シャンデリアとペンダントライトの違いを徹底解説!選び方や取り付け方も教えます

照明

家の中で快適に過ごすために必須な灯り。
灯りを得るために照明器具を取り付けるわけですが、この照明器具…機能性はもちろんのこと、見た目も重要ですよね。
ここではシャンデリアとペンダントライト、さらにその他の照明器具について、以下のことを中心に触れていきます。

目次

・シャンデリアとペンダントライトの特徴や違いを紹介
・どちらを取り付けるべきか?選び方について
・自分自身で取り付けは可能?取り付けの注意点
・業者に依頼した方がよい取り付けとは?
・色々な照明器具について
・デザイナーズ照明について

では、早速、シャンデリアとペンダントライトの特徴からお話をしていきます。

シャンデリアとペンダントライトの特徴の違いを理解しよう!

まず両者の簡単な説明です。

・シャンデリアとは…天井から吊るす装飾を施した集合灯
・ペンダントライトとは…コード/チェーンなど天井から吊り下げた照明

「天井から吊るす照明」という部分が共通項となっていることが分かりますね。
家を建てるときなど、どちらを選ぶか?と両者が比較対象となるのも頷けるのではないでしょうか。
では、シャンデリアとペンダントライトについての特徴など、もう少し詳しく説明をしていきます。

見た目の特徴は「豪華さ」と「オシャレ感」ではありますが…

シャンデリアは…何と言っても豪華さが大きな特徴となります。
もはや説明する必要もありませんよね。
対して、ペンダントライトは、洒落たカフェのような雰囲気を演出してくれることが大きな特徴です。

ただ最近のシャンデリアはデザインが変わりつつあります。
というのも、豪華さではなくオシャレ感を全面に押し出した製品が登場し始めているのです。
ここで伝えたいことは、何れも「オシャレ感がある」と共通の特徴になりつつあること。
豪華さのシャンデリアと、オシャレさのペンダントライトという大きな特徴の違いがあった両者は今は昔の話なのです。

灯りの性質は「広く浅く」と「狭く深く」

灯りに関しては、明確な特徴の違いがあります。
見出しに記載した通り「広く浅く」「狭く深く」と対照的な違いとなっています。
前者の「広く浅く」はシャンデリアの特徴で、部屋全体をボンヤリと照らし、ほどよい光量にできるメリットがあります。
リビングなど明るすぎると目がチカチカしてしまうため重宝するわけですね。
対してペンダントライトの特徴は、一点を集中的に明るくしてくれます。
ダイニングテーブルだったり、勉強机だったり、明るくしたい場所で本領発揮してくれます。

モノ自体の値段は「ピンキリ」

値段自体は、ペンダントライトもシャンデリアもピンキリというのが昨今の状況です。
いずれも一般家庭向けに販売されている製品があって購入しやすい価格帯となっています。
安いものだと1,000円程度で購入できてしまいます。

ただ特筆したいことは、シャンデリアの価格は青天井だということです。
一般家庭で取り付けるような小ぶりのシャンデリアであっても、装飾品が高価であれば比例して値段は高くなっていきます (ダイヤモンドを散りばめたり、クリスタルを使用したり)。
極端な話ではありますが、高いものだと1,000万円を超えるような高級シャンデリアもあるほどです。

対して、ペンダントライトは「デザインした人で大きく価格が変わる場合がある」という特徴を持っています。
ペンダントライトは機能性よりもオシャレ感を重視する人が多いため、多少高くても購入してくれる需要があります。
また1つ1つの値段は安いものの並べて取り付けることが多いため複数個を購入しなければなりません。
結果、最終的には高くなってしまったということも多くあるのが特徴です(5万円のペンダントライトを5つ並べたい…これで25万円です)。

まとめると、以下のような価格帯になります。

・シャンデリア…1,000円~1,000万円以上(1セットの値段)
・ペンダントライト…1,000円~(ペンダントライト1個の価格x吊るす個数 = 価格)

電気代は各々似たような特徴

電気代に関しても、先程説明をした値段と同様に製品の特徴によって大きく変わってきます。
例えば、白熱電球のペンダントライトとLEDのペンダントライトを比較した場合、電気代が高くなるのは前者になります。
シャンデリアの場合、いくつの電球を使っているか?でも当然、電気代は変わってくることも言うまでもありません。
このように電気代の特徴としては、いずれも「電球の種類」「電球の数」によって比例して変わるということができます。

あくまでも目安ですが、40Wの白熱電球を1時間使用すると1.0375円の電気代が必要となります。
対して、LEDの場合は0.125円と約10分の1の値段で明かりを灯すことができます(夜間であったり、電気を使用する地域であったり、様々な条件で電気代は変わることは念頭に置いておいてください)。
これを踏まえ、例を挙げて計算をしてみましょう。

40Wの白熱電球を12個使用するシャンデリアで5時間明かりを灯した場合、62.25円(22,721円/年)の電気代となります。
対して、LEDの場合は、7.5円(2,738円/1年)と大きな違いとなります。
このようにランニングコストの計算方法は、シャンデリア、ペンダントライトと共に同じのため、電気代の特徴としては両者とも似ていると言えるでしょう。

シャンデリアとペンダントライトの特徴比較まとめ

・シャンデリア

見た目:豪華なモノとオシャレなモノがある
灯り:部屋全体にボンヤリと明るすぎず暗すぎの光量
値段:1,000円~(高いものだと1,000万円以上)
電気代:LED電球であればさほど高くならないけど白熱電球の場合は高くなる(差額は万単位で変わることもある)

・ペンダントライト

見た目:オシャレ感が満載で多種多様のデザインがある(選ぶ楽しさがある)
灯り:1点を明るく照らす
値段:1,000円~(有名デザイナーがデザインしたペンダントライトは高くなる傾向がある)
電気代:LED電球であれば安く済ませることができ白熱電球の場合は高くなる(差額は万単位で変わることもある)

シャンデリアとペンダントライト…何を基準で選べばよいの?

各々の特徴が分かったところで、続いて気になるのは「どちらを選んだらよいのか?」という点です。
以下は、代表的な選び方を紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

取り付ける場所が重要

シャンデリアとペンダントライトの大きな違いは灯りの性質となります。
したがって、何処に取り付けるのか?で選択する基準が変わってきます。
極論ですが、トイレにリビングで設置するような大きめのシャンデリアを取り付けると違和感がありますよね(敢えて取り付けるという選択もありますが…)。
トイレの場合は、ペンダントライトの方が相性は良いため、こちらを選択するというようなイメージです。

シャンデリアやペンダントライトの取り付け事例を、いくつも見ていけば「この場所はシャンデリア」「この場所はペンダントライト」とイメージしやすくなっていくはずです。
結果、自分の中で選択基準が確立していくようになります。

部屋の灯りをどう演出したいのか?

両者の灯りの性質は先程説明をした通りです。
この性質をどのように活かすのか?が選ぶ基準に直結していきます。
例えば、リビングをスポットライトのように敢えて部分的に明るくしてオシャレ感を出すというのであれば、当然、ペンダントライトを選ぶことになります。
余談ですが、ペンダントライトは間接照明としても優秀なため使い方は無限です。

シャンデリアも全体的を優しく照らしてくれるため、リラックスしたい寝室に敢えて設置するのも1つの手です。
ペンダントライトを寝室に置くのであれば、先程、お伝えした「間接照明」として使えば明るすぎないバランスの取れた光を演出できます。

ともあれ、部屋をどのようにしたいのか?をイメージし、明るさをどうするのか?をさらにイメージ…そのイメージを満たしてくれる照明器具を選ぶという方法です。

機能性(メリット・デメリット)を把握し部屋の特性に合わせる

例えば、風通しが良い部屋に設置したいのであれば、短く控え目のシャンデリアの方が相性がよいです。
ペンダントライトの場合、どうしても吊るす距離が長くなりがちで、揺られる幅が大きくなり危険です。
このような特性をしっかりと理解した上で、設置したいと考えている部屋が、どのような部屋なのか?という部分で選んでいくのも1つの基準です。

また、最近はBluetoothなどの発達によりスマホで照明のオンオフや調光・調色ができたり、タイマー機能を使えるなどといったタイプのモデルもあります。せっかく照明を新しく購入するのであれば機能が充実したものの方がよいでしょう。

各々の取り付け具体例

以下にシャンデリアやペンダントライトの設置事例を紹介します。

1. 階段の広いスペースに控え目のシャンデリアを取り付けて優しい雰囲気を作る
2. トイレに小型のシャンデリアを設置し西洋風にする
3. 広いリビングに存在感あるシャンデリアで高級感を出す
4. キッチンに3連式のペンダントライトを設置し手元を明るくする
5. 大きなダイニングテーブルに1つの大きなペンダントライトで敢えて存在感を出して部屋を引き締める
6. 書斎に可動式2連ペンダントライトで機能性・汎用性を高くする

自分自身で取り付けは可能なの?注意点は?

ペンダントライトの場合、コンセントに挿してぶら下げるだけと…意外と簡単にできそうに見えます。
実際、自分自身で取り付けることは可能で多くの人が部屋をオシャレに演出をしている状況です。
では、取り付けるとき、どのような注意をしないといけないのか?を確認していきましょう。

コンセントの形状を確認しておく

一般家庭は「引き掛けシーリング」と呼ばれる形状のコンセントに差し込んで照明を設置します。
シャンデリアもペンダントライトも、この形状に対応しているものを購入する必要があります。
稀に形状が全く異なるコンセントが設置されている(古いアパートやマンションなど)ケースもあるため注意をしましょう。

また、シャンデリアやペンダントライトは業者向けの製品も当然あります。
大きな照明器具になると「専用のコンセント形状」となるため、照明側の形状を確認することも忘れずに購入をするようにしましょう。

ともあれ、基本的には「家庭向け」で探せば、ほとんどが引き掛けシーリングの形状となってはいるため安心ください。

取り付ける場所に注意する

自分自身で取り付ける場合「何処に取り付けるのか?」が非常に重要になってきます。
何が重要なのか?というと、単純に業者に依頼をした方がよいのか?という点です。

リビングのような広い場所で一般的な天井の高さ(250cm前後)であれば、簡単に取り付けが可能なため自分自身で行うことができます。
ダイニングやキッチンなども同様です。
ただ、階段だったり、吹き抜けの天井だったりと明らかに取り付けにくい場所は、やはり業者に依頼をした方が無難です。

取り付ける重さに注意する

取り付ける場合、照明を上に持ち上げて設置することになるため、重さに比例して危険度は増していくことは言うまでもありません。
あまりにも重い場合は業者に依頼をした方がよいと言えるでしょう。
目安の重さは5kgです。
この5kgを超えているのか?超えていないのか?が取り付け時の注意点となります。

こんなときは業者に依頼をした方がよいです!

自分自身で取り付けることは可能ということは、先にお話した通りです。
ですが、やはり業者へ依頼をした方が良い場合も実際あります。
ということで、ここでは「こんなときは業者へ依頼をしよう!」というお話をしていきます。

総合的に判断をしても…業者に依頼が一番良い

結論から言ってしまえば、線引きはなく、どのような場合でも業者に取り付けてもらうのが一番手っ取り早く安心です。

「業者に依頼した方がよい」とオススメする一番の理由は安全性です。
素人が設置したシャンデリアやペンダントライトは、落下する可能性がプロに任せたときよりも高くなってしまうことは火を見るより明らかですよね。
もし落下したとき運悪く頭に当たってしまえば、命を落とす危険性だってあります。
こういった最悪のケースを招かないためにも、業者に依頼した方がよいという結論に。

お金の話で少々生々しいですが、業者に依頼して落下した場合「文句を言いやすい」「損害請求をすることができる」などのメリットもあります。
お金を払った以上、サービス保証はされなければなりませんからね。
その際、怪我をしたら治療費などを請求できますし、モノが壊れても弁償してもらうことも。
リスクマネジメントという意味では「業者へ取り付けを依頼」の一択になることも頭に入れておきましょう。

天井が高いときは業者へ依頼

特に業者へ依頼をした方がよいケースは「高い天井に対して取り付けを行う場合」です。
高ければ高いほど、取り付けの難易度は高くなっていきます。
先程、取り付け時の注意点として「取り付けにくい場所は業者へ」というお話をしました。
天井が高すぎる場合も取り付けにくいですよね。
だからこそ、業者へ依頼をした方がよいというわけです。

一般的な家の天井は250cm前後で言うほど高くありません。
そのため意外と何とかなってしまいます。
しかし、昨今、天井を高くする家が増えており300cm超えをするような高さにするケースも多いです。

この300cm以上の高さというのは、決して甘く見てはいけない高さでもあります。
なまじ何とかなってしまう高さでもあるため、ついつい油断をしてしまうわけですね。
脚立から落ちてしまえば、死亡事故に繋がってしまうケースも実際あるため、天井が少しでも高い場合は業者へ依頼をすると良いでしょう。

取り付ける製品が重い場合も業者へ依頼

重さに関しても、先程の取り付け時の注意点でお話した通りです。
繰り返しになりますが、5kg以上になる場合は、迷わず業者へ依頼をするようにしましょう。
特にシャンデリアに関しては、かなり重くなることも多々あります。
作業中に落として大怪我をしてしまうリスクが高くなることは言うまでもありませんね。

そして、「取り付け後の落下」も非常に怖いです。
やはり素人が取り付けるため、安全性が不十分だということは先程、説明をした通りです。
重たいモノを頭上に固定するわけですから、プロに任せるのが当然と言えるでしょう。

ペンダントライト・シャンデリア以外の照明器具一覧

リビング照明

シーリング照明

最近の家屋では大半の照明がLEDのシーリングライトだったりします。最近では、調光・調色ができるタイプや、間接照明のように天井側のみを照らせるタイプなど幅広い種類のものが出ています。天井からお部屋全体を照らすと立体感のない空間になりがちですが、雰囲気を演出したいときには間接照明としてつかえるため、いろいろなイメージをつくることができます。

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋まっており、デザインがシンプルで部屋の景観を損ねないのが特徴です。そのためどんなインテリアとも相性がいいのが一番の強みで最近ではスピーカーが搭載されたダウンライトなんかも販売されています。配置例としてはシーリングがあるのなら壁際に、ダウンライトのみならばいくつか集めて真ん中に設置するのが一般的です。

スポットライト

天井に付けるタイプの照明器具ならダクトレール(ライティングレール)とスポットライトの組み合わせもおすすめです。スポットライトは狙った場所を重点的に照らすことが得意なため、壁面や絵画、インテリアや小物を重点的に照らして、見せたい場所を強調するようにつかうとよいでしょう。

フロアライト・デスクライト

フロアライトは天井設置型の照明ではなく部屋に置くタイプ、デスクライトはその名の通り机に置くタイプの間接照明です。フロアライトを使用すると柔らかな明かりと共に北欧チックな雰囲気を演出することが可能で、工事不要な照明なところもポイントです。

通常の照明は天井に設置するため設置工事や配線を触る作業が必要となります。そうなると工事士資格のない方は厳しいですよね。ですがコンセントから電源を持ってくるフロアライトはその必要がなく手軽に手が出しやすいため人気があります。天井照明に手が出しづらい人はコンセント式間接照明も視野に入れてみるとよいでしょう。

デザイン性抜群!デザイナーズ照明って?

スタイリッシュでかっこいいデザイナーズ照明

デザイナーズシーリングファン

デザイナーズ照明とはデザイン性に優れた照明器具のことです。スタイリッシュでかっこいいものが多くペンダントライト、スタンドライト、テーブルライトなどといった目立つ照明を選ぶときに検討することが多いです。デザイナーズ照明はデザイナーやメーカーの決めたコンセプトが反映されます。ものによってはコーディネートしたインテリアのイメージを変えるパワーがあり、ひとつ取り入れるだけで既設のインテリアがグレードアップするかもしれません。

おしゃれ照明に悩んだらデザイナーズ照明の購入を検討してみるのもいいでしょう。あなたの気に入るデザインのものがきっと見つかるはずです!

まとめ…特徴・違いを理解して取り付けた後をイメージする

シャンデリア・ペンダントライトの選び方は、まずは両者の特徴を理解することです。
全てはここから始まるため、基本的なことはしっかりと理解をしておく必要があります。

・値段の違い
・灯りの性質
・見た目の特徴
・電気代

以上が基本的な部分となり、これを踏まえて、どのような場所に設置するのか?灯りでどのような演出をしたいのか?でシャンデリア、ペンダントライトを選択する内容が変わってきます。

取り付けに関しては、自分自身で行うことはできます。
その際には、コンセントが「引き掛けシーリング」になっているものを選ぶことです。
ただ、5kg以上の重いものだったり、高い天井、取り付けにくい場所に設置する場合は、素直に業者に依頼すると怪我のリスクを大きく抑えることができます。

また、シャンデリアやペンダントライト以外にも色々な照明が販売されているため、用途や目的、好みに合わせてじっくりと探して、より良いものが見つけられるとよいですね。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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