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羽村市小作台にお住いのお客様より、使用している業務用エアコンが故障してしまったとご連絡を頂きました。エアコンの故障にも色々な内容を考えることができるため、どのような症状が起こっているのかをお伺いしたところ、風が冷えなくなってしまっているとのことでした。
風自体については普段と違いなく出ているものの、これが冷却されていないという症状でした。このような状態になってしまっている場合、エアコン内部のガスが切れてしまっていることがまず原因として考えられます。また、もう1つ冷房運転に上手く切り替えができていない可能性も考えることができます。
前者の場合には比較的簡単に修理ができるものの、後者の場合は基盤交換になってしまう可能性があることをお伝えし、まずは状態を確認するためにお伺いしました。

まず故障しているエアコンを一度作動させ、実際に風が冷えない状態になっていることを確認しました。使用されているエアコンは東芝製のAURA05675JAという種類です。室外機ROA-AP565J、室内機AIU-AP567H、リモコンRBC-AMT32SDがセットになっています。業務用のお客様のご連絡の通り風自体は問題なく出ているものの冷却されていませんでした。次に、暖房にした時にどうなるのかについて確認しました。こちらについても風は出るものの暖まらないという症状となりました。そのため、おそらく、ガスが切れてしまっていることが原因だと考えられました。
まずはカバーを開けて、本体側のガス圧の問題を計器で測定しました。結果として、懸念していた通りガス圧が低く、規定の量が入っていないことがわかりました。

エアコン本体にガス切れが発生してしまっている場合の修理方法自体は単純です。足りなくなってしまったガスを充填するだけで、多くの場合で機能を回復することができます。ただ、問題は何故ガスが漏れてしまっているのか、ということです。
基本的にエアコンのガスというのは、漏れないように作られています。漏れているということは、どこかに問題が発生しているということです。これについては、幾つかの原因を考えることができます。設置時に行われるフレア加工という加工に不具合があり、ガスの循環を行うパイプの接続部分に問題があることや、長年使用していることにより経年劣化を起こして漏れが発生していることなどが代表的です。

今回についても何処に問題がありガス漏れが発生してしまっているのかを確認しました。各所の状態を確認して見たところ、恐らくフレア加工に不具合があったことがわかりました。こちらからガス漏れが発生していることをお伝えした上で、ガスチャージを行いました。ガスチャージ後、動作を確認すると冷えるようになっていたため、修理は完了としました。