笛吹市内で対応した電気修理の事例
笛吹市でのトラブル事例
コーキングが原因で水が漏れるエアコン
笛吹市御坂町井之上内の平屋の戸建てにお住まいのO様から、「家庭用エアコンから水が漏れる」とのことでご連絡をいただきました。雨が降ると特に症状が気になるとのことでしたので、雨水が侵入している可能性が高いなと考えつつ、現場にお伺いさせていただきました。
問題のエアコンは室内機がリビングにあり、室内機のすぐ横に配管用の穴が空いていました。どうやらこの穴が原因らしいということで、状態を確認させていただくことにしました。
配管カバーの取り付けはなく、粘土のような「パテ」と呼ばれる素材でふさがれていました。しかし、剥がれかけており、微妙に隙間が空いています。
室外側の配管穴も拝見しましたが、室内以上にボロボロで、剥がれかけている状態でした。パテは室内機と室外機の配管を通す際の壁の隙間を埋めるためのものです。これがないと、隙間から雨水が入ってきたり、虫が入ってきたりする恐れがあります。
お客様によると、エアコンを取り付けてから7、8年程経過しており、パテを交換したことはないとのことです。さらに、「ここ1、2年の間、夏に室内で虫を見かけることが多くなった」と仰っていました。
室内機や室外機には、他に水漏れの原因となりそうな異常は確認できませんでしたので、コーキングが原因の雨漏りと判断させていただきました。
雨漏りや虫の侵入を防ぐには、パテの他に壁に通したスリーブの隙間をコーキングで埋める必要があります。確認してみると、コーキングがやや甘いように思いました。室外側の配管穴には直射日光が当たるため、配管の保護も兼ねて配管カバーを付けることをご提案させていただきました。
お客様にご了承いただいたのち、室外側は配管穴の隙間をパテで埋めた後、配管カバーを取り付け、しっかりとコーキング作業させていただきました。室内側は古いパテを取り外し、新しいパテで隙間のないよう配管穴を埋めていきます。棒状にこねたパテを穴に沿って付け、指で押し込んでいくのが一般的です。
作業が完了すれば、水漏れや虫の侵入の心配はなくなるはずです。念のため、お客様には「万が一また水漏れが起きたらご連絡ください」とお伝えさせていただきました。
後日、大雨が降りましたが、お客様からは「特に問題はありません」とのご報告をいただいております。
スタッフの声
エアコンのパテは劣化により機能を失います!
エアコンや配管、ドレンホースなどにも寿命があるように、パテも年数によって劣化していきます。
「エアコンから水漏れしている」と思っても、実はエアコンの配管穴からの雨漏りである可能性があるのです。特に、雨の日になると水漏れするというようなケースでは、エアコン取り付け時の配管穴のコーキングが十分でないことが原因であることが多いです。
パテが劣化すると、穴を塞ぐ機能を失うばかりか、配管にダメージを与えてしまう恐れがあります。定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
パテはホームセンターなどで購入することもできますが、高所での作業を必要とすることもあります。また、水漏れの原因がコーキング以外にある可能性もゼロではありません。エアコンの水漏れが気になるときは、弊社のような専門業者に相談されるのが手っ取り早いでしょう。