志木市の
電気工事・照明・
換気扇・アンテナ・漏電・
コンセントに対応

志木市中宗岡にお住まいのA様から、「家庭用エアコンがガス漏れしているようなので修理してほしい」「ホースが長すぎるので、可能であれば短くしてほしい」とのご依頼をいただきました。夏の暑い時期、エアコンに不具合が生じると大変です。急いで現場にお伺いさせていただきました。

問題のエアコンを拝見したところ、シャープ製のAYD28SDWが取り付けられていました。比較的新しいモデルになるため、寿命にはまだ早いかな、といった印象です。A様が仰るように、何らかの原因でガス漏れしている可能性が高いと考えました。

詳しくお話を伺ったところ、お知り合いの方にいただいたエアコンを、その方に紹介された業者に取り付けてもらったとのこと。
しかし、エアコンをつけても、風は出るものの冷風が出ないという症状が起きたため「変な接続をしてしまっているかもしれない」と思い、弊社にご連絡をくださったそうです。

ひょっとしたらエアコン取り付け時に施工ミスがあるかもしれないと思い、調査させていただくことにしました。

電源を入れ冷房運転にしてみると、やはり冷風は出ませんでした。室内機を確認すると、フィルターはきちんと手入れがされており、目立った汚れや埃は見られませんでした。

室外機の調査に移り、ガス漏れの有無を確認することに。冷房運転を15分ほど行ったのち、パイプに霜がみられました。この症状がみられると、ガス漏れを起こしている可能性が高いです。また、室外機の低圧バルブ・高圧バルブともに開いている状態にしましたが、ガスが吹き出さなかったため、ガスチャージする必要があると判断しました。

注入するガスには種類があるため、エアコンに合ったガスを調べる必要があります。幸い、記載シールが貼られていたためすぐに確認できました。

真空引きを行い、エアコン本体と室外機、銅配管内部のすべてを真空状態にします。その後、ガスチャージを行いました。再度ガス漏れを起こさないよう、フレアの再加工もさせていただきました。

また、A様が長すぎると仰っていたドレンホース(室内機から排水を行うホース)の交換を行いました。
ドレンホースは、長すぎるとゴミや埃が詰まりやすくなり、冷房効率を下げる可能性があります。そのため、適切な長さであることが理想的なのです。

ドレンホースの横引きとは、ドレンホースの勾配が取れてないことを言います。ドレンホースはエアコンに溜まる水を外に流す役割を果たしますが、構造上ドレンホースを通して上から下へと水が流れる仕組みです。このドレンホースを上から下ではなく、部分的に横に伸ばしすぎると、中だるみが生じ勾配が取れなくなってしまい、ドレンホース内の水が外に排水できず、エアコン内部へと逆流することで水漏れが生じてしまいます。
今回は長すぎたドレンホース内に溜まっているであろうゴミや埃などの汚れも考慮し、適切な長さに調整した新品へと交換をさせていただきました。