマニホールドとは?

冷媒ガスの充填に欠かせないゲージマニホールド
冷媒ガスの充填に欠かせないゲージマニホールド

エアコンを冷房運転しているのに生ぬるい風しか出てこない。そんな時は冷媒ガスが不足しているのかもしれません。では、自分自身で冷媒ガスの充填は可能なのでしょうか? ここでは冷媒ガスのガスチャージに欠かせない工具であるゲージマニホールドについてご紹介します。

ゲージマニホールドとは、冷媒ガスの移動や充填等に使用する工具で、圧力計、連成計、台座、ホースセットなどから構成されています。通常、ゲージマニホールドには低圧用と高圧用のゲージが2つ付いており、その下にそれぞれバルブが付いています。さらにその下に3つの接続用ポートが付いており、低圧用ゲージの下のポートは低圧用の圧力ホースに、高圧用ゲージの下のポートは高圧用の圧力ホースに、真ん中のポートは真空ポンプや冷媒ガスのガスボンベに接続します。また、2つのバルブの中央には、のぞき窓のようなものが付いており、ここで冷媒ガスの状態が気体なのか液体なのかを確認することができます。

ゲージマニホールドは、ホームセンターやインターネット通販などで購入でき、価格は安いもので5、000円程度、高いものでは20、000円以上のものもあります。
ゲージマニホールドは使用する冷媒ガスの種類によって接続口が異なる場合があるので、購入の際はあらかじめご自宅のエアコンで使用している冷媒ガスの種類を確かめるようにしてください。冷媒ガスの種類は取扱説明書もしくは室外機に貼られているステッカーに記載されています。
また、高圧と低圧を同時に計測する必要がない場合は、圧力ゲージがひとつだけのシングルタイプもあります。さらに圧力計の種類として、冷房専用のものと冷暖房両方に使えるものがありますので、こちらも注意しましょう。

では、ゲージマニホールドを使ったガスチャージ方法について簡単にご説明しましょう。
1)冷媒ガスのガスボンベを100g単位で計量可能な量りの上に載せます。これにより、ガスの充填量を測定します。
2)ゲージマニホールドの真ん中の黄色いホースをガスボンベに接続します。
4)ガスボンベのバルブとゲージマニホールドのバルブをほんの少しだけ開けてホース内の空気を追い出します。
5)ゲージマニホールドの低圧側の青いホースを、エアコン室外機の低圧側のサービスポート(パイプの太いほう)に接続します。
6)エアコンを冷房運転させながら、バルブを操作して少しずつガスを充填していきます。
7)規定量まで充填したら、ボンベのバルブを閉めて完了です。

上記はあくまで手順を簡単に記しただけのもので、ガスチャージの前には真空引きといった作業も必要になります。実際にガスチャージを行う際は、より詳細な手順を調べて、それに従うようにしてください。

エアコンスペックの賢い見方を大公開!

長く使うものだから、エアコンはしっかり選びたい
長く使うものだから、エアコンはしっかり選びたい

エアコンを新しいものに交換しようとする時、各社のカタログ等を見て性能比較される方も多いのではないでしょうか。ダイキンなら「うるさら7」、シャープなら「プラズマクラスター」といったように各社が自慢の機能を前面に押し出してアピールしていますが、それ以外にもぜひ比較検討してほしいポイントがあります。エアコンは一度購入したら、10年近く使用するもの。エアコン選びで失敗しないためにもぜひ押さえておいてほしいポイントをご紹介します。

【能力】
エアコンの性能表には、どれくらいの広さの部屋に適したエアコンかを示す「畳数の目安」が記されていると思います。そして、そのすぐそばには「能力」の項目があるはず。たとえば、[冷房:2.5kw(0.9〜3.2)]とあれば、最小0.9kwから最大3.2kwまでコントロール可能ということ。つまり、最大値が大きければ、それだけパワーがあって急速に部屋を冷やすことができ、最小値が小さければ、それだけきめ細かな温度調整ができるということ。つまり、この範囲の幅が大きいほうがエアコンとしては優れていることになります。

【省エネ値】
省エネを示す数値として、カタログには「省エネ基準達成率」「COP」「APF」などという数値が出ていると思います。「省エネ基準達成率」とは、その年の省エネ目標をどれだけクリアしているかを表しているもので、数値が大きければ大きいほど、省エネであるといえます。しかし、この数字は目標に対して、どれだけ達成したかを示すものなので、あくまで目安といえます。
一方、「COP」は「冷暖房平均エネルギー消費効率」と呼ばれる数値で、1kwの電力でどれだけ冷暖房効果を発揮できるかを表すものです。こちらも数値が大きいほうが省エネ性能に優れているといえます。
「APF」はJIS規格で定められた環境下での燃費を表す数値で、こちらも数値が大きいほうが省エネ性能に優れています。
どの数値を重視するかは各自の判断になりますが、一般的にAPF>COP>省エネ基準達成率の順で信頼性が高いとされています。

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