【富士通など】エアコンの送風機能とは?送風がない時や電気代も解説

エアコン

この記事では、富士通などのエアコンの送風機能について解説していきます。具体的には、エアコンの送風機能とは何か、送風がない場合の対策、電気代への影響について解説します。また、日常的なエアコンの掃除方法や、効率良く風を送るための運転方法についても情報が提供されます。

送風機能はエアコンの中でも重要な役割を持っていますが、送風がうまくいかない場合の対処法や原因についても解説します。

エアコンの各種機能を理解し、効率良く運転させる方法を学ぶことで、電気代の節約にもつながるでしょう。さらに外に設置しているエアコンユニットの掃除方法についても解説するため、エアコンの維持管理に関する情報も得られます。

目次

エアコンの送風機能とは

エアコンの送風機能とは

エアコンの送風機能は、室内の空気を循環させるためのものです。この機能を使用すると、スイング機能で風向を調整でき、体感温度を下げる効果があります。真夏の炎天下では効果は限定的ですが、少し暑い日や冷房が強すぎると感じる場合には非常に役立ちます。

また、窓を開けずに換気したい時や、室温を変えずにエアコンを稼働させたい場合にも便利です。一部のエアコンには空気清浄機能が付いており、花粉が多い時期やエアコン内部の乾燥にも対応できます。この機能をうまく活用して、快適な室内環境を維持しましょう。

各メーカーの空気清浄機能の呼び方

富士通のエアコンはプラズマクリーン機能を搭載しており、空気中のホコリや花粉、さらにウイルスまで除去します。さらにフィルターの自動洗浄機能もあり、メンテナンスが簡単です。

ダイキンではストリーマ空間除菌が有名で、高性能のフィルターとストリーマ技術により、空気中の菌やウイルスを効率的に無害化します。

パナソニックのナノイーX技術は、細かいナノサイズの水分子が空気中の菌やウイルス、さらにカビを抑制する効果があります。

三菱電機のピュアミスト機能は、微細な水を噴霧することで空気の品質を向上させ、快適な環境を提供します。東芝のプラズマ空清はプラズマ放電による強力な除菌効果を持ち、空気中の有害物質を除去します。

メーカー名空気清浄機能名
ダイキンストリーマ
日立premiumプラズマ空清
シャーププラズマクラスター
Airestエアレスト
東芝プラズマ空清
三菱電機ピュアミスト
ヘルスエアー機能

送風機能を使うメリット

送風機能を使うメリット

エアコンの送風機能は部屋の空気を循環させ、カビの発生抑制、体感温度の低下、電気代の節約など多くのメリットがあります。送風機能を使うことで、冷房や暖房の効果を均一に広げ、部屋全体の温度をバランスよく調整できます。

これにより、エアコンの負担が軽減され、電気代の節約にもつながります。風を送ることで室内の湿度を調整し、カビの発生を防止する効果もあります。送風機能はエアコンの便利な機能として、家庭やオフィスでの使用をおすすめします。

カビの発生を抑制や防止する

エアコン内部は湿気がたまりやすく、放置するとカビが発生するリスクがあります。冷房や暖房を使用すると出る水分がカビの原因とされています。そこで重要なのが送風機能です。

冷房や暖房を使用した後に送風機能を使うことで、エアコン内部の水分を乾燥させることができます。特に冷房使用後に送風を数分間運転させると、効果的にカビの発生を抑制・防止することが可能です。これはエアコン内部を乾燥させることでカビの繁殖を防ぐためです。エアコンの風で湿気を取り除くことで、長期的なエアコンの使用においても清潔さを保つことができます。

体感温度を下げられる

エアコンの送風機能を活用することで、室温を大きく下げなくても体感温度を効果的に下げることができます。エアコンの高い場所からの風が部屋全体の空気を循環させるためです。

特に真夏の高温多湿な環境では、冷房と送風機能を組み合わせることで、冷房設定をあまり低くしなくても快適な涼しさを享受できます。エアコンの送風機能は、汗の蒸発を促し体感温度を下げるため、扇風機と同様の効果が期待できます。

電気代を節約できる

エアコンの送風機能は、冷房や暖房に比べて消費電力が少ないため、電気代を抑えるのに効果的です。例えば、送風の1時間あたりの電気代は0.46円程度に対し、冷房は5.0~78.0円、暖房は3.0~72.0円が目安です。この大きな電気代の差は、送風機能では室外機を動かさないためです。冷房や暖房のように熱交換を行わないため、消費電力が少なくて済むのです。

また、冷房を使用する際に、まず送風機能で室内の空気を流すことで冷房効率を向上させることができます。この方法を活用することで、エアコンの使用による月々の電気代を大幅に削減することが可能です。特に、冷房の温度設定を少し高めにし、送風機能を併用することが効果的です。

送風と除湿の違い

送風と除湿の違い

エアコンの送風機能と除湿機能は、室内環境を快適に保つために重要ですが、その違いを理解することでより効果的に使えます。送風運転は、エアコンから風を発生させて室内の空気を循環させる機能です。一方、除湿運転は室内の湿気を取り、乾燥させる機能です。

しかし、多くの人が誤解しているように、エアコン内部のカビ予防にはならない点に注意が必要です。送風と除湿のそれぞれの機能を理解し、適切に使い分けることで、快適で健康的な室内環境を維持できます。

送風機能と除湿機能の違い

エアコンの送風機能と除湿機能はその目的が異なります。送風機能は扇風機と同様に風を送るだけで、室内の空気を循環させ室温を均一にする効果があります。この機能は冷暖房を使用しないため、電力消費が少なくカビ予防に効果的です。

一方、除湿機能は室内の湿気を取り除き、空気中の水分をエアコン内部で減らすことで、結果的に室内の温度も下がる特徴があります。ただし、コンプレッサーを使用するため消費電力がやや高くなります。

送風機能
・風のみ送る
・温度は下げられない
・カビ予防に効果的

除湿機能
・温度を下げることが可能
・エアコン内に水滴が出る
・湿気を取り除ける

除湿の種類

除湿機能には主に2種類があります。エアコンのリモコンを見ると、除湿と再熱除湿の2種類の運転モードが設定されています。

冷房除湿は、部屋を冷やしつつ湿気を取り除く機能です。室内温度を下げながら湿度を減少させるため、雨が降って蒸し暑い日や梅雨の間におすすめです。

再熱除湿は、冷房せずに湿度だけを下げる機能です。一度冷却した空気を再び暖めてから室内に送るため、湿度は下がりますが電気代がかかります。このモードは、部屋の温度を大きく変えずに湿度を調整するため、特に快適です。

しかし、どちらのモードでもエアコン内部に水が残るため、カビが発生しやすくなります。カビ予防のためには送風機能を活用することが推奨されます。送風により、エアコン内の風通しが良くなり、内部の湿気を効果的に除去できます。

これらの除湿方法を適切に使い分けることで、エアコンの機能を最大限に引き出し、快適で健康的な室内環境を保つことができます。

エアコンに送風機能がないとき

富士通エアコンを使用する際、送風機能がない場合や操作に困ることがあります。下記の方法を試してみてください。

冷房で代替する

送風機能がない場合、冷房モードを最高温度の31℃に設定して運転することが有効です。この方法を使えば、エアコンの送風機能を代用できます。31℃の設定で冷房を使用すると、ほとんどの場合にただの風が出てくることがわかります。これはエアコンの送風機能と同じ効果を持ちます。

設定温度を高くしても、冷房モードで暖かい風が出るわけではありません。したがって、エアコンの送風機能がない場合には、冷房を最高温度で運転することで、風による空気の循環を促進し、快適な環境を保つことができます。

内部クリーン機能を使用する

富士通エアコンには送風機能がないモデルもありますが、内部クリーン機能を利用することで、エアコンの内部を清潔に保ち、効率的な運転を確保できます。リモコンの内部クリーンボタンを押すか、メニューから内部クリーンモードを選択します。機能が開始されると、エアコン内部のフィルターやファンがきれいに保たれ、内部を乾燥させてカビの発生を抑えます。

送風機能がない場合でも、最高温度の冷房や内部クリーン機能で送風の代わりを果たせます。内部クリーン機能を定期的に使用することで、汚れやカビの発生を防ぎ、エアコンの効率を最大限に維持できます。これにより、風の流れがスムーズになり、より快適な室内環境を保つことが可能です。

送風機能の活用方法

富士通エアコンの送風機能を活用することで、省エネや室内の快適さを向上させることが可能です。送風モードでは、自然風を再現したり、風向きを調整して体感温度を下げることができます。特に梅雨時や湿度の高い日には、室内の湿気を抑える効果があります。また、暑い日に冷房を付ける前に送風運転をすると冷房効率が向上します。暖房使用後には、送風機能を利用して室内の温かい空気を均一に広げることができます。冷房・暖房・除湿を使用した後には、送風でエアコン内部を乾燥させカビの発生を防ぐことができます。空気清浄機能が付いているエアコンでは、送風するだけで室内の空気を清潔に保つことができます。エアコンを上手に利用することで、快適な環境作りが実現します。

快適な送風のポイント

快適な送風のポイント

エアコンの送風運転を快適にするポイントをまとめました。まず、送風機能は室温の調整ができないため、真夏の締め切った部屋で使用すると熱中症のリスクが高まります。

また、部屋の湿度を下げたい場合は送風ではなく除湿機能を活用しましょう。室内干しの際も同様です。就寝時には風が直接体に当たらないように配慮し、体温調節を妨げないようにしましょう。

さらに、送風運転ではエアコン内部を通る空気を再循環させるため、フィルターの定期的な掃除が欠かせません。清潔な空気環境を維持するために、こまめにエアコンのメンテナンスを行いましょう。

送風を使う際の注意点

送風を使う際の注意点

エアコンの送風機能は、エネルギー消費が少なく、電気代を節約したい家庭やオフィスでよく使われます。しかし、使用する際にはいくつかの注意点があります。

まず、送風のみで室内を涼しくする場合、気温が高いと効果が薄くなる可能性があります

。次に、長時間の使用は乾燥を招くため、適度な加湿が必要です。また、送風は内部の湿気を排出しカビの発生を抑制しますが、定期的なフィルター清掃は必須です。これらのポイントを押さえ、正しく送風機能を利用することで快適に過ごしながら電気代を節約できます。

送風がなくても暖房はNG

エアコンを乾燥させたい場合、暖房運転を避けましょう。暖房機能では内部に水分が溜まり、乾燥には不適切です。暖房の主な機能は室温を上げることです。例えば、夏に暖房機能を使用すると外の温度との差が大きくなり、エアコンの調整機能が狂い、運転に支障が出ることもあります。

最悪の場合、エアコンの調子が悪くなることも考えられます。エアコン内部の乾燥目的であれば、送風機能を使用して風で乾燥を促しましょう。適切な機能を用い、エアコンを正しく使用することで、快適な室内環境を維持しましょう。

真夏の送風は熱中症になりやすい

夏場に送風機能を多用すると室内の温度が下がらず、熱中症のリスクが高まります。送風だけでは体温を効率よく下げることができず、湿度も下がらないため、結果として体感温度が非常に高くなります。

特に真夏では風の涼しさを感じにくいことがありますので、無理せず冷房を使用してください。冷房を使って温度と湿度を調整し、水分補給を行いながら快適な環境を保つことが重要です。熱中症で病院に行く方が費用がかかることもあり、適切なエアコンの使用が節電にもつながります。

送風運転で温度下げても効果がない

多くの方が送風運転で室温を下げようとしますが、実際には効果がありません。送風運転では熱交換器を使用しないため、リモコンで温度を下げる設定をしても反映されません。送風は空気を循環させるだけで熱を排出せず、特に湿度が高い日には効果がほとんどありません。

実際に温度を下げたい場合は、冷房や除湿機能を使用することが効率的です。冷房運転では熱交換器が動作し、温度を下げる効果を発揮しますので、快適な室内環境を作るためには冷房機能を利用してください。

送風運転で完全にカビは除去できない

エアコン内部のカビ対策として送風運転を使用することが一般的です。しかし、送風運転は主にカビ予防に効果があり、既に発生したカビを完全に除去することはできません。送風運転は内部の湿気を取り除きカビの発生を抑える役割がありますが、一度カビが発生した場合、その根を取り除くことは不可能です。

そのため、初めに専門業者によるクリーニングでエアコン内部をきれいにした上で送風運転を活用するのが最も効果的なカビ予防策です。風を利用して内部を乾燥させ、より清潔な状態を保つことができます。

エアコン掃除でお手入れをして送風の運転効率をあげる

エアコンの運転効率を保つためには定期的なお手入れが欠かせません。家庭やオフィスで日常的にエアコンを使用すると、フィルターや内部にホコリや汚れが溜まりやすく、効率的な送風を妨げます。特に、富士通エアコンの送風機能を効果的に活用するためには、カビ防止の工夫が重要です。まず、フィルターをこまめに掃除し、風の通りを良くすることが基本です。また、内部のクリーン機能を活用し、エアコン内部を定期的に除菌することも効果的です。これにより、送風機能が最大限に発揮され、風の流れがスムーズになるため運転効率が向上します。

臭いが気になったらクリーニング

臭いが気になったらクリーニング

富士通エアコンを使用している際に異臭が気になったら、それはクリーニングのサインです。送風運転中に異臭を感じた場合、まずはエアコンフィルターを掃除しましょう。それでも臭いが取れない場合は、専門のクリーニング業者に依頼することをお勧めします。クリーニングを行うことで快適な空間を維持できます。

フィルター掃除

エアコンの臭いの原因の一つは、フィルターに溜まったホコリやカビです。フィルターにホコリが溜まっていると、風の通り道が狭くなり、運転効率が下がります。まずはフィルター掃除から始めましょう。エアコンの電源を切り、コンセントを抜きます。

その後、前面カバーを開けてフィルターを取り外し、シャワーで汚れを洗い流します。ブラシを使う場合は力を入れすぎないよう注意し、フィルターが変形しないよう軽い力で行いましょう。掃除機でホコリを吸い取るか、水洗い後、完全に乾かします。

最後にフィルターを元に戻せば完了です。定期的なフィルターの掃除を行うことで、エアコンの臭い対策だけでなく運転効率も向上します。感電の恐れがあるため、必ずエアコンのコンセントを抜いてから掃除を行いましょう。

エアコン表面も掃除

エアコンのフィルターを乾かしている間に、エアコンの表面も掃除しましょう。フィルターだけでなく、エアコンの表面にはホコリや汚れが溜まり、これが臭いの原因となることがあります。特に吹き出し口にはカビやホコリが蓄積しやすいので注意が必要です。以下の手順で効率的に掃除を行いましょう:

  1. 柔らかい布やスポンジを使用し、水に中性洗剤を薄めてエアコンの表面を拭きます。
  2. 洗剤を使った後は、湿らせた清潔な布で洗剤を拭き取ります。
  3. 最後に、乾いた布で仕上げ拭きをし、表面を乾かします。

この手順を実践することで、エアコンを常に清潔な状態に保ち、快適な使用環境を維持することができます。

自分でエアコン掃除とクリーニング依頼の比較

エアコンを効率的に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に家庭やオフィスで使用されるエアコンは、汚れがたまりやすく、性能低下や電力消費の増加を招くことがあります。

ここでは、自分で行うエアコン掃除と専門業者にクリーニング依頼をする場合のメリット・デメリットを時間、費用、掃除内容で比較し、それぞれの適切な選択を解説します。

自分でエアコン掃除エアコンクリーニング
時間30~40分30~90分
費用0~300円程度8,000円~
内容フィルター掃除、できる範囲で拭き掃除エアコン本体を分解して内部を高圧洗浄

自分でエアコン掃除をする最大のメリットは、ほぼ費用がかからないことです。必要な道具が家にあれば、実質無料で掃除ができます。反面、プロによるエアコンクリーニングは費用がかかりますが、内部の高圧洗浄まで行えるため、より徹底的にきれいにすることができます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に応じて適切な方法を選びましょう。

まとめ

今回の記事では、家庭やオフィスでエアコンを使用している方に向けて、エアコンの送風機能や冷房運転に関する詳細な情報、節電方法、さらに富士通エアコンの購入先比較についてまとめました。富士通エアコンはその性能や信頼性から多くのユーザーに支持されています。

エアコンの正しい使い方や選び方を知ることで、より快適で経済的な使用が可能です。特に送風機能を活用することで、電気代の節約が期待できるため、冷房運転との併用が有効です。信頼性の高いエアコンを選び、賢く利用するための参考として、この記事をお役立てください。

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