下関市の
電気工事・照明・
換気扇・アンテナ・漏電・
コンセントに対応

下関市長府浜浦町にお住まいのU様から、「キッチンのコンセントから突然煙りが出てきた、どうしたらよいか分からない」とお困りのご相談をいただきました。
U様はコンセントに触れるのは危険とご判断し、応急処置としてブレーカーを落としたとのことです。電気が走った状態でコンセントに触れるのは感電の恐れがあります。このご判断は正しかったと思います。

U様に落ち着いてお待ちくださるよう伝え、早速現場に向かいました。

煙が出たというコンセントは、キッチンの壁に付いているプラグ受けに接続されている状態でした。使用されていたのは電気ポットです。まずは、ご状況を詳しくお伺いすることに。

お客様は「電気代のコストを落とすため、コンセントを差しっぱなしにするようなことはしていない」「コンセントを抜くときは、きちんと機器の電源をオフにしてからやっていた」と仰っていました。

確かに、電子機器の電源が入ったままコンセントの抜き差しを行うことは大変危険です。発煙の原因になることがあるでしょう。
今回の場合はそれ以外に原因があるということで、コンセントプラグとプラグ受けの調査を行うことにしました。

一旦、電気ポットのコンセントを抜き、プラグに異常がないか調べます。特に異常は見られませんでした。

次に、もう一度、コンセントを差しこんでみました。少しグラグラしているためコンセント穴を見てみたところ、わずかに隙間が空いている状態です。
そのため、差し込みが甘くなるどころか、隙間から埃や水蒸気、水滴などが入り放題。プラグ受けを見ますと、埃が溜まっているのが確認できました。

水分を含んだ埃は電気が流れ、発煙を起こす原因となります。本来であれば、プラグ受けの掃除で対応させていただくのですが、プラグ受けが経年劣化していたため、掃除を行っても同じ現象が起きてしまう可能性が高いと判断しました。そこで、今回は新しいものと交換させていただくことにしました。

コンセントのカバーを外し、コンセント本体を取り外します。壁からコンセントを取り外した後は、電線を外す作業です。
古いコンセントは撤去し、新しいコンセントの取り付けを行います。カバーを外し、コンセントに電線を差し込み、壁の中におさめ、ネジを締めます。最後にカバーを取り付ければ作業完了です。

その後、通電確認のため、テスターで電圧測定を行いました。作業完了後、念のため電気ポットを使用していただくと、もう煙が発生するようなことはありませんでした。