ワイヤレスインターホン探してる方必見!メリットや選び方を教えます
訪問者を知らせてくれるインターホンには、「有線タイプ」と「無線タイプ」があります。それぞれにメリット・デメリットはありますが、近年では無線タイプの『ワイヤレスインターホン』の人気が高く、交換を検討している方も多いと思います。
ただ、ワイヤレスインターホンの特徴を知らずに交換してしまうと、のちのち想定外のトラブルが生じる可能性があるので、事前にメリット・デメリットの両方を知っておくことが大切です。
本記事では、ワイヤレスインターホンのメリット・デメリットに加えて、選び方のポイントや設置方法まで幅広く解説します。おすすめのワイヤレスインターホンも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ワイヤレスインターホンのメリット・デメリット
そもそもインターホンは、屋外に設置する「子機」と屋内で応答する「親機」の2つを配線(コード)でつなげて使用します。
一口に「ワイヤレスインターホン」といっても商品によって機能はさまざまですが、ここでは代表的なメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット
まずはメリットからみていきましょう。
設置が簡単
ワイヤレスインターホンは、有線タイプのインターホンとは違い、子機と親機の接続のための配線工事が不要という大きなメリットがあります。配線工事がいらないためDIYでも設置できるという手軽さは、ワイヤレスインターホン最大の魅力といえるでしょう。
また、配線工事ができない構造の住居や、賃貸で勝手に工事できないお部屋にも取り付けられるのもポイントです。また、設置してすぐに使えるので、「工事の時間が取れない」という忙しい方にもおすすめです。
好きな場所に取り付けられる
配線がないことによって、好きな場所に取り付けられるのもワイヤレスインターホンのメリットです。有線タイプのインターホンの場合、配線を通す必要があるため、建物の構造によっては設置が難しいケースもあります。
そのため、「一度設置したけど場所を変えたい」という場合や、「インターホンを増設したい」という場合でも、簡単に設置できます。
配線によるトラブルがない
有線タイプのインターホンの場合、親機と子機をつないでいる配線に何らかのトラブルが起きる可能性があります。配線にトラブルが生じるとピンポンを押しても気づかないなど、生活に影響を及ぼしてしまうことも・・
しかし、ワイヤレスインターホンであれば、そもそも配線を使わずに通信しているため、配線トラブルの心配はいりません。
リモート操作が可能
商品によってはモバイルデバイスと組み合わせることで、直接インターホンを触らなくても操作できるものもあります。部屋にいながら屋外の訪問者と通話したり、外出先からもインターホンに応答できたりと、セキュリティ対策に有効なモデルも増えています。
パナソニックやアイホンなど、おすすめのインターホンをのちほど紹介しますので、ぜひそちらもご覧ください。
デメリット
次に、ワイヤレスインターホンのデメリットをみていきましょう。
通信が不安定になりやすい
ワイヤレスイヤホンは配線をつながずに通信しているため、有線のインターホンに比べて通信状況が不安定になりやすいというデメリットがあります。通信状況が低下する理由はさまざまで、他の電子機器や壁などが信号を妨げたり、Wi-Fiの電波が弱かったりすると、画像が乱れやノイズが発生するなどの症状が起こります。
電池の交換が必要
ワイヤレスインターホンは電池で動いているので、定期的に電池交換が必要になります。配線でつながっているインターホンであれば常に電気が流れてくるため、電池切れの心配はいりません。しかし、ワイヤレスの場合は電池が切れれば電源オフの状態になってしまうため、電池切れを起こしていないか時々チェックしておくとよいです。
設置場所に工夫が必要
有線タイプのインターホンに比べると設置場所の自由度は高めですが、とはいえどこでもOKというわけではありません。ワイヤレスイヤホンの親機と子機は、無線の電気信号でやりとりしているため、通信が届く場所でなければ正しく機能しなくなります。
そのため、「通信が届く距離」かつ「通信を遮断する障害物がない」という場所を探して設置する必要があります。
ワイヤレスインターホンの主な利用シーンと用途
次に、ワイヤレスインターホンの利用シーンと用途について、いくつか例をあげてみます。
【一般家庭】
日々、私たちが訪問者に気付けるのは、インターホンがあるからです。来訪者とのコミュニケーションや、荷物の受け取り、セキュリティの向上にも役立ちます。
【オフィス】
オフィスビルでは、エントランスや受付でワイヤレスインターホンが活用されています。オフィス向けや工場用のIPネットワークに対応した業務用のワイヤレスインターホンなどもあります。
【商業施設】
ショッピングモールや店舗では、店内のスタッフとの連絡手段として使用されることがあります。また、カウンターや倉庫などでのコミュニケーションをスムーズにするために、遠隔通話できるインターホンが導入されていることもあります。
【工業用途】
工業環境では、ワイヤレスインターホンが製造ラインや異なるセクション間の連絡手段として採用されることがあります。生産効率向上や安全性確保に寄与します。
ワイヤレスインターホンの選び方のポイント
ワイヤレスインターホンは、さまざまなメーカーから販売されているため、「どれを選べばよいのかわからない」という方も多いと思います。
ここでは、最適なワイヤレスインターホンを選ぶためにおさえておきたい、以下の3つのポイントについて紹介します。
通信距離
ワイヤレスインターホンの通信距離は、間に障害物がない状態で約100m〜200mの機種が多いようです。ただ、メーカーや機種によって最大の受信距離は異なるため、選定時にしっかりチェックしておく必要があります。
防水・防塵性能
ワイヤレスインターホンの子機は玄関外に設置するため、雨風にさらされるという前提で選ぶようにしましょう。本体にどの程度の防水・防塵性能があるのかを事前に確認しておくとよいですね。耐久性のある製品を選ぶことで、天候や環境の変化にも対応してくれるでしょう。
その他の機能
ワイヤレスインターホンは商品によってさまざまな機能が搭載されてます。例えばカメラやモニタがついていれば応答時に訪問者を確認できますし、録画機能があれば後から「誰が何時にきたのか」を確認できます。
また、スマホ対応モデルであれば外出先から応答できるので、家にいなくても対応できますし、配達作業員さんへの指示も遠隔でおこなえます。また、スマホと連動しているインターホンには防犯カメラとして使える機能がついているモデルもあり、セキュリティの向上にも有効です。
一般的なワイヤレスインターホンの取り付け方法
ワイヤレスインターホンの設置はとても簡単で、DIYが得意な方であれば業者を呼ばなくても取り付けられます。たとえば、2世帯住宅で玄関子機2台に増設したい場合などにも対応できて、より暮らしが快適になるでしょう。
ただし、「配線不要」と記載されているワイヤレスインターホンでも、モニター親機とカメラ玄関子機をつなぐ配線工事が必要だったり、取り付け場所の材質によっては加工工事が必要になることもあります。
①設置場所を決める
まずはインターホンを取り付ける場所を決めます。通常は、玄関や出入口に玄関子機を設置します。玄関子機とモニター親機(室内)は、電気通信が届く距離に設置しなければならないので、その点も踏まえて設置場所を考えましょう。
たとえば、パナソニックでは屋外見通し約100m・屋内見通し約50m、アイホンでは約200mまでの長距離受信が可能な機種を扱っています。ただし、壁や周囲の素材・環境によって距離が短くなることもあるので、余裕を持った通信距離の機種を選ぶことも大切です。
②本体に電池を入れておく
ワイヤレスインターホンの玄関子機・親機のどちらも電池で動いているので、設置前に電池を入れておきます。有線のインターホンではコードをつなぎながら設置しますが、ワイヤレスは設置前に電池を入れておくだけでOKです。正常に通信するかスイッチを押して確認しておきましょう。
③玄関子機・親機の取り付け
ワイヤレスイヤホンに電池を入れたら、早速ユニットを取り付けていきましょう。壁に「埋め込みボックス」と呼ばれるカバーを取り付け、その中にワイヤレスインターホンの本体がハマるようになっています。埋め込みボックスの中に取り付けカバーをセットして、ネジで止めれば完了です。
また完全に取り付けてしまう前に、玄関子機のカメラレンズの角度を微調整しておくとよいでしょう。
④テストと機能の設定
ワイヤレスイヤホンの玄関親機と子機が設置できたら、最後に音量やモニターなど機能の設定をします。子機と正しくつながっているかや、ちゃんと音声が聞こえるかをテストします。取り付けが完了したら、通話や映像のテストをして、相手との通信が正常にできることを確認しましょう。
ワイヤレスインターホンの子機の増設方法
ワイヤレスインターホンは、機種によって増設することが可能です。ただし、完全ワイヤレスの場合は、玄関子機と親機1台ずつしか通信できないモデルもあるので、その場合は増設用の子機と親機を別々で用意する必要があります。
以下で、ワイヤレスインターホンの子機の増設方法を紹介します。基本的には設置方法と同じですが、本体に付属している取扱説明書をご覧のうえ正しく設置してください。
①互換性を確認する
増設した子機が接続できるかどうかはメーカーやモデルにより異なるため、追加する子機が元のユニットと互換性があるか確認します。玄関子機2台:親機2台などのように増設できれば、家の中のコミュニケーションにも使えるようになるので、2世帯でお住いのご家庭にも便利です。
②電池を入れて動作を確認する
増設する玄関子機に電池を入れて、あらかじめ動作を確認しておきます。インターホンのスイッチを押して応答し、通話に問題がなければそのまま作業を進めます。
③設置場所を選んで取り付ける
子機を設置する場所を慎重に選定します。通信の安定性や使いやすさを考慮し、「ノイズが入らずに会話できる」「映像がクリア」などをチェックしましょう。
④テスト・設定
子機を設置できたら、通話や受信機能をテストします。正常に通信できることを確認し、必要に応じて設定の微調整をしておきましょう。メーカーによって増設方法が異なることもあるので、必ず取扱説明書に追加の手順や注意事項があるか確認しておきましょう。
おススメのワイヤレスインターホンを紹介!
ワイヤレスインターホンは、たくさんのメーカーから複数のモデルが販売されているので、「どれを選べば良いのかわからない」という方も多いと思います。そこでここからは、楽天やAmazonで人気のワイヤレスインターホンを紹介します。
ワイヤレスインターホンの設置や増設に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
パナソニック|Panasonic ワイヤレスドアホン 2.7型モニター VS-SGZ20L
2.7型のモニターがついたワイヤレスインターホン(ドアホン)です。シンプルで場所を取らず、室内親機は自由に持ち運べるので、2階での応答も可能になります。玄関子機の電池持続時間は最大2年間と電池交換が少なくてよいのもポイント。留守でも訪問者を録画できる「自動録画機能」搭載で、最大100件まで保存可能です。
メーカー | パナソニック |
本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 高さ131mm×幅99mm×奥行37.2mm |
本体の重さ | 約150g |
モニターのサイズ | 2.7型/カラー液晶 |
アイホン ドアホン インターホン ワイヤレス 子機電池式 配線工事不要 親機と子機セット WL-11
玄関子機がヘアライン調でシックなワイヤレスインターホンです。呼び出し音は4種類のメロディと音色から選べて、室内親機に録画されると表示灯をランプでお知らせしてくれます。モニター画面は左右の画角が約110°のワイド表示で、隅までしっかり確認できます。通信可能距離は約100mとなっています。
メーカー | アイホン |
本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 高さ130mm×幅100mm×奥行42mm |
本体の重さ | 約220g |
モニターのサイズ | 2.4型、4.3型/カラー液晶 |
パナソニック|Panasonic テレビドアホン 「大型画面約5型ワイド液晶・標準タイプの玄関子機付属タイプ」 VL-SZ50KF
大きなモニターで訪問者を確認したい方には、モニター画面が大きな機種がおすすめです。玄関子機には広角レンズが搭載されており、来客画像をズームで見ることもできます。玄関子機をプラス1台増設できるモデルなので、2世帯で暮らす家族にも最適です。
メーカー | パナソニック |
本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 高さ186mm×幅161mm×奥行き23mm |
本体の重さ | 不明 |
モニターのサイズ | 約5型ワイド/カラー液晶 |
インターホン関連のお困りごとは『DENKI110』にご依頼ください!
ワイヤレスインターホンは配線工事がいらないため、手軽に設置できるという大きなメリットがあります。ただ、その一方でそのまま設置できない壁の素材だったり、増設できないモデルのワイヤレスインターホンだったりと、知識がなければ判断できないことも少なくありません。
また、既存のインターホンを撤去する際など、電気工事が必要になる部分もあるので、少しでも不安を感じる方は専門業者に依頼しましょう。『DENKI110』では、インターホンの設置や取り外し、増設などの工事に対応しております。
年中無休でWeb・電話からの申し込みできますので、お気軽にお問い合わせください。
※ページ内に記載されている金額は一例です。対応業者や対応箇所の状況によって実際の金額が異なる場合があります。
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