京田辺市の
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京都府京田辺市薪畠にお住まいのN様から、「漏電ブレーカーが落ちたから見て欲しい」とのお問い合わせをいただきました。「浴室周辺に原因があるかもしれない」と事前に伺っていたので、確認させていただきました。漏電ブレーカーが落ちる原因はいくつかありますが、N様のご自宅に漏電されているような形跡が見られません。

脱衣所や浴室は湿気や結露から漏電する場所ではありますが、特に異常は見当たりませんでした。他に考えられる原因としては、電気回路に含まれる絶縁体の破損です。絶縁体の破損でも漏電を引き起こしますが、電線のカバーを取り外して確かめなければわかりません。そこで最も可能性の高い洗濯機の配線カバーを外して確認したところ、予想していたとおり絶縁体が破れていました。そのため金属部分に埃や湿気などが付着し、漏電したことで漏電ブレーカーを落としたようです。ただ、昨日の夜は洗濯機を普通に使えたそうで、漏電ブレーカーはそれ以降に落ちたようです。

絶縁体の破損している箇所は一部のみですが、破れている部分を含め10cm程度を修理させていただきました。内部の絶縁体をすべてやり直す方法もありますが、作業時間や費用負担をN様とご相談し、今回は部分的な補修となりました。洗濯機にはアースも取り付けられていましたが、長年ご使用されていたことにより絶縁体が劣化していたようです。アース線自体にも経年劣化のような状態が見受けられたので、こちらも新しく交換させていただきました。この2つを直したあと、漏電ブレーカーを上げて異常がないかどうかを確認しました。

N様宅は漏電ブレーカーが落ちた時点で、家の中の電気がすべて停電しました。そのため携帯からご連絡をいただいたわけですが、お客様ご自身でブレーカー対応するのは控えてください。普通の停電であれば大元のブレーカーを上げ、各家電の電源を入れ直すだけで構いませんが、漏電ブレーカーの場合はどこかで漏電が起きている可能性も高く危険を伴います。すべての電化製品の電源を落としてから再度漏電ブレーカーを上げたとしても、原因を修理しなければまた落ちてしまいます。漏電ブレーカーが落ちている時は感電するリスクもあるため、電源には触らず大元のブレーカーを落として必ず専門業者へ連絡しましょう。