換気扇をつけっぱなしにしても大丈夫?目安や時間帯を解説
換気扇は快適な居住空間を維持する上で重要な役割を果たしますが、長期にわたって家を空けたいという方がいらっしゃると思います。
そこで問題となってくるのが換気扇をつけっぱなしにしても大丈夫なのかという点です。
当記事では、夜間や24時間にわたる長期間に換気扇をつけっぱなしにしておくとどうなるかを解説していきます。
換気扇の役割とは
換気とは、室内の汚れた空気を入れ換えて室外の新鮮な空気にすることです。
換気扇の役割としては、排気だけではなく新鮮な酸素を室外から給気する役割があります。
丁度良い換気の目安と時間帯
空気を入れ替えることが大切なのが分かっていても、「ずっとつけっぱなしにしても大丈夫なの?」と思ってしまいますよね。では、人と住まいに快適な、「丁度良い換気」とはどのような状態を指すのでしょうか。
換気扇をつけっぱなしにするとどうなるか
換気扇をつけっぱなしにしていて、なにか問題が起こらないか心配ですよね。結論からいうと、換気扇のつけっぱなしは基本的に問題ないとされています。
ただし、電気代が多くかかってしまったり換気扇がすぐ汚れてしまったりなどのデメリットがあるため、注意が必要です。
丁度良い換気をする方法
換気の基準より、人が健康に過ごせる環境をつくることができる必要換気量は、「1時間に部屋の半分の空気を入れ換えること」が換気の最低基準として建築基準法より定められています。
換気方法は自然換気と機械換気があります。
・自然換気は、窓を開けて自然に風を通すこと。
・機械換気は、換気扇やエアコンを使って空気を入れ換えること。
また、換気のタイミングも重要とされています。特に夜間は外気が冷え込みやすくなり、換気によっては室内の温度が下がる可能性があるので注意しましょう。
窓を開ける自然換気は「1時間に半分の空気を入れ換える」ように意識しましょう。機械換気は、24時間換気システムによって建物のサイズや環境に応じて空調を管理するよう設計されています。機械換気は、「24時間換気システム」を正常に稼働させるように意識しましょう。
換気時間の目安
自然換気では1時間に半分の空気を入れ替えるペースで機械換気では24時間換気システムを使うと紹介させていただきました。しかし、三菱電機調べより、換気にかかる時間効率が10倍以上違うことが明らかになっています。
風がほぼない日は、窓を2カ所開ければ1か所よりも半分近く短くなり、窓を2カ所開ける場合でも、風がほぼ無い日は約10分、風を感じるレベルの日は約1分と、約10分の1になる。※14畳の部屋の標準的な腰窓を想定した計算値「三菱電機調べより」。
風が弱かったり、窓の数が少なかったりなどの理由で風の通りが悪い場合は、換気時間を少し長くしたり回数を増やしたりして調整しましょう。
換気扇の点検や修理、交換などは電気工事店にご相談ください
「換気扇を24時間つけっぱなしにしてもいいのか?」について解説してきました。換気扇は特に異常のない製品であれば、基本的に24時間つけっぱなしにするのが望ましいです。
換気扇は24時間換気システムに欠かせない電化製品でありながら、その反面、火災のリスクを孕んでいることも忘れないでください。異音や異臭、発熱など気になる症状がある場合は、専門業者に点検してもらいましょう。
換気扇の修理や交換となると、配線工事が含まれる可能性があり、電気工事士の資格が必要です。気になる症状がある場合はもちろん、長期間家を空ける場合には、一度換気扇の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。
DENKI110では、換気扇の点検や修理、交換などに対応しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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