換気扇の紐を交換するには?自分で交換する方法を徹底解説!

換気扇

換気扇の紐の交換に興味はありますか?家庭内で頻繁に使用する換気扇ですが、紐の劣化は意外と見落としがちです。この記事では、換気扇の紐の交換方法を自分で簡単に行うためのステップを詳しく紹介します。

目次

換気扇が回る仕組み

換気扇が回る仕組み

紐を引くことで動作する換気扇のメカニズムは、電球の紐と同じ原理を採用していますが、より複雑な役割を果たしています。紐を引く行為は、実は2つのスイッチを操作しています。

1つ目のスイッチは、紐を引くことで換気扇のプロペラを回転させ新鮮な空気を導入しつつ使い古した空気を排出するためのものです。2つ目のスイッチは、換気扇の外側にあるブラインドのような構造を開閉するためで、これが作動することでプロペラが回転している間外部からの虫などの侵入を防ぎます。

この仕組みにより、紐を一度引くだけで、換気扇は効率よく部屋の空気を入れ替え同時に外部からの不要な侵入をブロックできます。

換気扇の紐が動かないときの確認するポイント

換気扇の紐がスムーズに動かない、または全く動かなくなる場合、これはキッチンで使う換気扇特有の問題です。原因として、キッチンの換気扇は蒸発した油分を吸い込むことで、油汚れがスイッチ部分に蓄積することがあります。この油汚れが原因で、紐の動きが鈍くなることがあります。

さらに、スイッチのメカニズム内部にある針金の位置ずれも、動作不具合の一因です。スイッチ内部をチェックすると、この針金は通常スイッチの棒部分の近くに配置されていますが、動きが悪くなった場合、針金を適度に曲げて位置を調整することで改善する場合があります。

このため、換気扇の紐の動きが鈍い、または停止した際には、まず油汚れの清掃やスイッチ内部の針金の位置調整を行うことで、問題が解決する可能性があります。それにより、キッチンや浴室の空気の滞留を防ぎ、快適な住環境を保つことができます。

換気扇の紐交換は自分でDIYできる?

換気扇の紐交換は自分でDIYできる?

紐つき換気扇の不具合でお困りなら、自分で修理しましょう。紐が外れたり、断裂した場合も心配無用です。実は、換気扇の紐交換は非常に簡単です。紐とスイッチをつなぐ基本的な方法に従って正しい交換方法を実行すれば、素早くかつ容易に解決できます。

通常、交換にはスイッチ紐用のチェーンが推奨されます。それはチェーンが紐よりも耐久性があり、取り付け作業が簡単で、さらに清掃やメンテナンスも容易だからです。チェーンはオンラインショップサービス、特にAmazonで入手可能ですが、購入する前に必ず穴のサイズとチェーンの金具のサイズを確認してください。

交換作業は、スイッチの下部の穴に新しいチェーンを通すだけです。金具が付いているので、穴に引っ掛けるだけで安定します。チェーンを選ぶことで、紐が劣化してちぎれる心配がなくなり、さらに清掃がしやすくなり、火による焦げる心配もありません。

DIYに興味があるなら、この簡単で効果的な換気扇の紐交換方法で、換気扇の機能性と安全性を保持できます。

台所の紐のタイプの換気扇を交換する方法

台所の紐のタイプの換気扇を交換する方法

必要な道具

  • ドライバー:古い換気扇を取り外し、新しいものを設置する際に使用します。
  • ニッパーまたはワイヤーストリッパー:電気ケーブルを処理する際、正確にカットしたり、被覆を剥がしたりするために使用します。
  • 電気テスター:電源が確実にオフになっているかを確認し、安全な作業を保証するために必要です。
  • 防塵マスク及び保護メガネ:古い換気扇を取り外す際に発生するほこりやゴミから保護するために必要です。
  • 新しい換気扇とその取付けキット:交換に必要な新しいひも付き換気扇と、設置のためのネジやブラケットなどを含んだキットです。

    これらの道具を事前に用意しておくことで、交換作業をスムーズかつ安全に進められます。また、これらの物はホームセンターで揃えることができます。

交換方法

ここでは、換気扇全体の交換方法と、特に紐つき換気扇の紐の交換方法について説明します。

  1. 電源を切る
    換気扇の交換作業を始める前に、安全のために必ずブレーカーを落とし、電源を切ってください。これは、電気ショックを防ぐ基本的な手順です。
  2. 古い換気扇を取り外す
    換気扇のカバーを外し、電源コードをニッパーやワイヤーストリッパーで切断します。その後、換気扇を固定しているネジをドライバーで外し、古い換気扇を取り外します。
  3. 紐つき換気扇の紐の交換
    紐つき換気扇の場合、紐が劣化していることがあります。紐を交換するには、まず古い紐を取り外し、新しい紐を取り付けます。紐を換気扇の操作部に固定し、適切な長さに調整してください。このプロセスは、換気扇によって異なる場合があるので、製品の取扱説明書を参照することをお勧めします。
  4. 新しい換気扇の設置
    新しい換気扇を取り付ける前に、設置位置を確認し、必要に応じて調整します。その後、付属の取り付けキットを使用して、換気扇を固定し、電源コードを接続します。
  5. カバーの取り付け
    すべての接続作業が完了したら、換気扇のカバーを取り付けます。

これらの手順を丁寧に実行すれば、DIYで安全に換気扇やその紐を交換することができます。部屋の空気を常に清潔に保つためにも、定期的なメンテナンスを心がけましょう。また、交換作業では、正しい工具を使用し、取扱説明書をよく読んだ上で作業に取り掛かることが大切です。

排気テスト

DIYで換気扇の交換を行った後、必ず実施すべきなのが排気テストです。このテストは換気扇が正常に機能しているかを確認するため非常に重要です。作業は交換後の換気扇に電源を供給し、スイッチをオンにすることから始まります。

ただし、安全のために手を換気扇に近づける行為は避けてください。テストでは室内に強い風が吹いていないことを確認してください。これは空気が正しく外部に排出されている証拠です。

また、換気扇の動作音が異常でないか、適切な方向で回転しているかもチェックすることが大切です。もし何か問題が見つかった場合はすぐに接続や設定を見直してください。

紐のスイッチでない換気扇もアリ

紐のスイッチでない換気扇もアリ

DIYに興味がある皆さんへ、換気扇の紐が外れたり、切れたときにすぐに紐を交換するのではなく、換気扇自体の寿命を考えた行動をお勧めします。通常、換気扇の寿命は約10年から15年ですが、その期間を超えて使用したり、長時間運転したり、定期的な掃除を怠ると、その寿命はさらに短くなる可能性があります。

寿命に近づいた換気扇では、大きな音がしたり、臭いの問題が解消されないなどの兆候が見られる場合、換気扇の交換を検討するタイミングかもしれません。特に、紐で操作するプロペラファンから、紐のないシロッコファンへの交換は、騒音の軽減や見た目の改善といったメリットが期待できます。

シロッコファンは屋外に面していない場所でも設置できるため、キッチンや浴室のリノベーションにも適しています。

まとめ

浴室や台所の換気扇は日々の生活に欠かせない設備です。特に、紐やタイマースイッチが故障すると、生活の不便を感じるでしょう。しかし、このような状況でも安心してください。適切なツールがあれば、専門知識がなくても自分で簡単に交換を行えます。

まず、故障を確認し、必要な道具を準備します。その後、安全に注意しながら手順に従い交換を進めてください。この記事で紹介したステップやポイントを参考にすれば、誰でも安心して紐を交換できます。DIYに興味がある方にとって、換気扇の交換は家を快適に保つための簡単かつ実用的なプロジェクトです。

※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。


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