後悔する?エアコンコンセントの位置と延長コードの使い方

エアコン

エアコンコンセントの位置でお困りではありませんか?

  • エアコンに延長コードは問題ないか
  • エアコンコンセントはどの位置が良いのか

コンセントが届かないから延長コードを使いたい。高さに合った目立たない位置にコンセントが欲しい。こちらの2点に関して当記事では解説していきます。

弊社はエアコンの修理・交換を自社のサービスとして提供しております。そのため、空調設備や電気工事に関して豊富な知識と技術を持ち合わせた作業員が多数在籍しているうえに創業10年という実績もございます。作業時間・料金・その他不明な事があればお気軽にお問い合わせください。
専門知識を持つオペレーターが即座に些細な事から電話での無料相談を承ります。

目次

エアコンコンセントは延長コードで問題ないか

エアコンを動かすためには電源が必要ですよね。そこで仮にですが、エアコン用のコンセントが届かないとしたら皆さんはどうしますか。

ひょっとすると 「コンセントが届かないなら、延長コードで電源をひっぱる」とお考えではありませんか。

結論から申し上げますと、エアコンのコンセントに 延長コードの使用は危険を伴いますので推奨しません。必ず専用のコンセントを使用してください。

では、電源コードがコンセントに届かない場合どうしたらよいのでしょうか?

なぜ延長コードの使用に問題があるのかと合わせてご紹介していきます。

エアコンには延長コードが使用できない理由

エアコンに延長コードの使用は法律で禁止されていない

上記でエアコンの使用で必ず専用コンセントを使用するように記載しましたが、厳密には エアコンに延長コードを使うことが法律で禁止されているわけではありません。そのため、使用していても問題はありませんが危険なことには変わりない為、使用は控えましょう。

エアコン専用のコンセントが必要だから

エアコンに延長コードが使用できない理由はエアコンに専用コンセントが必要だからです。

エアコンに専用コンセントが必要な理由は主に許容電流を抑えてブレーカーが落ちたり出火したりするのを防ぐためや製造メーカーが推奨していないためなどの理由があげられます。

下記で詳細に解説していきますが、エアコンはほかの家電とは別にエアコン専用のコンセントが必要です。

エアコン専用のコンセントはなぜ必要か

許容最大電力を超えるため

エアコンを使用するためには大きな電力が必要となり、通常のコンセントでは電力が足りなくなるためです。

コンセントには一度に流せる電力に上限があります。通常のコンセントでの電力の許容量は1,500Wとされています。

電流、電圧、電力の方程式は、

電流(A/アンペア)×電圧(V/ボルト)=電力(W/ワット)


で表されます。

家庭における使用電圧は15Aまでで使える電圧は100V。計算式は15A×100Vとなり、1,500Wという数値が導き出されます。

ブレーカーが落ちる原因にもなるため

エアコンは起動時が一番電力を消費するタイミングで、1,000W以上の電力を消費するといわれています。エアコンの種類によっては1,500Wを超えるものもあり、通常のコンセントで使える電力の上限を超えてしまうので専用のコンセントが必要なのです。

そのため通常のコンセントでエアコンを使用した場合、ブレーカーが落ちたり、コンセントの周辺が熱くなり発煙や発火が起きて火災の原因となる危険性もあります。

また、差込口が複数あるコンセントにほかの家電製品と同時に差し込んで使用した場合、非常に多くの電流が流れることになります。結果、ほかの家電製品の故障原因になる可能性もあります。

専用のコンセントがない部屋にエアコンを設置できないため

エアコン専用のコンセントがない部屋にエアコンを設置する場合、電気工事士の資格を持つ取り付け業者が新たに専用コンセントの電気工事をしないとエアコン設置はできません。

その場合、専用回路の増設が必要となるため、ブレーカーから独立した回線を引っ張ってくる専用回路工事をおこなうことになります。また、専用コンセントと設置するエアコンと電圧などが異なる場合には、形状の合うコンセントに変更や電圧を変更する工事が必要になります。

コンセントの形状や電圧を変更する場合は2,000円~3,000円程度です。しかし独立したコンセントを増設する工事は15,000円ほどの費用が発生します。さらに、ブレーカーが増設できない場合などは新設する必要があります。そのため、電力会社に申請してから工事をおこなわなければならず、費用も4万円以上かかるようになります。

メーカーも非推奨

日立ダイキンなどのメーカーからも延長コードの使用は控えるように言われています。エアコンメーカーの取扱説明書などにも、延長コードの使用は「絶対にしないでください」と注意書きがあるほどですから、「エアコン専用のものだから」「市販されているものだから」と過信せず、安全性の高い専用コンセントに接続するようにしてください。また、メーカー非推奨の物を使用していると保証が効かなくなる場合もありますので注意しましょう。

専用コンセントがなく、増設工事なしで業者にエアコンの設置を依頼しても断られます。しかし、業者ではなく自分で通常のコンセントに接続しエアコン設置しようと考えているのならばやめましょう。事故や火災が起こる原因となります。

エアコン専用のコンセントが遠い場合の対処法

エアコン専用のコンセントが遠い場合の対処法

エアコン専用コンセントが設置したい場所からは離れている場合でも、希望の場所への設置をあきらめる必要はありません。まずはコンセントの移設工事を検討してみてください。

延長工事で移設可能

※上記イラストは5000円を保証するものではありません。また、移設したい場所に必要な電線の距離で値段が大きく前後します。費用やお見積りに関心がある方はまずは弊社にご気軽に相談ください。電気修理の知識が豊富な業者がお答えします。

すでにエアコン専用コンセントがある場合、その近くにエアコンを設置するのが一番簡単です。しかし部屋の使い方や家具の置き場所次第で、その位置に設置するとエアコンが使いづらい場合もあります。効率的に部屋を冷やしたり暖めたりするためにも、使いやすい場所に設置したほうがいいでしょう。

希望の位置にエアコンを設置すると専用コンセントにコードが届かない場合、新たにコンセントを増設する必要はありません。その場合は、コンセントを延長させて移設する工事ができます。エアコン設置に伴う基本的な標準取り付け工事は、配管パイプを通したり室外機を設置したり、既存のアース線へ接続するなどの作業が含まれています。しかし、専用コンセントの移設や延長を依頼する場合は有料のオプションとなります。

しかし、有料オプションは5,000円程度ですので、それほど大きな出費にはならないでしょう。有料オプションで希望の位置にエアコンを設置できるのなら、迷わず移設を依頼するべきです。ただ、延長する距離や配線経路、建物の構造などによっては追加費用が発生したり、移設ができない可能性もあります。事前に相談して設置する位置を決めてください

延長コードの使用は厳禁

上記でご紹介した専用コンセントの移設工事は、エアコン購入に伴う標準取り付け工事のオプションとしての料金です。そのため、コンセント移設のみを依頼する場合は金額が変わります。手間や工事費用を軽くしたい場合でも、市販の延長コードなどでつなぐ方法はやめましょう。その理由を以下の項目より解説していきます。

延長コードを使用した場合の危険性

エアコンは他の家電と比べても消費電力が高い家電です。
エアコンを一般的な延長コードで使用してすると、延長コードの定格電流を超える可能性があります。最悪の場合、延長コードがエアコンの電流に耐えられずコンセント周辺から発火する恐れがありますので、使用は控えるようにしましょう。また、発火のみだけではなく、エアコン本体にも異常が出る恐れもあります。

エアコン専用の延長コード

上記の説明の通り、エアコンに通常の延長コードは使用できません。どうしても延長コードを使いたい場合、エアコン専用の延長コードを使用しましょう。ホームセンターなどに1,000円程度で販売されています。専用の延長コードならば、電圧も適応しているため、単独使用してエアコン専用のコンセントから電源を取れば問題はないと思われるかもしれません。

しかし、一般的な延長コードよりも丈夫で安全そうに見えても、長期間使用しているとどうしてもコードに負担がかかり、エアコンの使用に必要な電流に耐え切れずに熱をもって発火してしまう危険性が伴います。短期間や緊急時などの使用なら問題ないかもしれませんが、何時間も稼働させるエアコンに常用するのはやめましょう。

エアコンを設置の際はコンセントの位置にも注意

新しくエアコンを購入、もしくは引っ越しの際に前の家から持参したエアコンを設置する場合です。エアコン工事済みで配管やコンセントが通っている部屋という条件なら、迷うことなく同じ場所に設置しますよね。

しかし、家具の配置や使用状況次第で、別の場所に設置したいと考えることもあるでしょう。その場合、エアコンの電源を取るためのコンセントの位置にも注意しないといけません。

エアコンコンセントの位置(下、左右、天井付け)どこが良いか

エアコン用コンセントの設置する位置に関して室内であれば法律ではそこまでの取り決めはないとされています。

したがって、エアコンの専用コンセントの位置に特別な取り決めはありませんがエアコンの近くに設置されている事が一般的です。これはエアコンのコードが届く位置であることや遠目から見てコンパクトに見えるためです。

また、エアコン用コンセントの位置によってはエアコンのコードが目立たない位置に設置できてよりエアコンをコンパクトに見せることが可能です。そこで、以下でコンセントの位置の比較とメリット・デメリットについて解説していきます。

エアコン専用コンセントの位置

エアコンの左右

左右にコンセントがある場合はエアコンをメンテナンスする際に適していると言えます。実際左右にコンセントがあると簡単に抜き差しすることができます。

また、電源コードから抜き差しをするときに前面パネルやルーバーのお手入れなどで上下のコードやコンセントに干渉しにくいのでメンテナンスしやすいと言えます。しかし、エアコンの横にコンセントがあるとコードがねじれて見えたり埃や塵が貯まったりして不格好に見えることがあります。

エアコンの下

エアコンの下側にコンセントがあるとコンセントの抜き差しは容易に行うことが可能です。しかし、正面から見たときに電源コードやコンセントが目立って見えたりルーバーやフィルターの着脱する際に埃や塵の落下や水漏れしたりしたときにコードやコンセントに気を配る必要があります。

エアコンの上、天井

エアコンの上側や天井にコンセントがあるとエアコンを正面から見たときにコードやコンセントが目立たずに隠れて見えますね。一方でエアコンをメンテナンスする際には適していないと言えます。実際上にコンセントがあると位置が高くなり抜き差しが難しくなるためです。

さらにエアコンの上にコンセントがあると前面パネルを開くときにコードやコンセントにも気をつけましょう。天井付けの場合は配線工事が難しくなり普通のエアコン用コンセントよりも修理にかかる費用が高くなることがあります。

エアコン専用コンセントの位置とメリット・デメリット

エアコン用コンセントの位置の要点をまとめると下記のようになります。

左右、下付け 上、天井付け
イメージ
メリット コンセントの抜き差しやメンテナンスがしやすい 見た目がコンパクトに見えて埃や塵がたまりにくい
デメリット コードのねじれ、埃が貯まって不格好に見えることがある コンセントの抜き差しやメンテナンスが難しい

上のように、エアコンのコンセントを目立たない位置に隠したいという場合は上、天井付けがおすすめ。一方でエアコンのお手入れを楽に行いたいなどという場合は左右、下付けがおすすめです。

エアコンのコンセントに関する注意

エアコンの専用コンセントに関する注意

これまで、エアコンの専用コンセントに関する安全性や注意点について書き連ねてきましたが、さらに注意しておきたいことを追加させていただきます。

窓用エアコンにも専用コンセントを用意する

設置工事が必要なく、自分で取り付けて使うことができる窓用エアコン。自分で取り付けることができて取り付け位置も壁掛けのエアコンより低いため、コンセントも通常のものが使用できそうに考える方も多いでしょう。しかし、電圧や電流のことを鑑み専用コンセントに接続して安全性を確保する必要があります

通常のコンセントでも窓用エアコンを使うことはできます。しかし、差込口が複数あるとほかの家電と一緒に使ってしまい、ブレーカーが落ちる可能性があります。メーカーによっては、エアコン専用にすれば通常のコンセントに接続して使用可と記載されている場合もありますが、ブレーカーが落ちないように常に使用電力に配慮する必要はあります。

窓用エアコンは、エアコンがない賃貸アパートなどに転居した際に設置することが多いでしょう。しかし、万が一火災などが発生したら、ほかの入居者や大家さんにも迷惑をかけることになります。安全性については万全を期すようにしてください。

コンセントの工事や増設を考えているのであれば、資格を持った専門業者にお願いしましょう。コンセントの工事や増設での詳細はこちらでご確認ください。コンセント工事でお悩みなら『DENKI110』にぜひお問い合わせください。

延長コードの使用は自己責任

エアコンのコンセントは、ふつうに市販されているものですし、上記の解説の通り法律で使用を禁じられているわけでもありません。実際のところ、エアコン専用の延長コードを問題なく使用している人がたくさんいるのも事実です。しかし、その反面、延長コードからの火災が発生しているのも見過ごせません。

「延長コードの使用は自己責任で」とはいいますが、火災の場合は自分だけでなく家族や近所の人まで巻き込んでしまいます。自己責任論だけでは片づけられない問題です。業者がエアコン設置の際に延長コードの使用を断るのは、延長コードの過熱発火によって火災や事故が発生する可能性を想定しているためです。

自分で延長コードを購入して接続し、その結果火災などが引き起こされた場合、全ての責任はご自分にあります。エアコンを購入した家電量販店やエアコン設置業者には何の非もありません。自分が被る責任には、事故が起きた際の損害も全て含まれます。火災発生時の損害額は、エアコン専用回路工事の費用とは比べ物にならないでしょう。

賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に相談してから

エアコンのついていない賃貸物件に入居した場合、事前にエアコンを設置の可否を確認しますよね。その際、エアコン専用コンセントがない場合は、増設工事の可否も確認する必要があります。専用コンセントのある場所とは別の場所にエアコンを設置するため、コンセントの延長工事を行う場合も同様です。

契約時の取り決め次第ですが、入居者の意思でエアコンを新設する場合、設置に伴う工事費などは入居が負担します。退去時は管理会社や大家さんが認めれば原状回復の必要なく退去することも可能です。自分で購入したエアコンは、退去する際に取り外して持っていくこともできますし、許可をもらえれば置いていくこともできます。

エアコンの取り外し方はこちらも併せてご参照ください。

専用コンセントがなく、ブレーカーから増設する工事の場合、許可が下りない場合もあります。負担する工事費も割高です。入居時の自己負担でエアコンを設置するのなら、最初からエアコンのある部屋を選ぶ方が負担は少ないでしょう。また、「エアコンを設置してくれたら入居する」などの交渉を持ち掛けるのもひとつの手段です。

いずれの場合も、専用コンセントの増設や移設の工事を勝手におこなうことはできません。火災リスクを考えると、延長コードなどの使用もできません。

エアコンを取り付けるのにコンセントが必要でお困りなら『DENKI110』に一度お気軽にご相談下さい。コンセントだけでなく、エアコンの取付工事内容が知りたい場合はこちらから料金内容を含めてご確認ください。弊社では、専用コンセントの取り付けからエアコンの取り付けまで行っておりますので一石二鳥です。資格を持った作業員が実際に対応致しますのでぜひお問い合わせ下さい。

まとめ~エアコンの専用コンセントは必ず必要!

エアコンの設置時に専用コンセントがない、もしくは遠くて届かない場合、増設工事や移設工事をおこなえば、専用コンセントでエアコンを使うことが可能になります。

工事には数千円から数万円程度の費用が発生しますが、この工事をせずに延長コードや通常のコンセントでエアコンを使用するのは大変危険です。多少の出費には目をつぶって、安全で快適にエアコンを使える環境を整えてからエアコンを使用しましょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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