ダクトレールとは、天井に設置されるレール状の配線器具で、照明器具のひとつです。別名ライティングレール(Lighting rail=照明レール)とも呼ばれるように、主に天井照明の電源用に使われます。ダクトレールの呼び名はほかにも、ライティングダクト、スライドコンセントなどがあります。 ダクトレールは、複数の照明を取付けることができる配線器具です。また、レール上をスライドさせて、位置を調節することもできます。こういった機能から、間接照明やスポットライトに使われることが多くなっています。取付けられる照明器具も、スポットライトやペンダントライトがほとんどです。おしゃれなデザインも多く、天井インテリアとしても親しまれています。
【ダクトレール(ライティングレール)の仕組みと構造】照明の耐荷重や電源供給や取り付け費用を解説
ダクトレールに対応
電気の累計問い合わせ実績
70万件以上
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ダクトレールの取り付けでお困りではありませんか?
ダクトレールの交換や取り付けには電気工事の資格が必要になるので、必ず専門業者を呼んでください。
弊社はダクトレールの取り付け・交換が得意です。
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スポットライト本体は、既にS様ご自身で購入されているそうです。しかし、ダクトレールは何を用意すればいいのかわからないそうです。そのため、ダクトレールの部材を発注し、S様宅までお伺いすることになりました。 S様は特に急ぎではないということでしたので、ご都合の良い日時をお聞きしてご自宅までお伺いすることになりました。 ご用意した部材は、パナソニック社のダクトレールを1メートル、レールをつなぐためのレールジョイント、その他設置に必要な器具です。
S様宅に到着し、リビングまで案内していただきました。ご希望の設置場所を教えていただき、早速設置作業に取り掛かります。ダクトレールを取り付けるには、天井にシーリング(ローゼット)が設置されている必要があります。シーリングとは、照明器具に電力を供給するための電源ソケットのことで、主に天井に設置されています。多くの照明器具と互換性があり、JIS規格化されています。
S様のリビングでは現在、一般的なシーリングライトが設置されているので、まずはこちらを取り外します。器具本体を回すように動かすことで容易に取り外すことができます。
シーリングライトを外すと、シーリングが設置されていることを確認できました。そのままダクトレールをシーリングに取り付け、レールに照明器具を吊るします。レールの取り付けは、付属の「天井簡易取り付け器具」というものを使用します。この器具をシーリングに設置し、コネクターと落下防止チェーンを接続すれば完了です。 ダクトレールは、レール上に電気が流れる仕組みなので、レール上の好きな位置にライトを取り付ける事ができます。S様のご希望通りの場所に、「引っ掛けシーリングプラグ」という器具を使用して照明を設置しました。最後に点灯確認をして工事は終了です。 きれいに仕上げることが出来、S様にご満足いただけました。
ダクトレールとは
ダクトレールには、ダクトレール用の照明か、シーリングライトが使われています。ダクトレール用の照明とは、ダクトレール専用プラグが接続された照明です。ダクトレールは、通常の照明器具やシーリングと異なる配線構造なので、専用のプラグがないと取付けができません。シーリングライトをダクトレールに取付ける際は、コネクターを装着する必要があります。 複数の照明を取付けられるダクトレールですが、設置数に制限があります。ダクトレールは、対応できる最大ワット数が決められています。このワット数とは使用できる電力の上限です。1本あたり600W、800W、1,500Wと定められています。たとえば上限600Wのダクトレールに設置する照明の電球が100Wだとすると、最大6つまで取付けることができます。
ダクトレールは、重さに上限があります。ダクトレールの種類により耐荷重は異なり、5kg、10kg、20kgとそれぞれに定められています。この耐荷重以下でも、製品によっては「レールの片側に照明を集めすぎてはいけない」などの指定があります。理由はダクトレールの構造にあります。ダクトレールは細い棒で照明を支えているため、「一点に照明を集めすぎると、重みで傾き外れてしまう」ためです。特にシーリングタイプかつ長いダクトレールは、傾きやすい構造です。 ダクトレール本体の取付方法は、主に2つです。1つはダクトレールに直接電気配線を繋げ、天井に設置する方法です。もう1つはシーリングタイプのダクトレールを取り付ける方法です。シーリングタイプのダクトレールは取付けが簡単で、配線工事も必要ありません。
ダクトレールの取り付け方
ダクトレールの取り付け手順
ダクトレールの中には電流が流れていて、レール上であれば、スポットライトやペンダントライトの照明器具を取り付けて使うことができます。- もともと付いている照明があれば取り外す
- 天井簡易取付器具をカチッとするまで取り付ける
- 落下防止のチェーンを取り付ける
- 結線をする
- レール本体を平行に取り付ける
- 照明を取り付けて動作確認をして完了
ダクトレールの故障原因
1.照明がつかない
ダクトレールに取付けた照明が点灯しない、電気がつかないというトラブルは多いです。原因は複数あります。「レールに通電していない」「正しく照明を接続できていない」「対応ワット数を超えて使用している」などが考えられます。そのほか電球が切れている、スイッチが押されていないなども、ダクトレールの照明がつかない原因です。
「通電していない」とは、電源が入っていなかったり、停電などでレールに電気が通っていない状況です。
「正しく接続できていない」とは、照明器具がダクトレールにしっかり取付けられていない状況です。照明器具によっては、レールに取付ける方向が決まっているものがあります。この決まった方向とは反対の向きに取り付けてしまうと、正しく電気が通わないため点灯しません。
「ワット数を超えている」とは、レールの対応ワット数よりも多く照明を取付けている状態です。ワット数を超えてレールを使用すると、レールや照明がショートすることがあります。ショートさせてしまうと、照明やレールが故障して点灯しなくなってしまいます。
2.レールが折れた・外れた
ダクトレールが折れ曲がったり、外れて落下することがあります。その原因の多くが、照明の重さによるものです。ダクトレールの耐荷重よりも、超えた重みのある照明を取付ける。重量のある照明を複数取付ける。複数の照明を、レールの片側に集中させるなどです。 この折れる・落ちるといったトラブルは、シーリングライトタイプで起こりやすくなっています。これは2本の支柱で支える直付けタイプと違って、支えがレールの真ん中のシーリング部分のみになるからです。シーリングタイプは天秤のような形なので、レールの左右の耐荷重が弱くなっています。 またシーリングタイプのダクトレールの耐荷重を超えると、シーリングのプラグ部分が破損することがあります。これにより、ダクトレール自体が落下することがあります。
3.火花が出た・ショートした
ダクトレールから火花が出たり、ショートしてブレーカーが落ちることがあります。原因は、レールのワット数を超えた照明の取付けです。レールのワット数を超えて照明を使用すると、レールや器具はショートします。これは過熱によりレールとプラグの接触部分が高温になり、熱が蓄積されるためです。 過熱は火花やショートだけではなく、様々なトラブルも引き起こします。例えばショートが原因でブレーカーが落ちたり、照明器具から煙が出るトラブルに発展します。熱によってレールや照明器具が歪む、焦げる、変色するなどといった問題も生じます。ワット数を超えた使用は、発火や火事の原因にもなります。 ダクトレールや照明器具・電球のワット数は、箱や説明書、本体にも記載があります。ダクトレールの場合は本体に記載がないこともありますが、型番をネットなどで調べればメーカーのページや取扱説明書に記載されています。
ダクトレール故障の解決方法
ダクトレールの交換・取付けでトラブル解決!
ダクトレールが原因で照明がつかない場合や、レールが折れた・外れた、ショートしたなどのトラブルが発生した際の対応です。これらのトラブルを解決するためには、ダクトレールの交換が必要です。 ダクトレールがシーリングタイプの場合は、新しいダクトレールを購入し取り付けます。工事は不要のため、誰でも簡単に取付けることが可能です。シーリングタイプのダクトレールは、レールの左右を支える金具が付属している製品もあります。金具の固定方法はそれぞれ異なり、突っ張り棒のようなものや、天井に直接ビス止めするものもあります。説明書に従って取付けてください。
直付けタイプのダクトレールが故障した場合や、新規で取付ける場合は電気工事が必要になります。シーリングタイプと異なり、取付けには資格が必要です。交換や取付けが必要なときは、必ず専門業者を呼んでください。 取付け作業自体は、1時間で終わるほど簡単です。天井の配線をダクトレールに繋ぎ、レールを天井に固定すると完了です。 直付けダクトレールの取付け方は3種類あります。1つ目は2本の支柱でレールを支えるタイプです。写真のような取付け方法です。もう1つは支柱なしで天井にレールを直接固定するもので、最後は天井に埋め込みます。2つ目と3つ目の方法は、天井に傾斜や段差があると取付けることができません。平らな天井のみの取付けになります。
照明修理の料金表
症状(状態) | 作業内容 | 修理料金(税込) |
---|---|---|
基本調査費用 | 測定器を使う調査、実作業を伴う調査 | 6,600円 |
測定器調査 | 測定器を用いて数値で異常箇所を特定する | 3,300円~ |
分解調査 | 設備、器具を分解する | 3,300円~ |
分電盤内調査(15回路未満) | 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する | 6,600円 |
分電盤内調査(15回路以上) | 分電盤内を測定器調査し漏電している回路を特定する | 9,900円 |
配線特定調査 | 問題の電気配線を隠蔽部から特定する作業 | 5,500円~ |
結線処理作業 | 電線の接続部をやり直す | 3,300円~ |
管球交換 | 電球を交換する | 3,300円~ |
接触改善 | ソケット内の接触不良を改善する作業 | 3,300円~ |
オーバーホール | 器具を分解して接触箇所などを改善する作業 | 5,500円~ |
シーリングライト取付け | シーリングライトを取り付ける作業 | 3,300円~ |
ダウンライト交換 | ダウンライトの交換作業 | 16,500円~ |
シーリング交換(ローゼット) | シーリングやローゼットの交換作業 | 8,800円~ |
バイパス工事(直結工事) | 安定器を切り離し、直結作業する作業 | 14,300円~ |
バイパス工事(二箇所目以降) | バイパス工事の複数箇所を工事する場合 | 半額 |
門灯交換 | 門灯を交換する作業 | 16,500円~ |
調光化 | 光の強さを調整出来るようにする | 要相談 |
調色化 | 光の色を調整出来るようにする | 要相談 |
コーキング作業 | コーキング作業 | 3,300円~ |
天井上作業 | 天井上の隠蔽箇所での作業 | 要相談 |
床下作業 | 床下の隠蔽箇所での作業 | 16,500円~ |
壁面作業 | 壁中での隠蔽箇所での作業 | 16,500円~ |
開口作業 | 隠蔽部の配線調査をする前作業 | 要相談 |
通線作業(露出) | 電線の引き直し | 1,650円~ |
通線作業(隠蔽) | 電線の引き直し | 3,300円~ |
モール作業 | 電線をカバーするモール設置する | 1,100円~ |
整線作業(ステップルインシュロックなど) | 垂れたり、外れたりしないように固定する | 3,300円~ |
整線作業(サドルなど) | 垂れたり、外れたりしないように固定する | 5,500円~ |
コンクリートビス穴開け | 下地がコンクリートの場合にビス穴を事前に開ける作業 | 3,300円~ |
コンクリート通線用穴開け | 新線など引き直す際に通線用の穴を貫通させる作業 | 11,000円~ |
ダクトレールの事例
連動している遅れスイッチの修理・交換依頼
東京都新宿区のマンションにお住まいのS様
今回は東京都町田市能ヶ谷にお住いのお客様からのご依頼です。内容としては「トイレに設置されている照明と換気扇の連動するスイッチが故障してるようだ。押しても点かないときがある。確認して、場合によっては修理をしてほしい」とのことでした。町田市能ケ谷ですと周辺に小田急小田原線 鶴川駅や空と緑の森公園がありますね。
弊社は全国各地お伺いできます。お客様のご都合の良いお時間に合わせて対応することが可能です。今回もお客様と日時を調整させていただき、後日お伺いすることとなりました。
S様に満足していただけてよかったです。
今回は東京都新宿区のマンションにお住まいのS様より、ダクトレール取り付けのご依頼をいただきました。S様は、リビングの天井照明をシーリングライトからスポットライトに交換するために、ダクトレールの取り付けを希望されておりました。スポットライトはS様ご自身でご用意されておりましたが、ダクトレールはどの種類を取り付ければいいのかわからないとおっしゃっておりました。そのため、弊社で部材を発注いたしました。 S様宅にお伺いして、早速作業に取り掛かりました。まずは現在設置されているシーリングライトを取り外します。出てきたシーリングにダクトレールを取り付け、S様のお好みの場所にスポットライトを設置していきます。最後に正常に点灯する様子を確認していただき、工事は完了です。
ダクトレール最大のメリットは「簡単にオシャレを演出できる」ということです。そこにあるだけで、部屋がオシャレに見えてしまう魔法のアイテムです。ぜひ下記のような場所に設置をしてみてはいかがでしょうか。
1.ダイニングテーブル
作った料理をスポットライトを当てることで「彩りを鮮やかにすることができる」というメリットがあります。
2.キッチン
調理の際「オシャレなキッチンで料理をしている」と感じることができるうえ、手元を照らすことで作業がはかどります。
3.リビング
部屋に立体感を生むことができます。特にスポットライト系の照明と相性がよく、部屋を広く見せることができます。