照明器具を徹底解説!おしゃれなコーディネート方法や交換方法も解説
皆さんは照明器具と聞くと、どのタイプのライトを思い浮かべるでしょうか。
照明器具と一言でいっても、一般家庭やオフィスで普及しているLEDシーリングライトもあれば、吊り下げるタイプのペンダントライト、高級感のあるシャンデリアなどさまざまです。照明器具を選ぶ時は、デザインが好みというだけでなく、用途や場所も考慮する必要があります。
この記事では、照明器具の購入や交換に役立つ内容を解説していきます。
- 照明器具の概要と種類
- 照明器具のおしゃれなコーディネート方法
- 照明器具を自分で取り付け、交換する方法
- おしゃれな照明器具のおすすめ商品
「リビングに取り付ける照明器具はどれがいい?」「照明器具で寝室をおしゃれにコーディネートするには?」などの疑問を解決しましょう。
照明器具の概要と種類
そもそも、照明器具とはどんな家電製品なのか、その定義や種類をご説明します。
照明器具の概要(定義)とは?
照明器具とは、室内を明るく照らす照明機器のことです。電気エネルギーを利用して光を発生させる器具で、暗い空間を明るくし、周囲を照らすために使用されるのが一般的です。
異なるデザインや機能を備えたさまざまな種類があり、居住空間や仕事場、店舗、公共の場など、様々な環境で利用されています。
代表的な照明器具の種類
主な照明器具の種類には以下のものがあります。
シーリングライト(天井照明)
天井に取り付けられる照明器具で、部屋全体を均一に照らすのが特徴です。シンプルなデザインから装飾的なものまでさまざまなスタイルが存在します。
◆主な使用用途・場所
リビング、ダイニングキッチン、玄関、寝室、和室、子供部屋など室内全般
ペンダントライト
一つまたは複数のランプが吊るされた、吊り下げ式の照明器具です。食卓やキッチンカウンター上など、特定のエリアを重点的に照らすのに適しています。省エネ性の観点から、最近ではLED対応の商品が人気です。
◆主な使用用途・場所
ダイニング、キッチン、リビング、寝室、和室、吹き抜け(階段)
フロアランプ
床に立たせて使うランプで、「フロアライト」「フロアスタンド」とも呼ばれます。高さやデザインが異なるものがあり、メイン照明と併設して間接照明や読書灯として使用されることがあります。移動が容易なものも多いです。
◆主な使用用途・場所
リビングルーム、書斎、寝室、ベッド横
デスクランプ
デスク上に設置され、作業スペースや学習スペースを明るく照らすためのランプです。テーブルランプとも呼ばれます。可動部分があり、光の方向を調整できるものが一般的です。
◆主な使用用途・場所
寝室、書斎、子供部屋
ウォールライト
壁に取り付けられる照明器具で、スペースを狭く感じさせず、アクセント照明として利用されることがあります。ブラケットライトとも呼ばれる照明器具で、電球のかさとなるシェードが付いている物が多いです。
◆主な使用用途・場所
リビング、寝室、玄関、廊下、階段
シャンデリア
複数のブランチにランプがついた豪華な吊り下げ型照明器具です。主にダイニングルームやエントランス、リビングなどで用いられ、装飾的な役割も果たします。最近では、シンプルなデザインや和風シャンデリアなど多様化しています。
◆主な使用用途・場所
リビング、ダイニング、寝室、玄関、吹き抜け(階段)
スポットライト
特定のオブジェクトやエリアを強調するために使用される照明器具です。可動式で光の方向を変えることができます。単独では一部分を照らす補助照明として用いられますが、複数併設すればメイン照明としても使えます。
◆主な使用用途・場所
リビング、ダイニング、キッチン、寝室
ダウンライト
天井に埋め込まれた照明器具で、広い範囲を均一に照らす効果があり、商業施設やオフィス、住宅などで広く利用されます。設置面がフラットなため、空間を広く見せてくれます。
◆主な使用用途・場所
リビング、ダイニング、和室、玄関、廊下、寝室
これらは数ある照明器具の一部であり、実際には様々な種類が存在します。用途やデザイン、機能に合わせて適切な照明器具を選ぶことが重要です。 |
照明器具のおしゃれなコーディネート方法
照明器具は単に空間を明るくするだけでなく、インテリアとしての側面も持ちます。照明器具を上手く取り入れれば、お部屋をガラッと変えることができるんです。ここでは、照明器具を活用したおしゃれなコーディネート方法を具体的に解説していきます。
1.スタイルの統一
部屋全体のインテリアスタイルに合わせた照明器具を選びましょう。インテリアのテイストと方向性の異なるデザインですと、せっかくおしゃれな照明器具を取り付けても、ちぐはぐな印象になってしまう可能性があります。モダン、クラシック、ヴィンテージなどのスタイルに合致するデザインを選ぶことで、統一感が生まれます。
2.アクセント照明の活用
特定のオブジェクトや壁に照明器具を使ってアクセントをつけると、おしゃれな雰囲気が演出できます。例えば、アート作品や観葉植物をウォールライトやスポットライトなどの補助照明で照らすことで、空間に深みが生まれます。
3.素材と色の調和
照明器具の素材や色を他の家具やデコレーションと調和させることで、統一感が生まれます。木製の家具には木目の照明器具、モノトーンのインテリアにはモノクロの照明器具などを検討しましょう。
4.サイズのバランス
照明器具のサイズは部屋の広さや高さと調和するように選びましょう。特に、シーリングライトやシャンデリアなどは天井の高さに合ったものを選ぶことが重要です。現在流通しているLEDシーリングライトの、畳数に対応したサイズを比較してみます。
畳数 | シーリングライトの直径 |
4~6畳 | 40㎝ |
6~8畳 | 50㎝ |
8~10畳 | 60㎝ |
上記はあくまでも参考です。照明器具のデザインによっても異なります。
5.調光機能の活用
照明器具には調光機能(光の明るさを調整できる機能)があるものもあります。明るさを調整できると、異なるシーンや時間帯に合わせて空間を演出できます。
6.複数の照明器具の組み合わせ
1つの照明器具だけでなく、複数の照明器具を組み合わせて使うことで、より効果的な照明効果が得られます。ペンダントライトやフロアランプ、テーブルランプを組み合わせてバリエーションを楽しんでみてください。
7.季節やイベントに合わせた変化
季節や特別なイベントに応じて照明器具を変えることで、季節感やイベントの雰囲気をより楽しむことができます。クリスマスやハロウィンなどに合わせた飾りつけも一案です。具体的な商品例として、カボチャの形をしたパンプキンナイトランプや、LEDイルミネーションライトが挙げられます。
これらのポイントを考慮して、部屋全体の雰囲気やテーマに合ったおしゃれな照明器具を選び、配置することで、インテリア全体に個性とアクセントを与えることができます。 |
照明器具を自分で取り付け、交換する方法
第二種電気工事士の資格がある人なら、天井から直接配線を接続するタイプの照明器具でも自分で取り付け・交換することが可能です。ここでは、一般的な照明器具の取り付け方法と手順をご紹介します。
1.準備するもの
照明器具の取り付けや交換作業を始める前に、以下のものを用意します。
- 照明器具本体
- 取り付けブラケットや吊り下げ用具
- 適切な工具(ドライバー、ペンチ、ワイヤーストリッパーなど)
- 絶縁テープ
- ラダーまたは足場(必要な場合)
既存の照明器具の埃などが気になる場合は、部屋の養生をしておくと良いです。
2.取り付けの手順
照明器具の取り付けをする手順を追っていきます。
2.1.取り付け位置の確認
天井に照明器具を取り付ける場所を決定し、配線が可能な位置であることを確認します。勾配天井など著しく傾斜のある場所、凹凸のある場所には取り付けられない場合があります。シーリングライトやダウンライトは壁から40㎝以上間隔を開けて設置します。
2.2.電源の切断
分電盤の主幹断路器をオフにして、取り付け作業を始める部屋の電源を切断します。安全のため、確実に電源が切れていることを確認してから作業に入りましょう。
2.3.取り付けブラケットの取り付け
(ペンダントライトやウォールライトの場合)天井や壁に取り付けるブラケットを、照明器具がしっかりと取り付けられる位置に取り付けます。各製品によって取り付け方法が異なるため、説明書をよく確認しましょう。
2.4.配線の確認と絶縁
配線がしっかりと繋がっていることを確認し、必要に応じて絶縁テープで配線を包みます。正確な配線は安全な照明器具の運用に重要です。
2.5.照明器具の本体を取り付け
取り付けブラケットに照明器具の本体をしっかりと取り付けます。ネジや固定具を使用して、安定した状態になるように調整します。
2.6.配線の接続と絶縁
本体を取り付けた後、配線(電源線、アース線、調光線など)を正しく接続します。ここでも絶縁テープを使用し、配線が露出していないことを確認します。必要に応じて、調光器の接続などもおこなってください。
2.7.電源の再接続と動作確認
取り付けが完了したら、主幹断路器をオンにして電源を再接続します。その後、照明器具が正常に動作するかどうかを確認します。
3.交換の手順
照明器具の交換をする手順を追っていきます。
3.1.電源の切断
取り外す照明器具が既に設置されている場合、まずは電源を切断しましょう。
3.2.取り外し作業
古い照明器具を取り外します。ネジやボルトを緩め、配線を慎重に外します。この際、配線の色や配置をメモしておくと、後の接続がスムーズに行えます。
3.3.新しい照明器具の取り付け
上記の取り付け手順を参考に、新しい照明器具を取り付けます。異なる型番の照明器具ですと、取り外した器具と同じ場所に取り付けた場合でも、仕様やデザインが変わることがあるため注意が必要です。
3.4.電源の再接続と動作確認
新しい照明器具が取り付けられたら、電源を再接続し、正常に動作するかどうかを確認します。必要に応じて配線を調整し、絶縁を確認します。
部屋の雰囲気を変えたい人必見!おしゃれな照明器具のおすすめ商品
照明器具にはさまざまな種類があり、どの商品を購入するか迷ってしまいますよね。家電量販店など実店舗で商品を選ぶのもいいですが、最近ではオンラインストアを利用する方が増えています。
Amazonや楽天ショッピング、ニトリなどの通販ショップでは、照明器具を通常より安く、送料無料で購入することもできるんです。
ここでは、ネットで購入可能なおしゃれな照明器具のおすすめ商品をご紹介します。
4灯LEDシーリングライト(YP787C ホワイト)
従来は1灯から成るシーリングライトが定番でしたが、4灯タイプのおしゃれなデザインのものもあります。4灯LEDシーリングライトのメリットは、1灯ずつ角度を調節できる点にあります。リモコン付きで離れた場所からでも電源のオンオフ、光の強さや色の調整ができるのが便利です。引掛けシーリングなどの配線器具があれば、資格不要で取り付けられます。
メーカー | ニトリ |
カラー | ホワイト |
サイズ | 幅79×奥行16×高さ23.8cm |
明るさ | 3800 lm(消費電力38W) |
調光・調色機能 | あり(調光10段階、調色11段階) |
CHIPHY 和風(和紙風)フロアライト フロアランプ フロアスタンド 間接照明 おしゃれ LED電球(12W/2個) 3段階調光
和風(和紙風)デザインがおしゃれなフロアライトです。360℃照らすことができるため、室内をまんべんなく明るくできます。また、設置場所を工夫して陰影をつければ、空間に奥行きを持たせられます。LED対応でLED電球が2個付属していますが、好きな電球に変更可能です。透湿・防水性能、耐久性に優れた素材「タイベック」採用。和室や和モダンインテリアと合わせるのがおすすめです。
メーカー | chiphy |
カラー | ホワイト |
サイズ | 幅20×奥行20×高さ132cm |
明るさ | 200/1400/2400lm |
調光・調色機能 | あり(調光3段階) |
【楽天1位】選べるLED電球/コードアジャスター付セットも LEDエジソンライトペンダントライト 1灯 LED対応 天井照明 ガラス製シェード E26 口金
温かみのある優しい光が特徴的なペンダントライトです。配線器具に対応した天井取り付けタイプとダクトレールタイプの2種類があります。ガラス製のシェードは4種類から選べ、インテリアに合わせやすいです。LED電球やコードアジャスターなど、選べるオプションアイテムを購入することも可能です。1灯でも十分アクセントになりますが、複数吊り下げることでよりおしゃれな空間が演出できます。
メーカー | MAXSHARE |
カラー | クリアガラス、スモークガラス、すりガラス、 クラック/クリアガラス |
サイズ | 直径18㎝×高さ14.5cm |
明るさ | 330lm(色温度:2000K) |
調光・調色機能 | なし |
照明器具の取り付けや交換は電気工事専門店にお任せください
この記事では、照明器具の種類やおしゃれなコーディネート方法、交換方法、おすすめ商品などをご紹介しました。
最近の住宅では、天井に配線器具が付いている場合が多く、特別な資格がなくても照明器具を取り付けることが可能になっています。しかし、配線器具を介さない直結式の照明器具や、配線器具そのものの取り付けには電気工事士の資格が必要です。配線に触れる作業を伴うため、資格のない人が工事をおこなうことはできません。
照明器具の取り付けや交換で資格がいる作業が必要な時は、電気工事専門店に依頼しましょう。弊社・DENKI110でも、照明器具の取り付けや交換に対応しています。お気軽にお問い合わせください。
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