習志野市で「暖房効かない」を解決!ガス補充で冷えないエアコンも治る

暖まらないエアコンをガスチャージで解決

暖房効かないエアコン、原因を調査&解決

千葉県習志野市袖ケ浦のN様

暖房運転にならない!故障した?

フロントカバーを開けたエアコンの室内機
フロントカバーを開けたエアコンの室内機

ちょうど暖房を付け始める方が増え始めた11月下旬、千葉県習志野市袖ケ浦のN様よりエアコンの不具合でご相談いただきました。
その内容は、「家庭用エアコンの暖房が暖かくならない」というものでした。夏以来使用していなかったエアコンを久しぶりに運転させてみたところ、風は出てくるのに温風にならない症状が出たといいます。
エアコンの暖房が効かないというトラブルにはさまざまな原因が考えられます。原因によって解決方法も異なりますので、まずはお客様のご自宅にお伺いし、調査させていただくことになりました。

音楽やスポーツが盛ん、歴史や自然溢れる街として有名な習志野市、その中でも谷津干潟にほど近い袖ケ浦の戸建てにスタッフが向かいました。
N様にご挨拶をし、早速問題のエアコンを拝見することに。まず、基本的な設定から確認してみます。エアコンの運転モードがきちんと「暖房」になっているかどうか。稀に、「送風」や「冷房」「除湿」などになっていたというケースもあります。

エアコンの温度センサーは正常?

吹き出し温度計測のイメージ
吹き出し温度計測のイメージ

設定は問題なく「暖房」になっており、製品自体も部屋の広さに対して十分な容量を持っています。
設定温度を上げても温まらないという状況から、温度センサーの故障も視野に入れなければなりません。温度センサーというのは、別名「サーミスタ」ともいい、エアコンの温度を設定温度まで上げ下げするための部品です。故障した場合、エアコンの設定温度を変えても「冷えない」「温まらない」状態になります。

さて、実際に温度センサーの故障を確かめるためには、温度計を使用して室内機の吹出し口と吸込み口の温度差を計ります。20分程度運転したあと、温度差を計測して14~15℃以上(冷房の場合は8℃以上)あれば問題ありません。設定温度を一番高くすること、風量を最強にした状態で計測します。
吹出し口の温度は32℃、吸込み口の温度は24℃です。その差は8℃。温まらない原因が温度センサーの故障の可能性があります。通常であれば、暖房時の吹出し口の温度は40℃前後になるはずです。

温まらない原因を調査!

霜が付いている室外機の冷媒管
霜が付いている室外機の冷媒管

フロントカバーを開けて室内機の中を見てみたところ、特に目立った汚れもなさそうです。真冬とは違い、外の温度がそこまで低くなく、雪が降ったということもないです。従って、「霜取り運転」になっていることも考えにくいでしょう。

吹出し口の温度が低すぎることから、冷媒ガス漏れの可能性も高いです。屋外に出て、室外機を調査してみることに。室外機はしっかりと動いており、特に異音も聞こえません。万が一室外機が動いていなかったり異音がしたりする場合、コンプレッサー(冷媒バスを圧縮する部品)や基盤が故障している可能性があります。この場合、コンプレッサー修理や基盤交換などで対応します。

さて、室外機の冷媒配管をよく見てみると、白い霜が付着しているのが分かりました。状況から判断したところ、ガス不足が原因と特定しました。ガス漏れ検知器を使用してガス漏れ箇所の特定を行うと、配管に穴が空いている部分を発見。恐らく、配管の腐食によってガス漏れが生じたのでしょう。

塩害によるダメージを防ぐには?

海岸や温泉地などでは、他の地域よりもエアコン室外機や配管の腐食が進行しやすい傾向にあります。いわゆる「塩害」と呼ばれるもので、配管からの冷媒漏れだけでなくエアコン本体の故障にも繋がります。塩の影響で室外機の部品が錆びてしまうのです。
そのため、沿岸地域では、購入して間もないエアコンであっても、塩害を強く受けてしまうことがあるのです。塩害によるダメージを防ぐためには、耐塩害仕様の室外機を使用するのが得策です。通常仕様の室外機とは異なり、塩に耐性のある素材で製造されています。
塩害による室外機や配管の腐食は海からの距離や設置環境などによって差が生じますが、エアコンを少しでも長く使うためにも、耐塩害仕様の製品を検討すると良いでしょう。

真空引き~ガスチャージを実施

ガスチャージのイメージ
ガスチャージのイメージ

ガス漏れは冷えない原因にもなりますから、暑い時期に発生すると大変です。今回、本格的に暖房を使用する前に気が付かれたのは不幸中の幸いではないでしょうか。
さて、まずは配管の交換作業を実施しました。配管が新しくなったので、しばらくはガス漏れの心配はありません。次に、冷媒ガスを補充する前の真空引きを行います。冷媒ガスが残っていたとしても、基本的に追加補充することはできません。一旦すべて空にしてから、改めてガスチャージを行う必要があるのです。真空引きが終わったら、最後にガスチャージを行って作業は完了です。試運転で問題なければ料金をお支払いいただき退散します。
N様は「年内にエアコンの買い替えをしたい」と仰っていました。その際は、弊社に再度ご連絡いただければ取り外しから取り付け作業までお任せいただけます!

工事不要!DIYで真空引き、ガスチャージを行う方法

自分で真空引きとガス充鎮を行うには?

真空引きとガスチャージに必要な道具

ゲージマニホールドやレンチのイメージ
ゲージマニホールドやレンチのイメージ

真空引きやガスチャージは慣れていない人にとって難しい作業ですが、特別な工事や資格が必要というわけではありません。そのため、DIYで行うことも不可能ではないのです。ただし、作業にはいくつか道具が必要となります。前もって準備しておくようにしましょう。

エアコンに適合した冷媒ガス、ゲージマニホールド、チャージホース、真空ポンプ、モンキーレンチ、温度計、ドライバー。これだけは最低限揃えておきます。専用工具としてセットで販売されているものもあるため、そちらを利用するのも良いです。

真空引きの方法

マニホールドの目盛イメージ
マニホールドの目盛イメージ

1.ゲージマニホールドの低圧側と高圧側のバルブを閉じます。
2.室外機の低圧(ガス)側サービスポートとマニホールドの低圧側バルブとを、チャージホースで接続します。また、マニホールドと真空ポンプもチャージホースで接続します。
3.真空ポンプの電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。
4.真空引きを開始します。マニホールドの目盛が「-0.1MPa」を指すのを確認したら、15分程度運転を行います。
5.マニホールドの低圧側バルブを閉め、真空ポンプの電源を切ります。
6.5分後、目盛が動かないことを確認し、チャージホースを取り外します。

ガスチャージの方法

冷媒ガスボンベとチャージの様子
冷媒ガスボンベとチャージの様子

1.マニホールドのバルブを閉じ、チャージホースで低圧側バルブを室外機の低圧側と接続します。また、マニホールドの真ん中と冷媒ガスボンベもチャージホースでつなぎます。
2.目盛を0にし、冷媒ガスボンベのバルブを少し開きます。さらに、ゲージマニホールドの低圧側バルブを少しずつ開きます。
3.シューという音を出しながらチャージが開始されます。
4.目盛を確認しながら、ガスが規定量充鎮されるまでチャージを行います。冷媒は入れすぎてもメリットはないので注意しましょう。
5.ガスが規定量に達したら、マニホールドと冷媒ガスボンベのバルブを閉め、チャージホースを取り外します。
6.最後に、温度計を使用して吹出し口と吸込み口の温度差を計ります。このとき、冷房運転では最低温度に、暖房運転では最高温度に設定しておきます。温度差が足りない場合、ガスチャージに失敗した、温度センサーが壊れている可能性があります。

エアコンが温まらない原因を特定するには?

エアコンで部屋が暖かくならない原因

室内機のフィルターが汚れている

エアコンの室内機の様子
エアコンの室内機の様子

エアコンが効かない原因として多い事例が、室内機の汚れです。吸い込んだ室内の空気が熱交換器によって暖められ、再度室内に吐き出される、これが暖房の仕組みです。そのため、エアコンのフィルターは埃やカビ、ダニ、塵、油などでどんどん汚れていきます。
この汚れはエアコン内部の風の通りを塞いでしまうため、蓄積していればしているほどエアコンの性能に悪影響を及ぼすでしょう。まずはフィルターを掃除し、再度運転してみてください。
ただし、汚れが熱交換器やファンなど内部にまで及んでいる場合、フィルターを掃除しても症状が改善しないことがあります。

冷媒ガスの不足や能力不足

エアコン室外機の冷媒管
エアコン室外機の冷媒管

経年劣化や塩害などによって室内機と室外機を繋ぐ配管が腐食し、穴が空いたり亀裂が入ったりすることがあります。
それによって冷媒ガスが漏れ出てしまい、室内を温めるだけの能力が不足してしまうと、風は出ていても温風ではないなどの症状が出ます。ガス漏れが原因であれば、ガスチャージを行うことで解決できます。

念のため、エアコンの暖房能力と畳数が適合しているかどうかも確認しておきましょう。部屋の広さに対して暖房能力が低すぎると、温まりにくい原因になります。また、家の断熱性が引くい場合にも、同様のことがいえます。

エアコン内部の部品の故障

エアコンは室内機、室外機内部のさまざまな部品によってその能力を維持しています。その中の一つでも不具合を生じると、暖房が効かなくなる可能性があるのです。
例えば、エアコンの動作をコントロールしている基盤が故障すると、室外機そのものが動かなくなってしまいます。また、エアコンから風を送り出すためのファンモーターが故障した場合、室内機から全く風が出てこない状態になります。エアコンの部品交換は高額になりやすいため、本体ごと交換するケースも少なくありません。

2台以上の室内機を1台の室外機で動かす「マルチエアコン」を使用している場合は少し厄介です。なぜなら、室外機と接続しているすべての室内機を交換しなければならないからです。既存のエアコンを取り外し、撤去し、取り付ける作業に通常よりも手間や時間がかかります。そのため、マルチ交換を行うのであれば、業者に依頼することをおすすめします。

雪が吹出し口や吸込み口に詰まっている

大雪が降ったあとなどにも、暖かい風が出てこないというトラブルが多発します。積雪によって室外機の吹出し口や吸込み口がふさがれてしまうと、空気を循環させることができなくなります。

吹出し口が詰まっている場合、室外機から出てきた空気を再び吸い込んでしまい、電気代が高くなったりエアコンが停止してしまうケースも。この現象は「ショートサーキット」と呼ばれています。
吹出し口や吸込み口の周辺は、30㎝程度スペースを開けておくことが望ましいです。特に、寒冷地などでは、防雪フードを用いて日頃から雪対策を行っておきましょう。

※ページ内に掲載されている料金は作成日当時のものです。状況や時期により実際の料金とは異なる場合がありますので、詳細は電話でお問い合わせください。


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