文京区で応答した声が訪問者へ伝わらないドアホンの修理!原因は子機にある

チャイムは鳴っても応答できない?

スピーカーを交換して問題解決

東京都文京区本駒込にお住いのD様

ドアホン子機
ドアホン子機

東京都文京区本駒込にお住いのD様から、「ドアホンの声が外へ聞こえない」とご相談をいただきました。詳しく症状をお聞きしたところ、外からの呼びかけやチャイムの音は聞こえる状態です。ただ、室内から応答した声が屋外の訪問者へ伝わっていません。最近まで普通に会話が成立していたそうですが、「3日くらい前に誰かが来て、応答したけど何も言わないで帰った」ということがありました。ドアホンなのでモニター画面に訪問者の姿は映ります。こちらの応答に相手は反応するはずですが、そのまま無言で立ち去ったそうです。そのあと家族の呼びかけに応答したときも「何も聞こえない」と言われ、そこで初めてドアホンの故障に気づいたとか。
原因を確認するためD様宅へ伺いました。会話ができない場合は配線の問題も疑われますが、こちらのドアホンは外の音が聞こえているので親機の不備ではありません。親機本体ではなく、子機にほうに不具合があるのかもしれません。

子機本体を取り外したイメージ
子機本体を取り外したイメージ

ブレーカーを落とし、子機のカバーを取り外して確認させていただきました。基盤や配線を点検します。ゆっくり持ち上げて基盤を外してみたところ、その下側にあるスピーカーがかなり劣化していました。完全に錆びているわけではありませんが、部分的に錆が見られる状態です。このスピーカーが機能しなかったことで、応答した声が外の訪問者へ届かなかったのでしょう。D様宅で使用されていたスピーカーは古いタイプで、メーカーへ問い合わせなければすぐには手に入りません。そこでD様にご説明し、互換性のあるスピーカーを採用させていただきました。
純正品ではなくても、性能やサイズに問題はありません。古いスピーカーを取り外し、フィルムとゴムリングをスピーカーへはめて新しいモノを取付けます。フィルムとゴムリングは古いスピーカーに付属されていたもので、防水対策として再利用しました。スピーカーと基盤の配線を接続し、ネジ固定をします。最後にカバーをはめ、子機を元の位置へ戻して終了です。

スピーカーの交換に問題はないか、D様にドアホンで応答をしてもらいました。こちらがチャイムを鳴らした呼びかけに対し、D様からの応答も正常に聞こえます。普通に会話も成り立つため、ドアホンの修理は完了しました。修理するときは子機本体を裏側から開けるため、カバーを外したらスピーカーが基盤の下側になりますが、通常は基盤よりも前に配置されています。つまり子機カバーのすぐ下がスピーカーとなるため、雨や風の影響を大きく受けやすい場所になります。
スピーカーはチャイムボタンの上に内蔵されていますが、子機カバーのスピーカー部分は格子状になっています。もちろんメーカーや機種によっても違いますが、格子状になっていればその隙間から雨が入ることは避けられません。玄関アプローチの屋根があったとしても、風速25mの暴風雨にでもなればあまり期待はできません。台風の平均風速が25m以上の範囲は暴風域となり、横殴りの雨ともなればスピーカーへも影響を与えます。

D様はドアホンを11年使用されていたそうなので、スピーカーに雨や湿気が浸入して劣化したのでしょう。セールスマンに留守宅と思われるのは問題ありません。逆にしつこく勧誘されないで済むため、そのままにされているお客様もいらっしゃいます。実際にモニター画面は故障していないため、会話はできなくてもある程度訪問者を特定することは可能です。ただ、その場合も訪問者への応対に玄関まで行かなければならないので、手間がかかることには違いありません。ドアホンが修理できたことで、D様には「大切なお客さんに応対できないのは1番困るから、早く頼んで良かった」とおっしゃっていただけました。
子機を丸ごと交換する業者もいますが、基盤や配線に問題がないならスピーカーだけで構いません。修理しても使えない状態であれば交換するしかありませんが、どんな状態なのかを確認してください。配線や基盤の破損でも、部品交換で修理可能なこともあるため業者へ問い合わせてみましょう。

また、多くのお客様に共通して言えることですが、子機の裏側と壁の隙間には埃や虫が溜まっていることもあります。外壁の素材によって凹凸のある壁を使っていれば、どうしてもそのスペースに汚れが集まってきます。特に「サイディング」と呼ばれる外壁はデザイン性も高く、お洒落な外観を演出することができますが、タイルやレンガ調など無地ではない模様の壁になると、壁と子機にわずかな隙間が生まれやすいのです。配線のために開けた穴と壁の間もゴミが溜まりやすいので、子機を点検する機会があれば取り除いておきましょう。
サイディングの外壁は熱を吸収しやすい特徴もあります。そのため子機を設置する向きによって雨の乾きやすさはありますが、内部へ浸透していれば故障の原因となるため、気になる症状があればご相談ください。

ドアホンのスピーカーはDIYで交換できる?

ハンダコテがあればスピーカー交換は可能

接続されている子機の配線
接続されている子機の配線

ドアホンのスピーカーは自分で交換しても構いません。ただし、それができるのは子機のみです。親機になると複雑な配線や電極に触れたりもするため、電気工事士の資格がなければ対応できません。そのためここでは子機のスピーカー交換の手順のみをご紹介します。
子機を壁から外すには、本体の下側にあるネジを緩めてください。壁から外す際は、本体に赤と白の配線が接続されているためそのネジも緩めましょう。裏側カバーもネジを緩めて外せば、基盤や配線を確認できる状態になります。基盤を慎重に取り外し、ネジを緩めて固定してあるスピーカーを取り出してください。取り出しにくいようならマイナスドライバーや下敷きなどを使い、スピーカーの端を押して反対側を持ち上げ、持ち上がった端を掴んで取り出しましょう。

子機本体を完全に取り外したイメージ
子機本体を完全に取り外したイメージ

スピーカーを取り出したら、フレームの汚れも拭き取ってください。「ピッタリハマっていたら汚れないだろう」と思われがちですが、意外にもフレーム内は汚れています。取り外したスピーカーの配線と基盤の接続を外します。基盤からは黒と白の配線で繋がっているため、スピーカーの端にある金具にハンダコテを当てましょう。新しいスピーカーをフレーム内にはめ、ハンダコテを使って白と黒の配線をスピーカーの金具部分と接続させます。基盤を元の状態へ戻し、子機のカバーをはめて固定します。最後に子機本体を壁にネジで固定すれば終わりです。
スピーカーがきっちりはまり、基盤との接続がしっかりしていれば心配ありません。工事というほどの作業ではないため、DIYに慣れていれば簡単に交換することができます。難しいようなら子機を丸ごと交換するか、もしくは業者へ依頼してください。

スピーカー交換に必要な工具

ネジを緩めるためのプラスドライバー。スピーカーを取り出すときに使うマイナスドライバー。スピーカーと基盤の配線を接続するハンダコテ。この3つがあれば交換作業は可能ですが、ハンダコテを持っていない場合は難しいかもしれません。持っていなければホームセンターで買うことができるため、準備しておきましょう。スピーカーから配線を外すときもハンダコテで金具に触れますが、強く押しすぎると接続箇所以外を溶かしてしまうため注意してください。

アイホンとパナソニック製ドアホンの違い

何を基準にしてドアホンを選ぶか

テレビドアホンの親機
テレビドアホンの親機

ドアホンのメーカーとして有名なのが、アイホンとパナソニックです。どちらも同じような機能を備えているドアホンですが、何を比較して選べば良いと思いますか?まず商品名の違いですが、アイホンの場合はテレビドアホンとドアホンの2種類があります。テレビドアホンは文字どおりモニター画面が搭載されているタイプ、ドアホンはモニターのないタイプです。パナソニックではドアホンをテレビドアホンで統一して表記しており、モニターのないドアホンはインターホンに含まれます。ただ、販売店によって表記が曖昧な部分もあるため、購入予定のドアホンを確かめておきましょう。
テレビドアホンに限って言えば、アイホンもパナソニックもほとんど変わりません。どちらもモニター画面は大きく、広角カメラが搭載されています。アイホンはワイヤレス子機に対応しており、パナソニックはスマホでも訪問者へ対応できます。

どちらのテレビドアホンも録画機能が搭載されているので、留守にしていても訪問者を記録できます。また、ワイヤレス子機を使えば家のどこでにいても対応でき、スマホを使えば外出先からでも会話が可能です。留守宅にしがちならパナソニックのテレビドアホンが良いかもしれませんが、スマホの機種交換をする際に設定の変更をしなければなりません。ワイヤレス子機ならその手間はありませんが、留守の間に訪問者があった場合は対応できないことになります。
アイホンのテレビドアホンにもスマホと連動している製品はあり、セキュリティーセンサーや非常ボタンの付いた防犯に強いタイプも開発されています。パナソニックのテレビドアホンにも配線工事不要のワイヤレスドアホがあり、電気錠に対応した製品があります。どちらも基本的な機能は似ているため、見た目の好みで選んでも良いかもしれません。

集合住宅なら勝手に交換することはできません。ただ、パナソニックのワイヤレスドアホンなら、マンションのドアへ簡単に取付けることできます。価格的は販売店の判断や住宅設備に含まれていることもありますが、どちらにも大きな差はないでしょう。機能によって違いはありますが、一般的なテレビドアホンであれば定価3~5万円が相場です。録画機能やワイヤレスカメラなどの機能を増やせば、定価5~7万円くらいになります。モニターのないドアホンは3万円以下で販売されているため、求めている機能によって製品を選んでください。安く手に入れるために通販で購入する方法もありますが、家を建てるときにオプションで注文することもできます。

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