暮らしの初めて物語: シャンデリア

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照明

シャンデリアとは、灯火を支持し、天井からつり下げられた照明器具のことです。現代のシャンデリアは非常に装飾的で、多くの光源とその光を散乱させるためのカットされたガラスが多数配列されていることが多いようです。

シャンデリアの語源

シャンデリア(chandelier)の語源はラテン語Candere(「輝く」「白く光る」の意味)であり、キャンドルも同源だそうです。また、フランス語でロウソク立てを意味するシャンデル(chandelle)が語源であるとする説もあります。

シャンデリアの歴史

フェルメール「絵画芸術(絵画の寓意などとも呼ばれています)」に描かれたシャンデリア。1666年頃に描かれたと言われており、現在はウィーンの美術史美術館に所蔵されています。
フェルメール「絵画芸術(絵画の寓意などとも呼ばれています)」に描かれたシャンデリア。1666年頃に描かれたと言われており、現在はウィーンの美術史美術館に所蔵されています。

シャンデリアの歴史は中世ヨーロッパまで遡り、800年以上の歴史があると言われています。初期のシャンデリアは教会や修道院などで大きなホールを効果的に照らすために用いられました。一般的に木製や鉄製の十字架型をしており、それにロウソクが立てられるようになっていました。これらが天井の留め金やフックからロープなどで吊り下げられていました。真鍮は滑らかな表面が蝋燭の灯りをよく反射するとして重宝されていたようです。当初は多くのロウソクを一か所に集めてホールなどを明るくするための実用性重視で使用されていたようですね。

15世紀以降、シャンデリアの形はより複雑になり、宮殿や富裕層の家に置かれるようになっていきます。さらに18世紀になると、鉛ガラスがより安く製造されるようになります。この光の散乱性の高い反射性ガラスは好評で、ポピュラーなものとなり、やがてガラス製のシャンデリアが生み出されました。

日本には明治以降入ってきました。当時のシャンデリアとしては旧赤坂離宮のものが最も大きく、旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)内にあるルネ・ラリックのシャンデリア、または江戸川区の燈明寺に現存する鹿鳴館のシャンデリアなどが有名です。いかにも文明開化といった感じで今見ても荘厳な雰囲気が素敵ですよね。当然ですが、当初は日本でも公的な建物など以外には華族や富裕層などお金持ちの家にしか普及していませんでした。

迎賓館赤坂離宮花鳥の間のシャンデリア。こちらの部屋は公式晩餐会が催されるほか、記者会見の場としても使用されています
迎賓館赤坂離宮花鳥の間のシャンデリア。こちらの部屋は公式晩餐会が催されるほか、記者会見の場としても使用されています

シャンデリアの現在

恵比寿ガーデンプレイスでクリスマスシーズンになるとお目見えする巨大なシャンデリア。ガラス工芸などで人気のバカラ社製
恵比寿ガーデンプレイスでクリスマスシーズンになるとお目見えする巨大なシャンデリア。ガラス工芸などで人気のバカラ社製

現在ではスワロフスキーを使った豪華なものからLEDで調光機能付きのシャンデリアなど様々なタイプが出てきています。ショップが近くにない方でも通販などで数万円程度で購入できる製品が多く、すっかり身近な照明器具になりました。

シャンデリアは構造的に他の照明器具よりも重いため、新規で取り付けたい方は、専門の取り付け業者に相談することをお勧めします。地震が多い日本では、天井の補強による耐荷重はシャンデリアの3倍程度あることが推奨されています。