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いすみ市弥正のお客様より、家庭用エアコンが水漏れしているため修理をお願いしたいというご依頼がありました。どうやらエアコンの冷房運転中に普段と違う場所から水が漏れ出てきたようで、ご自身でエアコン周辺を調べたところ排水を行う配管（ドレンホース）が破損していたとのことです。
さらにお話を伺うと、こちらのお宅は室外の配管に化粧カバーがされており今回水漏れの原因を調べるためにカバーを外されたようで、配管の修理と一緒に化粧カバーも交換してもらいたいとのことでした。
当該機は出窓の上に設置されているようなのでやや高所での作業となるかもしれません。また、窓を傷つけないようにないように普段以上に細心の注意を払う必要がありそうです。
まだまだ暑い日が続きますから冷房は必要不可欠。室外の配管破損ということで、お話を聞いた限りではエアコンの運転自体に大きな影響は無さそうですが、決して放置しておいて良い状況ではありませんから早めに修理に向かいましょう。

お客様宅に到着し早速現場を確認すると、ご連絡を頂いた通り室外の配管はテープ巻きでの仕上げではなく化粧カバーが設置されていたようです。お客様によって外されたカバーを見ると紫外線等によって劣化しているようなので、もちろんこのまま使うこともできますが、ご希望通り交換しても良さそうな状態です。
「破損している」というドレンホースを見てみると先端にはほぼ水気は無く、それよりもやや上の方からポタポタと水滴が落ちていました。よく見てみると亀裂が入っており、これが今回のトラブルの原因のようです。触ってみるとホースがパリパリしているので恐らく経年劣化による破損でしょう。
念のためその他の部分に水漏れの原因が無いかどうかを調査したところ、エアコン内部や配管、室外機などには問題は認められず、ドレンホースからの水漏れ以外は正常に運転しています。

今回の作業はドレンホースと化粧カバーの交換のみで良さそうです。
ドレンホースは破損しているものの先端から数十センチのみ交換すれば問題なく使用できそうな状態でしたが、お客様にご相談させていただいたところ「またすぐに破損すると嫌だから、どうせ交換するのなら室外のドレンホース全体を取り換えて欲しい」とのことで、室外に出ている部分を全て交換することになりました。
破損したドレンホースは通常タイプですが、こちらの設置環境ではたとえ化粧カバーをしていても劣化してパリパリになってしまうようですので、少しでも経年劣化による交換を先延ばしにするためにも今度は耐候タイプを設置することにしましょう。

まずは全ての取り外し作業から始めましょう。
室外に出ているドレンホースを注意深く取り外し、さらにお客様が取り外された化粧カバーの残りの部分を外壁からパカっと取り外します。カバーによって紫外線を遮られていた部分と紫外線を浴び続けた部分を比較すると明らかに色が違います。これだけ強い日差しを長年浴びてきた訳ですから、ドレンホースが破損しても仕方が無いですね。

さて、続いて取り付け作業に移ります。
まずは新しい化粧カバーのうち外壁側に来る方を設置し、次に耐候性のドレンホースを室内機から出ている配管に接続するのですが、他の配管に触れることでガス漏れなどのトラブルを引き起こす可能性があるため、特にこの工程は慎重に行います。最後に表側になる化粧カバーを設置して修理完了です！
冷房の試運転を行ったところ、問題なく排水されているようでした。