新潟市の電気の照明・スイッチの修理・交換迅速に対応します!
新潟市でのトラブル事例
浴室の照明が点かない
新潟県新潟市のU様
浴室の照明が故障して点かない?
新潟県新潟市港南区の戸建てにお住まいのU様から、「スイッチを押しても浴室の照明が点かない」とのご相談を頂戴いたしました。
早速、U様のご自宅にお伺いし照明を拝見したところ、天井に取り付けられていたのはダウンライト(電球型蛍光ランプ)でした。
お客様によると、「電球を取り替えても点灯しない」とのことです。電球の寿命が切れたのが原因であれば、交換した時点で点灯するはずです。
念のため、電球の口金サイズも確認しました。口金とは電球の根元の金属部分を指しており、サイズにいくつか種類があります。お客様が交換されたのは、一般的な「E26」でした。口金サイズは電球の口金やガラス部などに記載があります。照明器具の適合サイズと比較してみたところ、間違っていないようです。
他に原因があることは明らか。スイッチ周りも併せて調査したところ、照明器具が故障していることが判明。照明器具自体を交換することで照明が点くようになるだろう、とご提案させていただきました。
浴室の照明が故障する原因とは?
浴室の照明が点灯しない原因は、大きく分けて二つ考えられます。
一つは、今回のように照明器具に問題があるケース。照明器具には寿命があるため、耐用年数を超えて使用していると経年劣化していきます。安定器や点灯管などの異常で通電に支障がある場合、部品の交換修理で解決することもあります。
もう一つは、スイッチに問題があるケースです。スイッチにも寿命があり、故障してしまうと通電できなくなるため照明が点灯しません。
一般的に、照明器具の耐用年数は10~15年、スイッチや配線器具の耐用年数は10年程度とされています。高温多湿になる影響で、浴室ではこの年数よりも短くなる傾向にあります。
照明器具や壁スイッチの取り外しや交換、取り付けなどの作業には電気工事士の資格が必要ですので、必ず業者に依頼するようにしてください。
浴室に対応するLED照明とは?
お客様より「浴室の照明をほかの部屋と同じ照明(シーリングライト)に交換することは可能か?」というご質問をいただきました。
もちろん可能という回答をいたしましたが、浴室の照明は寝室やリビング、キッチンなどに取り付けるものとは少し異なります。
同じ“シーリングライト”といっても、湿気や高温に耐えられるものでなければなりません。一般的にシーリングライトと呼ばれるものは、引掛けシーリングを天井に取り付けた上でLEDを脱着できるような仕組みになっています。
一方、浴室では引掛けシーリングを用いることはほとんどありません。防湿、防水タイプのLEDシーリングを用いることが多く、こちらは天井に直接取り付ける形が大半です。
電球が切れたときに照明器具ごと交換するので「交換型」とも呼ばれており、交換の際は電気工事士の資格が必要となります。
この資格を保有せずに工事をしてしまうと罰金や罰則が与えられる事もありますのでご注意ください。
詳細やその他スイッチ交換全般の情報はこちらの記事もご参照ください。
浴室用LEDダウンライトに交換!
照明器具の交換を行う際は、スイッチだけでなくブレーカーも切ってから作業に入ります。切らずに作業を進めると、感電の恐れがあるからです。
また、浴室が真っ暗な状態では作業が進みませんから、工事用照明を点けておきました。夜間の作業時などに、コンセントを差すだけで手元に明かりが供給されるため非常に便利です。
さて、一般家庭で使われるダウンライトの多くは、ビス止めではなく「取り付けバネ」と呼ばれる金属板で固定されています。手で押さえるだけで外れるようになっているので、特別な工具は用いません。
古い照明器具を取り外した後は電線の処理を行い、新しいLEDダウンライトの端子台に電源線を接続します。取り付けバネを押さえながら、本体を埋め込み穴に押し込めば作業は完了です。
お客様は浴室の雰囲気を大幅に変えたくないとのことでしたので、電球色タイプを選びました。「以前より点灯する時間が早くなりました」「暗かった浴室が明るくなりました」とお喜びいただいております。
古い照明器具はLED非対応の場合もある
なお、今回お客様が事前にご自身で用意されていた電球はLEDタイプのものでした。
交換前の照明器具はLED非対応でしたので、同じ口金サイズであれば取り付け自体は可能ですがLEDの性能が低下する可能性は否定できません。
浴室のような熱気や湿気がこもりやすい場所で使い続けると、発炎や発火の原因になることもあります。
また、調光機能付きの器具の場合は、調光機能に対応したLED電球でないと使用できません。本来は適合していなくとも取り付け・点灯ができるケースも少なくありませが、安全性は保証されないため正しい組み合わせで使用するようにしましょう。
新規に取り付けしたLED内蔵型のダウンライトであれば、交換は専門業者でないとできませんが、寿命が長く安心してお使いいただけます。
浴室の照明が点灯しないときのチェックポイント、対処法
電球の交換でトラブル解決!
浴室の電気が点かないときは、まず電球の寿命が切れていることを考えましょう。
一般的な電球の寿命は、蛍光灯が6、000~12、000時間、白熱電球が1、000~2、000時間、LEDは40、000~50、000時間といわれていますので交換時期の目安にしてください。
電球の寿命が近くなると、「スイッチを入れてもすぐに消えてしまう」「チカチカと点灯する」などの状態になります。電球の寿命が原因であれば、電球を交換することでトラブル解決するでしょう。
適合する電球は、照明器具の本体ラベルや浴室の取り扱い説明書などに記載があります。取り替え可能電球が「E26」のものにはそれ以外の口金(「E17」「E14」など)の電球は使用できません。
また、LED電球はLED対応の照明器具で使用するようにしてください。非対応の器具で使用するとLEDの機能低下や発火事故などに繋がります。
ブレーカーを上げてトラブル解決!
ブレーカーが落ちていると、スイッチをいくら押しても電気は点きません。
ブレーカーが落ちていないかどうか確認し、ブレーカーが落ちていない場合、一旦ブレーカーを落とし、10秒後に上げてからもう一度浴室の照明が点くかどうか確認しましょう。
それでも点かない場合は、照明器具や部品、電源回路などに原因がある可能性が高いです。
ブレーカーが落ちている場合は、ブレーカーの種類によって対処を行います。
アンペアブレーカーが落ちた場合は家全体が停電します。電力を使いすぎているため、使用する電気の量を減らしてください。
漏電ブレーカーが落ちた場合は、漏電の可能性があります。安全ブレーカーをすべてOFFにしてから漏電ブレーカーを入れ、安全ブレーカーを一つずつ入れていきます。
途中で漏電ブレーカーが落ちたら、その回路に漏電が起きています。専門業者に点検してもらう必要があるでしょう。浴室の照明器具に水が溜まったのが原因で起こるケースも少なくありません。
スイッチの修理、交換でトラブル解決!
電球や照明器具、ブレーカーに異常が見られない場合、スイッチに問題がある可能性が高いです。
スイッチが故障する原因は断線や接触不良、金具・バネの破損などが挙げられ、スイッチの配線をつなぎ直す、もしくはスイッチ本体の交換が対処法となります。
簡単な作業に見えますが、修理や交換は電気工事士の資格保有者でなければ行えません。作業に当たりさまざまなリスクを伴うため、電気事業法で定められています。
感電や漏電、火災の危険があるだけでなく、死亡事故に繋がる恐れがあります。ご自身で無理に修理、交換などを行わないようにしてください。万が一の際、自己責任となり保険適用されないどころか、罰則が科せられることがあります。
ダウンライトのメリット、デメリットについて
ダウンライトというのは、天井に取り付けられているシーリングライトとは異なり、天井に埋め込まれている照明のことです。
マンションやビルのエントランス、ホテルの客室、ホール、病院などで良く用いられています。
シーリングライトの方がデザインや明るさ、光源などの選択肢が多く、部屋の雰囲気に合わせやすいというのは事実です。
一般家庭ではシーリングライトの方が普及している傾向にありますが、ダウンライトを取り入れることでさまざまなメリットが生まれます。
浴室にダウンライトを選ぶメリット
シーリングライトは天井から出っ張って見えるため、浴室で使用すると空間が狭く見せてしまう可能性があります。
一方、ダウンライトは天井に対して凹凸がないため、室内をすっきりと広くみせてくれます。シーリングライトのようにお風呂掃除のときに邪魔になることはないでしょう。地震の際などに頭上に落ちてくる心配もなく、小さいお子様や高齢者の方がいる家庭でも安心して使用できます。
吹き抜けなどの高い天井には向いていませんが、低い天井への取り付けには適しています。
メンテナンスのしやすさもダウンライトのメリットの一つです。
天井にしっかりと埋め込まれているため、照明器具の内部や傘の部分に埃や汚れが溜まることも少ないです。照明自体の手入れがしやすいのもダウンライトならでは。埃が浴槽に落ちることがないため衛生的です。
また、不具合があったときに原因が判明しやすいという利点も。シーリングライトの場合、照明が点かないトラブルが発生したとき、シーリング取り付け口もしくは本体の故障、電気配線などさまざまな箇所を調査しなければなりません。しかしながら、ダウンライトの場合、多くは電気配線トラブルか本体故障です。いざというときに照明の復旧が早く望めます。
浴室にダウンライトを選ぶデメリット
ダウンライトはスポットライトのような使い方をされることが多く、広い範囲を照らすことが難しい傾向にあります。
そのため、浴室が広かったりある程度の明るさが求められる場合、複数個同時に取り付けるケースがほとんどです。大きな窓があり十分に採光できる条件化でないと、シーリングライトに比べ室内が暗い印象になってしまうでしょう。
一方、シーリングライトは部屋全体を照らすことができるため、広範囲を明るくすることが可能です。このことから、リビングや寝室など一般的な居室はシーリングライトをメインに配置する住宅が多いといえます。
また、ダウンライトは天井埋め込み型のため、天井の穴の大きさ(開口寸法)が合ったものしか取り付けることができないという点が欠点となります。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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