アンテナに発生することがある異常にはどんなものがある?
昨今ではテレビを見るのにアンテナを使用しておらず、インターネットを経由してみている、というような人もいらっしゃるかと思いますが、まだまだテレビを見るために主要な受信手段として使用されているのはアンテナです。地上波放送にせよ、衛星放送にせよ、電波を介して放送が行われているため、それを受信することができるアンテナが必要となります。そしてこのアンテナは設置位置や設置角度などが正確でなければ十分な受信を行う事ができないこともある、比較的デリケートな装置でもあります。
それでは、このようなアンテナに異常が発生してしまうという場合には、どのようなケースがあるのでしょうか。アンテナに発生しうるトラブルについてはいくつかの数があり、それによってどのような対応を取るのかにも違いがあります。まず多く見られるのが、アンテナが強風や台風などの影響によってズレてしまっているというものです。テレビの受信のために使用されているアンテナは指向性アンテナと呼ばれるもので、これは特定の方向からの電波を効率よく受信することに長けているものです。その反面でその方向以外の電波は受信することができない性質を持っているため、もし風などによって方向がずれてしまっていると、電波は届いているのに受信することができずにテレビが映らない、という状態になってしまうことがあります。
また、倒れてしまっているというような状態になっているケースもあります。このような場合についてはテレビアンテナが故障しているかどうかによって対応内容が変化します。故障していない場合については立て直して再設置することで対応できますが、壊れている場合には新しいアンテナへの交換が必要となるためです。