【洗濯機の修理】電源が入らない・脱水できない故障トラブルの原因や対処方法・自分で修理できるかなどを解説

家電
洗濯機の故障でお困りではありませんか?

洗濯機の故障でお困りではありませんか?

洗濯機の修理をする際自分で分解するのは非常に難しく、特殊な工具も必要になります。
自分でやりたい方はこちらの記事を参照していただき、業者への依頼でしたら創業10年の実績のある弊社にお任せください。
作業時間・料金・その他不明な事があれば些細な事でもお気軽にお問い合わせください。
どこに頼むかわからない方でも、些細な事から電話での無料相談を承ります。

洗濯は生活に欠かすことのできない大切な家事です。共働きやシングルライフが当たり前の現代社会では、性別年齢を問わず、必要に応じて誰もが担う作業になりました。

多種類化、高機能化にともない、洗濯機の高額化も発生しています。とくにドラム式洗濯機は、数年前の少し古いモデルでも100,000円を超えます。日常生活に欠かせない電化製品ながら、大きな買い物でもある、それが洗濯機だといえるでしょう。

そんな洗濯機ですが、使用中に突然故障してしまうと困りますよね。溜まっていた洗濯物を投入し、スイッチを押そうとしたら電源が入らなかったり、給水がはじまらなかったり、洗濯は完了後に排水されなかったりなど。そんなとき、すぐに修理業者を呼ぶ方法もあります。

しかし、まずは落ちついてできることをやってみてはいかがでしょうか。手間は必要にはなりますが、きちんとした手順きを踏めば、自分で直せる不具合もあります。

今回は、そんな洗濯機の突然の故障への対応策をお伝えします。

目次

洗濯機の修理マニュアルを確認

洗濯機のマニュアルを確認する男性

洗濯機が突然動かなくなってしまったら、まずはその洗濯機のマニュアル(取扱説明書)を探しましょう。すでにマニュアルを紛失している場合も、洗濯機の機種が分かれば電子マニュアルを確認できます。

ほとんどの洗濯機は、ネットで機種名を検索すれば電子マニュアルが検索上位に表示されます。ご使用の洗濯機の機種は、洗濯機前面の表示パネル付近に記載されています。慌てずに確認しましょう。

主要メーカーの洗濯機マニュアルはこちらからダウンロードも可能です。

マニュアルの末尾には、「お困りのとき」などの見出しでトラブルシューティングがかならず記載されています。ここに記載されているケースのどれに、目の前の洗濯機が当てはまるのかを確認しましょう。また現在の洗濯機は故障発生時、パネルにエラーコードが表示されます。コードとその内容は各メーカーで異なりますが、洗濯機のどこで異常が発生しているかを知る重要な手がかりです。 かならずマニュアルと照合するようにしましょう。また、もしも自分で修理ができない場合、修理業者にエラーコードを伝えてください。コードが分かることで修理作業にかかる時間や手間を省くことに大きく貢献します。

洗濯機の修理を依頼する前に

洗濯機によくある不具合原因

普段トラブルシューティングを見たりマニュアルをよく読むようなことは、あまりないことでしょう。また、トラブルは予期せず起こるため、パニックになってしまいます。そこで故障を疑う前に、よくある不具合原因ポイントをチェックしましょう。

・電源コードがしっかり挿入されているか
・洗濯機のフタは完全にしまっているか
・洗濯物の量が多すぎないか
・水栓(蛇口)は空いているか

現在の洗濯機にはいろいろなセンサーが取りつけられています。水と電気を同時に使用する機器のため、万が一、水を介して漏電すると大惨事です。大変な事故につながりかねません。洗濯機は、センサーにより安全に運転できると判断したときのみ作業する仕組みになっています。

案外見落としてしまいがちなのが、上記の4点です。

洗濯機は動作時に振動します。電源プラグの挿入が不十分だと、振動によって抜けることもあります。また、フタが開いたまま運転すると内部の水が漏れます。なにより危険です。洗濯物の量が多すぎるのも、十分な洗浄力を得られません。無茶な稼働により洗濯機を故障させる可能性もあります。さらに水栓が開放されていなければ、洗濯機に水が貯まることはありません。

故障を疑う前に、現在の洗濯機の状態を点検しましょう。

自分で洗濯機の修理をDIYする方法

自分で洗濯機の修理をDIYする方法

洗濯機の修理は洗濯機が故障している場合に部品の交換が発生するため、自分で修理するのが難しくなります。交換用のパーツを販売している民間ショップもありますが、洗濯機の部品は基本的に互換性が乏しいため、よほど正確な知識がないかぎりはDIYはおすすめしません。

洗濯機の状態を確認し、マニュアルに記載の方法を試しても、洗濯機が作動しない場合は、故障している可能性が高いです。

洗濯機のトラブルには、大きく2つのタイプがあります。それは水まわり、具体的には排水・脱水・給水と、洗濯機の動作をコントロールする制御基板です。故障はかならずしもどちらか1つのタイプだけではなく、両方で発生していることもあります。

どちらのタイプの故障なのかは、水まわりの確認から順を追っていくことであきらかになります。順を追う必要があるのは、故障のタイプを消去法で導いていくためです。きちんと手続きを踏まえていくことで故障箇所を正確に特定していきます。

パーツの交換が必要になった場合は、各メーカーのサポート窓口に連絡するか、修理業者に連絡をとりましょう。その際、洗濯機の型番情報が必要になるので、メモしておくことをお忘れなく。

用意するもの テスター、ドライバーセット、作業スペース

洗濯機は大型の家電なので、故障の状況を調べるにも準備が必要です。

テスター

テスター
電圧や電流を測定するための計器「テスター」は電化製品修理に欠かせないアイテムです(写真は株式会社オーム電機のデジタルテスター普及型。株式会社オーム電気ウェブサイトより転載)

修理に取りかかる前に、あらかじめそろえておきたい道具があります。まず導線を確認するためのテスター。導線とは配線コードに断線や接触不良が起こっていないかを確認するための道具です。電化製品の状態を確認するための、もっとも基本的なツールの1つです。

ドライバーセット

洗濯機の修理中。(ドライバーと洗濯機)

洗濯機の上に乗ったインパクトドライバー

ドライバーセットは、電動のものを準備しましょう。現場で洗濯機の修理を行う弊社の作業員は、電動のインパクトドライバーを使用しています。個人で自宅の洗濯機を見るだけならば手回しのドライバーでもかまいませんが、作業効率を考えると電動のものを用意しておきたいところです。

洗濯機のような大型の家電は、カバーから中の機械を留めているネジまで距離があります。インパクトドライバーなど、ビットの長さを調整できるものを使うと良いでしょう。通常の長さでも足りる場合もありますが、長めのビットで磁石のついたものだと、ネジを外すのも取り出すのもとてもスムーズです。

作業スペース

縦型洗濯機の中を少し見るだけの時など、洗濯機本体をあまり動かさずに作業できる場合はその場で作業となります。

洗濯機修理の作業スペース

しかし、洗濯機の修理を行うなら洗濯機背面にもまわる必要があります。洗濯機を挟んで前面背面両方に人が入るスペースが必要になるため、ある程度広さのある作業空間が必要となります。特にドラム式洗濯機の場合、完全に後ろに回り込んだり、前面カバーを外して給水ホースを外したり、こまめに前後移動して作業することになります。そのため、最初から十分な作業スペースを準備した方が良いでしょう。

なお、洗濯槽に水や衣類が残っている場合、作業前にすべて外に取り出しましょう。水を出す際には石油ポンプを利用すると効率よく作業できます。バケツなどによるくみ上げでは底面に水が残ります。目視できる範囲の水を汲みだせても、見えない部分やホースなどに水は残っています。床にはあらかじめバスタオルや、浅めのトレーを準備しておきましょう。

排水トラブルのチェックポイント

縦型洗濯機の排水弁
排水トラブルでは排水弁などを確認します。写真は縦型洗濯機の例。赤い枠で囲まれた箇所が排水弁

洗濯機の故障のうち、もっとも多いのが排水トラブルです。全体のおよそ7、8割を占めるともいわれています。排水、つまり洗濯機の水槽から水が出ていかないときは、

1 排水トラップ
2 排水ホース
3 排水弁

の順に状態を確認していきます。

まず排水トラップです。排水トラップは洗濯機からのびたホースを通じて水が流れていく、その流れ口にあたる部分になります。洗濯で生じた糸くずなどが堆積するとここが詰まります。結果、排水が行われなくなります。洗濯機のホースを取りはずしてトラップに水を注ぎましょう。トラップに詰まりが発生していれば水は流れません。その場合、速やかに詰まりを解消します。

つぎに排水ホースです。ホースに折れや曲がりがないか確認します。通常、洗濯機を設置するのは狭い空間内です。そのため、設置時にホースが壁面と接触して不用意に折れ曲がることがあります。結果、水の流れが悪くなり、排水の障害となります。折れや曲がりをただすと、水が流れるようになります。

加えて、子ども用の靴下やハンカチ、ブラジャーのカップなどが洗濯時にホース内に流されて詰まることもあります。確認するには排水ホースの全体を見る必要があります。縦型洗濯機の場合、背面の金属パネルを外します。ドラム式洗濯機は前面下部カバーとその下にあるパワー基板を外します。いずれもネジをつかって固定されているので、取りはずしたネジは作業完了後に元通り取りつけられるよう、どの箇所にどのネジが使用されていたのかをメモに残しましょう。これはほかの場所でカバーなどを取り外すときも同じです。とくに制御基板周辺につかわれているネジの着脱時には注意してください。誤ったネジを取り付けると基板を傷つけます。

排水ホースに異物が詰まっている場合、詰まりの発生場所はホースの内部に影ができます。そのため目視で確認することができます。ローポンプなどを用いて、詰まりを解消してください。

最後に確認するのが排水弁です。洗濯機の排水弁は電動モーターによって制御されています。このモーターに動作不良が発生してしまうと、弁の開閉が正常に行われないため排水がされません。モーターの状態を確認するにはテスターを利用します。モーターを動かすための配線を取りはずしてテスターに接続します。接続したら洗濯機を脱水モードで回します。このとき100ボルトの導通が確認されれば制御基板から電圧がかかっていることになり、モーター故障の可能性が濃厚となります。逆に導通が確認されなければ制御基板に故障の原因がある可能性が高まります。排水弁は、縦型洗濯機は本体背面に、ドラム式洗濯機はパワー基板の奥に設定されています。

排水弁用電動モーターが故障している場合には交換が必要です。

脱水トラブル

ドアスイッチとストップスイッチ
ドアスイッチとストップスイッチは脱水トラブルの原因になりがち。縦型洗濯機なら本体上部奥側に(写真左の赤枠)、ドラム式洗濯機ならドアストップの位置に(写真右の赤枠)にあることが多い

脱水は洗濯が終わった衣類から水分を減らす工程です。洗濯槽を回転させて遠心力を利用して水分を振り切ります。排水は行うものの脱水機能が動作しない場合、フタスイッチとストップスイッチの異常が考えられます。

フタスイッチは洗濯機のフタが閉まっていることを確認するセンサーです。フタが開いたまま稼働すると危険なため、センサーがフタの閉まりを感知しないと洗濯槽は回転しません。ストップスイッチは洗濯槽の揺れを検知するセンサーです。洗濯槽が地震など異常な揺れを検知した場合、安全のために自動で運転をストップさせます。

2つのスイッチの状態を確認するにはテスターをつかいます。縦型洗濯機の場合、スイッチは上部奥側のカバーを外した位置に設置されています。カバーを外し、それぞれのスイッチをテスターに接続して導通を確認してください。導通があればスイッチが生きていることになり、制御基板のトラブルがわかります。

ドラム式洗濯機では、ドアスイッチは洗濯機前面のカバー下にあるドロアロックセンサーのなかに組みこまれています。ドラム式洗濯機の前面カバーを外すためには、一般的に下部上部のカバーを外す必要があります。そのため大がかりな作業になります。ここでもテスターを使用し導通を確認してください。ドラム式洗濯機がここに異常発生した場合、制御基板の故障ではなく、ドアロックセンサーの単体での故障となります。

いずれのセンサーも故障した場合はパーツの交換が必要です。

給水トラブル

洗濯機に添付されている配線図
水位センサーなどの設置位置は洗濯機によって異なります。そういうときは洗濯機に添付されている配線図を見るとどこを調べればいいかの助けに。写真はシャープ社の縦型洗濯機ES-TG830の配線図

洗濯槽に水が貯まらない、貯まった水が予定水位より少ない、もしくは注水が止まらないなどの給水トラブルの原因は、水位センサーの異常です。水位センサーは洗濯槽の下部とチューブを介してつながっています。洗濯槽に水が貯まるとチューブ内の圧力が変化するため、ここから水位を感知しています。チューブに汚れが付着したり、水位センサーに青錆が付着すると、センサーが正常に機能しなくなります。

水位センサーの状態を確認するには、直接見る必要があります。水位センサーが設置されている場所は、洗濯機の機種により異なります。見当違いに作業を行うのは非効率的です。まずは洗濯機に添付されている配線図を確認しましょう。センサーのおおよその場所がわかります。基本的に、縦型洗濯機は本体上部のカバー下に設置されています。比較的確認しやすいでしょう。ドラム式洗濯機の水位センサーは、洗濯槽の後方に設定されています。確認するには背面の金属パネルを取り外す必要があります。ドラム式洗濯機の背面パネルを外すには、先に本体を覆っているカバーをすべて取り外す必要があります。

水位センサーそのものが劣化している場合は交換が必要です。チューブに付着した汚れは掃除により機能が回復することもあります。チューブ、水位センサーともに異常が見られなければ、制御基板の故障を疑います。

制御基板

制御基板
洗濯機の頭脳が制御基板。縦型洗濯機の場合は本体上部手前に設置されていますが、ドラム式洗濯機の場合は本体前面上部と下部に、それぞれ表示基板とパワー基板とにわかれて設置されています。写真はドラム式洗濯機のパワー基板です。

洗濯機全体の動作をつかどっているのが制御基板です。縦型洗濯機では本体上部前面に基板があります。ドラム式洗濯機には2つの基板があり、本体上部前面には表示基板が、本体前面下部にはパワー基板があります。表示基板が各種洗濯モードなどの操作指令を出し、パワー基板はそれを洗濯機の各パーツに伝える、車にたとえれば表示基板が運転手、パワー基板がエンジンの役割を果たしているといえるでしょう。

これまで見てきたように、基板の故障を最初から疑う必要はありません。ほかの部分の故障を検証する過程で、基板の故障も浮き彫りになるためです。ただし、本体の電源プラグがきちんとコンセントに差しこまれているにもかかわらず電源が入らない場合は、制御基板の故障を考えてください。またドラム式洗濯機の場合は基板が2つあるため、どちらが一方は正常に動いているのに全体として機能しないこともあります。電源は入るのに操作ができない場合は。表示基板に異常が発生している可能性があります。故障がパワー基板に起こっているときは電源が入りません。そのため電源コードに問題なく、停電や漏電も起こっていない時にスイッチを押しても反応しない・電源が入らない時は基盤故障の可能性があります。

いずれの基板も、故障の際は交換対応になります。基盤故障の場合は修理だけで済むレベルを超えていると考えて良いでしょう。

洗濯機修理を依頼する

工具 イメージ画像

洗濯機の修理を依頼する選択肢として

  • メーカー
  • 購入した家電量販店
  • 修理業者

の3つが挙げられます。

1つ目のメーカーは、お使いの洗濯機のメーカーに修理依頼をする方法です。

この場合は、メーカーの保証期間に注意です。

洗濯機のメーカー保証は、どのメーカーであっても概ね購入から1年となっています。
この1年の間は、メーカーから無料で保証を受けることができます。

しかし、1年以上保証期間を延ばす場合は、その期間に応じた保証を別途付けなければなりません。

また、メーカーの洗濯機修理などに必要な部品を保有しておく期間も決まっており、発売から7年程度となっています。

それ以上の期間が経過すると、メーカーでも修理に必要な部品を用意することが困難となり、修理不可となってしまうので、こういった場合は買い替えとなってしまいます。

2つ目の購入した家電量販店についてですが、この場合もメーカーと同じく長期保証といった形で保証サービスを行っています。

先程のメーカー保証の場合は、保証期間が1年と短かったのに対して、家電量販店の保証は大手量販店(ヤマダ電機、ケーズデンキなど)では、加入料無料、洗濯機本体の代金が30,000円以上の場合はメーカー保証込みで3年、洗濯機本体の代金が50,000円以上の場合はメーカー保証込みで5年などの長期保証を行っています。

3つ目の修理業者の場合、修理代金は全額自己負担という形になってしまいますが、即日で対応をしてくれるところが多く、メーカーなどの保証が切れてしまったが、どうしても修理して使い続けたいという方にはおすすめです。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

洗濯機修理費用の相場

洗濯機の修理にかかる費用の相場は、故障状態や故障箇所にもよります。

故障箇所が内部基板や駆動部といった機械的な部品の場合、費用相場は 10,000円から30,000円となります。

また、故障箇所が排水ホースや給・排水弁といった部品の場合、費用相場は 5,000円から18,000円となります。

上記の修理代は、あくまでも目安です。

ここで注意すべき点が、修理業者などに依頼した場合、上記のような修理費用にプラスで、出張費用や技術料といった料金が加算されることです。

修理か買い替えかを悩んだら

本とはてな イメージ画像

ここまで、洗濯機の修理についてご紹介しました。

ですが、中には「修理するより買い替えたほうがいいのではないか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

ここからは、洗濯機が故障してしまった際に修理をした方がいいのか、買い替えた方がいいのか悩んだ時に判断するポイントを2つほどご紹介します。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

メーカーの部品保有期間

先程もご紹介した通り、メーカーの修理に必要な部品保有期間は、 7年ほどです。

メーカーの洗濯機修理の作業はほとんどが部品交換による修理なので、この期間を過ぎてしまっている場合は部品の用意ができず、修理不可となってしまいます。

こうした場合は、買い替えが必須だと言えるでしょう。
しかし、生産当初から故障の問い合わせが相次いでいるなど、特殊なケースではこの期間を過ぎてもメーカーが部品を保管している場合もあります。

まずは、故障状況やエラーコードなどを確認して、メーカーの相談窓口に問い合わせてみるのがいいかもしれません。

洗濯機の寿命

修理か買い替えかで1番考慮するべき点が、洗濯機の寿命についてです。

洗濯機の寿命は一般的に、 6年から8年と言われています。

もちろん、洗濯機を使用する頻度など、使い方によってはこれより短くなったり、長くなることもあります。

修理か、買い替えかで判断に困った場合は、使い始めて何年経過しているかなども、考慮するようにしましょう。

長くつかうためには日常的な手入れが大切

洗濯機を長くつかうためには日常的な手入れが大切

上記以外にも、様々な故障があります。

漏水はその1つです。ホースのパッキンが裂けて水漏れが生じることがあります。洗濯と脱水を切り替えるクラッチが摩耗し、制御ができなくなることもあります。ドラム式洗濯機の場合、適量を超える洗剤や柔軟剤を使用したときに反応する泡センサーの誤作動や、乾燥機能のためのチューブにほこりが詰まる現象も見られます。いずれも自分で確認することはできますが、すべてに自分で対応することは骨が折れます。

電化製品は消耗品です。使用した分だけ劣化するうえ、故障のリスクは高まります。洗濯機の平均耐用年数は8年です。しかしメーカーが定めている洗濯機の部品保有期間は6年です。6年を過ぎると部林の製造が終了することもあります。補修の関係から10年ほど部品の在庫を抱えているメーカーもありますが、すべての洗濯機が該当するとはかぎりません。

そのため、購入から8年を過ぎた製品は、買い換えも視野に入れましょう。しかし、洗濯機は安い買い物ではありません。購入した洗濯機をできるだけ長く使用できる工夫が必要になります。そのためには日常的なお手入れが重要です。

マニュアルには洗濯機のお手入れ方法についても記されています。洗濯槽の糸くずフィルターを毎回掃除する、排水溝をこまめに掃除するなど普段から気を付けるべき点について記載があります。忙しい日々のなかで、そうした細かい作業はわずらわしさを感じるかもしれません。しかし、購入後数年で頻繁に故障を繰りかえし、そのたびに修理費用を支払うことを考えると多少の手間を取りたいところです。

日々丁寧にお手入れしていたにも関わらず、突然故障することもあります。そんなときは、上記手順にしたがい、できることを試してください。すぐに修理ができない場合でも、原因を特定できれば、専門家に修理を依頼する際スムーズに話が通じます。また、調査料などの出費を抑えることも可能です。

洗濯機の修理はDENKI110へ!

DENKI110では、洗濯機の故障修理を行っております。

また、弊社では洗濯機主要メーカーのさまざまな機種の修理に対応しております。

下記のボタンからお電話、またはメールでのご相談、ご予約ができます。

主要メーカーの洗濯機修理窓口

洗濯機主要製造メーカーの洗濯機修理窓口 (電話・公式ホームページ) を紹介します。
※2020年11月18日現在の情報です

日立の洗濯機修理問い合わせ窓口

0120-3121-68(フリーダイヤル) / 0570-0031-68(有料)
月曜~土曜 午前9時~午後7時
日曜・祝日 午前9時~午後5時30分
日立の家電修理相談/受付窓口

東芝の洗濯機修理問い合わせ窓口

0120-1048-76(フリーダイヤル) / 0570-0570-33(有料)
月曜~土曜 午前9時~午後6時
日曜・祝日 午前9時~午後5時
東芝の洗濯機・衣類乾燥機お客様サポートはこちら

パナソニックの洗濯機修理問い合わせ窓口

0120-878-554(フリーダイヤル) / 03-6633-6700(有料)
月曜~土曜 午前9時~午後7時
日曜・祝日 午前9時~午後5時30分
パナソニック修理ご相談窓口はこちら

シャープの洗濯機修理問い合わせ窓口

0120-02-4649(フリーダイヤル) / 0570-550-447(有料)
月曜~土曜 午前9時~午後8時
日曜・祝日 午前9時~午後5時
※年末年始を除く
シャープ修理相談窓口はこちら

暮らしの初めて物語:洗濯機の初めて

世界初の電気洗濯機は、今から約100年前、1908(明治41)年にアメリカのアルバ・ジョン・フィッシャー(Alva John Fisher)により発明されました。これは、円筒型の槽の回転によって汚れを落とす方式で、シカゴのハレー・マシン社が“Thor(ソアー)”ブランドで販売したのが最初です。

洗濯機の歴史

芝浦製作所(現東芝)の国産初の電気洗濯機ソーラーA型
芝浦製作所(現東芝)の国産初の電気洗濯機ソーラーA型。川崎市にある東芝未来科学館に展示されており、現物を見ることができます。しかも現在も動くそう

日本では、1922(大正11)年に三井物産がアメリカからこのThorを輸入し、販売したのがはじまりです。1927(昭和2)年からは芝浦製作所(現東芝)が輸入・販売を手掛けていました。この流れを受け、芝浦製作所が国産初の撹拌式電気洗濯機として製作を開始したのが「ソーラー」です。

昭和5年に芝浦製作所が、アメリカの技術を導入して製造販売した洗濯機がソーラーA型です。これが国産第一号の洗濯機となりました。昭和初期といえば、洗濯物をたらいと洗濯板の時代。家事の負担を大幅に減らす画期的な家電でした。ただソーラーA型は、当時の値段で約370円。その頃の銀行員の初任給が約70円くらいでしたから、庶民にとって電気洗濯機は高嶺の花でした。

1856年にアメリカで洗濯機の商用化がなされ、1918年にアメリカのケルビネーター社が世界で初めて電気洗濯機を製造販売しました。1923年には三井物産がアメリカのGE社から日本に初輸入。これが日本で最初の電気洗濯機となりました。

国産第一号の電気洗濯機は芝浦製作所(現東芝)が1930年に制作した「SS-1200」であり、GE社の製品を研究して開発されました。この洗濯機は容積125L、重量157kgと金庫を思わせる大きさで、密閉型首ふりシリンダー圧縮機と凝縮器および制御装置がキャビネットの上に露出したモニタートップ型が特徴です。

その後、昭和20年代後半から30年代にかけて節水型の渦巻き式が主流となり、冷蔵庫、白黒テレビと並んで三種の神器としてもてはやされました。洗濯をしながらほかの家事が出来るということで、徐々に一般家庭に普及していきます。

初期の脱水は手回しのゴムローラーが主流で、決して楽な作業ではありませんでした。一枚ずつやるため当然時間もかかります。昭和41年に脱水槽が付いた二槽式洗濯機の銀河が東芝から発売され、大変な脱水作業もなくなりました。主婦の作業がさらに軽減されたことは言うまでもありません。

その後節水タイプや洗濯と脱水が同時にできるタイプなどさらに進化をとげます。女性の社会進出とも相まって家事は手早くすませ、自分の時間にゆとりを持ちたい、という考えが広まっていきました。

昭和38年の日立の洗濯機の広告
昭和38年の日立の洗濯機の広告。この当時は脱水機はまだなく、ハンドルをキコキコ回して絞っていたんですね。時代を感じます

洗濯機の現在

PANASONIC NA-VX9900L-Nは最新の温水洗浄ななめドラム洗濯乾燥機
PANASONIC NA-VX9900L-Nは最新の温水洗浄ななめドラム洗濯乾燥機。スマートフォンで外出先からも遠隔操作可能な「スマホで洗濯」の操作コースなどを含む14コース(洗濯のみの場合)が使用可能

当時の洗濯機は音がけっこううるさかったようで、早朝や深夜に洗濯をしたい(隣近所に迷惑にならないように)という要望が高まり、静音タイプが生まれ、さらには全自動洗濯機、洗濯乾燥機へと発展を続けてきました。

白物家電は安価な中国や韓国メーカーなどに苦戦し、国産メーカーが買収されたりもしていますが、モノづくり大国として今後も便利で楽しい家電を作り続けてほしいところです。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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