自然冷媒ヒートポンプのトラブルまとめ

給湯器

自然冷媒ヒートポンプについては、エコキュートなどによる給湯器メーカーや電力会社で活用されているものとなっていますが、やはり機器なのでトラブルなどを引き起こしてしまうケースもあります。その時には焦ってしまう場合もありますが、正しい方法で解決に導いていく必要があります。

目次

はじめに

自然冷媒ヒートポンプを活用する中では故障などのトラブルを招いてしまう可能性もありますが、どのように対応していけばよいのかわからないままの状態では不安だけが先走ってしまう事がありますので、自分で判断できない場合には、業者の方にしっかりと相談することにより問題を早く解決することができます。知識がないままで放置する事により取り替えしのつかない結果に繋がってしまう事もありますので、自分で状態を見極めた上で自分では解決できないと感じた場合には、専門業者に依頼するようにしましょう。

①自然冷媒ヒートポンプとは

自然冷媒ヒートポンプは、少ないエネルギーで大気中から熱を集めて大きな熱エネルギーに変換するヒートポンプと呼ばれる省エネルギーシステムを活用している給湯器の事です。最大の特徴としては、電気代が安い深夜に自動的にお湯をためてくれる機能が備わっているために、最近人気となっているエコキュートなどに取り入れられていて、給湯器メーカーや電力会社がこのシステムの給湯器を販売しています。エネルギー消費の効率化や電気代の削減、地球温暖化への対策など様々な効果を期待することができます。

②自然冷媒ヒートポンプのトラブル事例

自然冷媒ヒートポンプのトラブル事例に関しては何よりもどのようなトラブルが発生してしまうか知ることにより、対応する際にもスムーズに解決に導いていく事が出来ると思います。

2.1 お湯が出ない

給湯や足し湯を行っているのに水しか出てこない場合には、エコキュートに取り付けられている基盤が劣化している可能性があります。自然冷媒ヒートポンプ給湯器が登場したばかりの初期の給湯器に多いトラブルとなっていますので、自分では解決することが難しい問題なので修理業者に連絡してみるようにしましょう。修理業者に連絡することにより、しっかり原因を把握する事は可能となっていますので、修理や部品の交換、新しいもの商品への交換など様々なアドバイスを行ってくれますのでスムーズに解決に導くことができます。

2.2 浴槽からお湯が溢れる

フィルターなどの浴槽の循環口にごみが詰まっている場合や汚れている場合に現れることが多い症状となっています。湯量に関しては水位センターで定められていますが、この水位センサーが誤作動を起こしてしまう事により、水があふれてしまう場合が多く、普段は自動で止まるために気を付けることも少ないと思いますが、この状態になってしまうと自動では止まりませんので、自分で止める必要があります。日常で入浴剤などを利用している人は特に注意が必要となってきます。入浴剤を使用する場合には、各メーカーで使用できるものを調べてから使うようにしましょう。入浴剤により詰まりが生じてトラブルとなってしまう場合も多いので注意が必要になってきます。

2.3 ポンプから水漏れ

自然冷媒ヒートポンプ給湯器は、ヒートポンプと貯湯ユニットの2つで構成されています。その中でヒートポンプから水漏れが生じてしまう事もあるのですが、基本的には外気と温度差が生じてしまい結露が発生します。しかし、水漏れの状態が気になると感じている場合には、電気屋さんなどに依頼してみてもらうことにより故障か結露が原因で水が漏れているようになっているのかをしっかりと把握することができると思います。

2.4 沸き上げができない

給湯器がお湯を作る行為については沸き上げといいますが、沸き上げボタンを押してもすぐに止まったり、夜間沸き上げが行われない場合には、お湯が満タンになっているか、水漏れや漏電が起きている可能性が高いといえます。そんな場合には、メーカーなどに修理を依頼する必要がありますが、メーカーにより違いがありますが、自然冷媒ヒートポンプの保証に関しては3年程度ついている場合がありますので、業者に依頼する際には保証が使えるかどうかも確認してお願いするようにしましょう。

③自然冷媒ヒートポンプ給湯器の選び方

自然冷媒ヒートポンプ給湯器は年々増えていてたくさんの種類のものが販売されるようになっていますが、各メーカーにより特徴や機能性などについては違いがあります。その中で何よりも自宅に合ったものを選択する必要があります。

3.1 機能で選ぶ

自然冷媒ヒートポンプ給湯器に関しては、フルオートは自動で湯沸かしを行うタイプで自動追い炊きなど様々な機能があります。フルオートタイプのようにすべて自動で行う自然冷媒ヒートポンプに関しては光熱費がかかる場合にはあり一概に電自動が最良というわけではありません。大切なことは住んでいる地域と家庭でどのような機能を使っていくかという点を明確にすることが重要で、家族の人数によっても使い勝手が異なってきますのでその辺も考えて決めるようにしましょう。

3.2 タンクの大きさで選ぶ

自然冷媒ヒートポンプ給湯器のタンク容量については家族構成に応じて選ぶ必要があり、家族の人数が多いという場合には多くの湯量が必要となりますので大きなタンクを選ぶ必要があります。最新モデルのものは使用状況を学習して電気代がかかりすぎることもなく活用することが可能となっていますが、1人の場合には177リットル、2人~3人の場合には300~310リットル、3人~4人の場合には370リットル、4人~5人の場合には430~470リットル、5人~7人の場合は550リットルがおすすめできます。タンクと一口に言ってもサイズが異なってきますので家族の人数を確認して快適に活用することができるサイズを選ぶ必要があります。

3.3 設置スペース

自然冷媒ヒートポンプは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの機器を設置するスペースが必要となりますので、設置する予定の住宅スペースが狭い場合には設置が難しい場合があり、大きさとしてはスリム型、薄型、角型と種類がありますが、家庭に合わせて設置する必要があります。型は同じでもメーカーにより幅や高さ、奥行きなどに違いがありますので、購入前に設置場所をしっかりと決めてそのタイプのものを設置するのか検討する必要があります。

④各メーカーの特徴

自然冷媒ヒートポンプ給湯器に関してはメーカーにより特徴が違ってきます。それぞれの特徴を知ることにより購入する際に自分に合ったタイプのものを選択することができると思います。

4.1 ダイキン

空調設備で有名になっているダイキンの特徴に関しては、独自技術を自然冷媒ヒートポンプにも採用しています。強力な圧力の給湯器を実現していて、パワフル高圧でシャンプーの泡を早く洗い流す事もできて、そのほかにもマイクロまぶる入浴といい、キメの細かい泡を作って肌に潤いを与える事が出来て体の血行促進を促してくれる特徴があり、スマホで入浴法を提案してくれるサービスもあるので日常の生活の中でその日に合った入浴タイムで疲れを癒すことができます。

4.2 三菱

三菱は電力自由化にも柔軟に対応していて、太陽光発電システムとの連携も可能になっています。お得な給湯スタイルを選ぶことができて、タンクの容量についても豊富で177~550リットルまで家族構成に合ったタンクを選択することが可能となっています。三菱電機は保証制度もしっかりしているので2年間の無償保証を実施していて、熱交換機とコンプレッサーについては3年間の保証、タンクは5年の無償保証を行っています。さらに延長保証制度があり、保証料を支払うことにより5年、8年の延長保証申請が可能となっています。

4.3 コロナ

コロナは業界で初めてエコキュートを導入したメーカーで最大の特徴としては価格が安いという事が挙げられます。家族の使用状況に合わせた運転モードがついていて気軽に購入しやすいという事が言えます。省エネに関してはお湯の量をしっかりと学習してその時の状態に合わせて湯量を自動で調節することができます。日中でも必要に応じて自動湯まし運転を行いますし、省エネ節約機能が充実しているので夜間にお湯を沸かしてそのお湯を日中に使い切るモードなどもあります。誰でも簡単にワンタッチで操作ができるよう親切設計で活用できるリモコンが魅力で節約と節水効果を期待することができるという最大の特徴があります。

4.4 パナソニック

何よりも充実した機能が最大の特徴となっています。温浴セレクトモードなら、あつい、普通、ぬるめの中で自分の好きな温度を設定することができて、風呂に浸かる時間を最適化できる温浴タイマーも点いているので入りすぎてのぼせるというような心配もなく快適にお風呂に入ることができます。酸素入浴機能が付いているので酸素を放出してリラックスすることができ、全身の血流を促す作用も期待することができます。

4.5 東芝

エアコン技術で培った独自の技術を採用していて、タンク容量のラインナップが多いために各家庭に合ったものを選択することが可能となっています。新発売の商品としては、コンパクトな商品で設置場所に柔軟に対応することが可能で、通常保証期間が3年というメーカーが多いのに対して信頼の5年保証が付いているという事が最大の特徴で延長する事で最大10年の保証を付けることが可能となっています。

⑤自然冷媒ヒートポンプの設置

実際に自然冷媒ヒートポンプを設置する際にはどのように行っていくのでしょうか。自然冷媒ヒートポンプの設置については、基礎工事が必要なる、お湯が入るとかなりの重さになってしまうために丈夫な基礎を作っていきます。

基礎がしっかりと乾いたら以前使っていたものを撤去して設置場所を確保していきますが、基礎に貯湯タンクをボトルでしっかりと固定していきます。その後、貯湯タンクとヒーターポンプの電源工事や配管工事を行っていきます。外回りの工事が終わった後に、中に取り付けるリモコンの取り付け作業をおこなって行きますが、残湯量をチェックできるメインのリモコンは台所に取り付けることが多く、浴槽に湯張りなどの設定ができるように浴槽用のリモコンを取り付けていきます。

浴槽アダプターを取り付けて空気抜き作業を行って試運転をして行きますが、基礎ができてから使えるまで大体1日かかると言われています。そのためにしっかりと業者の方と相談して朝早くから作業を行ってもらうことにより、当日もお風呂に入ることができますが、当日に連絡しても当日に作業ができないケースもあります。

また、夜間などに業者に連絡した場合には調査は可能となっていますが、修理などは夜間には特に住宅街などについては修理を行うことができませんし、修理をする際には部品なども必要になってくるので夜間の急な故障に関しては、翌日に業者に依頼することがおすすめできます。

調査に来てもらうことにより交通費などが発生してしまうケースもありますし、翌日に複数の業者に見積もりを出してもらって依頼する事により、相場を知ることができますので無料で見積もりを行ってくれる業者を探して比較してみるようにしましょう。

自然冷媒ヒートポンプに関してはリフォームなどを検討している人も多くなっていますが、設置場所により取り付けができない場合もありますので購入する前に業者に調査してもらうことにより、最適な商品を選ぶことができて、その中で各家庭に合ったものを取り付けることができると思います。この商品が欲しいと思って先走って購入してしまうと設置場所が確保できない場合には取り付けることができませんので、設置を依頼する業者をしっかりと見極めて、その業者の方に様々なアドバイスなどをしてもらうことにより、快適に活用することができる自然冷媒ヒートポンプを取り付けることができます。

まとめ

自然冷媒ヒートポンプ給湯器は人気となっていますが、今の時代は便利な時代で様々な機能が充実している中で、各メーカーの特徴は違ってきますので、特徴を参考にして自分の家に合うものを選ぶようにしましょう。安く購入することができず、高額な買い物になってしまうので慎重になると思いますが、大切なことは自分が使う機能をしっかり明確にすることにより、快適なものを選ぶことができると思います。

自然冷媒ヒートポンプについては、自分では判断できない場合もありますが、業者の方に自分の目的を明確に伝えることにより、相応しいものを取り付けることができてアドバイスなどもしてもらうことができますので、機能や価格だけで決めるのではなく、設置場所やメーカーの特徴などを参考にしてみましょう。

取り付け工事に関しても、トラブルなどが起きた際にアフターケアを行ってくれる業者を選ぶことにより、トラブルなどが起きた時にすぐに対応してくれて、安心して使って行くことができる環境で快適に使うことができます。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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