岡山市冷えないエアコン!原因や対応・修理の方法をご紹介
岡山市でエアコンが効かない・冷えない
家庭用エアコンのガスチャージ
岡山県岡山市のH様
エアコンの冷房が効かない
岡山県岡山市北区辰巳にお住まいのH様から、「家庭用のエアコンなのですが、冷房が効かなくて困っています」とのご相談がありました。早速ご自宅にお伺いし、エアコンの状態を確認させていただきました。冷房でエアコンのスイッチを入れましたが、出てくる風は冷たくありませんでした。冷房が効かない場合、エアコン本体にホコリが詰まっていたり、室外機の汚れや室外機周りに物を置いているといった原因が考えられます。しかし、確認してもそのようなことはありませんでした。また、ガス漏れしている場合も冷房が効かなくなります。症状として、室内機内部に霜や氷がつくというものがあります。しかし、この症状は古いタイプのエアコンに起こり、現在使われているようなエアコンでは起こりません。もう一つの症状として、室外機の配管に白い霜が付きます。H様宅のエアコンは古くタイプではありませんでしたので、室外機を確認したところ、配管に白い霜が付いていました。冷房が効かない原因はガス漏れでした。
エアコンにはガスが使われています。これは冷媒ガスやフロンガスと呼ばれるものです。単に冷媒と呼ばれることもあります。この冷媒が室内機(エアコン本体)と室外機をつなぐパイプ内を移動していくことで、室内では熱を奪って部屋を冷やしたり、奪った熱を室外機で排出したりしています。すなわち、ガス漏れを起こしていると、この冷媒の循環がなくなるので、熱の移動が起こらず、エアコンを使用しても冷えない原因となります。対策としては、冷媒ガスを充填すれば良いのですが、なぜ漏れたのかという原因を突き止めなくては、またガス漏れを起こしてしまいます。
ガス漏れの症状は確認できたので、どこからガス漏れが起こっているかを調べました。ガス漏れの確認には冷媒ガス検知器というものを使用します。ネットで数千円で購入できますので、お客様ご自身でチェックされる場合にも使いやすいものです。ガスの配管カバーに小さな穴を開け、検知器を挿入するだけでガス漏れがあるかどうかを確認できます。
ガス漏れ箇所は接続部のようでした。接続部からのガス漏れは良くある原因のひとつです。ガス配管の接続をする場合、銅管を接続するのですが、この銅管にフレア加工というものを施します。そしてこのフレア加工された銅管をフレアナットで締め付けて圧着させます。このように接続することで、基本的に冷媒ガスが漏れないようにしています。しかし、取り付け工事や引っ越しなどによる移設、エアコンの分解洗浄などで接続不良を起こしてしまうことがあります。この状態のまま冷媒ガスを充填したとしても、再び接続部からガス漏れを起こしてしまいます。ですので、工事内容としては、接続部の修理とガスチャージとなります。
接続部からのガス漏れの原因はフレアナットのひび割れでした。フレアナットを強く締めすぎるとこのようなことが起こってしまいます。「工事の時にわからないものなんですか?」とH様からご質問がありましたが、時間経過とともに割れていくので、工事中はわからないことが多いです。
接続部のフレアナットを交換し、再度圧着接続しました。これでガス漏れを起こす原因は解消できましたので、冷媒ガスの補充を行っていきます。まず、ガス補充のための準備をしていきます。補充するための冷媒ガスを準備するのはもちろんなのですが、一度残っている冷媒ガスを抜く必要があります。ガス漏れを起こしていたことで、内部に空気や水が入っている可能性があるからです。空気や水が混ざってしまうとエアコンは正常に作動しません。この作業を行う時は真空ポンプを使用して、エアコンの室内機、室外機、配管内を真空にして乾燥させます。次に、ガスチャージの準備をしていきます。室外機側にチャージホースをつなぎます。そして冷媒ガスボンベにゲージマニホールドという道具を取り付け、チャージホースもゲージマニホールドに接続します。このゲージマニホールドで入れている冷媒ガスの状態を確認することができます。ガスチャージが完了し、エアコンから冷風が出るようになり、工事完了となりました。
エアコンのガスチャージはお客様ご自身でも行っていただくことはできます。しかし、チャージホースやゲージマニホールドなど、専門的な道具が必要になりますし、冷媒ガスを抜く、真空引きにポンプなどが必要になります。それらをそろえる手間と、作業の難しさを考えると、専門業者に頼んでいただくことが一番良いかと思います。同じような理由で、エアコンの取り外しなどもエアコン本体の破裂や室外機の破損などの事故につながる可能性がありますので、専門業者への依頼をお勧めします。
私たちは皆さまの快適な暮らしを守るために、日々働いております。ささいなことでもかまいませんので、ご相談ください。迅速・丁寧に対応いたします。
冷えないエアコンをどうにかしたい!
冷媒ガスをDIY補充する方法
まずは冷媒ガスの種類を確認
エアコンの効きが悪いなぁ、冷えないなぁと感じた経験はないでしょうか?この場合、エアコンに使用されている冷媒ガスというものが切れてしまっていることがあります。この冷媒ガスがないと、エアコンは冷たい空気を出してくれません。そのため、冷媒ガスの補充というものが必要になります。作業には専門的な道具も必要になるため、本来であれば専門業者に依頼をしていただきたいと思いますが、ご自分でガスチャージをしたいという方のために、冷媒ガスをDIY補充する方法をご紹介します。
まずは、冷媒にどのようなガスが使用されているかを確認する必要があります。一口に冷媒ガスと言っても様々な種類があります。それを示しているのが冷媒番号です。
冷媒ガスの種類を知っておきましょう
冷媒にはフロンガスが使用されていることが多いのですが、R11などは特定フロンと言い、塩素を含んでおり、大気に放出されるとオゾン層を破壊する可能性が高い化合物です。R22などは代替フロンと呼ばれ、塩素の他に水素を含んでいるので、オゾン層を破壊する危険性が少なくなっています。上記の画像に記載されているR32は新冷媒と呼ばれるもので、塩素を全く含んでいないので、オゾン層を破壊しません。この冷媒番号を確認してから冷媒ガスを購入してください。
真空引きとガスチャージ
ガスチャージをする前に、エアコン本体や室外機、配管内部を真空にする必要があります。そのためには真空ポンプを使用して、真空引きという作業を行います。その後、ガスチャージを行います。まずは室外機のカバーをプラスドライバーなどを使用して外します。次に、サービスポートのナットカバーをモンキーレンチを使用して外します。室外機のガス管にチャージホースをとりつけ、チャージホースとゲージマニホールド、冷媒ガスボンベをつなぎ、ガスチャージを行います。低圧圧力というものがおよそ0.7~1.0MPaであればきちんとガス充填されています。
このほかにも室外機の部品の取り外しなどの作業や元に戻す作業が必要です。また、実際にエアコンが冷えるようになったかは温度計などを用いて確認する必要があります。
ガスチャージをしても、ガス漏れを起こしていては意味がありません。ガス漏れの場合は専門業者への依頼をお勧めします。
意外と知らない?ドレンホースの役割と重要性
水漏れの原因の8割はドレンホース関連
ドレンホースをみたことはありますか?
エアコンから水漏れするというのも、よくあるエアコントラブルのひとつです。様々な原因があるのですが、8割はドレンホース関連と言われています。ドレンホースは、エアコンの室内機で発生した水分を室外に排出する役割を持っています。つまり、何らかの原因でドレンホースから外へ水分が流れないと、エアコンの室内機から水漏れしてしまうのです。単なるホースではなく、エアコンが正常に稼働し続けるためには非常に重要な役割を持っています。今まで気にしたことがなかった方も、一度どこにあるのかチェックしてみてください。
ドレンホースがどうなると水漏れを起こすか?
では、ドレンホースが原因で水漏れを起こすパターンには、どのようなものがあるのでしょうか?一番多い原因はドレンホースの詰まりです。室内機から水分が流れてくる際、ホコリや汚れも一緒に流れてくるのですが、それらが詰まることがあります。また、ドレンホースの先端が上向きになっていたり、波打っている状態になっていると詰まりが起こりやすくなります。先端が地面に埋まっていたりすることもあります。こういったケースだとだいたいの場合はお客様ご自身で解決していただけます。
ドレンホースが壁の中で上向きに持ち上がっていて、水分が下方に流れて行かないというケースもあるのですが、こちらは明らかな工事ミスです。壁内部の作業は専門業者に依頼するしかありません。取り付けした業者に連絡し、直してもらうようにしてください。
ドレンホースの詰まりを自分で直す方法
ドレンホースの先端が上向きになっている、ホースが波打っているといった場合は、ドレンホースをまっすぐに伸ばしていただくことで解決できます。また、地面に埋まっていたりする場合は、掘り起こして外部に出せば、問題なく排水できるはずです。それではゴミなどが詰まっている場合はどうすればよいでしょうか?方法の一つは、ドレンホース用のサクションポンプを使用するというものです。このサクションポンプはネットで2000円ほどで購入できます。使い方は簡単で、ドレンホース先端にサクションポンプの先端を入れ、片手でしっかりと押さえておきます。もう一方の手でサクションポンプのハンドルを引きます。これを繰り返せば、詰まっていたゴミなどと一緒に水が流れてきます。また、ドレンホースにタオルやガーゼなどを巻きつけておいて、掃除機で吸うという方法もあります。自宅にあるものでできますが、掃除機内に水が入らないように注意して行うことが大切です。
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