エアコンの水漏れの原因は?入間市で発生したエアコントラブルへの対処方法は?

水漏れは早めに修理して故障に備えよう

エアコンから水漏れが発生している場合の対処方法

埼玉県入間市のI様

エアコンから水漏れ発生のご連絡

埼玉県入間市にお住まいのI様より、最近設置したばかりのエアコンから水漏れが発生してしまっているため、故障かもしれないために確認をしてほしいというご連絡をいただきました。水漏れが発生しているという場合、まず確認するべきなのは何処で水漏れが発生しているのかということです。エアコンには何箇所か水漏れが発生しうる場所が存在しており、その場所によってまず何が原因の水漏れであるのかをある程度特定することができるようになっています。
例えば、エアコンから水漏れが発生しているというときに考えられる場所の1つとして、室外機からの水漏れがあります。この場合については、まず故障や異常などではなく、通常の排水機構による排水を水漏れと勘違いしているケースを考えることができます。排水のためのドレンホースは室外機に対して接続されているためです。

水漏れ発生箇所によって違うこと

室外機側で発生する水漏れの例
室外機側で発生する水漏れの例

また、その他に考える事ができる水漏れ箇所として、パイプからの水漏れがあります。前述した排水のためのホースであるドレンホースから水漏れが発生してしまっているという場合も考えられます。古いエアコンの場合にはホース自体の破損による水漏れを考えることができますが、今回は新しいエアコンということでしたので、ホースからの水漏れの場合には接合箇所から水漏れをしている事を考えられるでしょう。
ただ、今回の水漏れ箇所に付いてはこれらの場所ではなく、室内機からであるということでした。室内機下部から、壁を伝うようにして水漏れが発生している状態であるということで、この場合についてもいくつかの水漏れの原因を考えることができました。
しかし、これ以上具体的な条件を特定するためには現地での確認作業がどうしても必要となってしまうため、まずはその確認を行うための日程を調整して頂くこととしました。

エアコンが使用できない状態になっているのは困るということで早めに対応をしてほしいということでしたので、近い日程で対応することができる日時をお伝えし、その中から調整を行って頂きました。
お決めした日時に現地にお伺いし、まずは水漏れが発生しているというエアコンを直接確認させて頂くこととしました。運転をさせていて水漏れが発生している場合には、ドレン水位計測関連のエラーコードなどが表示される可能性も考えられるためです。そういった情報からの原因究明のために稼働をさせてみましたが、エアコン側からエラーが排出されることはなく、十分程度の運転で水漏れが発生していることを確認することができました。
この運転時間で発生する水漏れというのは、水漏れの発生タイミングとしてはかなり早いものと考えることができます。通常、室内機で考えられる水漏れとしてはドレンパンの汚れやドレンホースの詰まりによる水の逆流等があります。

今回の水漏れの原因はどこにあるか

これらによる水漏れというのはある程度中で水が蓄積しなければ発生しないため、発生までにはもう少しタイムラグがあることが多いのです。今回のタイムラグでの発生の場合、水漏れの原因として俄に考えられたのは、設置ミスでした。エアコンの設置というのは、水平に行われなければならない仕組みとなっています。エアコンは排水を角度によって行うシステムとなっているため、傾斜がある状態で設置されてしまっていると水が坂を登るような状態となってしまい正しく排水されることがなく、そのまま重力に従って通常では水の出ない場所から排出されてしまう可能性があります。
今回に関してもどうやらこれが原因となっていると考えられました。そのため、エアコンの室内機に水平器を使用して水平の状態を確認してみたところ、やはり室内機の水平が取られていない状態となっており、これが原因で問題が発生していると確認することができました。

エアコンの再設置による水漏れ修理

今回のようにエアコンの本体が傾いてしまっていることで問題が発生している場合には、一度エアコンを取り外して正しい水平状態となるように再設置作業を行う必要があります。お客様にどのような症状によって水漏れが発生しているのかについてをご説明し、エアコンの再設置を行うことをお伝えしました。このままエアコンが使用できない状態となってしまうと困るためそのまま再設置作業を行ってほしいというご要望でしたので、そのまま作業を開始しました。
エアコンの再設置自体は基盤がすでに存在しているのであればそれほど難しいものというわけではありません。新規設置の場合にはパイプのための穴を開ける作業等があるためある程度の作業時間を要することになりますが、今回についてはそういったものは事前に設置されていたことによって用意がされていたため、問題なく再設置を行うことができました。

エアコンの設置や再設置はDIY工事可能?

エアコンは設置工事の難しい家電

エアコン設置時に注意しなければならないこと

今や私達の生活環境の中には、数えきれない程の家電製品が存在しています。こういった家電製品というのは非常に便利なもので、その多くは電源さえ接続すれば使用できるようになっているインスタントなものでもあります。
しかし、エアコンはそういった家電の中にあっては珍しく、設置が難しい類の家電と言えるでしょう。エアコンの設置にはいくつか難しいポイントが存在しており、これらを設置時に失敗してしまうと長く使用できなくなってしまう可能性があります。それでは、エアコンのDIY設置が難しいと言われるポイントとしてどのようなものがあるのか、ここでは特に難しいポイントを抽出して紹介します。

ガス漏れしないように設置工事を

ガス漏れをするとこれでも冷えていないことも
ガス漏れをするとこれでも冷えていないことも

エアコンの設置時の失敗で発生しやすいトラブルの1つとして、ガス漏れというものがあります。エアコンは冷暖房機能のために冷媒ガスというものを使用しており、これがガスパイプに密閉された状態となっています。通常はここから漏れることがないようになっているのですが、完全に密閉されていてはそもそもガスを入れることができません。最初に注入し、その上で封入するための加工としてフレア加工というものが行われることになります。
このフレア加工が設置時にミスを起こしやすい場所の1つです。フレア加工にミスがあると当然、本来であれば密閉されているはずの冷媒ガスがガス漏れを起こしてしまうことになり、冷媒ガスの圧力低下によって冷暖房機能が使用できなくなってしまう可能性があります。

設置時の傾斜測定と高所作業

高い場所にあると設置工事はしにくい
高い場所にあると設置工事はしにくい

もう1つ、エアコンをDIYで設置する場合に注意しなければならないポイントとなるのが、エアコンは水平に設置しなければならない点です。今回のご依頼においてもエアコンの傾斜が問題となって水漏れが発生していたように、水平設置を行うことができなければ発生しうるトラブルというものがあります。こういったものを回避することができるようにしっかりと設置作業を行うことが求められます。
また、エアコンの設置箇所はどうしても壁面上部になることが多く、脚立などに乗って作業をする必要があるのも、事故を起こしやすい原因の1つとなっています。

故障の原因となりやすい清掃に対応

清掃を簡単にして故障しにくいエアコン

新機種のエアコンが故障しにくい理由

水漏れトラブルに繋がることも多い室外機
水漏れトラブルに繋がることも多い室外機

エアコンの故障については様々なケースを考えることができます。実際にご依頼を頂く内容だけをみても、今回のような水漏れのトラブルもあれば、冷暖房が効かなくなってしまうトラブルや、風が出なくなるトラブル、あるいは異音がするトラブルなど様々な問題が発生します。これらのトラブルにはそれぞれ違った原因があるわけですが、中でもトラブルの原因となりやすいことの1つであるのが、清掃不良です。
エアコンにはフィルターと言う埃を取り除くための層が設置されており、この清掃は定期的に行わなければなりません。そうしないと埃が詰まってしまって内部にも入り込み、故障の原因となるためです。しかし、このエアコンのフィルターの清掃というのはなかなか面倒なもので、放置されやすいのもまた事実です。こうした中で、各社はエアコンの清掃をより簡単に行えるようにするための仕組みを新しいものに導入をするようになってきました。

例えばそんなエアコンの一つとして、日立の白くまくんという機種があります。この機種の特徴となっているのが、独自のシステムとして導入されているステンレスクリーンシステムというものです。このステンレスクリーンシステムというのは、エアコン内部に存在しているステンレス製の水受け皿であるドレンパンの清掃を行えるようにしている仕組みで、ここに発生するトラブルを大幅に減らすことができるようになっています。
また、もう1つエアコン内部の金属部品である熱交換器について、一度凍らせた上で洗い流す事によって汚れを取り除く凍結洗浄というシステムを導入しているのも特徴的です。
このほかにもセンサーによる様々な制御機能というのが昨今のエアコンには多く設置されるようになっており、自動でより高度な安定化を図ることができるようになっているのが特徴です。

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