清瀬市でエアコンガスの補充を行いました/原因と対策

清瀬市のトラブル事例

エアコンから風は出るが冷えない

東京都清瀬市のT様

エアコンの風が冷えない

冷えないエアコン
冷えないエアコン

東京都清瀬市にお住まいのT様から「自分でエアコンを移設して取り付けを行い、一週間は問題なかったが、急に室内機から風は出るが冷風が出なくなった、おそらくガスが抜けたのではないかと思うので、ガスを補充して欲しい」とのご依頼をいただきました。
T様の話からガス漏れが発生している可能性が高いと判断できますが、この場合ガスチャージを行っても、漏れている箇所を特定できなければ、また同じ場所からガスが漏れて冷風が出なくなってしまいます。
ですから一度ガス漏れの箇所を特定し、修理を行った上でガスチャージをおこなう必要があるため、T様にはガスチャージを行う前にガス漏れ箇所の特定の調査→修理→ガスチャージという流れをご案内させていただきました。

ガス漏れが起こりやすい箇所

AS-A226H
AS-A226H

エアコンのガス漏れが起こりやすい箇所はいくつかあります。
その中でも最も多いのが室内機・室外機の接続部分です。
室内機・室外機に配管を接続する際には、フレア加工という特殊な加工を行い接続部分をナットで締め込みます。
このフレア加工は人の手で行うため、慣れていない人が行った場合、接続部分に隙間が生じることでガス漏れの原因になってきます。
また接合部分の強度は決して強いとはいえないため、少しの衝撃で接合部分のズレや亀裂が発生し、ガス漏れが起こります。
ガス漏れの箇所の調査を行う際は、まずこの接合部分を疑ってみるのが原則です。
お客様に事前にお伺いしたエアコンの型番は、富士通AS-A226Hという比較的最新の機種でしたので、内部配管の経年劣化によるガス漏れの可能性は低いだろうと推測できます。

ガス漏れ箇所を推測

配管接合部分の接続不良によるガス漏れであれば、簡単に場所を特定できますが、特定できない場合漏れている箇所を特定する必要があります。
ですが今回のT様のように比較的新しい機種であるということ、自分で取り付けを行ったという点、この2点からおそらく取り付け時に、接続部分になんらかの破損が生じたのではないかと推測できます。
ですから事前の連絡で簡単な点検と修理箇所の調査、及びガスチャージのご案内をさせていただき、大掛かりな調査が必要な場合は後ほど見積もりを取らせていただいくことをお伝えした上で、T様にもご了承いただけたので、すぐにT様のご自宅にエアコンの調査に伺うことにします。

原因の調査を開始します

T様のご自宅に伺い該当のエアコンの調査を開始します。
室外機側のガス圧を測定する前に一度冷房運転を行い、室外機接合部分にガス漏れ検知用のスプレーをかけてみたところ、明らかにガス漏れの症状が出ました。
どうやら室外機側の接合部分のフレア部分に問題があるようです。
ポンプダウンを行いガス回収後、該当のフレアナットを分解してみると、フレア部分に破損が見られました。
このフレア部分の破損によって、密着した接合部分に隙間が生じたことが原因で、エアコンのガス漏れが起こっていたことがわかりました。
エアコンの取り付けの際最も慎重に行う必要があるのが、このフレアナットの取り付けです。
フレアナットを取り付ける際はトルクレンチを使用し、規定のトルクで締めつけを行うのですが、取り付けるだけであればモンキーレンチでも可能です。
しかし取り付け方が弱いと隙間が生じ、また強すぎてもフレア部分の破損に繋がるため、トルクレンチを使用して取り付けるのが一般的です。

配管のフレア加工とガスチャージ

T様に取り付けの状況を伺ってみると、やはり強い力で締め付けすぎていたことがわかりました。
該当の接続箇所以外の室内機側を含めた、残り3箇所の接合部分も分解して調査してみましたが、この3箇所にフレア部分の破損はなく、フレアナットにも破損は見当たりませんでした。
残り3箇所の接続部分に関しては、修理の必要は無さそうです。
ガス漏れの原因がフレア部分の破損であることを説明し、室外機側該当箇所の配管にフレア加工を行い、再度取り付けてからのガスチャージをご提案させていただきました。
T様も追加料金の発生に返事を悩んでおりましたが、ガスチャージのみであれば再発する可能性は極めて高い点、すぐにでもエアコンを使いたいというT様の要望に対し、修理そのものは簡単で終わる点にご納得いただき、その場でT様に該当箇所の修理とエアコンのガスチャージのご了承をいただくことができました。

エアコンのガスチャージを行いました

配管のフレア加工とガスチャージ

配管のフレア加工

該当配管の取り外しは調査段階で完了しているため、配管にフレア加工を施していきます。
まずは破損したフレア部分を配管カッターでカットします。
今回は室外機側該当箇所の配管部分に関しては、念のためフレアナットも新品に交換することにしました。
古いフレアナットを配管から外し、配管に新しいフレアナットを通します。
次にフレア加工ツールを使用し配管にフレア加工を施していきます。
配管をフレアナットで接続し、規定のトルクレンチを使用し締め込みを行います。外した状態の残り3箇所の配管に関しても、トルクレンチを使用し慎重にフレアナットを締めていきます。
これでエアコン配管のガス漏れ箇所の修理と配管の取り付けは完了です。

エアコンのガスチャージ

R32
R32

配管の取り付けが完了したら、エアコンにガスを補充していきます。
まずは真空引きを行い真空引き完了後ガスチャージを行います。
本来であればガスを全部回収した上で、規定のガス(今回の機種はR32というガスを使用します)を規定量補充する必要がありますが、ガス回収はコスト面からもT様にお断りされたため、適量を補充する形を取っていきます。
ガスの追加の際に目安となる数値は室内の吹出口と吸込口の温度差です。
少しずつガスを補充していきながら、この温度差が10℃以上になったところで、ガスの補充をストップします。
これでガスの補充は完了です。

ガスチャージの注意点

ガスの補充は複雑な作業です。
完全にガスを回収して0から規定量のガスを補充するのは、スケールを使い測定するだけで簡単に行えますが、問題は今回のように追加補充となるケースで、圧力や温度差を元に慎重に規定量より少なめで、かつエアコン運転に支障がない適量のガスを追加補充していきます。
殆どのガスチャージはこの追加補充に該当し、完全にガス欠の状態からガスを規定量補充するケースは希です。
ガスチャージを適切に行うためには、道具の準備や規定量を判断する材料を見極める経験が必要になってくる作業です。
ガスチャージを行う際は必ず業者に依頼するようにしましょう。
弊社では経験豊富なスタッフが事前に調査を行い、状況を細かく説明しお客様にご了承をいただいた上で作業を行っております。
エアコンに関するトラブルは是非一度弊社にご相談ください。

エアコンの水漏れと対処法

意外と多いエアコンの水漏れ

ドレンホース
ドレンホース

今回の事例のようにエアコンが冷えないというトラブルは、弊社が取り扱ったエアコントラブルの中でも多いですが、次に多いエアコントラブルがエアコンの水漏れです。
室内機から部屋の中に水が漏れてきて、部屋が汚れて困っているというご相談を弊社でも承る機会は多いですが、そもそも室内機の水漏れはなぜ発生するのでしょう。
エアコン室内機にはドレンホースと呼ばれる排水ホースが接続されており、内部で発生する水をこの排水ホースで排出しています。
この排水ホースの水がなんらかの原因で外に排水できないことが原因で、水が逆流し室内機から水が漏れてしまします。

ドレンホースの逆流を防ぐためには

ドレンホースが逆流する原因はいくつかありますが、代表的なのは内部に汚れが溜まり水が排水できなくなるケースです。
この場合ドレン内部を洗浄するだけで水漏れを解消することができます。
またそれ以外の原因としては、ドレンホースの勾配が完全ではなく、途中で水が詰まってしまうケースです。
ドレンホースの設置方法に問題があり、ドレンホースを屋外に設置する際には上から下にキレイに水の通り道を確保しますが、途中でホースが曲がっていたりすると、曲がり部分に水が詰まり逆流してしまいます。
この場合の水漏れはエアコン取り付け時に、ドレンホースを正しく設置していないことが原因となってくるため、原因となる箇所を特定しドレンホースを正しく設置し直し、内部を一度キレイにすることで解消します。

定期的なクリーニングを心がけましょう

エアコンの寿命は一般に10年と言われていますが、使用環境や頻度によって異なり、10年以上経過しても普通に使用できることも決して少なくはありません。
エアコントラブルで最も多いのが今回の事例のように、風は出るが冷えないというトラブルです。
この場合まずはガス漏れでなくフィルターが汚れていないかを疑ってみましょう。
定期的にフィルター掃除を行っているのでしたら問題ありませんが、フィルターを定期的に掃除する人は意外と少ないはずです。
フィルターをキレイにしただけで改善される場合も決して少なくはありません。
弊社ではエアコンのクリーニングも承っております。
エアコンの水漏れや冷えないトラブルなどは、クリーニングで改善されるケースも少なくはありません。
エアコンのトラブルは是非一度弊社にご相談ください。
経験豊富なスタッフが原因の調査と適切な改善方法をご提案させていただきます。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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